こんにちは。転職ノート編集部です。
私達は、全員で20回以上の転職経験があり、様々な業界で働いた経験を持つ年収1千万円を超えたコンサルタントを中心とした執筆チームです。
今回は、BIG4の一角であるムが統合してEYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)への転職に向けて、選考プロセスと面接内容、そして対策方法を御紹介します。
このファームは、EYトランザクション・アドバイザリー・サービス(以下、EYTAS)とEYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(以下、EYACC)が20年10月に統合して発足したファームです。
これまで日本でもなかなか存在感を出してこれなかったEYグループの日本におけるコンサルティングの強化に注力しており採用も強化しているファームです。
一般的なインターネット・書籍以外に同社の現役コンサルタントへのヒアリング結果、編集部メンバーの経験と共に纏めました。
EYSCは、デロイトトーマツコンサルティングで2011年から社長としてリードしてきた近藤 聡氏が代表取締役社長に就任し、コロナ後も積極的に採用を続けています。

出典:EYSC採用HP
採用面接では、他のコンサルティングファームと同様に、「なぜコンサルティングか」「なぜEYSCか」を聞かれますので、準備しておきましょう。
他社研究は、ネット情報で調べたうえで、コンサル業界に特化したアクシスコンサルティングにコロナ後の社内事情やプロジェクト傾向を聞いて、自分の言葉で志望動機を説明できるようにするといいと思います。
Withコロナ時代にEYSCへの転職を成功させる!
新型コロナの流行を受けて、働き方やデジタル化の更なる推進等、EYストラテジー・アンド・コンサルティングが求める採用候補の経験やスキルも変わってきています。
最新の求人情報や年収などの各種条件は、コンサルティング業界への転職を長年支援してきたアクシスコンサルティングに確認しましょう。
EYSCのパートナーや人事から話を直接聞いた求人意欲(未経験者はOK?など)や各種条件、非公開求人を詳しく教えてくれます。
転職はまだ考えていなくても、最新の求人紹介やキャリアの相談に乗ってくれるので気軽に相談してみましょう!
Contents
EYSCの中途面接:傾向と対策

選考プロセス

エントリー、書類選考後、2~3回の面接が一般的な選考フローのようです。
面接担当者は、1次が人事担当、2次はマネージャー、最終面接はパートナーという場合が多くなっています。
EYSCでは他のファームと同様にコンサルティング業界の経験者、もしくはSIerなどのシステム関連でコンサルティングに近い業界経験者などの採用を強化しています。
他のBig4に比べると未経験者からも引き続き採用を続けているファームです。実際に編集部メンバーにもキャリアカーバー等のヘッドハンティングサイトや転職エージェント経由で面談のオファーが来ています。
EYの「採用」ページには社員インタビューが掲載されているので、目を通しておくと具体的なイメージを持てるでしょう。
中途面接の内容傾向
志望動機や「なぜEYSCか」の他に、コンサルティングファームの面接ではよくあるケース面接を問われるようです。
コンサルティング業界未経験だと、実際の働くイメージやプロジェクトの内容を具体的に想像することは難しいので、自分の経験やスキルをどのようにアピールしたらいいか悩む方も多いと思います。
まず、一般的にコンサルタント(スタッフクラス)に必要とされる「コミュニケーション能力」「論理的思考能力」「チームワーク力」をアピールできる準備をしておきましょう。
また、EYSC代表取締役社長の近藤氏も「EYは、PurposeやAmbitionを非常に重視し、体現したいと考えているファームです。」とHP上で言っている通り、PurposeやAmbitionの理解を大事にしています。
この点を理解し、カルチャーフィットするエピソードや志向があることを面接で伝えられることが大切になります。
EYSCの基礎知識
EYの特色
同社代表取締役社長の近藤氏は、EYの特色をHPで紹介しています。

Purpose(存在意義)を常に意識する
EYはBig4で初めてPurpose Statement(Firmの存在意義を示す)を掲げたFirmです。
”Building a Better Working World(より良い社会の構築を目指して)”というPurposeの実現を常に意識し、その実行に真剣に取り組んでいます。
例えば他のファームだと、PwCのPurposeは「Build trust in society and solv important problems(社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する)」やデロイトの「From Business to Sustainable Society」がありあmす。
