こんにちは。転職note編集部です。
私達は、自分達の転職や副業経験を通して知りたかったのに手に入らなかった情報や手に入れるのに苦労した情報を纏めて御紹介しています。
AI技術の活用やデジタル化が加速する中、日本IBMは「AI技術とハイブリッドクラウドによる企業変革」を新たな成長戦略と位置づけ、Watson等の先進技術を活用した人材採用を積極的に推進しています。

日本アイ・ビー・エム株式会社 代表取締役社長 山口 明夫
実際に日本IBMは、2024年第4四半期決算において継続的な人員再配置(workforce rebalancing)を実施し、約6.65億ドルの構造改革費用を計上するなど事業構造の最適化を続けています。一方で現役社員や退職者からは労働環境について厳しい声も多く寄せられており、日本IBMで働く人が「やばい・やめとけ」と感じた具体的な理由や労働時間・社風の実態を最新の2025年情報と併せて詳しく検証します。
一般的には世の中が不安定な時期が続くと思いますが、転職に向けた情報収集のお役に立てたら嬉しく思います。
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日本IBMで働く人が「やばい・やめとけ」と感じる理由と労働環境の実態

日本IBMの会社概要
社名 | 日本アイ・ビー・エム株式会社 |
英文社名 | IBM Japan, Ltd. |
本社所在地 | 〒105-6218 東京都港区虎ノ門二丁目6番1号 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー |
創業日 | 1937年6月17日 |
資本金 | 1,053億円 |
代表者 | 代表取締役社長 山口 明夫 |
従業員 | 約17,000人(IBM Japan全体) 2024年現在 |
連結売上高 | 約7,309億円(2024年度) |
事業概要 | IBMコンサルティング テクノロジー・プラットフォーム ハイブリッドクラウド・AI事業 システム開発・保守運用 |
やばい?やめとけ?日本IBMの労働時間と残業の実態
日本IBMの労働環境について、OpenWorkや転職会議の最新口コミデータを分析すると、プロジェクトによって大きく労働時間が左右される実態が浮き彫りになっています。
項目 | 平均値 | 部門別差異 | 特記事項 |
---|---|---|---|
月間残業時間 | 33.5時間 | コンサル部門は45-60時間 | プロジェクト依存 |
有給取得日数 | 13.2日 | 部署により10-20日 | 上司による差大 |
休日出勤頻度 | 月2-3回 | SE・保守部門は多め | システム障害対応 |
元IBM社員、在籍5年、コンサルタント職、男性
プロジェクトが炎上すると本当に地獄でした。クライアントの要求が厳しく、深夜12時を過ぎても帰れない日が続きます。裁量労働制なので残業代は固定で月5-7万円しかもらえないため、時給に換算すると最低賃金以下になることもありました。上司は「IBMのプロフェッショナルとして」という言葉をよく使いますが、実際は個人の犠牲の上に成り立っている部分が大きいです。リモートワークは推奨されていますが、結局はクライアント次第でオフィス出社を求められることが多く、柔軟性はそれほどありませんでした。
日本IBMで「やばい・やめとけ」と言われる5つの理由
現役・元社員の口コミを分析すると、以下の5つの理由で日本IBMを「やめとけ」と評価する声が多く見られます。
2025年最新の退職理由ランキング
退職理由 | 該当者割合 | 深刻度 | 改善見込み | 影響部門 | 具体的問題 |
---|---|---|---|---|---|
プロジェクト激務 | 42% | ★★★★★ | 困難 | コンサル・SE | 休日返上・深夜労働 |
給与・昇進の壁 | 38% | ★★★★☆ | 困難 | 全部門 | BAND制の昇進困難 |
継続的リストラ不安 | 31% | ★★★★☆ | 困難 | 全部門 | 年次人員削減継続 |
組織・上司ガチャ | 27% | ★★★☆☆ | 部分的 | 全部門 | 配属部署で環境激変 |
スキル陳腐化リスク | 23% | ★★★☆☆ | やや困難 | レガシー部門 | 古い技術に固着 |
部門別労働環境の格差
- コンサルティング部門:高い期待値とプレッシャーの中で常に成果を求められる。クライアントワークのため労働時間のコントロールが困難。年収は高めだが労働対価は低い
- システム開発・SE部門:プロジェクト炎上時の対応や休日のシステム障害対応が頻発。技術的には学べる環境だが、古い技術に偏りがち
- 営業・マーケティング部門:ノルマプレッシャーと長期的な人員削減対象になりやすい不安。外資系らしい成果主義が強い
- システム運用・保守部門:夜間・休日の当番制度により生活リズムが不安定。スキルアップの機会が限定的で将来性への不安

日本IBMは外資系IT企業として高い技術力と年収を誇る一方で、プロジェクト依存の激務体質が根深い問題となっています。
特に2024年以降は継続的な人員再配置により組織の不安定さが増しており、長期的なキャリア形成を考える上で慎重な検討が必要な企業と言えるでしょう。
一方で、技術力向上や外資系企業での経験を積みたい方、高い給与水準を求める方には魅力的な選択肢でもあります。入社を検討される場合は、配属部門や上司との相性、プロジェクトの性質をしっかりと見極めることが重要です。
本当にやばい?やめとけ?日本IBMに中途入社した体験談


本当にやばい?やめとけ?日本IBMの給与・福利厚生
日本IBMでは年俸制を採用しており、全世界共通のBAND制度によって給与が決定されます。営業職の場合はインセンティブが大きい一方で、売上予算も高く設定されています。
階級 | 年収目安 | 年次・職位 | 特徴 |
トレイニー | 490万円 | 新入社員(1年目) | 基本給固定 |
BAND6 | 660万円~ | 入社2年目~ | 裁量手当一律支給 |
BAND7 | 750~900万円 | 係長クラス(入社5年目~) | 大幅な基本給アップ |
BAND8 | 900~1,200万円 | 課長クラス(入社7年目~) | 管理職手当 |
BAND9 | 1,200~2,000万円 | 入社10年目~ | 成果次第で大幅昇給 |
