こんにちは、転職note 編集部です。
今回は日本電信電話公社のデータ通信本部として1967年に設立され、現在はグローバル企業としてM&Aと統合を進めているNTTデータについて何がすごいのか?強みと弱みを御紹介します。
NTTデータ自体は1967年の創業から50年以上が経ち、2012年に現在のNTTデータのロゴに変更してから10年以上が経ち、NTTデータの名前やロゴを知っている方も多いと思います。
最近では2022年3月期にはBrand Finance社の『BrandFinance IT Services』の調査でブランド価値が世界のITサービス業界で6位になるなど、グローバルで存在感を増しています。
ただ、最近の大幅な組織変更も含めて、NTTデータ自体も様々な変革を進めています。同時に様々なITコンサルティングファームが増加し、他企業と比較して改めてNTTデータがどんな会社なのか?特徴・強み/弱みは何か?何がすごいのか?がわからないという方も多いと思います。
そこで今回は次のような疑問に答えていきたいと思います。
本記事で得られる情報・解決する悩み
- NTTデータの特徴は?
- NTTデータの強み/弱みは?
- NTTデータってどんな会社?何が凄いの?
- NTTデータへの転職を相談できる信頼できる転職エージェントはどこ?
本記事では、NTTデータの特徴・強み/弱みをもとに中途採用の転職に向けた対策方法をご紹介していきます。
今回は、実際にNTTデータで働いたことのあるコンサルタントの方へのインタビューを行い、私達転職note編集部の実体験を交えてご紹介していきます。
事業会社からNTTデータのコンサルタントキャリアを目指す方の参考になる内容だと思うので、是非、最後まで読んでみてくださいね。
コンサル転職では専門的なサポートが必須
働き方やデジタル化の更なる推進等、クライアントの事業環境の変化に伴い、NTTデータが中途採用に求める採用候補の経験やスキルも変わってきています。
さらに、世の中にコンサルティングファームに関する情報が増えた一方で、実際とは異なったイメージも広がってしまっていると思います。
コンサルティング業界への転職を検討されている方も多いと思いますが、まずはファーム毎の募集ポジションとその選考プロセス、過去の選考通過事例などを具体的に知ることで適切な選考対策をすることができます。
各ファームの特徴を把握するには、コンサル業界のキャリア支援に特化したアクシスコンサルティングに相談するのが確実です。
長年コンサルティング業界へのキャリア支援をしている為、昔からの経緯を含めてどのような経験・スキルが求められているのか?具体的にはどのような転職求人やキャリアパスがあるか?年収水準はどの程度か?など、詳しく教えてくれます。
NTTデータへの転職を考えている方は、まずは話を聞くだけ等、気軽に相談してみてくださいね。
公式サイト:https://www.axc.ne.jp/
NTTデータとは|会社概要と歴史
NTTデータは1967年設立で2022年にNTTグループの海外事業を統合、株式会社NTT DATA, Inc.設立し、2023年には持株会社名称を「株式会社NTTデータグループ」、国内事業会社名称を「株式会社NTTデータ」に変更しました。
情報処理・情報通信に関する機器やソフト・システムの開発・販売・構築・運用を手掛け、経営や事業に関するコンサルティングや調査・研究まで手掛ける企業です。
実は不動産の賃貸・仲介や労働者派遣事業も行っています。
NTTデータグループはビジョンに「Trusted Global Innovator」を掲げ、ビジネスパートナーとして世界中のお客さまから「信頼」を得ることでグローバル市場で大きな存在感を発揮することを目指している企業です。
NTTデータの会社概要
商号 | 株式会社NTTデータ |
英文商号 | NTT DATA Japan Corporation |
設立年月日 | 2022年(令和4年)11月1日 |
従業員数 | 195,000名 |
資本金 | 1,000百万円(2023年11月1日現在) |
代表者 | 代表取締役社長 佐々木 裕 |
連結売上高 | 2023年3月期 3兆4,902億円 *NTT Ltdを当該第3四半期より連結され、売上高・営業利益などが増加 2022年3月期 2兆5,519億円 2021年3月期 2兆2,233億円 2020年3月期 2兆2,752億円 |
