こんにちは。転職note編集部です。
私達は、自分達の転職や副業経験を通して知りたかったのに手に入らなかった情報や手に入れるのに苦労した情報を纏めて御紹介しています。
今回は、BIG4の一角であるムが統合してEYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)への転職に向けて、選考プロセスと面接内容、そして対策方法を御紹介します。
このファームは、EYトランザクション・アドバイザリー・サービス(以下、EYTAS)とEYアドバイザリー・アンド・コンサルティング(以下、EYACC)が20年10月に統合して発足したファームです。
これまで日本でもなかなか存在感を出してこれなかったEYグループの日本におけるコンサルティングの強化に注力しており採用も強化しているファームです。
一般的なインターネット・書籍以外に同社の現役コンサルタントへのヒアリング結果、編集部メンバーの経験と共に纏めました。
EYSCは、デロイトトーマツコンサルティングで2011年から社長としてリードしてきた近藤 聡氏が代表取締役社長に就任し、コロナ後も積極的に採用を続けています。

出典:EYSC採用HP
採用面接では、他のコンサルティングファームと同様に、「なぜコンサルティングか」「なぜEYSCか」を聞かれますので、準備しておきましょう。
他社研究は、ネット情報で調べたうえで、コンサル業界に特化したアクシスコンサルティングにコロナ後の社内事情やプロジェクト傾向を聞いて、自分の言葉で志望動機を説明できるようにするといいと思います。
EYコンサルティング(EYSC)の中途選考対策はアクシスコンサルティング
編集部メンバーがEYストラテジー・アンド・コンサルティング(以下、EYSC)に転職した経験では、部署やセクターによらずコンサルティング業界へのキャリア支援に特化したアクシスコンサルティングが一番頼りになりました。
EYSCは定期的に組織変更があり、プロジェクトドラゴンを掲げて規模も拡大しているので求人が多様化しており、選考対策をするには専門的な知識のある人に相談が必須です。
なかなか大手の総合転職エージェントでは、十分なサポートを受けることができません。
コンサル業界に特化しているアクシスコンサルティングは最新の情報や欲しい人物の経験やスキルをEYSCのパートナーや人事から入手しています。また過去に転職を成功させた実績があるので、様々な場面に対して「何をどう言えばいいか」を教えてくれます。
今のEYSCは組織が大きく複雑なので、入社してミスマッチにならない為には、事前の情報収集が転職の成功/失敗を分けます。
EYSC の転職情報を集めたい方は、コンサルティング業界のキャリア支援に特化してきたアクシスコンサルティングに相談してくださいね。
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Contents
EYSYの積極的な中途採用傾向

2018年に元デロイト・トーマツ・コンサルティング(DTC)社長だった近藤聡氏がEYストラテジー・アンド・コンサルティングに移籍しました。
その際、EY新日本監査法人がEYグループのなかでは収益の柱となっており監査報酬がグループ全体の6割以上を占めていました。
そこから、コンサルティングやアドバイザリー等の非監査報酬を全体の5割まで引き上げる計画がプロジェクトドラゴンです。
コンサルティングファームは基本的に人数×単価のビジネスモデルの為、急成長=人員の急拡大が必要になり、Big4系のファームのなかでは最も積極的に採用を進めるファームのうちの1社です。
実際に東洋経済の近藤聡社長への取材でも次のように話されています。
現在人員は2,000人を超えたくらい。
出典:東洋経済 コンサル全解明
増員のスピードは一番アグレッシブだろう。ただ、他社のようにテクノロジー人材を集めているわけではない。
IT分野の人材は他社の方が多く、そこに入ってもいずれ価格勝負になってしまうからだ。
戦略系とIT系では、案件の大きさも違い、稼ぐのはIT系。となると戦略の有能な人材は、会社にいずらくなるが、それでは文化が変わってしまう。
だから、戦略や業務改革が収益の半分以上を占めるようにしていく。
EYSYの選考プロセス:中途面接回数と通過率の上げ方

EYSC中途面接の選考プロセス

エントリー、書類選考後、2~3回の面接が一般的な選考プロセスとなっています。
面接担当者は、1次が人事担当、2次はマネージャー、最終面接はパートナーという場合が多くなっています。
EYSCでは他のファームと同様にコンサルティング業界の経験者、もしくはSIerなどのシステム関連でコンサルティングに近い業界経験者などの採用を強化しています。
他のBig4に比べると未経験者からも引き続き採用を続けているファームです。実際に編集部メンバーにもビズリーチ等のヘッドハンティングサイトや転職エージェント経由で面談のオファーが来ています。
EYの「採用」ページには社員インタビューが掲載されているので、目を通しておくと具体的なイメージを持てるでしょう。
EYSCの書類選考通過のポイントと落ちた時の対処法
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの書類選考は事前準備が全てです。
事前準備の方法は2つあります。
書類選考を通過するアピール方法・書き方を本で勉強する