こうしたPurposeや目指す姿を各ファームは大切にしており、特にBig4系のファームへの転職を考えている方は覚えておきましょう。
最もGlobalにコネクトしている
EYSCはPurpose(パーパス)を堅持していくためにの、中長期的なファームの戦略や年次の計画立案のプロセスがGlobalと密接に連携する形で実行されています。
また、各プロフェッショナルの目標達成が、Globalの市場で活躍するクライアントにとって最適となるものとして設定されており、国やサービスラインの境界が極めて低いのが特色です。
今はBig4系のコンサルファームはどこもコラボレーションを大切にしています。要はクライアントの課題に合わせて部署や国を超えて様々な専門家が協力して解決にあたることを言っています。
昔は、1社のクライアントに1パートナーや部署が独占していました。
自分達の予算を別のパートナーや部署に取られないように、自分の島・領地のような管理がありました。
しかし、企業の課題が複雑化することで、より一層様々な専門家の知識や経験が必要になり、最近はどの会計系ファームもこうしたコラボレーションを推進しています。(なのでHP上で特色としていますが、他ファームとの違いとして語るにはイメージが湧きにくい部分ではあります)
ただ、EYはグローバルのなかでも日本市場にフォーカスしているのは事実で、グローバルとの連携を積極的に行っているのは事実です。
合議制
リーダーシップのアポイントメントや投資などの重要な意思決定に際し、合議制がカルチャーとして根付いており、穏やかで建設的な議論をする風土がある。
コーポレーション型や純粋なパートナーシップ型意思決定でもない、理想の世界観を目指し・実行している。EYは、それらを実践するためのGlobalな組織構造を持ち、実践するための根幹であるDiversity & Inclusiveness(D&I)についても、DNAとして組み込まれています。
総合的なBrandとしても非常にPositiveかつ高い認知を得ています。
EYSCの社風って?
母体となるEYACCが業務を開始したのが2017年1月です。
そこからEYトランザクション・アドバイザリー・サービスと20年10月に統合したのEYストラテジー・アンド・コンサルティングで、非常に若い会社です。
そのため、会社に強い社風やカルチャーがなく、むしろ個人が自由にやりたいことを主張できるという声を聞きます。(成果を出していることが前提ではありますが)
例えば、”組織の評価制度”や”リモートワーク下での組織へのエンゲージメント工場施策”を考えたり、新しいサービスの開発なども積極的に行われ、スタッフの時から組織づくりに関わることが出来ます。
デロイトやPwCだと主たるサービスや各種制度はある程度できているので、新しい会社でグローバルとも連携しながら社外だけでなく社内の制度やサービス開発に関わりたいという方には、魅力的な職場だと思います。
EYのコンサルタントと話していると、よく「ベンチャースピリット」という言葉が出ます。体制づくりをスタートさせたばかりなので、新しいチャレンジをスタートできる土壌があることをよく表しているなと思います。
EYSCの最新状況を確認する
EYSCの最新状況は、コンサル業界に特化しているアクシスコンサルティングに相談すると詳しく話を聞くことが出来ます。
アクシスコンサルティングは大手転職エージェントと違い、簡単な情報交換から気軽に対応してくれるので、転職に興味がある方は気軽に話を聞いてみましょう。
業界特化なだけあり、EYのパートナー陣とも情報交換をしているので、最新の情報を具体的に聞くことができるので、「転職する」とは決めてなくてもモヤモヤした気持ちが少しは晴れると思います。
実際に選考に進む場合、コンサルティング業界はプロジェクトベースかつ近年はフルリモートで働いたりするので、求める経験・スキルが特殊です。
また、ケース面接などもあり、通常とは違う転職対策が必須です。
その点、コンサル業界に特化しているアクシスコンサルは過去の選考通過者の実績をもとに職務経歴書の添削やケース面接対策など、手厚くサポートしてくれます。
私達編集部メンバーも未経験でコンサル業界に転職する際は、社内のことが全く分からず、色々とアクシスの方に教えてもらいました。
ただの情報収集でも快く無料対応してくれるので、コンサル業界に転職を考えている方はとりあえず登録しておきましょう。
EYSCの中途面接で聞かれた質問

Q.今まで仕事で困難を乗り越えた話を聞かせて下さい
A.面接は圧迫ではなく、リラックスした雰囲気でした。
ITの営業でプロジェクト受注後にクライアントの期待値と実際に導入される機能の違いで揉めた経験をもとに、問題と解決方法をポイントを絞って答えさせていただきました。
適宜、質問をいただきながら気持ちよく回答させていただきました。
Q.あなたにとってのクライアントファーストとは?