営業内容 | コンサルティング: お客様のビジネスをもとに考え、ITシステム構築等の戦略・計画を作成。ITを活用した課題解決・業務変革を提案 統合ITソリューション: ITシステムの構想から、開発・維持運用までを一元的に実施 お客様・社会にITサービスをフルライフサイクルで提供。NTTデータが設備投資及び構築システムの資産保有を行い、お客様がシステムを利用 SI・ソフトウェア開発: お客様の情報システムの企画・設計・開発などを受託。ITでお客様が抱える課題を解決する「しくみ」をつくる メンテナンス・サポート: お客様が継続的・安定的にITシステムを活用できるための技術支援・保守・維持運用 |
NTTデータの歴史
NTTデータは1967年に日本電信電話公社に設置されたデータ通信本部が事業のスタートでした。
1988年にNTTデータ通信株式会社を発足し、1992年には現在と同様に江東区豊洲に本社を移転しました。
1996年には東京証券取引所の第一部指定となり、1998年8月1日から株式会社NTTデータに社名を変更しました。
グローバル展開は1990年頃から積極的に進めてきました。
1990年 米国支店設置
1991年 英国支店設置
1994年 香港支店設置
1998年 NTTDATA(中国)有限公司設立
2005年 米国SI企業Revere社を子会社化
2007年 マレーシア・ベトナムに現地法人を設立
(他にも数多くの現地企業との業務提携や買収があります)
2022年 NTTグループの海外事業を統合、株式会社NTT DATA, Inc.設立
2023年 国内事業会社として株式会社NTTデータを設立。持ち株会社体制に移行し、商号を「株式会社NTTデータ グループ」に変更
NTTデータは日本電信電話公社の1部署から始まりながら、世界各国に拠点をかまえ、グローバル案件を多数抱えるSI・コンサルティングファームです。
IT分野に詳しいコンサルタントとしてグローバルに活躍したいという方には、特におすすめの会社です。
NTTデータのキャリア相談
信頼できる転職エージェントはココ!
NTTデータをはじめ、多くのコンサルティングファームへの転職では各ファームの特徴や強み/弱みを把握して「自分が活躍できるか?」「得たい経験を積めるか?」を事前に考えておくことが大切です。
自分の経験やスキルが活かせる≒転職後の活躍につながり、評価や報酬・更なる経験やスキルの獲得にもつながっていきます。
NTTデータをはじめとした各コンサルファームの特徴や強み/弱みを知りたい方は、コンサル業界に特化してキャリア支援をしているアクシスコンサルティングに相談してください。
アクシスコンサルティングは、NTTデータへの転職支援実績が豊富で、パートナーや人事と常に情報交換しており、最新の情報を教えてくれます。
また過去に転職を支援したコンサルタントの方も多いので、プロジェクト現場の課題や活躍する人の特徴にも精通しており、皆さんにあったポジションを提案してくれます。
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強みと弱みは何?
NTTデータの強み
さて、これまではNTTデータの強みと弱み、そしてプロジェクト事例をご紹介してきました。
日本電信電話公社時代から培ってきた国・地方自治体との強固な信頼関係・豊富な実績、そしてそれを支える確かな技術力がNTTデータの強みであることはお伝え出来たと思います。
また業界を横断したプロジェクトをサービス開発から導入まで手掛けられるのも1民間企業では、なかなか取り組めない取組みだと思います。
こうしたNTTデータの歴史や特徴をふまえて、どんな会社かを実際に働いている社員の方へのインタビューをもとに御紹介したいと思います。
NTTデータのすごい強み①
長年培ってきた顧客基盤
もともとが国営企業の日本電信電話公社の1事業部ということもあり、ナショナルプロジェクトでの実績は野村総合研究所やアクセンチュアのような企業とは一線を画す実績があります。
そのなかで多くの企業と取引を重ね、培ってきた顧客基盤は他社の追随を許さないほど豊富で、様々な企業にアポイントを取ったり、提案をすることができます。
また顧客企業がコンペなどを行うときにも連絡先が分かっているので声がかかりやすく、相談されやすいことも顧客基盤が豊富であることのベネフィットの1つでしょう。
ITは企業の方針だけでなく、企業が関係する法令や業界の慣習、現場の業務と様々な観点で配慮や考慮が必要ですが、新規取引の企業はそうした「絶対に外してはいけないポイント」を知らない為、プロジェクトを開始した後で判明して見積工数が足らなくなったり、ひどい時は炎上したりします。
このように長い年月で培ってきた顧客基盤は他社には無いNTTデータの大きな強みの1つと言えるでしょう。
営業、在籍年数5年以上、新卒社員、男性、NTTデータ
これまでの先輩方が培ってきた顧客基盤は、多くのお客様との信頼関係にない、コンペの前に新しいプロジェクトの相談をいただけたりするなど、様々な観点で業務推進上のメリットになっています。