motoさんという5回の転職で会社員年収1,000万、副業収入1億円を実現する方が書いた本です。
第4章に『企業に刺さる「戦略的職務経歴書」の書き方』があります。
ここでは5つの項目に分けて『企業に刺さる「戦略的職務経歴書」の書き方』を具体的に紹介しています。
①.相手の「ニーズ」を把握する
出典:転職と副業のかけ算
②.「共通点と類似点」を見つける
③.社内評価ではなく「個人でできること」を書く
④.自分の「役割」を明確かつ「定量的」に伝える
⑤.面接での「ツッコミどころ」を用意しておく
どれも非常に大切なポイントです。
特に①.が大事だと思います。相手、つまり転職先企業で求人を出している部署・パートナーがどういう人や能力・経験を求めているかを具体的に知ることが大切です。どういう人が欲しいのかが分からないのに、何をアピールすればいいのかは決まらないですよね。
具体的な相手(=応募先企業)が求める人材や能力の調べ方は、次の「過去の選考通過者の書き方を元にEYストラテジー・アンド・コンサルティング向けにブラッシュアップする」で詳細に御紹介します。
過去の選考通過者の書類を元にブラッシュアップする
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの求人から、EYSCで求められる経験やスキルを把握することができます。
例えば、EYSCのインダストリー部門の募集要項は次のように書かれています。
■必須応募資格/応募条件
以下いずれかの領域においてコンサルティング経験並びにプロマネ経験を有する方
- M&A 戦略策定、事業開発方針策定、事業改革、海外進出戦略案件、グローバル戦略案件、PMI、等のプロジェクト経験
- 企業における事業投資部門もしくは投資会社において事業投資に関わる事業評価を行った経験
- 企業の統合に伴う業務統合等の PMI に関するプロジェクトマネジメント経験、業務プロセス改革等の業務改革 PJの経験
■必須応募資格/応募条件
下記いずれかのご経験をお持ちの方
- SIer/コンサルファーム/ITベンダー/事業会社等でのSAP/基幹システムに関する何らかのご経験
出典:EYストラテジー・アンド・コンサルティング中途採用HP
このように求人の「必須応募資格/応募条件」を見ると、「転職と副業のかけ算」で紹介されているEYストラテジー・アンド・コンサルティングが求める経験やスキルが分かるようになりますね。
M&A戦略策定や事業開発方針策定、SIerやコンサルファームでの経験は、あるかないかは皆さんも自身の経験と照らし合わせれば判断が出来ると思います。
更にココから「M&A戦略策定のなかでどういうロールを担って何を身に着けたのか」や「SIerやコンサルファーム」でどのような経験をしたのかを具体的にしていきます。
そうすると「自分はこういうところで活躍できます」とアピールすることができるようになるでしょう。
ただ、経験や身に着けたスキルがEYストラテジー・アンド・コンサルティングが求めるレベルかは、事前にダコンサルティングファームの経験者や採用に詳しい人に確認してもらった方が良いでしょう。
例えば、ただチームメンバーの1人として会議設定や資料提供をしただけなのか、プロジェクトのリーダー役を務めていたのかで「M&A戦略策定の経験」や「SIerやITベンダーでの経験」もレベルが全然違ってきます。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングのコンサルタントは”一般的なレベル”ではないので、EYSCが求める水準に言い換えて経験やスキルをアピールする必要があります。
そこで大切なのはコンサル業界へのキャリア支援に実績の多い転職エージェントに求人内容を確認する、職務経歴書の書き方を見てもらうことです。
コンサル業界、特にEYストラテジー・アンド・コンサルティングへのキャリア支援ではアクシスコンサルティングが最も実績が豊富です。
求人内容にも精通しており、ファームの採用ニーズを具体的に説明できるだけでなく、過去の転職成功者が通過した書類をもとに、どこを修正すればよいかを教えてくれます。
EYストラテジー・アンド・コンサルティング の書類選考の通過率を上げたい方は、アクシスコンサルティングに相談してみてください。
EYSCの中途面接通過率をSTAR手法で上げる
続いては、面接で効果的に伝えるSTAR手法の御紹介です。
STARは、Situation(状況)、Task(タスク)、Action(行動)、 Result(結果)の頭文字です。
この順番で面接の質問に回答すると、端的に必要な情報を回答できると言われています。
転職エージェントでは、転職先に関係なく、このフレームワークで回答することを推奨したりします。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングでは話の全体観を最初に伝えることと端的で具体的な数量的な回答が好まれます。
このフレームワークの詳細を御確認いただき、皆さんの想定回答例もブラッシュアップしてみてください。
STAR手法の詳細
STAR手法は、次の内容で構成されます。
●Situation:その時の状況について
あなたが説明しようとしている状況を説明します。
複雑な状況を面接官に伝わるように、分かりやすく伝えるので事前に伝えたいことを整理しておく必要があります。例えば、
・その時はどんな部署の体制でしたか
・その組織の中でのあなたの役割は何でしたか
・どんな責任や権限を持ってましたか
●Task:その時の課題について
課題は現状と目標の差分なので、それが分かるように目標と状況と差分を伝えます
・どのような目標へ向けて動いていましたか
・その時に生じた問題や課題(差分)はどんなことでしたか
・なぜそれが問題や課題なんですか
●Action:その時とった行動について
その状況に対してあなたがどのような行動をしたか、あなたに焦点を当て、適切な量の詳細を含みながら説明します。 具体的にどのようなステップを踏みましたか? どんな貢献をしましたか? プロジェクトについて話すとき、チームやグループが行ったことを説明しないように注意します。あなたが実際に何をしたかを適切に伝えます。あなた自身のパフォーマンスや行動を知りたいので主語は「私は」になります。
・その問題に気付いた時にどのように行動しましたか
・解決のためにどんな手順で進めましたか
・チームに対してどう関わりましたか/働きかけましたか
●Result:その結果について
あなたの行動の結果を説明します。
自分の成果を説明することに躊躇しないでください。ただ、目線は自分の結果や成果ではなく会社にとってどういうインパクトがあったのかという「会社」単位で答えることが大切です。
・問題は解決しましたか
・計画通りに解決へ向けて進められましたか
・足りなかった部分は何ですか
要は求められる能力に対して「十分な能力がある」と面接の回答で伝えないといけません。その為には、「何を求められているか」と「適切に回答できているか」は第三者の目線でチェックすることが大切です。
自分では「ちゃんと説明できている」と思っても、他の人が見たら「よくわからない」といった事態にならないように、事前にチェックしてもらうようにしてください。
きっと気づかなかった修正点が見つかり、通過率を上げることにつながるでしょう。
EYSCの中途面接の内容傾向
志望動機や「なぜEYSCか」の他に、コンサルティングファームの面接ではよくあるケース面接を問われるようです。
コンサルティング業界未経験だと、実際の働くイメージやプロジェクトの内容を具体的に想像することは難しいので、自分の経験やスキルをどのようにアピールしたらいいか悩む方も多いと思います。
まず、一般的にコンサルタント(スタッフクラス)に必要とされる「コミュニケーション能力」「論理的思考能力」「チームワーク力」をアピールできる準備をしておきましょう。
また、EYSC代表取締役社長の近藤氏も「EYは、PurposeやAmbitionを非常に重視し、体現したいと考えているファームです。」とHP上で言っている通り、PurposeやAmbitionを理解しておきましょう。
この点を理解し、カルチャーフィットするエピソードや志向があることを面接で伝えられることが大切になります。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの1次面接/一次面接

