こんにちは。転職note編集部です。
私達は、自分達の転職や副業経験を通して知りたかったのに手に入らなかった情報や手に入れるのに苦労した情報を纏めて御紹介しています。
今回はグローバルで50万5千人規模の社員が所属するアクセンチュア(株)をインダストリー組織(通信メディアハイテク、金融サービス)に焦点をあてて御紹介します。
アクセンチュアは戦略からIT、デジタル広告やアウトソーシングまで幅広いビジネス領域を手掛ける世界最大級の総合コンサルティングファームとして有名です。
アクセンチュアの中途面接では、「なぜアクセンチュアを志望するか」は用意できるよう記事をまとめました。
Contents
アクセンチュアのコアバリュー(行動指針)
アクセンチュアは、働き方大改革を経て、定義した6つのコアバリュー(行動指針)を定めました。
アクセンチュアのコアバリューは、これまでのアクセンチュアが「クライアントにとって最高のパートナーであり続けたい」と、ビジネスの中で培ったアクセンチュアの文化的特徴を抽出し、明文化したものです。
同社の社風(カルチャー)を知るうえで大切な要素です。
- クライアント価値の創造:共に悩み、汗をかきハイパフォーマンスを支援する
- ワン・グローバル・ネットワーク:地球の裏側の仲間の知恵も借りられる
- 個人の尊重:個の強みや個性を最大限に発揮し、組織の推進力にする
- ベスト・ピープル :多様性で勝負
- インテグリティ :誠実に振る舞い、信頼を築く
- スチュワードシップ:会社へのオーナーシップを持ち、会社・人材をよりよくする
アクセンチュアの組織構造

出典:アクセンチュア社HP ストラテジーホーム&コンサルティングホーム
アクセンチュアは他のコンサルティングファームと同様にサービスライン組織とインダストリー組織で構成されています。
今回は、インダストリー(縦のライン)の組織毎に特徴を紹介しています。(サービスライン組織の紹介はコチラ)
インダストリー組織は、細かい変更はありますが、「通信・メディア・ハイテク、金融サービス、公共サービス・医療健康、製造・流通、素材・エネルギー」の5部門があります。
私達も転職活動で各組織の主要顧客や業界のなかでのポジションなど分からず、転職の面接準備が大変だったので、皆さんの役に立てたら嬉しいです。
今回は、「通信・メディア・ハイテク、金融サービス」の組織を御紹介します。(公共サービス・医療健康、製造・流通、素材・エネルギーはコチラに纏めています)
オススメの転職エージェント
コンサルティング業界に強い:アクシスコンサルティング
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アクシスコンサルティングは皆さんの相談にのる求職者の担当者が企業担当を兼務しています。
普段から各ファームの人事担当と信頼関係を築き、コンサルタントの転職支援をしています。その結果、事実に基づいた話を正確かつ端的に説明する力に優れています。
簡単なオンライン会議(電話も可)の相談から始められ、中長期的に転職活動をサポートしてくれるので、登録してみましょう。
各ファームの最新の求人状況(どの部門/役職が採用を強化している、など)も知ることができます。
インダストリー別組織
通信・メディア・ハイテク(CMT)

通信・メディア・ハイテク(通称CMT)部門は、大手通信会社や大手メディア、大手ハイテクメーカーを担当する部門です。
通信など、顧客企業の収益が安定しており利益率も高いため、アクセンチュアのなかでも組織・売上が大きく、社内でも発言力が強いです。
●主要顧客
通信 :固定電話や携帯キャリアの企業など
メディア:ネット通販やwebサイト、広告代理店など
ハイテク:T芝や●anasonicなど
●案件例
様々な案件を支援しており、案件のイメージを掴んでもらえるように例を御紹介します。
N●TやT芝・●立など、レガシー企業が顧客の場合「大規模だが期間が長いプロジェクト」になることもおおいです。
- 大手通信会社の次世代プラットフォーム戦略策定支援
- RPAなどを使った業務効率化支援
- 古典的な人事業務の自動化、など
●働き方
比較的よい。
クライアントから深夜や緊急対応を求められることも多いが、所属人員数も多く、融通がききやすい部署です。