社内にも業界や企業について詳しい方が必ずいるので、PJTを進める前に予め考慮すべき事項がわかるのでPJT開始後に大きく見立てを外すことも少ないと思います。
コンサルタント、在籍年数2年以上、中途社員、男性、NTTデータ
特に官公庁や金融機関とのつながりは一朝一夕にできるものではなく、過去の取引や実績をもとに、その時の経験や実績から効率的で安定したプロジェクト運営を期待していただけるのは、弊社の強みの1つだと思う。
NTTデータのすごい強み②
ナショナルプロジェクトまで担える高い技術力
また国営企業だった立場もあり、ナショナルプロジェクト等の大規模案件を担ってきた実績を支えてきた技術力は他社には少ない点だと思います。先日、全銀システムの障害でベンダーであるNTTデータが会見を開きましたが、これも50年以上運営してきて初であり、事故が無いわけではないですが、かなり高い品質を担保できる技術力があるのは確かです。
2023年10月10日の発生から丸2日に及んだ全国銀行データ通信システム(全銀システム)の障害。システムを運営する全国銀行資金決済ネットワーク(全銀ネット)と、開発ベンダーであるNTTデータは11月30日に金融庁へそれぞれ報告書を提出した。翌12月1日には共同会見を開いて詳細な原因や再発防止策を発表し、ひとまず一段落となった格好だ。
稼働開始から50年間で初のトラブル。10行でオンラインの銀行間送金が不能になるという影響の大きさ。メモリー領域のオーバーフローによるテーブル破損。それを防げなかった詳細設計書の見落とし――。多くの驚きがあった事案だ。だが記者が最も驚いたのはそのいずれでもない。開発ベンダーであるNTTデータが会見を開いたことだ。
出典:日系XTECH 全銀システム障害、異例の「ベンダー主催会見」
特に官公庁や金融機関のプロジェクトは安定して稼働して「当たり前」とも考えられ、品質の高さはシステムの稼働だけでなく、セキュリティや緊急時対応を含めて、とても求められます。
そうした高いクライアントの水準を実績をもとに、応えられるNTTデータの技術力は、すごく強みになっていると思います。また社内での技術研究も進んでおり、多様になってきているIT技術の取込みもしっかりと進められている経営のまじめさは社風や歴史をもとに培っているものといえるでしょう。
開発、在籍年数10年以上、新卒社員、男性、NTTデータ
官公庁や金融機関向けに大規模で高品質なシステムを開発・提供してきた技術力は競合にも少なく、NTTデータの強みとなっていると思います。
コンサルタント、在籍年数20年以上、新卒社員、男性、NTTデータ
開発プロセスや業務効率・品質へのこだわりと担保等、数十年の積み重ねのなかで培ってきた超大規模系のシステムは他社にも負けない強みだと思います。
NTTデータのすごい強み③
高い技術力を持った豊富な人員の在籍
大規模システムの開発は長期にわたり、携わる人数も非常に多くなります。また高い品質を担保できる人材がいないと失敗や炎上しかねない為、高い技術力を持った豊富な人員が社内に在籍していることは非常に重要です。
昨今のエンジニアの採用時年収の水準が非常に高くなっており、どのSI企業やシステム開発を担う企業は採用時のコスト負担が大きな悩みとなっています。
そうした環境変化をふまえても高い技術力を持った豊富な人員が在籍していることは、何かあっても社内で解決でき、安定して顧客にサービス提供ができるという点でクライアントも発注の決済がしやすいので、事業運絵の大きな強みとなっています。
プロジェクトマネージャー、在籍年数10年以上、新卒社員、女性、NTTデータ
社内で何か困ったことがあってもスグに相談できる人が見つかり、概ね解決できるのは、この会社の強みだと思う。どんなことでも専門家がいて、事前にリスクを想定して仕事を進められる。
エンジニア、在籍年数10年以上、新卒社員、男性、NTTデータ
社内転職の制度もあること、更に採用時の社員の傾向かもしれませんが、NTTデータで長く働くことを考えて入社している人も多いことからグループ内に優秀な人材が多く在籍しており、何かあっても横のつながりで話が聞けるので困ることが少ない。
NTTデータのすごい強み④
企業の高いブランド力
BtoBの大規模システム開発では、どの会社も失敗が許されないPJTであり、金額が大きいだけでなく、リリース後に問題が起こればニュースになってしまうこともあります。
その為、発注先の選定では企業の実績や保有するケイパビリティだけではなく、企業のブランドイメージは大切になってきます。この会社であれば「失敗しない」「最後までやり切ってくれる」というイメージは、特に国内企業は未だに持っており、そういう点でNTTデータの高いブランド力は案件獲得の強みになっています。