EYストラテジー・アンド・コンサルティングに限らず、各ファームの中途面接では、面接官が人事ではなく、現場のマネージャーです。
現場のマネージャーは、まずスキルやポテンシャルを見ます。コンサルタントになれる可能性が高いか、未経験でもチームのなかでワークするイメージが持てるか、タフな環境でも投げ出したりせずに頑張れるか、という観点で見ています。
もちろん応募している求人が必要とする経験や知識を前職の経験を通して、多少なりとも身に着けているかも見ています。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの1次面接/一次面接の形式
- 面接官:1~2名 現場マネージャー
- 時間 :約1時間
- 内容 :通常面接、ケース面接の場合もあり
*今回は、面接の場合を前提として御紹介します
面接の場合は、前半と後半に分かれ、前半は面接官がEYストラテジー・アンド・コンサルティングの会社について説明や職種の紹介をしてくれることが多いです。
これは私が転職した時もそうでしたが、 EYストラテジー・アンド・コンサルティングの方も自社が社外から見た時に分かりにくいことを認識されており、「丁寧に説明の時間をくれるんだな」と思いました。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの1次面接/一次面接の内容
後半は、以下のような質問に回答していきます。
質問自体に特殊なものはなく、自身の経験を回答に盛込み、論理的に話せることがポイントです。
- 自己紹介
- 経歴・実績
- コンサルティング業界の志望理由
- EYストラテジーアンドコンサルティングを志望する理由
- EYストラテジーアンドコンサルティングで何をしたいか
- EYストラテジーアンドコンサルティングでの希望給与
- 英語スキルの程度
- ITに対する理解(TCの場合は、MCよりも深堀りされます)
EYSCの1次面接/一次面接の通過率の上げ方

出典:EYストラテジー・アンド・コンサルティング採用HP
先にお伝えした通り、「自己紹介」と「経歴・実績」を「コンサルティング業界の志望理由」や「EYトラテジー・アンド・コンサルティングを志望する理由」の根拠として盛り込めると説得力のある志望理由として伝えられます。
また、「EYトラテジー・アンド・コンサルティングを志望する理由」は、Big4等との違いの切り口がポイントになります。切り口は様々ですが、違いを出すためにできる2つの方法があります。
- 知合いのアクセンチュア社員と会話して「生の声」を入手する
- 転職エージェントに相談して各社の違いを把握する
これができると「ネットに落ちている型にはまった回答ではなく、1次情報を自ら集めて違いを語る」ことができ、他の候補者との違いも出せます。
最終的には面接官の納得感が全てです。
自分一人で満足せず、転職エージェントに話して聞いてもらい(難しければメールで)、納得感があるか確認しましょう。
特に EYトラテジー・アンド・コンサルティングのコンサルティング部門を受けるのか、セクター部門を受けるのか、EYパルテノンやStrategy&Transactionsを受けるのかでアピールすべき専門性や経験は異なります。
自分が受ける部門と職位を理解して質問で深堀されても大丈夫なように準備しておきましょう。

出典:EYストラテジー・アンド・コンサルティング採用HP
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの2次面接/二次面接
2次面接も面接官が人事ではありません。
1次面接よりも上位のシニアマネージャー・ディレクタークラスが面接官となります。面接の形式は以下となります。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの2次面接/二次面接の形式

- 面接官:多くの場合は1名 シニアマネージャー、もしくはディレクター
- 時間 :約1時間
- 内容 :通常面接、ケース面接の場合もあり
*今回は、面接の場合を前提として御紹介します
*EYパルテノンやトランザクション&コーポレートファイナンス等、一部の部門ではケース面接がありますので、応募先の選考プロセスを転職エージェントなどに詳しく確認してください
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの2次面接/二次面接の形式
2次面接で聞かれる内容は、1次面接と大きく変わりません。
ただし、経歴や実績、そしてコンサルティング業界やEYストラテジー・アンド・コンサルティングを志望する理由を深堀りされます。
大事なのは、筋の通ってない論理や自分の主張を押し通そうとするのではなく、面接官の納得感を確認しながら、「なぜ?なぜ??」という質問に真摯に考えようとする姿勢が大事です。
EYSCの2次面接/二次面接の通過ポイント

これはコンサルティング業界に入って何年か経験すると分かりますが、「納得感のない主張を強固に続ける部下」はかなりメンドクサイです。
そして、中途社員は前職での成功体験がある分、この傾向が強いです。質問や指摘を誠実に受け止めて考えてくれれば成長の余地があるので、そういう誠実さ・素直さをまず大切にしましょう。
(ぶっちゃけるとコンサル未経験の場合はロジカルシンキングは程度の差はあれ50歩100歩ですし、誠実に努力できれば、後からどうとでもなります)
面接準備では、「なぜ」の他に「他にないか?」を考えておくことがポイントです。例えば、「●●という施策によりxxという目標を達成することができました。」と主張した後に、「なぜ目標を達成できたか」は多くの受験者が準備しています。
同時に「より高い目標を達成する方法はないのか」という自身の実績の他に、よりよくする方法があるかを考えておくとよいでしょう。
この点を考えるクセを付けておくと、回答の幅も広がります。
2次面接を合格すると、オファー面談が組まれます。
EYSCの中途採用に向けた選考対策
EYストラテジー・アンド・コンサルティングをはじめとしたコンサル業界への転職では基本的に大手の転職エージェント(リクルートやdoda)は止めておきましょう。私達の経験では専門性が低く、対策も甘いことが多すぎます。
コンサル業界はケース面接を始めとした面接形態と面接で見られている観点が特殊なので業界に詳しい転職エージェントにサポートしてもらうことが、転職活動を成功させる最初の一歩です。
特にアクシスコンサルティング等のコンサル業界へのキャリア支援に専門性の高い転職エージェント経由の応募は書類選考の通過率が非常に高いです。
特にアクシスコンサルティング等のコンサル業界へのキャリア支援に専門性の高い転職エージェント経由の応募は書類や面接の通過率が非常に高いです。