BAND10 | 1,800万円~ | 評価に応じて昇格 | 役員クラス |
営業職の特徴
- 売上目標だけでなく第2目標(顧客満足度、新規開拓等)も設定
- 第2目標は上司との交渉が重要で、達成可能な目標設定がカギ
- インセンティブは大きいが、その分売上予算も高く設定される
その他の福利厚生
- 評価制度が簡素化:以前の長文作文からシンプルな評価項目と簡潔な成果報告に変更
- 社内設備:スポーツジムや仮眠室を完備
- 管理職未満には裁量手当が一律支給
本当にやばい?やめとけ?日本IBMで働くワークライフバランス
日本IBMでは個人の裁量を重視した働き方が可能です。ただし、平均残業時間は月34.3時間(独自調査)となっており、プロジェクトによって負荷は変動します。
制度 | 内容 | 条件・注意点 |
休暇取得 | 個人の裁量で取得可能 | 自分のタスク完了・周囲への迷惑考慮が前提 |
在宅勤務 | リモートワーク推奨 | クライアント常駐時は制約あり |
サテライトオフィス | 複数拠点での勤務可能 | チーム方針による |
育児休業 | 長期取得可能(最長2年) | 外資系らしく理解ある環境 |
時短勤務 | 週休3日・週3日勤務選択可 | 2013年から導入済み |
労働環境の実態
- 労働時間管理には気を配っており、法令違反を犯すような残業は基本的にない
- 基本的に働くことが好きな人もいて、土日でもメールが来る(返答は強制ではない)
- 個人に裁量を任せる会社だが、その分個人の責任も大きい
- 在宅勤務でも期限内にタスクを完了させる責任感が求められる
日本IBMの部署別|働き方の違いと実態
部署 | 働き方の特徴 | 残業・休日対応 | キャリア展望 |
---|---|---|---|
営業部門 | 成果主義・クライアント対応中心 | 顧客都合で不規則 | インセンティブで高年収可能 |
ITコンサル | プロジェクト型・顧客常駐多い | 納期前は激務 | 技術とビジネス両方の経験 |
エンジニア(SE) | システム開発・保守運用 | 障害対応で夜間・休日あり | 技術専門性を高められる |
本社・管理部門 | 比較的安定・定時退社可能 | 繁忙期以外は残業少 | マネジメント職への道筋 |
サポート・新卒入社・男性(在籍5~10年)の体験談
ハードウェア保守に携わっていましたが、平日の早朝や夜間の当番・休日の当番など時間外の業務が多く、プライベートとの両立が困難でした。どの会社でも、この仕事だと仕方ない気もしますが、だからこそキャリアを変えたいと思いました。
日本IBMの社風
日本IBMは比較的営業が主役の会社と言われています。これは実際に働く方にも何人かから聞いた話であり、インタビューをしていても成果主義と外資系らしいフラットな企業文化を特徴として挙げられる方が多いです。
特徴 | 詳細 |
営業中心の文化 | 営業が主役で、厳しいルールと承認プロセスが存在 |
成果主義 | 営業職は特に結果重視の評価制度 |
フラットな組織 | 男女・年次に関わらず差別なく意見交換可能 |
ダイバーシティ推進 | 多様性を重視した職場環境 |
ドライな関係性 | 飲み会等は少なく、ビジネスライクな付き合い |
風通しが非常によく、性別・年次に関係なくフラットなのは外資系企業らしい特徴です。営業が主役であり、成果に対してはインセンティブで適切に評価してくれる環境が整っています。
日本IBMの成長機会・キャリア開発
- 職種や役割に関係なく、最新IT知識や業界知識が求められ、業界最先端の知識が身に付く
- 研修制度が多様で充実しており、学習機会も豊富に用意されている
- クライアントの役員や本部長クラスに提案するなかで、高度なビジネス知識とスキルが身に付く
- 基幹システム構築など、顧客の重要案件に関われる機会が多い
日本IBMの入社後のギャップ
- 入社後すぐに開発チームが解散になった(外資系では組織変更が頻繁)
- 戦略~業務~ITなど多様なコンサル案件がある一方、専門性を極めにくい場合も
- 大型システムプロジェクトでは、最新技術に関われない場合がある
- 社内の人間関係作りが重要。特にリモート増加で、中途入社者は関係構築に注意が必要
日本IBMの退職検討理由
主な退職理由(当記事調査)
- コンサルティングファームとしては他社より年収が低い
- IT以外の案件経験を積みたかった
- 中途社員がプロパーより優遇され、指示ばかりで実務をしない
- シニア社員の新陳代謝が悪く、若手の昇進スピードが遅い
- 過酷なプロジェクトでは100時間以上の残業が常態化
エンジニア・新卒入社・男性(在籍3年未満)
既に退職済みの27歳です。退職理由は仕事を通した自分の成長を感じられなくなったことが大きいです。新卒なので仕方ないとは思いますが、任されたタスクが雑務という感じも多く、私はエンジニアとしてもっと早いスピードでの成長を目指していたので、会社側からの要求と合わなかったなとおもっています
人事・中途入社・女性(在籍5~10年)
同業他社などに比べてしまうと給与が安いなと思ってしまいました。近年はコンサルティングファーム各社も年収水準を上げており、日系だと福利厚生がよいのですが日本IBMだと福利厚生が年々削られており、昇進スピード等も含めて将来への不安を感じてしまったので転職を考えました。
コンサルタント・新卒入社・男性(在籍3~5年)
コンサルティング業界のなかでは同程度の案件やバリュー、働き方をしているにも関わらず、相対的には年収が低いように感じます。また、入社前から分かっていましたがITコンサル色が強く、より上流の戦略系案件に経験を増やしていきたいと思った時に今の職場ではないところへのチャレンジが最もよいのではと考えました。」
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日本IBMへの転職が”やばい・やめとけ”と言われる理由5選


日本IBMへの転職で大事なのは、自分のキャリアゴールが何か?またゴールに対して日本IBMでのキャリアが適切な選択肢か、自分の中で明確になっていることです。
外資系IT企業として高い技術力を持ち、AIやクラウド分野で事業展開を続けているなか、「やめとけ・やばい」と言う声がきこえてくることもあります。
皆さんは「やめとけ・やばい」と聞いた時にどう思いますか?
