IT系

コロナ後の決算比較:野村総研(NRI)・NTTデータの業績

こんにちは。転職ノート編集部です。
私達は、全員で20回以上の転職経験があり、様々な業界で働いた経験を持つ年収1千万を超えたコンサルタントを中心とした執筆チームです。

新型コロナウイルス流行後の野村総研(NRI)とNTTデータの決算が出ましたね。

1Qの売上が野村総研(NRI)は1,311億円、NTTデータは5,309億円と規模が大きく異なりますが、両社はシステム開発やITシステムの提供を主要事業とする競合です。

新型コロナの流行をうけても両社ともに大きく減収・減益という決算や業績予想ではありませんでした。むしろ業績を伸ばしたセグメントもあります。

両社のコロナ禍の決算と今後の業績予想を見ることで、新型コロナウイルスの影響を把握し、両社への転職を考える際に、どういう部署だと業績が良く求人が出やすいのかが分かると思います。

転職に向けた企業研究として、参考になれば嬉しく思います。

野村総研(NRI)とNTTデータの決算概要

野村総研(NRI)

第1四半期(20年4月-20年6月)は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界経済の悪化懸念から先行きの不透明感は続いているものの、情報システム投資は引続き堅調に推移しました。

野村総研はVision2022(2015~2022年度)の実現に向け1.DX戦略、2.グローバル戦略、3.人材・リソース戦略の3つを進めています。

その結果、開発・製品販売を中心に前年同期を上回り131,154百万円(1.3%増)となりました。

一方で、営業利益は昨年に大型の製品販売があった反動もあり18,177百万円(▲10.7%)で着地しました。

野村総研はコンサルティングやシンクタンクのイメージが強いと思います。
実際は、金融機関向けのシステム開発や共同利用型サービス(リテール証券会社向けの総合バックオフィスシステムStarなど)などの固定収入が一番大きいです。

こうしたサービスは景気変動に合わせて利用が止まるわけではないので不況期でも大きな影響を受けにくい特徴が出ましたね。

NTTデータ

NTTデータは売上高は昨年対比で微増(+0.7%)しましたが、営業利益・四半期利益は微減(▲10.6%・▲8.7%)でした。

受注高は、国内事業における大規模更改案件の獲得等により拡大
売上高は、受注残高からの安定的な売上等により前年並みを確保

一方で、営業利益は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、案件の減少や中断による一時的な稼働率の低下及び追加コストの発生による費用増等により減益

野村総研(NRI)のセグメント別要因

業績伸長セグメントと伸長要因

各セグメントを見ると「金融ITソリューション」が全体の50%を占めていることが分かります。

金融ITソリューションの第1四半期の売上高は、証券業向け運用サービスの増加や、日本証券テクノロジー(株)の寄与もあり、70,320百万円(2.5%増)となりました。

足元の受注環境はコロナ流行後も良好に推移しています。
本業が固定収入で安定しているのは転職先として魅力的ですね。

一方で、前年同期にあった高利益率の大型案件の反動と一部子会社の不採算案件により営業利益は8,442百万円(▲18.1%)となっています。

それ以外には産業ITソリューションでも4.7億の減益が出てますが、全体においてはかなり軽微です。これは新型コロナの流行により、海外子会社の採算悪化によるものです。

新型コロナウイルスの影響

20年4月時点では企業活動が9月頃から本格的に起動し、年末に向けて正常化する見立てでしたが、上期(~9月まで)は受注活動に影響する見通しと新型コロナウイルスの影響が長引く見通しとなっています。

一方で、下期は影響が残るものの正常化が進む想定とのことです。

そのうえで、既存顧客の一部でDX関連案件の活性が見られ、新たなビジネスチャンスが見えてきていることが分かります。

海外事業だけ顧客企業の正常化に見通しが立たないとしています。

2021年3月業績見通し

各セグメントの指標を再計算のうえ、「通期業績予想」は新型コロナウイルス流行前から変更なしとしています。

もちろん見通しの前提が第2波や第3波などで変わった場合には、この限りではありませんが、この時期の決算としてはかなりいいですね。

不況に強い野村総研の転職にオススメの転職エージェント

野村総研(NRI)への転職では、アクシスコンサルティングがオススメです。簡単な電話相談から始められ、中長期的に転職活動をサポートしてくれます。

この時期の転職で大切なのは、コロナ禍でも安定して収益を確保できる仕組みがあるか(例えば、NRIは金融機関向けの金融サービスで固定収益が入る仕組みがあります)と炎上案件の多い部署にいかないことです。