既に応募してしまっている方は、残念ながら転職エージェントを変えることはできません。
ただ、アクシスコンサルティングやJACリクルートメントに状況を説明して「他社の選考を相談したいからEYストラテジー・アンド・コンサルティングの選考をサポートしてほしい」と相談してみてください。
一部かもしれませんが、過去の選考通過者の回答例や過去の質問例を教えてくれる場合があります。何度も選考を受けられるわけではなので出来る準備はしておきましょう。
EYSCの中途採用 最終面接(オファー面談)
最終面接はある場合もありますが、オファー面談といって1次・2次面接のフィードバックと評価、配属先や年収・入社時期の提示を受ける場であることが多いです。
オファー面談を組む段階で他社の選考状況を聞かれるのがセオリーですが「必ず他社からも良い評価をもらっている」と伝えるようにしてください。(もし実際には無くてもね。ボソ)
競争相手がいなければ、より良い条件を出す動機が無いので足元を見られます。入社日交渉するにも交渉する理由が無いので調整が難しくなります。
また他社で評価を得ている=自分達が欲しい人材であることの裏付け、にもなるのでオファー内容を上げてくれる可能性があります。評価は絶対評価をしつつも最終的には相対評価で決まるので、こうした交渉テクニックはちゃんと使うようにしましょう。
EYSCの中途面接で聞かれた質問

Q.今まで仕事で困難を乗り越えた話を聞かせて下さい
A.面接は圧迫ではなく、リラックスした雰囲気でした。
ITの営業でプロジェクト受注後にクライアントの期待値と実際に導入される機能の違いで揉めた経験をもとに、問題と解決方法をポイントを絞って答えさせていただきました。
適宜、質問をいただきながら気持ちよく回答させていただきました。
Q.あなたにとってのクライアントファーストとは?
A.当時は、業界未経験だったので「考えが足らないところはあると思いますが、」と前置きさせていただきましたが、自分なりに経験を踏まえて答えさせていただきました。
Q.コンサルタントとしてどのように活躍できると思うか?
A.業界経験者ではないので、至らない点はキャッチアップしたいと伝えたうえで、前職での経験を活かせる分野(特にサイバーセキュリティ領域)を素直に回答しました。
事前に転職エージェントの方にプロジェクトの受注状況やアピールすべき自分の経験とスキルを確認しておいたので、面接官の方も違和感なく頷かれていたと思います。
あとは、アサインはプロジェクトの受注状況によると思うので、経験領域でしか使えないと思われないように未経験のテーマも積極的に取り組みたいとはお伝えしました。
Q.コンサルタントに必要な能力は何だと思いますか?
A.EYSCで応募している部署がビジコンのサプライチェーン&オペレーションズだったので、同部署でのサプライチェーン改革を想定して説明しました。
まず1つはアサインされたプロジェクトでクライアントが期待する以上のバリューを出すことだと思っています。具体的には、クライアントが予期している課題を整理し、解決策を示すこと、更に解決策を導入して効果を出すまで実行・実現することです。
更には、プロジェクトのなかで更に大きな課題を模索・定義して、クライアントが信頼を寄せて相談したくなる存在になれる能力が必要ではないかとお伝えしました。
Q.前職のプロジェクトで具体的に楽しめたエピソードを教えてください?
A.EYSCはBig4やアクセンチュア等に比べて歴史が浅く、組織としても未成熟な部分があると思ったので、が求める人材像に自分の経験をふまえて説明しました。
前職でも新設の部署でルールやナレッジが少ない場面がありましたが、そのなかで自分なりに仮説を立てて状況を打破した瞬間、その結果としてクライアントから大きな感謝をいただけた瞬間に面白みがあったことを伝えました。
回答の中に自分の経験とEYSCのファームや部署の特徴を混ぜて話せたので、面接官の方もうなずいて聞いてくれました(納得してくれたかは分かりませんが・・・)
EYSCの中途採用に向けた選考対策
EYストラテジー・アンド・コンサルティングをはじめとしたコンサル業界への転職では基本的に大手の転職エージェント(リクルートやdoda)は止めておきましょう。私達の経験では専門性が低く、対策も甘いことが多すぎます。
コンサル業界はケース面接を始めとした面接形態と面接で見られている観点が特殊なので業界に詳しい転職エージェントにサポートしてもらうことが、転職活動を成功させる最初の一歩です。
特にアクシスコンサルティング等のコンサル業界へのキャリア支援に専門性の高い転職エージェント経由の応募は書類や面接の通過率が非常に高いです。
EYSCが求める人物像と他ファームとの違い
EYグループの特色
同社代表取締役社長の近藤氏は、EYの特色をHPで紹介しています。

Purpose(存在意義)を常に意識する
EYはBig4で初めてPurpose Statement(Firmの存在意義を示す)を掲げたFirmです。
”Building a Better Working World(より良い社会の構築を目指して)”というPurposeの実現を常に意識し、その実行に真剣に取り組んでいます。
例えば他のファームだと、PwCのPurposeは「Build trust in society and solv important problems(社会における信頼を構築し、重要な課題を解決する)」やデロイトの「From Business to Sustainable Society」があります。
こうしたPurposeや目指す姿を各ファームは大切にしており、特にBig4系のファームへの転職を考えている方は覚えておきましょう。
最もGlobalにコネクトしている
EYSCはPurpose(パーパス)を堅持していくためにの、中長期的なファームの戦略や年次の計画立案のプロセスがGlobalと密接に連携する形で実行されています。
また、各プロフェッショナルの目標達成が、Globalの市場で活躍するクライアントにとって最適となるものとして設定されており、国やサービスラインの境界が極めて低いのが特色です。
今はBig4系のコンサルファームはどこもコラボレーションを大切にしています。要はクライアントの課題に合わせて部署や国を超えて様々な専門家が協力して解決にあたることを言っています。
昔は、1社のクライアントに1パートナーや部署が独占していました。
自分達の予算を別のパートナーや部署に取られないように、自分の島・領地のような管理がありました。
しかし、企業の課題が複雑化することで、より一層様々な専門家の知識や経験が必要になり、最近はどの会計系ファームもこうしたコラボレーションを推進しています。(なのでHP上で特色としていますが、他ファームとの違いとして語るにはイメージが湧きにくい部分ではあります)
ただ、EYはグローバルのなかでも日本市場にフォーカスしているのは事実で、グローバルとの連携を積極的に行っているのは事実です。
合議制
リーダーシップのアポイントメントや投資などの重要な意思決定に際し、合議制がカルチャーとして根付いており、穏やかで建設的な議論をする風土がある。
コーポレーション型や純粋なパートナーシップ型意思決定でもない、理想の世界観を目指し・実行している。EYは、それらを実践するためのGlobalな組織構造を持ち、実践するための根幹であるDiversity & Inclusiveness(D&I)についても、DNAとして組み込まれています。
総合的なBrandとしても非常にPositiveかつ高い認知を得ています。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングの特徴はコチラの記事でも紹介していますので御確認ください。
EYSCの社風って?
母体となるEYACCが業務を開始したのが2017年1月です。
そこからEYトランザクション・アドバイザリー・サービスと20年10月に統合したのEYストラテジー・アンド・コンサルティングで、非常に若い会社です。
そのため、会社に強い社風やカルチャーがなく、むしろ個人が自由にやりたいことを主張できるという声が多いです。(成果を出していることが前提ではありますが)
例えば、”組織の評価制度”や”リモートワーク下での組織へのエンゲージメント工場施策”を考えたり、新しいサービス・ソリューションの開発なども積極的に行われ、スタッフの時から組織づくりに関わることが出来ます。
デロイトやPwCだと主たるサービスや各種制度はある程度できているので、新しい会社でグローバルとも連携しながら社外だけでなく社内の制度やサービス開発に関わりたいという方には、魅力的な職場だと思います。
EYのコンサルタントと話していると、よく「ベンチャースピリット」という言葉が出ます。体制づくりをスタートさせたばかりなので、新しいチャレンジをスタートできる土壌があることをよく表しているなと思います。
EYSCのプロジェクトドラゴンって何?