●転職時に望まれること
・CMT業界での経験がある
・英語
・学歴
*必ずしも必須ではないですが、望ましい項目です
金融サービス(FS)

金融サービス部門は、銀行・保険・証券など金融機関を担当する、非常に洗練された部門です。採用も厳しいことで有名で、実際に優秀な人が多い。
もともと銀行・保険・証券などのレガシー企業は、勘定系のシステム案件を会計系コンサルファームに依頼しており、アクセンチュアはあまり入りこめていませんでした。
しかし近年、ゼロ金利政策など金融機関が既存のビジネスモデルからの転換を強く求められるようになり、Fintechでの新規事業創出や既存事業の効率化など、IT案件が増え、案件受注も非常に好調になっています。
●主要顧客
銀行:大手メガバンクや政府系金融機関(ゆう●ょとか)
証券:大手メガバンク系列の証券会社(特に青いところは大口で有名)
保険:生保・損保ともに大手企業
●案件例
- 新テクノロジー(Fintech・AIなど)を用いた新規事業策定支援
バックオフィス業務(人事や総務など)の効率化支援
アクセンチュアの導入システムの運用保守
●働き方
ハードワーク
クライアントが日経レガシー企業かつ金融系なので、要求が細かく、多い。
必然的に、上司のレビューも細かくなりがちです。
●転職時に望まれること
・早慶以上の学歴
・金融機関での職務経験(企画系が望ましい)
・エンジニアは金融機関向けシステム案件の経験
*必ずしも必須ではないですが、望ましい項目です
●注意点
・正直他ファームの方が入り込んでいるのは事実
(戦略はMck/BCG/ATK、会計系はPwCが強い)
・新規事業創出などは、無いわけではないが他ファームに流れがち
アクセンチュアへの転職:オススメ転職エージェント
転職エージェントの違いと使い方
アクセンチュアへの転職では、以下の要素を満たしている転職エージェントをお勧めします。
1.コンサル業界への理解とアクセンチュア社との信頼関係
2.アクセンチュアの求人ニーズの把握
3.コンサル入社後を見据えた中長期的な関係構築
1.は当然ですね。
2.は、新型コロナ流行後に求人状況(人数や求める能力)が変わっているの、最新情報の把握が大切です。
3.コンサルティング会社で骨を埋めようと思っている方は少ないと思いますし、途中でキャリアの志向が変わる場合もあります。
そのたびに転職エージェントにゼロから話していたら大変ですので、信頼のおけるエージェントを見つけて、関係を作っていくことが大切です。
コンサル業界への転職に強い:アクシスコンサルティング
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アクシスコンサルティングは、コンサルタントの転職に強みを持つ転職エージェントです。
企業担当と求職者担当が同じ人なので、企業から直接求人ニーズを聞いており、企業の求人ニーズやその背景をよく理解しています。
アクセンチュアをはじめとしたIT系・総合系コンサルティングファームやSI企業とは長年の信頼関係を築いており、過去の転職成功事例を多く知っています。
また、最新の求人状況(どの部門/役職が採用を強化している、など)と「こういう人は辞めやすい」といった退職傾向を知ることができます。
- コロナ後の各ファーム求人ニーズと背景を具体的に知りたい
- 求人で想定されている社内での役割や立ち位置を知りたい
- 過去の転職成功者が評価された経験やスキルを知りたい
各ファームの最新情報と具体的な求人内容、転職成功者の情報を知りたい方はアクシスコンサルティングに登録しましょう。
求人数と転職支援実績No1:リクルートエージェント
リクルートエージェントは、言わずと知れた転職エージェントの最大手です。
リクルートの圧倒的な営業力で企業から多くの求人を獲得しています。
また、企業側から見ても紹介数が多い企業を雑には扱えないので、年収や入社日などの条件交渉も強く、転職者に代わって交渉してくれます。
比較的に短期で転職を決めようとする傾向にはあるので、出来るだけ短期間に転職を決めたい方にオススメです。
- 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
- Big4系やアクセンチュアなど幅広く求人を知りたい