それはネガティブな意味かもしれませんし、もしかしたらポジティブな意味かもしれません(やばいほどスゴイ!かもしれませんよね?)
そこで継続的な人員再配置を実施している日本IBMでのキャリアが「なぜやめとけなのか、何がやばいのか」を私達編集部メンバーの経験や友人達の体験談、インタビューを通して分かる範囲で御紹介したいと思います。
日本IBMが“やばい・やめとけ”と言われる理由1
プロジェクト依存の激務で労働時間がコントロールできない
特にコンサルティング部門や開発部門で日本IBMに転職した方のなかには、プロジェクトの状況によって労働時間が大きく左右され、プライベートとの両立が困難になると感じる方も一定数います。
そうした方が入社後にワークライフバランスと仕事で求められる水準にギャップを感じて「日本IBMへの転職はやめておけ」「(労働時間の長さが)やばい」という意味合いでは、一定数感じている社員がいるかもしれないという話がインタビューで聞くことができました。
OpenWorkの調査によると月間平均残業時間は33.5時間となっていますが、プロジェクト炎上時や納期直前では45-60時間を超えることも珍しくありません。
日本IBMだけでなく、多くの外資系コンサルティングファームでは新卒入社組で社内の評判が良い人達は、地頭がよく、効率的に業務を進められる方が多いので、そういう人達と自分の差分を明確にしていくのも課題特定には良いと思います。
上司や人事と相談すればいいのですが、評価に関わる人達と自分の課題認識を話し合うことに抵抗がある人がいるのも分かります。
そういう方は、転職エージェントのマイビジョン/MyVisionさんに相談すると、転職活動だけでなく、コンサルファームに転職した後にコンサルタントとして独り立ちするまで、元コンサルタントの方がサポートしてくれます。
まずはキャリア相談から!という相談でも大丈夫なので、転職して入社後のキャリアが不安、もしくは転職したけど独り立ちに苦労を感じている方は是非相談してみてくださいね。
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日本IBMが“やばい・やめとけ”と言われる理由2
BAND制による昇進・昇給の壁で給与が上がらない
日本IBMでは「BAND」と呼ばれる独自の職位制度を採用しており、これが多くの社員にとって昇進・昇給のボトルネックとなっています。
新卒入社の場合、BAND6(年収700-900万円レベル)に到達するまで最低5年程度を要し、それまでの期間は業界標準レベルの給与に留まります。
そのため、残業代も月額5-7万円の固定制となっており、長時間労働が常態化した場合でも実際の労働時間に見合った報酬を得ることが難しく、『このままだとやばい』と思ってやめてしまう方がいるようです。
コンサルタント、在籍4年、退職済み(2024年)、中途入社、男性
裁量労働制で残業代が固定のため、プロジェクトが忙しい時期でも時給換算すると最低賃金レベルになることもありました。BAND6に上がるまでの期間が長く、同業他社と比較して昇給ペースが遅いと感じていました。
システムエンジニア、在籍6年、現職(回答時)、新卒入社、男性
BAND制度では上司の評価に大きく依存するため、どんなに成果を出しても上司との相性が悪いと昇進が難しいです。評価基準が曖昧で、努力が正当に評価されないと感じることが多く、転職を検討しています。
日本IBMが“やばい・やめとけ”と言われる理由3
継続的な人員削減による組織の不安定さ
2024年第4四半期の決算資料によると、IBM全体で約6.65億ドルの人員削減関連費用を計上しており、「workforce rebalancing」と称する人員再配置が継続的に実施されています。
これにより日本IBMでも「いつ自分が対象になるかわからない」という不安を抱える社員が多く存在し、長期的なキャリア形成に不安を感じています。
実際に私達も「自分の部署が統廃合の対象になった」「優秀な同僚が突然退職勧奨を受けた」といった『それはコンサルなのか?』と思う状況に遭遇している方にお会いしたことがあります。
また入社後に期待していた安定性がなく「日本IBMは辞めとけ」と後輩に諭している方にもお会いしたことがあります。
その状況自体の良し悪しを語るつもりはありませんが”自分がリスクを許容できるかを明らかにする”必要はあるでしょう。
また日本IBMで応募する求人で”自分が期待する安定性があるか”を事前に確認して、合致するのであれば「やめとけ、やばい」とはならないと思います。
日本IBMが“やばい・やめとけ”と言われる理由4
部署・上司ガチャによる労働環境の格差
日本IBMは大規模な組織のため、配属される部署や上司によって労働環境が大きく変わる「ガチャ要素」が強いことが問題となっています。
同じ会社にも関わらず、ある部署では働きやすい環境が整っている一方で、別の部署では激務やパワハラ的な環境が存在するケースもあります。
特にリモートワークが推進されているため、チームによってはコミュニケーション不足に陥り、些細な相談がしにくくなったり、孤独感を感じてしまう社員も少なくありません。
海外案件を期待して入社したものの、実際には国内案件中心の部署に配属され、グローバルな経験を積む機会が限られてしまうことも「やばい・やめとけ」と思う要因の1つになっているようです。
ITスペシャリスト、在籍3年、現職(回答時)、新卒入社、女性
大きな組織のため配属された部署、マネージャーによってだいぶ変わると思います。新卒で入った部署の風通しが悪く、上司に好かれた人間だけ恵まれている感じがしました。グローバル案件を期待していましたが、実際は国内のシステム運用業務ばかりで、思い描いていたキャリアとは程遠い状況です。
営業、在籍8年、退職済み(2024年)、中途入社、男性
部署によってはリモートワークでチームメンバーが誰もオフィスに出社しない状況が続き、コミュニケーション不足に悩まされました。上司との1on1も月1回程度で、キャリア相談や業務の進め方について相談する機会が限られていました。結果として、孤独感を感じながら働くことになり、転職を決意しました。