出典:EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社 webサイト
EYストラテジー・アンド・コンサルティング社の売上高は287億円、更に4年後の2023年6月期には744億円を目指す見通しです。
デロイトやPwCよりはコンサルティングの規模感が小さくなりますが、グローバルではデロイト・PwCに次ぎ業界3番手として有名ですが、日本のコンサルティング市場ではBig4で最後尾と後塵を拝しています。
出遅れを挽回しようとする姿は、リーマンショック以降のPwCコンサルティングの急成長を想起させますね。
今やデロイトに次ぐBig4の二番手として人気を得るようになったPwCコンサルティングもリーマンショク当時にPwCコンサルティングの前身となるベリングポイントをPwCメンバーファームに加え、名称をPwCコンサルティングに変更して誕生しました。
Big4のなかでグローバルでは有名・日本では弱小だったPwCは大躍進し、今ではデロイトに迫る勢いにまで成長しています。
近藤社長もプロジェクト・ドラゴンへの強いコミットを明言しています。
EYジャパンのなかで、コンサルなど非監査の収入割合を50%に高める「プロジェクト・ドラゴン」を進めている。2023年度末がメドだが、順調な進捗だ。
出典:週刊東洋経済 2021/5/15号
このプロジェクトドラゴンについてダイアモンドオンラインのインタビューで近藤聡社長は次のように語っています。
例えばEY新日本監査法人が監査クライアントを1社失うとします。
出典:ダイアモンドオンライン 元デロイトの超大物コンサルが「電撃移籍の真相」とEYの秘策を初告白
グローバル企業だと1社でも数十億円規模の損失になる。
こういうときに他のファームはどうするかというと、監査クライアントではなくなったので、非監査のサービスを提供しましょうとなるわけです。
どのファームも(監査と非監査の業務を隔てる)ファイアウオールを引きながら、クライアントポートフォリオをコントロールしているわけですが、EYの場合は非監査が小さいので、規模的に非監査をお手伝いできない。だからクライアントを失うばかりになってしまう。
それをもう少し適正な状態に持っていくには、最低でも50対50は必要だろうと。そのために非監査を中心に成長させる戦略が、ドラゴンです。
日本のEYSCが弱いのは、新日本監査法人という日本では最も大きかった監査法人がグループにいたことも大きかったと思います。
Big4では常にある問題ですが、アーサーアンダーセンがやらかしたエンロン事件が発端となり、監査クライアントへのコンサルティングサービスの提供には、非常に強い制約があります。
これは提案時に社内監査部門に提案資料を提出して一字一句確認がとられます。更に契約時にも審査があり、監査クライアントに一定の基準を超えたサービス提供が行われないようになっています。
その為、(今はデロイトが業界第1位ですが)元第1位の新日本監査法人は、多くの監査クライアントを抱えており、EYのコンサル部門がコンサルティングサービスを提供しにくかったというのはあると思います。
その点、現在の監査業界でトップを誇るトーマツ監査法人をグループ会社に抱えながらも、デロイトトーマツコンサルティングの急成長を果たした現EYSCの近藤新社長の手腕に注目が集まっています。
EYSCが求める人材像と他ファームとの違い

EYSCではファーム統一の人材像があるわけではなく、各リードパートナーが求める人材像を語っています。
ファーム統一規格を掲げるアクセンチュアやデロイト等の他の総合ファームとの違いではあります。
アクセンチュアやデロイト、PwC等はファーム全体で求める人材像がありつつ、インダストリーとコンピテンシーの各部門によって、求める人材像があります。
どのファームに行っても、どのリーダーの元で働くかによって全く違う会社のようにカルチャーが違う為、ファーム単位と部署のリードパートナー単位と両方の観点で情報収集するようにしてくださいね。
ファームに詳しい転職エージェントであれば、ファーム・部署・パートナー・主要プロジェクト・活躍できる人の職位別条件等を詳しく知っています。
逆にそうした詳しい情報を聞いて教えてくれない転職エージェントとは距離を取るべきなので、実力を見極める質問としても使えるので、聞いてみてくださいね。
ビジネスコンサルティングリーダー パートナー髙見 陽一郎氏