前者はインターネットや書籍などで調べ、後者は勤めている友人や転職エージェントに確認することが大切です。

年収は高いですが、炎上案件で使い潰されたり、希望した案件にアサインされないリスクがあるので、業界に詳しい転職エージェントに相談することが大切です。

NTTデータのセグメント別要因

業績伸長セグメント

各セグメントを見ると「公共・社会基盤」セグメントが91億円の増加で伸長していることが分かります。

他にも「法人・ソリューション」と「北米」が伸びていますが、金額は小さいですね。

なかでも「公共・社会基盤」セグメントだけが増益を確保しており、他セグメントの減益分を吸収していることが分かります。

NTTデータは元々政府・インフラ企業には強い企業でした。
まぁ、もと国営企業のグループ会社ですからね。

政府・インフラ企業は、他の企業と入札やシステム要件など、一般民間企業とは異なる点が多いので、これまでの関係性やノウハウが強みになります。

Society5.0に基づく成長戦略やデジタル・ガバメント実行計画など、官民融合の新たな社会システム実現に向けた受注出成長しています。

新型コロナウイルスの影響

経済/企業活動は下期以降に徐々に回復するという見通しです。
NTTデータの主要事業地域もロックダウンはないものの、徐々に収束する見立てです。

野村総研(NRI)と同様に下期から回復する見立てなんですね。

新型コロナウイルスの影響は、全体的にマイナス影響が出る想定です。
それに伴い、案件の受注時期遅れ/規模縮小/開発自体の中止が発生する見通しとなっています。

更に、国内外の一般法人向けビジネス、新規案件、中堅・中小市場は市場の回復が更に遅れるという見立てになっています。

一方で、デジタルを活用した新たな事業機会は増加する見通しとなっています。これは実際にリモートワーク化でデジタルを活用した事業や業務の構造改革が必要なことは顕在化しており、実際に起こるでしょう。

ただ、収益としての実現は2021年度以降の見通しとなっています。
一般法人向けビジネスや中堅・中小市場もこのぐらいの時期が現実的ではないかと思います。

2021年3月業績見通し

NTTデータの業績見通しは、全体的なマイナス予想です。
売上高・営業利益ともに、減収・減益の見通しです。

21年度以降からの受注に伴い22年度以降に盛り返していくような見込ということでしょうね。

ただ「公共・社会基盤」セグメントは売上高が伸長見込なので、このセグメントに経験や強みがある方は、転職先としては安定・高年収でオススメな転職先と言えます。

Withコロナ時代の転職活動成功のポイント!

新型コロナウイルスの流行により、転職市場は1次的に止まりましたが、顧客のデジタル化や働き方改革のニーズはより強まり、NTTデータや野村総研などデジタルに強いコンサルティングファーム・SI企業は採用しています。

私達にも、各転職エージェントから求人の提案が届いています。
特にDX系案件やBPO推進役などが多いですね。

こうした状況での転職活動では、転職エージェントの力を借りて効率的に進めることがとても大切になります。

ポイント1:プロジェクトが取れている部署を知る
新型コロナウイルスの流行後、プロジェクトが取れている/取れていない部署の明暗が如実に出るようになりました。

入社後に長期アベイラブルになることを避けるために、求人元の部署が案件を取れているか、事前に確認が必要です。

ポイント2:求人意欲を確認する
求人にも様々な背景があります。
経験者採用のみ、マネージャー以上の採用のみなど、求人票に書かれていない企業の求人意欲を事前に確認しておくことが大切です。

ポイント3:最新の転職成功者の経験やスキルを知る
最後に、新型コロナ流行後の転職成功者の経験やスキルを知っておくことが大切です。

完全に同じ経歴になることは難しいですが、評価されたポイントと近い経験や能力を伝えることで転職可能性を上げることができます。

この3つのポイントを転職エージェントに確認することで効率的に成功確率を高めて転職活動を進めることができます。

ただし、専門性がない・営業活動として捌きにくる転職エージェントには、以下の条件を明確に伝えましょう。

  • 目的を明確に伝える(情報収集・転職活動など)
  • 企業から直接聞いた生の求人情報を知りたいこと
  • 直近の転職成功者の経験やスキルを知りたいこと

有効求人倍率など、一般論だけで話してくる人は要注意です。
*有効求人倍率はハローワークの求人数と応募数の割合です。ハローワークで紹介される警備員や建築現場作業員の求人倍率が、コンサルタントに紹介される求人の動向として参考に足る情報とはいえないでしょう。