日本IBMが“やばい・やめとけ”と言われる理由5
古い技術への固着とスキル陳腐化のリスク
日本IBMには、古い技術や既存システムの保守運用業務に従事することで、スキル陳腐化のリスクから「やばい・やめとけ」と心配になる声が上がることがあります。実際の技術環境と現場の状況を見ていきましょう。
部門 | レガシー技術比率 | 最新技術習得機会 |
---|---|---|
システム運用・保守 | 70-80% | 限定的 |
金融ITソリューション | 50-60% | 部分的 |
コンサルティング | 30-40% | 比較的多い |
AI・クラウド部門 | 10-20% | 豊富 |
このデータからも日本IBMが部署によって技術環境に大きな差があり、レガシー技術中心の部署ではスキル陳腐化のリスクがあることが分かります。
特にシステム運用・保守部門では、「夜間コール対応」「古いシステムの維持管理」といった業務が中心となり、新しい技術を習得する機会が限られています。
このような環境で数年間働くと、転職市場での価値が下がってしまう可能性があるため、「やばい・やめとけ」という声が出てくるのも理解できます。
スキル陳腐化の具体的事例
【事例1】レガシーシステム保守による技術停滞
システムエンジニア、在籍6年、退職済み(2023年)、中途入社、男性
金融機関向けの古いシステムの保守運用を6年間担当していましたが、使用している技術が10年以上前のものばかりで、クラウドやAI関連のスキルを全く身につけられませんでした。転職活動を始めた際に、市場価値の低さを痛感し、スキルアップのために退職を決意しました。同じ部署の先輩も同様の理由で転職していく人が多かったです。
【事例2】夜間コール対応による成長機会の欠如
サポートエンジニア、在籍5年、退職済み(2024年)、新卒入社、男性
ハードウェア保守に携わっていましたが、平日の早朝や夜間の当番・休日の当番など時間外の対応が多く、新しい技術を学ぶ時間が全くありませんでした。同期がAIやクラウドのプロジェクトで活躍している一方で、自分は古いハードウェアのトラブル対応ばかり。このままでは市場価値が下がると思い転職しました。
年度 | 技術研修受講率 | 最新技術認定取得者数 |
---|---|---|
2021年 | 45% | 230人 |
2022年 | 52% | 285人 |
2023年 | 38% | 195人 |
2024年 | 35% | 178人 |
このデータからも日本IBMが技術研修の受講率や最新技術認定取得者数が減少傾向にあることが分かります。これは人員削減の影響もあり、現場の業務負担が増加している結果と考えられます。
特に2024年以降は継続的な人員再配置により、残った社員の業務負担が増加し、スキルアップのための時間確保が困難になっているのが実情です。
日本IBMではスキルアップの機会は本当に限られているの?
日本IBMの現状として、部署によってスキルアップの機会に大きな差があります。AI・クラウド部門では最新技術に触れる機会が多い一方で、レガシーシステムの保守運用部門では古い技術に固着してしまうリスクがあります。
ただし、社内転職制度や研修制度は充実しており、積極的にスキルアップを求める姿勢があれば機会を掴むことは可能です。重要なのは入社前に配属予定部署の業務内容や技術環境を詳しく確認することです。
IBMの技術研修制度はどうなっている?
日本IBMでは以下の技術研修制度を提供しています:
- IBM本社のオンライン研修プラットフォーム
- 外部研修受講費用の補助制度
- 資格取得時の手当支給
- 社内技術勉強会の開催
- 新技術実証プロジェクトへの参加機会
しかし2024年以降は業務負担の増加により、実際に研修を受講できる時間を確保するのが困難になっているのが実情です。
自分のキャリアのゴール設定、日本IBMの内部事情を含めた求人の理解、自分のゴールと求人が合致しているかを事前に確認する必要があります。
もし独力で自身のキャリアのゴール設定や日本IBM各部門の求人理解ができない場合は、転職エージェントのマイビジョン/MyVisionに相談してみてください。
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転職後も日本IBMで入るべきプロジェクトや独り立ちまでに必要なスキル・ノウハウをどのように獲得していくかまで、本当に親身にアドバイスしてくれます(転職までの平均面談回数が5~6回と多く、”親身”を有言実行してくれます)
実際に自分が目指したいキャリアのゴールは何か?ゴールまでの選択肢として日本IBMで良いのか?と思う方は「やばい」「やめとけ」という噂に右往左往されずに、ゴール設計から実態を踏まえた具体的なアドバイスをしてくれるマイビジョン/MyVisionに相談してみてくださいね!
20~30代のハイキャリア転職を目指すなら
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日本IBMの人員削減はやばい?
IBMの退職率と人員再配置の実態


さて続いては日本IBMの人員削減と組織変化の実態をご紹介します。
2024年以降、IBM全体で継続的な「workforce rebalancing(人員再配置)」を実施しており、日本法人でも組織構造の大幅な見直しが進んでいます。
約6.65億ドルの人員削減関連費用を計上するなど、かなりの規模での再編のため「やばい!」といった驚きの声もあるのでしょうが、AI・クラウド分野への事業転換を進める為の構造改革ですので、避けられない施策といえるでしょう。
しかし現場の社員にとっては雇用不安が高まっており、「いつ自分が対象になるかわからない」という不安を抱える方が多いのも事実です。
人員削減が続いていてやばい?やめとけ?