Finance Competencyでは、Finance部門・人材が実現することのできる付加価値を具現化し、CFOをはじめとする企業のトップマネジメントを直接ご支援することを通じて、企業の長期的成長の実現をサポートしています。
Financeの専門家として、その専門的知識を常に研鑽することはもとより、クライアントの課題に関する将来の不確実性を厭わず、自身も常に変化し続けることによって、クライアントの一歩でも半歩でも先を進むことのできる人材を求めています。
出典:EYストラテジー・アンド・コンサルティング採用HP
ビジネスコンサルティングサブリーダー パートナー吉田 英司氏
変動性( Volatility )、不確実性( Uncertainty )、複雑性( Complexity )、曖昧性( Ambiguity )が高まりつつあるVUCA時代においては、各人が問題意識を持ち、自発的にキャリアを積む姿勢が重要となります。
出典:EYストラテジー・アンド・コンサルティング採用HP
一方、将来の不確実性への対応という企業リスク管理は、まさにVUCA時代の最重要課題として取り組まれなければなりません。
このような状況において、イノベーションとリーダーシップを大切にし、柔軟性、積極性及び協調性を重視する姿勢が重要と考えています。
ビジネストランスフォーメーションリーダー パートナー服部 浄児
トップマネジメント・イシューである“ビジネス・トランスフォーメーション”を推進する我々が対峙するのは、クライアントの経営層です。
出典:EYストラテジー・アンド・コンサルティング採用HP
その実行には、組織全体のあらゆる機能・地域・階層が関与します。
オーケストレーターとして企業活動全体を俯瞰し、その変革に伴走する、またとない経験を積むことができます。
将来的にグローバル企業のCxOを目指す方、論理的思考・定量分析が得意な方、知的好奇心の旺盛な方、そして何よりもクライアントの成功を自身の成功と重ねて共感できる方──。そんな皆さんにぜひ我々の仲間に加わっていただきたいと考えています。
エネルギーセクターコンサルティングリーダー パートナー酒井 康憲
一番は、私たちのパーパスであるBBWW(Building a better working world)に共感していただける方ですね。そしてエネルギーに対して興味がある、問題・課題意識がある方です。さまざまな産業と関わりがあるエネルギーについて、多様な切り口で物事を見たいという方に参画して欲しいと思っています。
(エネルギーセクターコンサルティングリーダー パートナー 酒井氏)
加えると、常識にとらわれない物事の見方をされる方が良いですね。物事には必ず表裏があり、どこから見るかで全然違ってきます。2011年に福島で起きた原発の事故の後、原発を止めようという世論が高まりましたが、それにもメリットデメリットがあります。そうした表裏を多面的に見られる方が良いと思います。
もう1つは、元気で、フットワークの軽い方です。もちろんロジックや知見は必要ですが、あまり頭でっかちにならずに、クライアントと一緒に汗を流し、一緒に動いていくことも大事です。
私たちのチームには、良くいえばベンチャー企業的にどんどん新しいことをやっていこうという空気があります。決まった役割やルーティンがあるわけではなく、やりたい人が新しいことに挑戦しています。そういった環境を楽しみながら、チームを盛り上げていこうという気概を持つ方に参画していただきたいです。(ジャパン アウトバウンド ビジネスリーダー パートナー 石黒)
出典:EYストラテジー・アンド・コンサルティング採用HP
金融セクター ストラテジー・アンド・トランザクション リーダー パートナー鶴森 寿士氏
最近の傾向として、優秀な人材がコンサルティング業界を志望するケースが増えているという印象があります。
多くが創造的な提案を行いたいという気概の持ち主であり、閉塞感の強い社会を打開し得る業界だからこそ注目していると思います。
こうした傾向は、我々にとって大きなチャンスです。これまで提供されてきたもの以上に“高い付加価値を生み出したい人”にこそ、EYに来ていただきたいと期待しています。さらに、グローバルを巻き込んだ“大きな変革の時代を一緒に楽しめる人”ですね。好奇心やチャレンジ精神が旺盛な人ほど、EYに向いていると思います。
出典:EYストラテジー・アンド・コンサルティング採用HP
というのも、トライ・アンド・エラーを繰り返しながら変革をリードするにしても、その先にある世界に正解はまだありません。
クライアントと一緒に苦難を乗り切り、“生み出したものが正解”になる。そんな時代ではないでしょうか。
アクセンチュアの求める人材像

アクセンチュアは”背伸びしてでも”や”自らの開拓に貪欲である”、”最後までやり遂げる”等、言葉尻がアクセンチュア感というか前のめりなほどの主体性を大切にしているような記載となっています。
デロイトトーマツコンサルティングの求める人材像
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デロイトトーマツコンサルティングは”日本企業を強くしたい”は、(外資系企業をクライアントに持たないわけではないでしょうが)日本企業の成長に対する強い想いを感じられます。
当然、そのような記載をアクセンチュアやEYはしていないので、デロイトの特徴の一つだと思います。
このように各社のリーダーメッセージや人材像を比較すると、各ファームやリーダーの特徴が見えてくると思います。
EYSCの最新状況を確認する
EYSCの最新状況は、コンサル業界に特化しているアクシスコンサルティングに相談すると詳しく話を聞くことが出来ます。
アクシスコンサルティングは大手転職エージェントと違い、簡単な情報交換から気軽に対応してくれるので、転職に興味がある方は気軽に話を聞いてみましょう。
業界特化なだけあり、EYのパートナー陣とも情報交換をしているので、最新の情報を具体的に聞くことができるので、「転職する」とは決めてなくてもモヤモヤした気持ちが少しは晴れると思います。

実際に選考に進む場合、コンサルティング業界はプロジェクトベースかつ近年はフルリモートで働いたりするので、求める経験・スキルが特殊です。
また、ケース面接などもあり、通常とは違う転職対策が必須です。
その点、コンサル業界に特化しているアクシスコンサルは過去の選考通過者の実績をもとに職務経歴書の添削やケース面接対策など、手厚くサポートしてくれます。
私達編集部メンバーも未経験でコンサル業界に転職する際は、社内のことが全く分からず、色々とアクシスの方に教えてもらいました。
ただの情報収集でも快く無料対応してくれるので、コンサル業界に転職を考えている方はとりあえず登録しておきましょう。
EYコンサルティング/EYSCへの転職を成功させる!
新型コロナウイルスの流行により、転職市場は1次的に止まりましたが、顧客のデジタル化や働き方改革のニーズはより強まり、EYストラテジー&コンサルティングは業績を伸ばし、採用数を強化しています。
私達にも、各転職エージェントから求人の提案が届いています。
特にDX系案件やBPO推進役などが多いですね。
こうした状況での転職活動では、転職エージェントの力を借りて効率的に進めることがとても大切になります。
そんなEYSCへの転職を成功させるポイントを御紹介します!