A.当時は、業界未経験だったので「考えが足らないところはあると思いますが、」と前置きさせていただきましたが、自分なりに経験を踏まえて答えさせていただきました。
Q.コンサルタントとしてどのように活躍できると思うか?
A.業界経験者ではないので、至らない点はキャッチアップしたいと伝えたうえで、前職での経験を活かせる分野(特にサイバーセキュリティ領域)を素直に回答しました。
事前に転職エージェントの方にプロジェクトの受注状況やアピールすべき自分の経験とスキルを確認しておいたので、面接官の方も違和感なく頷かれていたと思います。
あとは、アサインはプロジェクトの受注状況によると思うので、経験領域でしか使えないと思われないように未経験のテーマも積極的に取り組みたいとはお伝えしました。
WithコロナでのEYSCへの転職成功ポイント
新型コロナウイルスの流行により、転職市場は1次的に止まりましたが、顧客のデジタル化や働き方改革のニーズはより強まり、EYストラテジー&コンサルティングは業績を伸ばし、採用数を強化しています。
そんなEYSCへの転職を成功させるポイントを御紹介します!

ポイント1:プロジェクトが取れている部署を知る
新型コロナウイルスの流行後、プロジェクトが取れている/取れていない部署の明暗が如実に出るようになりました。
入社後に長期アベイラブルになることを避けるために、求人元の部署が案件を取れているか、事前に確認が必要です。
ポイント2:求人意欲を確認する
求人にも様々な背景があります。
経験者採用のみ、マネージャー以上の採用のみなど、求人票に書かれていない企業の求人意欲を事前に確認しておくことが大切です。
ポイント3:最新の転職成功者の経験やスキルを知る
最後に、新型コロナ流行後の転職成功者の経験やスキルを知っておくことが大切です。
完全に同じ経歴になることは難しいですが、評価されたポイントと近い経験や能力を伝えることで転職可能性を上げることができます。
この3つのポイントは、転職エージェントに相談することで実現することができます。
コンサルタントのキャリア支援実績が豊富な転職エージェントに相談することで自分では実現できないスピードで具体的な情報収集ができます。
ただし、専門性がない・営業活動として捌きにくる転職エージェントには、以下の条件を明確に伝えましょう。
- 目的を明確に伝える(情報収集・転職活動など)
- 企業から直接聞いた生の求人情報を知りたいこと
- 直近の転職成功者の経験やスキルを知りたい事
有効求人倍率など、一般論だけで話してくる人は要注意です。
*有効求人倍率はハローワークの求人数と応募数の割合です。ハローワークで紹介される警備員や建築現場作業員の求人倍率が、コンサルタントに紹介される求人の動向として参考に足る情報とはいえないでしょう。
企業から直接聞いている具体的な生の話を確認しましょう。
編集部
転職エージェントに営業として捌こうとしてくる人も多いのも実態です。
私達もよく出会いますが、面接日程調整の丸投げやどのエージェントでも見るような求人しか出してこないエージェントには「他社との差がないこと」と「●●をしてほしい」と自分の意思を伝えています。
皆さんも転職エージェントとはお互いに敬意を持てる誠実な関係が築けるといいですね。
コンサル業界への支援実績No1:アクシスコンサルティング
アクシスコンサルティングはEYストラテジー&コンサルティングをはじめとしたコンサル・IT業界への転職に特化した転職エージェントです。同業界への転職支援で豊富な実績があります。
各ファームのパートナーや人事から話を直接聞いており、コンサル業界全体の転職動向から各ファームで必要なスキルや経験をよく理解しています。
また、転職を日々支援するなかで、転職後に失敗してしまう方の傾向やコンサルタントの次のキャリアを含めて提案ができるのは業界特化の転職エージェントならではです。
- EYSCの年収や働き方などの話を気軽に聞いてみたい
- EYをはじめコンサルタントのキャリアを相談したい(転職は未定)
- 過去に転職した人が評価された経験やスキルを知りたい
- EYSCに合わせた職務経歴書の添削やケース面接対策をして欲しい
こういう方は、転職活動していなくても気軽にアクシスコンサルティングに相談してみてください。
求人数と転職支援実績No1:リクルートエージェント
リクルートエージェントは、言わずと知れた転職エージェントの最大手です。
リクルートの圧倒的な営業力で企業から多くの求人を獲得しています。