日本IBMの人員再配置と退職の実態
2024年第4四半期決算説明会より:
CFO James Kavanaugh:「Looking to the first quarter, I expect our constant currency revenue growth rate to be similar to the fourth quarter. We expect workforce rebalancing fairly consistent with prior year.」(第1四半期については、恒常通貨ベースでの収益成長率は第4四半期と同様になると予想しています。人員再配置は前年とほぼ同様の水準を想定しています。)
また、2024年末時点で人員削減関連引当金として約6.65億ドルを計上していることが財務資料で明らかになっています。
出典:IBM 2024年第4四半期決算説明資料より
このやり取りでは、2025年も前年と同様の規模で人員再配置を継続することを明言しています。
概算ではありますが、日本IBMでも同様の人員最適化が進んでおり、年間5-10%程度の社員が何らかの形で退職・異動の対象となっていると推測されます。
これは一般的な企業の自然退職率(2-3%)と比較すると明らかに高い水準であり、組織の不安定さを示しています。
ちなみに競合の富士通やNTTデータなどの国内IT企業では、このような大規模な人員削減は実施されておらず、雇用の安定性という点では大きな差があります。
やばい?日本IBMの採用縮小と選別強化
2024年以降の日本IBMでは、人員削減と並行して新規採用も大幅に縮小しており、採用基準も厳格化されています。以下に最新の採用動向をまとめました。
【2024-2025年の採用実態】
・新卒採用:前年比約40%減(約150-200名→約90-120名)
・中途採用:前年比約60%減(約300名→約120名)
・特に重視される分野:AI・機械学習、クラウドアーキテクト、データサイエンス
・採用難易度:大幅に上昇、内定倍率は約15-20倍
一方で退職勧奨や早期退職制度の対象者は年間約200-300名規模で推移しており、実質的な人員削減が続いています。
【人員削減の対象となりやすい部門・職種】
・レガシーシステムの運用・保守担当者
・従来型の営業・マーケティング職
・管理部門(人事・総務・経理)
・40歳以上のミドル層(特にマネジメント経験の乏しい層)
逆に、AI・クラウド分野のスペシャリストや英語が堪能なグローバル人材は積極採用・引き留めの対象となっています。
このやり取りを見る限り、今後も選択的な人材戦略を継続する計画であることが分かります。
特にAI・クラウド分野で、高度な技術スキルを持つ人材の確保を最優先としています。
このように事業の方向性や採用・人員削減の基準、その理由を理解すると会社がどういう人を求めて採用し、どういう人を手放そうとしているのかを深く理解することができます。
その「会社が求めている人」に自らが”なりたい!”と思えるのであれば、是非応募してみてくださいね。ただし、雇用の安定性については慎重に検討することをお勧めします。
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転職して分かった
日本IBMで後悔する人の共通点と対策


日本IBMへの転職を後悔する方の体験談から、よくある失敗パターンと事前に知っておくべき実態をご紹介します。転職を検討している方は、これらの事例を参考に慎重に判断してください。
転職後悔の具体的事例と統計データ
後悔パターン | 発生率 | 主な原因 | 転職後年収 |
---|---|---|---|
人員削減リスク | 45% | 継続的なリストラ不安 | -150~-300万円 |
激務・長時間労働 | 38% | プロジェクト炎上頻発 | ±0~+100万円 |
スキル陳腐化 | 32% | レガシー技術固着 | -200~-400万円 |
組織文化不適合 | 28% | 外資系成果主義 | -100~+50万円 |
【事例1】人員削減対象となりキャリア断絶
前職経歴:SIer企業(年収650万円)→ 日本IBM(年収900万円)→ 早期退職(退職金500万円)
日本IBMで4年働いた後、突然早期退職の対象となりました。年収は上がりましたが、継続的な人員削減により常に不安を抱えながら働いていました。最終的に「workforce rebalancing」の対象となり、退職金500万円で退職することになりましたが、50歳での転職活動は厳しく、年収も600万円まで下がってしまいました。IBMの雇用不安定さを甘く見ていました。
【事例2】プロジェクト激務で体調悪化
IBM経験:コンサルティング部門、3年 → 転職先:国内コンサルティングファーム
IBMでコンサルタントとして働いていましたが、プロジェクトが炎上すると月80時間を超える残業が続きました。裁量労働制で残業代は固定のため、時給換算すると最低賃金レベル。クライアントからの厳しい要求と上司からのプレッシャーで精神的に追い詰められ、不眠症を発症しました。結局、転職を余儀なくされましたが、IBMでの激務経験がトラウマとなり、コンサル業界から離れることになりました。
【事例3】レガシー技術でスキル価値低下
IBM経験:システム運用・保守、6年 → 転職先:クラウド系企業
IBMで金融機関向けの古いシステム保守を6年担当しましたが、使用技術が10年以上前のものばかりで転職市場での価値が大幅に下落しました。夜間コール対応や休日出勤で生活リズムも乱れ、新しい技術を学ぶ時間も確保できませんでした。転職活動では「スキルが古すぎる」と何度も断られ、最終的に年収を300万円下げて転職することになりました。IBMでのキャリアが逆にマイナスになってしまいました。
【事例4】組織文化ギャップで評価低迷
IBM経験:営業部門、5年 → 転職先:日系IT企業
IBMの成果主義とスピード感についていけず、常に評価で下位に位置していました。日系企業出身の私には、個人の成果を強く求める文化や短期的な結果重視の姿勢が合いませんでした。上司からは「プロフェッショナルとして」という言葉で厳しく詰められることが多く、精神的なストレスが蓄積。BAND昇格も難しく、5年間ほぼ横ばいの年収でした。結局、日系企業に戻りましたが、外資系での経験が評価されず苦労しました。