もちろんそれを支えているのは、ここまでご紹介した豊富な顧客基盤や高い技術力を持った豊富な人員等が長年の事業運営で顧客に築いてきたものでもあります。そういう時間の中で培ってきた実績に基づくブランド力は他社がスグにまねできるものではない為、NTTデータが今後も成長を遂げる為の大きな強みになっていると言えます。
プロジェクトマネージャー、在籍年数20年以上、新卒社員、男性、NTTデータ
国や自治体、世界を代表する企業と長い年月をかけて築いてきた実績と信頼からとても良いブランドイメージを持っていただけていると感じる。社外から来た方と話すと、よりそうした印象を持たれていることを感じる。
システムエンジニア、在籍年数5年以上、中途社員、男性、NTTデータ
大手企業の基盤システムや全銀システム・各地方銀行の過剰系パッケージ等、インフラとなるシステムを提供してきた背景があり、そこからサービスを受けている企業様だけではなく、他の企業様からもとらも信用していただいていることを働いていると強く感じる。中小企業や新興企業では持ちえないブランドイメージだと思う。
NTTデータのすごい強み⑤
着実なグローバルへの進出
国内事業では安定した成長を遂げていますが、それだけでは頭打ちになってしまうかもしれません。しかし、NTTデータグループはグローバル化を推し進めており、それも結実しつつあります。
確かに数年前は海外での炎上案件によるコスト負担増等が決算資料で報告されていましたが、ノウハウの蓄積と共にそうしたインシデントも減り、着実に次の収益源へと成長を遂げています。
そうした現状に甘んじず、次への布石を打ち続け、グローバル事業の拡大を遂げていることは今後の成長の原資となる強みになるでしょう。
システムエンジニア、在籍年数10年以上、新卒社員、男性、NTTデータ
国内SIerのなかでもグローバルへの進出を実現している数少ない会社だと思います。確かに苦戦はしていますが、徐々にインシデント系の話も減りつつあり、少しずつではあるものの次への布石を打てているのは今後の成長のためにすごいことだと思っています。
NTTデータのキャリア相談
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強みと弱みは何?
NTTデータの弱み
昨今のSI・コンサルティング業界は、様々なプレイヤーがいます。
野村総合研究所やアクセンチュアは昔から競合することも多かったと思いますが、最近ではベイカレントコンサルティングやITに力を入れているデロイトトーマツコンサルティングなども競合することが多いでしょう。
総合コンサルティングファームは、どのファームも全業界・全サービスに対してフルラインでサービス提供をしており、種類での差別化が非常に難しいのはどのファームも同じです。
その為、各企業・コンサルティングファームが似たような年齢・経験の人材を採用しようとしていますが、外資系企業や新興企業は積極的に年収水準を上げてオファーを出せます。
しかし、NTTデータの場合は、昇進も年功序列で人材の流動性も低く(離職率が4-5%)、若い人材に転職市場の状況に合わせて高い金額のオファー(内定通知)を出せない状況が続いています。
組織的な安定はNTTデータの非常に大きな魅力である一方で、それが新たな人材の獲得競争において足かせになっているのも事実です。
SIやコンサルティング事業は、基本的に人月×単価=売上のビジネスモデルの為、人月(1人あたりの月間稼働時間)を増やさないと企業としての成長も見込めません。
特に優秀な人材を多く採用できることが重要な業態なので、競合に比べて年収水準が劣後して採用できない、採用しても他の企業に取られてしまう、という特徴はNTTデータの弱みの1つと言えるでしょう。
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ここがスゴイ!
NTTデータの特徴
続いてはNTTデータの強みと弱みをご紹介します。
確かにコンサル業界の外からだと各ファームの強み/弱みというのは分かりにくいと思います。どのファームも全インダストリー・全サービスラインを組織として持っていて、様々なソリューションを提供しており、違いは無いようにも見えますよね。
しかし、実際にコンサルティングファームで働いてみるとファーム毎の強み/弱みというのがよくわかります。
金融業界に強いファーム、自動車業界に強いファーム、戦略と言っても事業部単位までで会社全体の戦略策定プロジェクトはやっていないファーム等、様々です。
そこで今回は改めてNTTデータの強み/弱みとは何か?をご紹介していきますね!