- 転職活動を引っ張ってもらい短期で転職先を決めたい
こういう方は、リクルートエージェントに登録しましょう。
高年収スカウトをもらう:リクルートダイレクトスカウト

リクルートダイレクトスカウト(旧キャリア・カーバー)は、リクルートが提供するハイクラス向けの転職エージェントからのスカウトサービスです。
登録すると多くの転職エージェントから様々なスカウトオファー連絡が来るので、リクルートダイレクトスカウトを使うメリットは多いです。
リクルートダイレクトスカウト(旧キャリア・カーバー)に登録している転職エージェントは、ハイキャリア向け専門の部署のエージェントです。
例えば、dodaに普通に登録した場合に担当になる人とは別に、ハイキャリア向けの担当者が付きます。この人達が担当になった場合のメリットは色々とあります。
- 一人一人に丁寧なキャリアカウンセリングや求人紹介をしてくれる
- 企業側のCEOやCOOクラスと直接話をしていて、より生の具体的な企業ニーズを教えてくれる
- 通常のサイト登録とは別の高年収・好条件の非公開求人を紹介してくれる
- 興味のある求人紹介をゆっくりと待てる
要は「高年収=エージェント側の収益が高い担当」は丁寧に対応して内定率を高める体制になっています。これはどこの転職エージェントも一緒です。
もちろんdodaやリクルートエージェントとの併用も可能です。
未経験の業界や職種は、dodaやリクルートエージェントに登録した方が広げやすいです。
何を求めるかですが、経験業界や職種で”様々な企業かつ年収が高い求人”を知りたい方は、リクルートダイレクトスカウトに登録しましょう。
転職サポートが手厚い:doda
1~2回目で職務経歴書や面接に自信が無い方には、dodaはオススメです。類似経験が書かれた職務経歴書のフォーマットを送ってくれたり、個別相談や自己分析支援など、中長期的に転職活動を手厚くサポートしてくれます。
手続きのシステム化が進んでおり、マイページを持つと求人の提案が続々と来ます。興味ある案件を「お気に入り登録」していくと、だんだん希望に沿った求人が届くようになります。
アクセンチュアの転職を相談すると同時に、近い年収や条件の提案をもらえるので、早めに登録しておきましょう。
- 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
- Big4系やアクセンチュアなどコンサルを中心に幅広く求人を知りたい
- 自分のペースを大切にしつつ、色々と相談したい
dodaは紹介求人数が多く、サイトで自分で探すこともできます。
また連絡やサポートが丁寧で、営業っぽくしないので編集部メンバーも毎回使うメンバーが多いです。こういう方は、dodaに登録してみてください。
私達も転職活動の時に、複数の転職エージェントに登録します。
複数に登録すると転職エージェントが手元にある求人だけ提案してきている(=他のエージェントと案件がかぶっている)かが分かります
他社と差がない、魅力がない、ということをキチンと伝えて転職エージェントにやる気を出してもらうことも転職活動で大切なポイントになります。
全部に全力投球する必要はありませんが、メイン1社・サブ2社ぐらいは登録しておきましょう。
まとめ:アクセンチュアへ転職(通信ハイテクと金融の特徴)
いかがでしたか。
アクセンチュアへの転職面接は、組織が大きくて分かりにくいですが、担当業界やプロジェクト傾向を知っておくことで準備できます。
他の組織や面接での質問(体験談)はコチラに纏めていますので、参考にしてください。
・【企業研究】アクセンチュアの転職対策(サービスライン組織の特徴)
・【企業研究】アクセンチュアへ転職(官公庁・製造流通・エネルギーの特徴)
・【体験談】アクセンチュア転職組(MC・TC)の面接傾向と正しい対策
特に面接では「なぜコンサル業界?」「なぜアクセンチュア?」を聞かれるので、できるだけ最新の情報を確認して準備しおきましょう。
最後に、如何に企業のニーズに合わせて自分を伝えるか、という部分ではアクシスコンサルティングやJACリクルートメントなど、転職エージェントと相談すると安心できできます。
どちらもオンラインや電話での相談からはじめられ、中長期的なキャリア形成支援をしてくれます。
皆さんの転職活動がうまくいくことを願っています。