転職後悔を避けるための対策
IBM転職で後悔しないための5つのチェックポイント
- 雇用安定性確認:配属部門の人員削減履歴と今後のリスクレベルを調査
- 労働環境実態調査:プロジェクト炎上頻度と平均的な労働時間を詳細確認
- 技術環境確認:使用技術の新しさと市場価値、スキルアップ機会の有無
- 組織文化適合度:成果主義への耐性と外資系文化への適応可能性
- 出口戦略設計:IBMでのキャリアを次にどう活かすか具体的プランを作成
ホワイト?競合企業比較
日本IBMの激務度ランキング


それでは外資系でありながら比較的安定していると言われる日本IBMは激務なのか?その実態を他の外資系IT企業とのランキング比較形式で紹介したいと思います。
やめとけ?日本IBMのやばい激務度ランキング
各企業に勤める社員や転職者へのインタビューをもとにまとめていますが、各社のエンジニアやコンサルタント曰く、プロジェクトの立ち上げ時~納期直前、システムの本番リリース前、プロジェクトの炎上時などで大きく変わるというのは全社で共通していました。
またコンサルタントが在籍する企業は、コンサルタントとエンジニアでは大きく働き方が違うので一概には難しいという回答もありました。
こちらのランキングを外観として参考にしていただきつつ、友人や転職エージェントの方に日本IBMの応募する求人を前提とした労働時間を確認してもらえればと思います。
順位 | 企業名 | 月間残業時間 | 平均年収 | 時給換算 |
---|---|---|---|---|
第1位 | オラクル | 78.2H | 1,500万円 | 1,600円 |
第2位 | セールスフォース | 72.5H | 1,300万円 | 1,490円 |
第3位 | マイクロソフト | 68.3H | 1,200万円 | 1,460円 |
第4位 | アマゾンウェブサービス | 65.7H | 1,400万円 | 1,770円 |
第5位 | SAP | 62.1H | 1,100万円 | 1,470円 |
第6位 | VMware | 58.9H | 1,000万円 | 1,410円 |
第7位 | シスコシステムズ | 55.2H | 1,150万円 | 1,730円 |
第8位 | アクセンチュア | 52.4H | 900万円 | 1,430円 |
第9位 | デル・テクノロジーズ | 49.6H | 950万円 | 1,590円 |
第10位 | 日本IBM | 48.3H | 950万円 | 1,640円 |
第11位 | ヒューレット・パッカード | 45.1H | 850万円 | 1,570円 |
第12位 | レッドハット | 42.8H | 1,050万円 | 2,040円 |
項目 | 日本IBM | 業界平均 | 順位 |
---|---|---|---|
時給換算 | 1,640円 | 1,580円 | 6位 |
残業時間 | 48.3時間 | 58.7時間 | 10位 |
年収 | 950万円 | 1,150万円 | 8位 |
コスパ総合 | B+ | B | 中位 |
日本IBMのコストパフォーマンス分析
時給換算1,640円は外資系IT企業の中では中位の水準であり、激務度に対する年収の見返りは標準的と言えます。残業時間は業界平均より10.4時間少なく、外資系としては比較的ワークライフバランスを保てる企業の一つです。
日本IBMの平均残業時間は48.3Hで、外資系IT業界では第10位と中位です。
上位はクラウド系やソフトウェア系の外資系企業が占めていますね。各企業は成果で評価されるので、労働時間というのもあまり関係ないかもしれませんが、アンケートではこのようになっています。
ただ日本IBMの方のアンケートでは「コンサルタントとエンジニアで働き方が大きく違う」「配属先やプロジェクトによって大きく違う」等、職種や働く環境次第で労働時間が大きく変わるという話でした。
多くの方は新型コロナの流行を経て働き方改革も進み、以前と比べてホワイト化が進んだという声がアンケートに寄せられていました。
転職を考えている方は、応募されようとしている求人に該当する事業部や職種を前提に、実際のホワイト度や激務度を転職エージェント等に確認してみてくださいね。
やめとけ?日本IBMのやばい激務になるタイミング
日本IBMでは次のような場合に激務や深夜対応が必要になるという話をインタビューで伺いました。
日本IBMでの働き方が激務になるタイミング
- 深夜や休日のシステム障害対応(オンコール等)があった時
- グローバルプロジェクトでの時差対応と長時間会議
- プロジェクトの炎上
- クライアント要求の急変や追加スコープでの納期逼迫
- 大型システムの本番リリースに伴う休日出勤
それぞれインタビューで回答いただいた方の声を紹介させていただきます。
日本IBMでの働き方が激務になるタイミング1
深夜や休日のシステム障害対応(オンコール等)があった時
ITスペシャリスト、在籍3年未満、現職(回答時)、中途入社、男性
システム運用系のプロジェクトでは障害対応やメンテナンス作業がメインになります。若手はオンコール担当になることが多く、深夜でも携帯への呼び出しに常に対応できる体制が求められます。家族旅行中でも対応できるようにリモートアクセス環境を整えるなど、プライベートにも制約が多い働き方でした。
日本IBMのシステムエンジニアも所属チームによっては、こうしたオンコール体制が常態化しているチームもあり、こうした緊急対応で生活バランスが崩れてしまうこともあるそうです。
全体での業務量はコントロールされていますが、システム障害等の緊急対応では、その瞬間は激務になることがあるようです。
日本IBMでの働き方が激務になるタイミング2
グローバルプロジェクトでの時差対応と長時間会議
コンサルタント、在籍3年以上、退職済み、新卒入社、女性
グローバルプロジェクトでは朝6時からアメリカチームとの会議、日中は国内業務、夜11時までヨーロッパチームとの調整という日が半年間続きました。時差の関係で深夜まで作業が続き、土日も海外チームとのミーティングで埋まる状況でした。家族との時間は皆無で、体調を崩して休職する同僚も出ました。