社員の体験談
NTTデータの特徴
プロジェクトマネージャー/在籍5年以上/現職/中途入社
特に金融業界において、この企業は電電公社時代から引き継いだ資産とつながりを活用し、プラットフォームビジネスを展開しています。これにより、高い利益率を維持することができています。
全銀、CAFIS、ANSERなどのITインフラ領域では、他社が参入するための障壁が高いため、この傾向が特に顕著です。これらの領域では、企業の深い知識と経験が必要とされ、それが競争優位性を生み出しています。
さらに、個別のシステムインテグレーション(SI)については、企業は顧客と密接に連携し、営業と開発の両方でニーズのヒアリングと要件の調整を行います。これにより、大規模でカスタマイズ予知の大きいシステム開発に取組めます。こうした取り組みにより、顧客の具体的な要求に応えることができる為、同じクライアントから継続して相談や発注をもらうことができます。
公共エンジニア/在籍5年以上/現職/中途入社
組織が大きいため、意思決定が遅くなりがちなのは否めないと思います。伝統的な企業文化(昇進が年齢や勤続年数によって決まるシステムや、複雑な内部手続きなど)は見受けられます。
さらに、意味もなく(ように見える)形だけ残されているルールなどが存在し、それに疑問を持つ人がいない/持っていても変えようとしないため、積極的に改善を提案しない限り、その状況は変わらないでしょう。そして、提案があっても、すべてが改善されるわけではないという現実もあります。
また、部署によりますが、自社の社員以外の協力者との間には能力の差が大きく見られます。一部の協力者は専門知識を持ち、自社の社員以上に信頼されていますが、大部分の協力は自社の社員よりも能力が低いと感じられ、簡単に彼らの配置を変えることができないため、ストレスが生じることがあります。
ソリューションSE/在籍10年以上/現職/中途入社
- プロジェクトマネジメント:細部にわたる丁寧なプロジェクト管理により、プロジェクトの実行力が高いと思います
- 顧客エンゲージメント:各業界の大手企業と深い関係性を持ち、各企業の事情やニーズをよく理解していると思います
- リソース:多様なリソースを有しており、これにより多岐にわたる大規模なプロジェクトを効率的に遂行できます。
特に上記の最初の2つは、転職市場でNTTデータの社員が高く評価される要因となっています。
一方、弱みとしては、独自の技術やソリューションが不足していると思います。例えば、提案段階では理想的な解決策を描くことができても、実際の実行段階では技術的な問題に直面することがあります。
プロジェクトマネージャーは存在しますが、技術的な専門知識を持つ人材が不足しており、その結果、技術的な課題を解決するために外部のベンダーに依存することが多いです。これにより、たまにベンダー側の要求が過大であると感じられ、対立が生じることもあります。
辞めないコンサルティングファーム?
NTTデータの特徴
またNTTデータはOpenWorkが実施している「社員による会社評価スコア」で3.99と非常に高評価を得ており、特に「法令順守」や「人材の長期育成」という項目で高いスコアを出しています。
もともと国営企業なので法令順守精神は高く、昨今はさらに働き方改革で非管理職者の労働時間は適切に管理されています。セクハラ・パワハラの話を聞くこともスクなく、安心して働ける会社と言えるでしょう。
多くのコンサルティングファームは2‐3年で退職していくことを前提に働いている方が多いのも事実ですが、NTTデータでは「NTTデータでの長期的なキャリア」も描きやすいと言われています。
もちろん所謂”プロジェクトガチャ”や”上司ガチャ”により、炎上案件・仕事できない上司を引いてしまうことは他のファームと同様にあると友人からも聞いていますが、それでも残業制限等もきちんと制度として設けて管理されています。
一方で私達転職note編集部の友人・知人ではNTTデータ出身の方が様々なコンサルティングファームや事業会社で活躍されているのをよく見かけます。
上司・先輩からのフォローを受けながらコンサルタントの実力を身に着けるファームとしては、とても良い環境なのだと思います。(ただしITやグローバル案件に全く興味がない、という方は他のファームを検討しても良い気がします)
NTTデータのプロジェクト事例
NTTデータは先ほども御紹介したように、日本電信電話公社時代からの実績の積み重ねで大規模な社会的に重要のプロジェクトを数多く手がけています。実績でも国・地方自治体や業界という単位での取組みも数多く、こうした大規模プロジェクトの実績はNTTデータの特徴の1つです。