企業から直接聞いている具体的な生の話を確認しましょう。

転職ノート
編集部

転職エージェントに営業として捌こうとしてくる人も多いのも実態です。
私達もよく出会いますが、面接日程調整の丸投げやどのエージェントでも見るような求人しか出してこないエージェントには「他社との差がないこと」「●●をしてほしい」と自分の意思を伝えています
皆さんも転職エージェントとはお互いに敬意を持てる誠実な関係が築けるといいですね。

コンサル業界への転職支援No1:アクシスコンサルティング

<1分で終わる登録方法はコチラ>

アクシスコンサルティングは富士通をはじめコンサル・IT業界への転職に特化した転職エージェントです。同業界への転職支援で豊富な実績があります。

各社の役員や人事から話を直接聞いており、コンサル・IT業界全体の転職動向から各ファームで必要なスキルや経験をよく理解しています。

また、転職を日々支援するなかで、転職後に失敗してしまう方の傾向やIT人材の次のキャリアを含めて提案ができるのは業界特化の転職エージェントならではです。

  • 気軽にNTTデータや野村総研の年収や働き方などの話を聞いてみたい
  • NTTデータや野村総研等、コンサルタント・ITエンジニアのキャリアを相談したい(転職は未定)
  • NTTデータや野村総研に転職した人が評価された経験やスキルを知りたい
  • 両社に合わせた職務経歴書の添削やケース面接対策をして欲しい

こういう方は、転職活動していなくても気軽にアクシスコンサルティングに相談してみてください。

求人数と転職支援実績No1:リクルートエージェント

リクルートエージェントは、言わずと知れた転職エージェントの最大手です。

リクルートの圧倒的な営業力で企業から多くの求人を獲得しています。
また、企業側から見ても紹介数が多い企業を雑には扱えないので、年収や入社日などの条件交渉も強いのが特徴です。

比較的に短期で転職を決めようとする傾向にはあるので、転職先が具体的な方が相談するのにオススメです。

  • 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
  • 野村総研を中心にコンサル関連の求人を多く知りたい
  • 転職活動を引っ張っていってほしい

こういう方は、リクルートエージェントに登録しましょう。

転職サポートが手厚い:doda

1~2回目で職務経歴書や面接に自信が無い方には、dodaはオススメです。類似経験が書かれた職務経歴書のフォーマットを送ってくれたり、個別相談や自己分析支援など、中長期的に転職活動を手厚くサポートしてくれます。

手続きのシステム化が進んでおり、マイページを持つと求人の提案が続々と来ます。興味ある案件を「お気に入り登録」していくと、だんだん希望に沿った求人が届くようになります。

野村総研(NRI)やNTTデータの転職を相談すると同時に、近い年収や条件の提案をもらえるので、早めに登録しておきましょう。

  • 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
  • 野村総研やNTTデータ等を中心にコンサルキャリアの可能性を広げたい
  • 自分のペースを大切にしつつ、色々と相談したい

dodaは紹介求人数が多く、サイトで自分で探すこともできます。
また連絡やサポートが丁寧で、営業っぽくしないので編集部メンバーも毎回使うメンバーが多いです。こういう方は、dodaに登録してみてください。

私達も転職活動の時に、複数の転職エージェントに登録します。
複数に登録すると転職エージェントが手元にある求人だけ提案してきている(=他のエージェントと案件がかぶっている)かが分かります
他社と差がない、魅力がない、ということをキチンと伝えて転職エージェントにやる気を出してもらうことも転職活動で大切なポイントになります。
全部に全力投球する必要はありませんが、メイン1社・サブ2社ぐらいは登録しておきましょう。

まとめ

新型コロナウイルス流行後の両社の決算では、もちろんマイナス要因もあります。

ただ、元々人不足で新型コロナにより見えた新たなビジネスチャンスも視野に、着実な成長している両社です。こちらの記事でもNTTデータと野村総研に関する情報を纏めていますので、是非ご確認ください。

元々、人気の転職先ですので、興味のある方は転職エージェントと定期的に情報交換して、希望部署の求人が出ていないか確認しましょう。

また、求人が出ていても炎上案件が出ていないか等、より具体的な情報収集が必要となっています。

新型コロナウイルスの流行後、本当に炎上案件で人が足りないだけ、といった地雷案件もあるので、定期的な情報収集が重要となっています。

早めに転職エージェントに登録して、次のキャリアの準備を始めましょう。