ポイント1:プロジェクトが取れている部署を知る
新型コロナウイルスの流行後、プロジェクトが取れている/取れていない部署の明暗が如実に出るようになりました。
入社後に長期アベイラブルになることを避けるために、求人元の部署が案件を取れているか、事前に確認が必要です。
ポイント2:求人意欲を確認する
求人にも様々な背景があります。
経験者採用のみ、マネージャー以上の採用のみなど、求人票に書かれていない企業の求人意欲を事前に確認しておくことが大切です。
ポイント3:最新の転職成功者の経験やスキルを知る
最後に、新型コロナ流行後の転職成功者の経験やスキルを知っておくことが大切です。
完全に同じ経歴になることは難しいですが、評価されたポイントと近い経験や能力を伝えることで転職可能性を上げることができます。
この3つのポイントは、転職エージェントに相談することで実現することができます。
コンサルタントのキャリア支援実績が豊富な転職エージェントに相談することで自分では実現できないスピードで具体的な情報収集ができます。
ただし、専門性がない・営業活動として捌きにくる転職エージェントには、以下の条件を明確に伝えましょう。
- 目的を明確に伝える(情報収集・転職活動など)
- 企業から直接聞いた生の求人情報を知りたいこと
- 直近の転職成功者の経験やスキルを知りたい事
有効求人倍率など、一般論だけで話してくる人は要注意です。
*有効求人倍率はハローワークの求人数と応募数の割合です。ハローワークで紹介される警備員や建築現場作業員の求人倍率が、コンサルタントに紹介される求人の動向として参考に足る情報とはいえないでしょう。
企業から直接聞いている具体的な生の話を確認しましょう。
実際に、EYストラテジー・アンド・コンサルティングやアクセンチュアは採用数も多く、平均年収が高いので専門性の低い大手転職エージェントも積極的に提案してきます。
しかし、様々な求人を扱う大手転職エージェントではファームの部門別の違いやケース面接の対策等、専門的な対策を十分に行うことができない場合が多いです。
必ず詳しい話を語れるかを比較・評価して、信頼できる転職エージェントから応募してください。
編集部
転職エージェントに営業として捌こうとしてくる人も多いのも実態です。
私達もよく出会いますが、面接日程調整の丸投げやどのエージェントでも見るような求人しか出してこないエージェントには「他社との差がないこと」と「●●をしてほしい」と自分の意思を伝えています。
皆さんも転職エージェントとはお互いに敬意を持てる誠実な関係が築けるといいですね。
コンサル業界への支援実績No1:アクシスコンサルティング
おすすめ度:★★★★★(5点満点中 5点)
【公式サイト】https://www.axc.ne.jp/
\1分以内で無料登録!/
『アクシスコンサルティング』は、全業界のなかで最も平均年収が高いコンサルティング業界やGAFA等の外資系ITを中心としたIT業界に特化した転職エージェントです。
最近ではAmazon等のIT企業への転職支援をグループ企業に移管し、コンサル業界へのキャリア支援に特化した為、本当に専門性の高い頼りになる転職エージェントです。
私達、編集部メンバーにはコンサルタントも多いのでコンサルティングファームへの転職では、よく相談する転職エージェントです。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングをはじめとしたBig4への転職実績は特に豊富で、EYパルテノンやストラテジー部門の他、コンサルティング各部門において、近藤聡社長を始めパートナーやディレクタークラスと信頼関係を築いています。
その為、アクシスコンサルティングにだけが保持する非公開求人の紹介などの紹介をいただくこともあります。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングを始め、コンサルティング業界でのキャリアを考えている方は、必ず登録しておいた方がよい転職エージェントだとおもいます。
- EYSCの年収や働き方などの話を気軽に聞いてみたい
- EYをはじめコンサルタントのキャリアを相談したい(転職は未定)
- 過去に転職した人が評価された経験やスキルを知りたい
- EYSCに合わせた職務経歴書の添削やケース面接対策をして欲しい
編集部
アクシスコンサルティングの転職エージェントの方は、コンサル業界・IT業界に対する専門性の高さが印象的でした。
例えば、EYストラテジー・アンド・コンサルティングでもコンサルティング部門、セクター部門、Strategy&Transactionsで何が違うのか?Strategy&TransactionsのなかでもEYパルテノンやトランザクション アンド コーポレート ファイナンスで違いはあるのか?等、実態が分かりにくいと思います。
アクシスコンサルティングは各部門の担当領域や注力クライアント、メインソリューションを把握しているので、なんとなく入社して期待値とのギャップに悩むことが少ない印象です。
コンサル・IT業界特化ではありますが、ポジションは若手~エグゼクティブクラスまで紹介できるので、転職希望者のレベルに合った求人を紹介してくれます。
私達が提案をもらった求人では年収が1,000~2,000万前後でした。特にコンサルの求人でどういう背景で出た求人なのか、ボスになるパートナーやディレクターの志向を事前に聞くことができたのは良かったです。(戦略やITなど、どういう案件で成長しようとしているかが分かり、自分が経験できる内容に想定がつくので)
女性
コンサルティングファームに新卒で入社し、一定の経験を積んだうえで自分のやりたいプロジェクトテーマに携わりたかいと思い転職を考えている時に相談しました。
各ファームのパートナー毎に強いプロジェクトテーマがありますが、アクシスコンサルテイングは各ファームのパートナー陣と情報交換していますし、元コンサルタントの方も多いので、どのファームだったら自分がやりたいプロジェクトテーマにアサインしてもらえるかを事前によく理解することができました。
当時はプロジェクトが忙しくてフワっとした状態で相談に行ったのですが、キャリアカウンセリングをしてくれた方も、元コンサルタントの方で私の悩みをロジカルに整理してくれ「確かに!」と思えるファームのポジションを3,4社紹介してくれました。
どれも年収は800万前後でしたが事業会社の全社俯瞰で改革推進役なので仕事にやりがいもあり、労働時間も改善されたので満足しています。
今は転職先で働いていますが、年に1回は定期的に相談して今年はどんな経験を積むべきか自分なりに昨年からの成長も感じつつ、定期的に相談させてもらっています。
男性
アクシスコンサルティングの方は、EYSCに入社する時とEYから転職する時の両方で相談しました。
EYSCへの転職は、年収が高いので押し込もうとする転職エージェントさんも多いのですが、アクシスコンサルティングの方は「ミスマッチしてスグに退職される方が弊社の信用を損なう可能性がある」と言ってファームの主要サービスやクライアントのことを(守秘義務に反しない範囲で)教えてくれました。
総合系でもITに注力していたり、戦略でも業務主流の部門など、外からだと分からない内情を理解して転職したので、比較的早い段階でプロモーションも出来たと思います。
外資系企業への転職支援に強い:JACリクルートメント
おすすめ度:★★★★★(5点満点中 5点)
【公式サイト】https://www.jac-recruitment.jp
『JACリクルートメント』は30代向けの日系大手企業や外資系企業の「役職ポジション」の求人が多い転職エージェントです。
転職エージェントとしては、リクルート・dodaに続く第3位で、外資・内資問わずコンサルティングファーム各社への転職支援実績も多く、過去の選考通過者に聞かれた質問・回答例を豊富に教えてくれたのが印象的でした。(もうそれに従っておけばOKという感じです)
更に、キャリアコンサルタントを務める担当者のレベルが高く、会社全体で選考の通過率の高さを目標に掲げています。その為、求人企業の採用ニーズを役員・人事・面接官レベルで熟知していて「次の面接官の●●さんは、■■の経歴で▲▲の観点で深堀されます」など、人事や面接官に合わせた超具体的なアドバイスがもらえます。その結果、書類・面接の選考通過率が非常に高かったです。