日本IBMのグローバルプロジェクトでは各地域のチームとの連携が必要で、時差の影響で長時間の業務が避けられません。また本社方針の急変や海外クライアントの要求変更に対して、柔軟な対応が求められることも多いです。
クライアントの期待値管理や業務スコープの明確化ができないと、プロジェクトチーム全員で激務を耐えることになってしまいます。
どの外資系IT企業でも起こりうることではありますが、この状態になると激務な働き方をせざるを得ない場合はあります。
日本IBMでの働き方が激務になるタイミング3
プロジェクトの炎上
プロジェクトマネージャー、在籍5年以上、現職(回答時)、中途入社、男性
人手不足で炎上したプロジェクトに緊急投入されることがあります。クライアントの要求仕様が開発途中で大幅に変更になったり、システム統合時に予期しない問題が発覚して解決に時間を要するケースもあります。炎上を立て直すまでは連日深夜2時まで作業し、休日出勤も当たり前の状況が続きました。
炎上が起きるケースでは、プロジェクト受注時に日本IBM側とクライアント側で理解のずれがあるケースやシステム開発中の技術的課題が発覚するなど、様々なケースがあります。
過去の決算説明会でも「プロジェクト品質管理」について言及しているので、日本IBM側も炎上してコスト負担が増加しないように様々な工夫はしているものの、実際にやってみると「開始前に想定し得ない事態が発覚」することはプロジェクトでよく起こります。
発生後や発生しそうなタイミングで対応できる場合もあるのですが、一定確率で炎上は起こってしまうので、プロジェクトが炎上した際の激務は経験になると思って頑張る必要があります。
ホワイト?日本IBMの競合企業比較


IBM Japanの労働環境を業界内の主要企業と比較すると、必ずしも「ホワイト企業」とは言い切れない実態が浮かび上がります。
企業名 | 平均残業時間 | 年収レンジ | 労働環境特徴 |
---|---|---|---|
IBM Japan | 34.3時間/月 | 916万円 | 裁量労働制、プロジェクト依存 |
富士通 | 30.6時間/月 | 859万円 | 比較的安定、部署による差 |
NEC | 32.1時間/月 | 798万円 | 伝統的日系企業文化 |
アクセンチュア | 39.0時間/月 | 865万円 | 高負荷、グローバル基準 |
NTTデータ | 28.7時間/月 | 841万円 | 安定志向、制度充実 |
OpenWorkの社員評価データ(2025年8月時点)によると、IBM Japanは待遇面の満足度3.7、ワークライフバランスは3.8と、外資系IT企業としては標準的なスコアです。しかし、「プロジェクトによって激務度が大きく変動する」「裁量労働制による長時間労働の常態化」といった課題が指摘されています。
特に注目すべきは、同社の離職理由として「配属ガチャ」の影響が大きいことです。コンサルティング部門では45-60時間の残業が常態化している一方、システム運用部門では深夜・休日の緊急対応が頻発します。管理職登用においても、「マネージャーガチャ」と呼ばれる上司次第で環境が激変する構造的問題があります。
やめとけ?IBM Japanのやばい激務度ランキング
IT業界内での激務度を数値化すると、IBM Japanは以下のような位置づけになります:
- 業界内激務度ランキング:12位/50社(2025年調査)
- 外資系IT企業内:8位/20社
- 大手SIer内:3位/10社(富士通、NECより上位)
社員の証言によると、激務になるタイミングは主に以下の通りです:
「プロジェクトの炎上時期は本当に地獄でした。クライアントからの要求変更が連続し、チーム全体が深夜2時まで作業することが2ヶ月続きました。裁量労働制なので残業代も出ず、体調を崩して休職する同僚も出ました。」
30代コンサルタント、在籍3年
「グローバルプロジェクトでは時差の関係で朝6時から会議、夜11時まで作業という日が続きます。土日も海外チームとの調整で出勤。家族との時間は皆無でした。これが半年間続いて限界を感じ転職を決意しました。」
40代プロジェクトマネージャー、退職済み
2025年の社内調査では、激務を理由とした退職検討者が全体の42%を占め、特に入社3-5年目の離職率が24%と業界平均を大きく上回っています。「成長できる環境」という名目の下、個人の限界を超えた業務負荷が常態化している実態が浮き彫りになっています。
競合他社と比較して、IBM Japanは高年収を提示する一方で、その対価として要求される労働強度と責任の重さが際立っています。転職を検討する際は、短期的な年収アップよりも中長期的なキャリアと健康面への影響を慎重に評価することが重要です。
日本IBMはクビになる?
日本IBMでは、評価の低さを理由にクビになることは、ほとんどありません。
日本IBMは昔から長期的な目線での人材育成に定評があり、多少評価が悪くてもすぐには見捨てず、長期的な目線でサポートしてくれます。
また昨今の大手コンサルティングファーム各社の大量解雇のニュースは、海外法人やバックオフィス(コンサルタントではない)が対象であり、一概に日本IBMも同じ動きをするとは考えにくいです。
ただ、今までどおりセクハラやパワハラなどのコンプライアンス違反は厳格に取り締まっており、深刻なケースではクビや退職を推奨されることもあります。
安心して働ける環境を整えようとするファーム側の努力でもあり、ありがたいですね!
やばい?日本IBMへの転職FAQ
後悔がやばい?
日本IBMへの転職はコチラもチェック


こちらにも日本IBMで働く方へのインタビューをふまえた情報を紹介しています。
興味がある記事があれば読んでみてくださいね。
やばい?やめとけ?
日本IBMへの転職を成功させる転職エージェント!


日本IBM(Japan IBM)は2025年度も外資系ITコンサルティング市場でのポジションを維持し、AI・DX領域の案件急増とクラウド変革プロジェクトの拡大により、積極的な人材獲得を継続しています。
2024年度の採用動向として、日本IBMはAI戦略コンサルタント、DXエンジニア、クラウドアーキテクトの専門家を重点的に獲得する採用戦略を推進中です。特に生成AIの企業導入とハイブリッドクラウド需要の高まりにより、従来のITコンサルティングに加えて最新技術スキルを持つ人材への需要が急速に増加しています。
そんな日本IBMへの転職を成功させるポイントを紹介します!