またNTTグループにNTTDocomoやNTT東日本・西日本等の大企業が多いこともNTTデータの特徴の1つです。こうしグループ企業内での先進的な取組みやだ規模開発も魅力の1つですので、合わせてご確認いただければと思います。
国内7割の銀行のAPI連携サービスの提供
要素技術の指数関数的な進化に伴い、FinTechベンチャーを中心に利便性の高い金融サービスが数多く出現しています。金融機関は、これらのサービスとの連携により新たなFintechサービスを創出し、顧客への提供価値を高めなければ生き残れなくなってきているが、自社で個別に対応するには限界がきていました。
更に法制度面においても、銀行法が改正されたことに伴い、原則APIを開放していくことが求められており、迅速なFintechサービスへの対応が金融業界全体での課題でした。
↓↓↓
そこでNTTデータではFintech関連技術を有する企業と各金融機関を繋ぐサービスを導入し、様々なFintech企業と連携可能となる共通API仕様を持つSoE基盤「OpenCanvas」を開発しました。
セキュアなクラウド環境による、安心・安全のサービス提供によりAPI連携市場で圧倒的なシェア(個人向け:約54%、法人向け:約73% )を獲得しています。
NTTドコモ
9,200万人の会員データ活用
NTTドコモでは、9,200万人を誇る会員データを活用し、新しいエコシステムを形成すべく、データ活用基盤の整備を進めていました。しかし、データ分析基盤やマーケティング基盤といった既存システムがオンプレミス環境にあり、迅速で柔軟な対応を困難にしている課題がありました。
↓↓↓
そこでNTTデータではNTTドコモの従前の基盤をクラウドに移行し、データ活用基盤としてクラウドデータプラットフォームの「Snowflake」を選定し、データを整備することでデータ品質の向上・データ活用の拡張性・柔軟性の向上を果たすことに成功しました。
特にNTTドコモの会員情報は漏洩すれば企業の信頼にも大きな影響を及ぼしかねないため、高いセキュリティを担保出来ることも重要視されており、そうした観点でもNTTデータが大きな信頼を寄せられています。
NTTデータのキャリア相談
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FAQ|「NTTデータはどんな会社」を知りたい方へ
NTTデータ 何をする会社?
通信・放送 メールやWebアクセス、決済サービスなど、多機能化・高機能化を続ける携帯電話、スマートフォン。 その安定した稼働を支えるシステム基盤を構築・運用しています。
NTTデータは何がすごい会社ですか?
NTTデータは、開発をクラウドで集約する取り組みを行っています。 グローバルビジネスの拡大に合わせ海外でもすでに事業を展開しており、ヨーロッパでのクラウド構築などは代表的な功績といえます。 NTTデータの強みは、日本でクラウド概念が浸透する前から、あらゆる企業の基盤システムを構築・運用してきた実績があることです
NTTデータの強みは何ですか?
NTTデータの強みは、日本電信電話公社時代から培ってきた実績に裏付けられた、多くの社会インフラなどの大規模システムを構築してきた「信頼性」、ハードウェアに依らないマルチベンダーとしての「柔軟性」、お客様にとって最適なITサービスを提供する「先進性」、積極的な技術開発で新しいビジネスモデルを創出する「技術力」です。
また国・地方自治体・業界という大きな単位で進められる大規模なプロジェクトを安定して納品できる規模とノウハウを持っていることが野村総合研究所やアクセンチュアと異なる大きな強みの1つと言えるでしょう。
NTTデータの年収は高いですか?
dodaの「平均年収ランキング業種別(2022年版)」を見てみると、NTTデータが属するシステムインテグレータの平均年収は約458万円です。NTTデータの平均ン演習は867万円で、システムインテグレータ業界全体より409万円も平均年収が高いNTTデータの年収は高水準だと言って良いでしょう。 ちなみに、NTTデータの平均勤続年数は14.年と平均年齢は39歳です。
出典:NTTデータ 有価証券報告書
NTTデータ社員はどんな特徴がありますか?
NTTデータの仕事はプロジェクトマネジメントが多く、多くのベンダーと協業する大規模プロジェクトのプロジェクトマネジメントが多いため、クライアント・ベンダー・自社との利害や業務を調整する「調整役」となることが多いです。
複数の利害関係者をとりまとめて、中立的な立場でプロジェクトを推進していくことが多いため、顧客折衝力、説明能力、理解力、論理性等々、総合的に高いコミュニケーション能力が求められます
NTTデータへの転職ではコチラもチェック
NTTデータへの転職を考えている方は、是非、コチラの記事も併せて読んでみてくださいね。
NTTデータ中途転職を相談!