JACリクルートメントの社内組織は業界担当制で、採用企業と転職希望者を同じ人が担当します(リクルートやdodaは採用企業担当と転職希望者担当を別の人が担当しています)。その結果、私達(=転職希望者)への説明が、実際に採用企業から直接聞いた話をもとに話しているので、的確で具体的な転職アドバイスができます。
EYストラテジー・アンド・コンサルティングへの転職支援では、セクター部門やEYパルテノン、トランザクションandコーポレートファイナンス等の各部門で面接を担当する面接官がどういう人で、どういう質問をするかを知っておくことが非常に大切です。
実際に私達がJACリクルートメント経由で選考を受ける時でも、JACリクルートメントのキャリアコンサルタントの方は、過去の面接通過者が受けた質問と通過した回答を実績として蓄積しており、具体的にどういう回答をすればよいかを事前に教えてくれました。
転職支援が手厚いのでコンサルファームへの転職支援でも、かなり高い選考通過率を実現できます。限られた時間でハイキャリアを目指す方にはとてもよい転職エージェントだと思います。
- EYストラテジー・アンド・コンサルティングの年収や働き方などの話を気軽に聞いてみたい
- EYパルテノンやトランザクションアンドコーポレートファイナンス、セクター部門などの部門の違いを知りたい
- 外資系を中心に中長期的なキャリアを相談したい
- EYストラテジー・アンド・コンサルティング等のBig4求人を知りたい
高年収スカウトを高年収スカウト!企業から情報収集するBizreach/ビズリーチ
おすすめ度:★★★★★(5点満点中 5点)
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/
ビズリーチの名前は多くの方が御存じだと思いますが、ダイレクトリクルーティングサイトだということは知っていましたか?
ビズリーチは企業やヘッドハンターと求職者を直接結ぶサイトです。
登録するとビズリーチから求人提案が来るのではなく、登録している企業やヘッドハンターから連絡があります。興味がある求人を紹介されたら、その企業やヘッドハンターと電話やオンラインで面談する流れです。
アマゾンやAWSはBizreach内で中途採用を定期的に募集しており、アクセンチュアに直接応募して募集部署や採用求人の特徴を直接知ることができます。

最近は、様々な外資系IT企業やコンサルティングファームが求人を掲載しているので、自分で直接応募することが出来ます。(最近、マイクロソフトやMckinseyの掲載を見つけて驚きましたw)
企業は転職エージェントに支払う手数料よりも採用コストが低いビズリーチの活用に積極的になっており、外資系大手企業各社が求人を掲載しています。(転職関連のサイトで掲載企業数が最も多いと言われています)
- アマゾンやマイクロソフト等の大手ITから直接話を聞いてみたい
- アマゾンやマイクロソフト等の大手ITへの転職支援に強いヘッドハンターに出会いたい
- 採用に積極的なアマゾンやマイクロソフト等の大手IT企業から直接話を聞いてみたい
実際に応募するかは別にして、ビズリーチに登録して連絡がきた企業から話を聞いてみるのをオススメします。1次情報より確実な情報はないので、その機会を得る為にもビズリーチに登録しておいてください。
*実際の応募は面接対策が出来る業界特化の転職エージェントも”併用”した方が良いと思います
私達は転職活動の時に複数の転職エージェントに登録して各社を「比較・評価」します。比較することで、より良い転職エージェント・求人を探せるのでメイン1社・サブ2社の合計3社は登録しておきましょう。
多くの人が1社だけ衝動的に登録して転職活動をしていますが、「同じ会社でも転職エージェントによって年収やポジションが違った」なんてこともよくあり、本当は年収100万上げて転職できたのに・・・なんてことにもなりかねません。
よって、転職エージェントは3社以上に登録して、紹介求人が魅力的で対応が丁寧なエージェントと関係を作っていくことをやってみてくださいね。
まとめ:転職選考対策!EYコンサル中途組の徹底準備
EYストラテジー・アンド・コンサルティング(以下、EYSC)は実績豊富な新たなリーダーを迎え、新型コロナ流行後も積極的な採用をしています。
そんなEYSCの選考は、書類選考と面接を人事担当・現場マネージャー・パートナーと行います。
面接は、志望動機を「なぜコンサル?」「なぜEYSC?」の観点で志望動機や職務経験を答える準備をしておくことが必要なようですね。
また、「どんなコンサルタントになりたいか?」や「仕事で乗り越えた困難は?」といった質問の受け答えから、コンサルタントとして活躍できるかを「論理的思考力」や「チームワーク」の観点で見られるようです。
まだまだ組織も制度も新しく作っていくファームなので、そういう観点で他ファームとの違いや志望するかを考えてみるといいと思います。
最新の情報は、業界に特化しているアクシスコンサルティングなど、転職エージェントと情報交換して、自分の言葉で面接の受け答えが出来るように準備しましょう。
皆さんの転職活動が少しでもうまくいくことを願っています。
参考:EYSCの年収・評判・特徴・副業の御紹介
他のコンサルティングファームへの転職対策
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