また、企業側から見ても紹介数が多い企業を雑には扱えないので、年収や入社日などの条件交渉も強く、転職者に代わって交渉です。
比較的に短期で転職を決めようとする傾向にはあるので、出来るだけ短期間に転職を決めたい方にオススメです。
- 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
- EYSCを中心に幅広く自分の転職可能性を広げたい
- 転職活動を引っ張って進めて転職を早く決めたい
こういう方は、リクルートエージェントに登録して相談しましょう。
高年収スカウトをもらう:キャリア・カーバー
キャリア・カーバーは、リクルートが提供するハイクラス向けの転職エージェントからのスカウトサービスです。
登録すると多くの転職エージェントから様々なスカウトオファー連絡が来るので、キャリア・カーバーを使うメリットは多いです。
キャリア・カーバーに登録している転職エージェントは、コンサルタントなどのハイキャリア向け専門の部署のエージェントです。
例えば、dodaに普通に登録した場合に担当になる人とは別に、ハイキャリア向けの担当者が付きます。この人達が担当になった場合のメリットは色々とあります。
- 一人一人に丁寧なキャリアカウンセリングや求人紹介をしてくれる
- 企業側のCEOやCOOクラスと直接話をしていて、より生の具体的な企業ニーズを教えてくれる
- 通常のサイト登録とは別の高年収・好条件の非公開求人を紹介してくれる
- 興味のある求人紹介をゆっくりと待てる
要は「高年収=エージェント側の収益が高い担当」は丁寧に対応して内定率を高める体制になっています。これはどこの転職エージェントも一緒です。
もちろんdodaやリクルートエージェントとの併用も可能です。
EYSCを中心に”様々な企業かつ年収が高い求人”を知りたい方は、キャリア・カーバーに登録しましょう。
転職サポートが手厚い:doda
1~2回目で職務経歴書や面接に自信が無い方には、dodaはオススメです。
類似経験が書かれた職務経歴書のフォーマットを送ってくれたり、個別相談や自己分析支援など、中長期的に転職活動を手厚くサポートしてくれます。
手続きのシステム化が進んでおり、マイページを持つと求人の提案が続々と来ます。興味ある案件を「お気に入り登録」していくと、だんだん希望に沿った求人が届くようになります。
EYSCの転職を相談すると同時に、近い年収や条件の提案をもらえるので、早めに登録しておきましょう。
- 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
- EYSCを中心に幅広く自分の転職可能性を広げたい
- 自分のペースを大切にしつつ、色々と相談したい
dodaは紹介求人数が多く、サイトで自分で探すこともできます。
また連絡やサポートが丁寧で、営業っぽくしないので編集部メンバーも毎回使うメンバーが多いです。こういう方は、dodaに登録してみてください。
私達も転職活動の時に、複数の転職エージェントに登録します。
複数に登録すると転職エージェントが手元にある求人だけ提案してきている(=他のエージェントと案件がかぶっている)かが分かります
他社と差がない、魅力がない、ということをキチンと伝えて転職エージェントにやる気を出してもらうことも転職活動で大切なポイントになります。
全部に全力投球する必要はありませんが、メイン1社・サブ2社ぐらいは登録しておきましょう。
まとめ
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(以下、EYSC)は実績豊富な新たなリーダーを迎え、新型コロナ流行後も積極的な採用をしています。
そんなEYSCの選考は、書類選考と面接を人事担当・現場マネージャー・パートナーと行います。
面接は、志望動機を「なぜコンサル?」「なぜEYSC?」の観点で志望動機や職務経験を答える準備をしておくことが必要なようですね。
また、「どんなコンサルタントになりたいか?」や「仕事で乗り越えた困難は?」といった質問の受け答えから、コンサルタントとして活躍できるかを「論理的思考力」や「チームワーク」の観点で見られるようです。
まだまだ組織も制度も新しく作っていくファームなので、そういう観点で他ファームとの違いや志望するかを考えてみるといいと思います。
最新の情報は、業界に特化しているアクシスコンサルティングなど、転職エージェントと情報交換して、自分の言葉で面接の受け答えが出来るように準備しましょう。
皆さんの転職活動が少しでもうまくいくことを願っています。