信頼できる転職エージェント
新型コロナウイルスが流行してから、多くの企業が事業環境の変化をまのあたりにして、様々なDXや働き方改革、事業転換等、様々な改革が求められています。
そのため多くの事業会社でコンサルタントの問題解決能力を持つ人材が必要とされていますし、そうした企業からプロジェクトを受注するコンサルティングファーム各社は採用を強化しています。
もしコンサルタントのキャリアやコンサルタントの次のキャリアを考えているのであれば、ここまで御紹介してきた通り「自分がキャリアで何を実現したいのか」「今の転職で何を実現すべきなのか」は、目先の転職だけでなく、転職後も頑張り続ける為に非常に大切です!
そこで将来、コンサルタントとしてのキャリアを考えている方に向けて、コンサルタントのキャリアに詳しく、キャリア支援(棚卸→ゴール設定→実現に向けたアクションプラン策定等)で評判の高い転職エージェント・転職サービスをご紹介しますね。
転職エージェントに営業として捌こうとしてくる人も多いのも実態です。
私達もよく出会いますが、面接日程調整の丸投げやどのエージェントでも見るような求人しか出してこないエージェントには「他社との差がないこと」と「●●をしてほしい」と自分の意思を伝えています。
転職市場の動向で「有効求人倍率」など、一般論を話してくる転職エージェントは要注意です。
*有効求人倍率はハローワークの求人数と応募数の割合です。ハローワークで紹介される警備員や建築現場作業員の求人倍率が、コンサルタントに紹介される求人の動向として参考に足る情報とはいえないでしょう。
企業から直接聞いた具体的な話やキャリアアドバイザー本人の体験談、過去に支援した人の実績など、実態のある話なのか?本当に役に立つ話をしているか?はアドバイスを受ける方もきちんと確認しましょう。
皆さんも転職エージェントとはお互いに敬意を持てる誠実な関係が築けるといいですね。
コンサルティング業界への転職実績No1
アクシスコンサルティング
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アクシスコンサルティングはNTTデータやBig4をはじめとしたコンサル・IT業界への転職に特化した転職エージェントです。同業界への転職支援で豊富な実績があります。
各ファームのパートナーや人事から話を直接聞いており、コンサル業界全体の転職動向から各ファームで必要なスキルや経験をよく理解しています。
また、転職を日々支援するなかで、転職後に失敗してしまう方の傾向やコンサルタントの次のキャリアを含めて提案ができるのは業界特化の転職エージェントならではです。
- NTTデータの特徴や強み/弱みをもっと具体的に知りたい
- NTTデータの年収や働き方などの話を気軽に聞いてみたい
- 各ファームのコンサルタントのキャリアを相談したい(転職は未定)
- 過去に転職した人が評価された経験やスキルを知りたい
- 各ファームに合わせた職務経歴書の添削やケース面接対策をして欲しい
こういう方は、転職活動していなくても気軽にアクシスコンサルティングに相談してみてください。
転職前から“転職後”まで手厚くサポート
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おすすめ度:★★★★★(5点満点中 5点)
公式サイト:https://assign-inc.com/
『アサインエージェント(ASSIGN AGENT)』は、キャリアを真剣に考える20~30代の方の転職を支援する特にコンサルや有名企業への転職支援に強い転職エージェントです。
実際にお話を伺いましたが「最初の面談で求人は紹介しない」「転職よりもキャリアのゴールが大事」「面接対策は何回でも」「転職後も一人立ちするまでサポート」と本当に手厚いサポートを実際にやっていることに驚きました。
(こんなにやってくれるエージェントさん他にいますか?)