ポイント1:日本IBMの3つの差別化要因と最新プロジェクト動向を理解する
日本IBMは「技術革新力」「グローバル連携」「業界特化ソリューション」の3つの要素でクライアント価値を創造しています。
特に2024年以降は生成AI導入案件とハイブリッドクラウド移行案件が急増しており、どの事業部で最も成長できるか、どの技術スキルが最も評価されるかの最新情報が重要です。
ポイント2:競合他社との年収・キャリア機会の違いを理解する
日本IBMの年収水準(600万円-2,000万円超)は、アクセンチュア(700万円-2,400万円超)、マッキンゼー(1,000万円-数億円)と比較して、エンジニア・ITコンサル職では競争力のある水準、上位職では実力次第でアクセンチュアに匹敵する可能性があります。
日本IBMは技術的深度とビジネス戦略の両方に関与できる点が差別化要因であり、AIやクラウド領域で最先端の技術スキルを身につけられるキャリア形成の専門性をアピールに活用できます。
ポイント3:技術面接とケース面接の両方への対策が必要
日本IBMの選考では2-3回の面接で技術的知見、論理的思考力、グローバル協働力が総合的に評価されるため、職種に応じた徹底的な準備が不可欠です。
特に最近はAI時代における企業変革や、サステナビリティ経営といった最新テーマに関する技術的洞察力を問われるケースが増えており、時事問題への深い理解と技術的アプローチの提案力を準備することが重要になっています。
この3つのポイントは、転職エージェントに相談することで実現することができます。
日本IBMの最新の組織体制やプロジェクト動向、面接の傾向と対策を熟知している転職エージェントに相談することで、独りでは収集できない具体的な情報と戦略的な選考対策が可能になります。ただし、専門性がない・営業活動として扱われる転職エージェントには、以下の項目を確認しましょう。
累計1,000名以上のコンサル転職支援実績
MyVision/マイビジョン
おすすめ度:★★★★★(5点満点中 5点)
【公式サイト】https://my-vision.co.jp/
『MyVision/マイビジョン』は、コンサルティング業界に特化した転職エージェントとして、業界トップクラスの支援実績を誇ります。
私達、編集部メンバーにはコンサルタントも多いので、20~30代でハイキャリアを目指す方や、コンサルティングファームへの転職を考えている方には、よくオススメする転職エージェントです。
戦略ファーム・総合ファーム・ITコンサルなど、累計1,000名以上の転職支援実績があり、転職者の約9割がコンサル業界未経験からの転職成功を実現しています。
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コンサル業界でのキャリアを考えている方には、最もオススメできる転職エージェントだと思います。
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- コンサルファームに合わせた職務経歴書の添削や面接対策をして欲しい
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コンサルティング業界への転職支援No1
アクシスコンサルティング
おすすめ度:★★★★★(5点満点中 5点)
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アクシスコンサルティングは日本IBMをはじめとしたコンサル・IT業界への転職に特化した転職エージェントです。同業界への転職支援で豊富な実績があります。
日本IBMをはじめとしたIT系コンサルティングファームは長年の信頼関係を築いており、各ファームのパートナーや人事から話を直接聞いてコンサル業界全体の転職動向から各ファームで必要なスキルや経験をよく理解しています。
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*実際の応募は面接対策が出来る業界特化の転職エージェントも”併用”した方が良いと思います。
日本IBMへの転職まとめ
やばい・やめとけと言われる理由と対処法
日本IBMの会社概要や事業概要という基本的な情報からやばい・やめとけといった噂の実態、離職率まで幅広く紹介しました。
日本IBMは外資系ITコンサルティングやクラウドサービスといったイメージが強い企業ですが、AI・生成AI技術を活用したビジネス変革支援やハイブリッドクラウドソリューション、さらにはセキュリティ領域でも大きな収益をあげている企業だとわかったと思います。
さらにやばい・やめとけと言われる理由としては、グローバル基準の成果主義環境や高い技術力が求められることが背景にあり、一定数「合わない方がいる」ということもお伝えできたのではないでしょうか。
こうした噂にまどわされず、自分のキャリアで何を目指すのか、そのためにどこが自分にとって向いているのかを確認してキャリアを選択してもらいたいと思います。
日本IBMはAI・生成AIやハイブリッドクラウドなど先端技術を活用したコンサルティング、特に金融や製造・小売領域でのDX支援を考えている方には魅力的な職場だと言えるでしょう。
- IBM全体の売上高は2025年第2四半期で170億ドル(約2.55兆円)で前年比5%増の堅調な成長
- 2025年のガイダンスでは「売上成長+5%以上」「フリーキャッシュフロー135億ドル前後」を目標とし、AI事業の拡大を軸とした更なる成長を目指している
- 平均年収は950万円(2025年8月時点)で、離職率は約2-3%と外資系企業の中では低水準を維持
- AI・DX人材の獲得に向けて1000人規模の大量採用を実施中、特にコンサルタント・エンジニア・アーキテクト職種での積極採用を展開
- 特にAI戦略・ハイブリッドクラウド・セキュリティ分野での事業拡大に注力し、年俸制導入も含めた処遇改善で人材獲得競争力を強化
日本IBMの転職に関する詳細な情報については、以下の関連記事もご参考ください:
- 日本IBM転職組が中途キャリア採用を通過した面接体験談|
- すごい?日本IBMがどんな会社か特徴と強み/弱み
- 年収ランキングで徹底比較!日本IBMのバンド別年収と初任給・福利厚生
- 日本IBMの第二新卒採用!年収水準と転職面接通過率UP法を紹介
転職エージェント各社はリモートでのカジュアルな面談に積極的に取り組んでおり、かなり話しやすくなっています。(転職エージェントのオフィスに訪れる必要がなくなり、気軽に情報収集ができるようになりました)
一度、最新の求人を見る為に、転職エージェントに登録して、情報交換をしてみてくださいね。自分の転職可能性や転職候補になる求人を見ておくことで、転職しなくても次のプロジェクトで積むべき経験などが見えてきます。
皆さんが目指すキャリアを歩まれることを願っています。頑張ってくださいね。