様々なコンサルファームへの転職を支援した実績も豊富なのと、実際に支援してくれるエージェントの方が元コンサルタントの方が多いので、ファーム内で求められるレベルや視点・視座の高さをよく理解されているので、業界未経験の方は会話を通して”何を準備しないといけないのか”がよくわかると思います。
決して「上から目線」ということはなく、転職を検討されている方の1人1人のキャリアにコミットしてくれるので、過去の意思決定の棚卸から、目指すべきゴール、今選ぶ選択肢とロジカルに言語化してくれます。(コーチングに近い部分も多いように思います)
また転職後もサポートして定着化・独り立ちまでをサポートしてくれるので、コンサルティングファーム側からも高い評判を得ている転職エージェントです。
コンサルタントとしてプロフェッショナルのキャリアを考えている方は、必ず登録しておいた方がよいエージェントだと思います。
▼アサインエージェント(ASSIGN AGENT)への相談がオススメの方
- まずは自分のキャリアのゴールを相談したい
- NTTデータへの転職に向けて十分な選考対策をしたい
- 多くの企業を受けてる余裕は無いので高い選考通過率で転職したい
- NTTデータに入社した人(未経験を含む)が評価された経験やスキルを知りたい
- NTTデータに転職した後も継続的に相談できるパートナーが欲しい
高年収スカウトをもらう
Bizreach(ビズリーチ)
おすすめ度:★★★★☆(5点満点中 4点)
【公式サイト】https://www.bizreach.jp
ビズリーチの名前は多くの方が御存じだと思いますが、ダイレクトリクルーティングサイトだということは知っていましたか?
ビズリーチは企業やヘッドハンターと求職者を直接結ぶサイトです。
登録するとビズリーチから求人提案が来るのではなく、登録している企業やヘッドハンターから連絡があります。興味がある求人を紹介されたら、その企業やヘッドハンターと電話やオンラインで面談する流れです。
またコンサルティングファームや官公庁が求人を掲載しているので、自分で直接応募することが出来ます。(最近、Mckinseyの掲載を見つけて驚きましたw)企業は転職エージェントに支払う手数料よりも採用コストが低いビズリーチの活用に積極的になっており、戦略ファームや金融・不動産各社も求人掲載しています。(転職関連のサイトで掲載企業数が最も多いと言われています)
- IT・コンサルファームから直接話を聞いてみたい
- IT・コンサル業界への転職支援に強いヘッドハンターに出会いたい
- NTTデータやBig4等、コンサルタントのキャリアを相談したい(転職は未定)
- 自分のキャリアでコンサルファームからスカウトが来るか試したい(市場価値を知りたい)
実際に応募するかは別にして、ビズリーチに登録して連絡がきた企業から話を聞いてみるのをオススメします。1次情報より確実な情報はないので、その機会を得る為にもビズリーチに登録しておいてください。
また、少数精鋭ながらコンサル業界に強いヘッドハンターとのパイプも重要です。
転職は本当に転職エージェント・ヘッドハンター毎に紹介できる求人が違います。
業界に強い転職エージェント・ヘッドハンターとの縁は大切にしてくださいね。
金融・公共・医療・ヘルスケア
まとめ|すごい?NTTデータがどんな会社か特徴と強み/弱み
NTTデータの特徴と強み/弱みを実際のプロジェクト事例や実際に働いている方の体験談を踏まえて御紹介してきました。
NTTデータは日本電信電話公社時代から培ってきた実績や取引先との信頼関係にもとづく、豊富な実績とノウハウ、それを活かせるだ規模なリソースと技術力を持ち、これだけ多くのコンサルティングファームが乱立するなかで着実な成長を遂げています。
その為、数多くの国・地方自治体・業界横断での取組み実績があり、今後も多くのプロジェクトを受注していくことができるでしょう。
また今後は海外展開を積極的に進める方針を打ち出しており、M&Aを含めてグローバル展開をすすめています。
コンサルティングファームはどこも似ていて「何がすごい」のか、分かりにくいことも多いと思いますが、実際は業界や企業、SCMやCRM等のテーマ、上流・下流と得意領域が分かれています。
NTTデータもSIやITコンサルといっても多様で、これだけ国や地方公共団体との関係が強く、セキュリティを担保した大規模プロジェくトを納品できる企業は数少なく、担当できたコンサルタントはシステム・業務から担当者までよく知ってることができ、他の企業では経験できない貴重な実績を積むことができます。
ITを中心に国や社会という単位で仕事をしたい!グローバルで活躍したい!という方には、非常に魅力的なファームであることがよくわかったと思います。
ただ、より具体的な企業やプロジェクト、社内異動等の可能性を知りたい方は、コンサル業界への転職支援実績が豊富な転職エージェントに相談してみてください。
私達も様々な方の体験談や私達がコンサルティング業界で働いた経験をもとに、情報を御紹介していきたいと思っています。
様々な情報ソースを使い、皆さんが目指すキャリアを実現される実現されることを願っています!頑張ってくださいね!!