こんにちは。転職note編集部です。
私達は、自分達の転職や副業経験を通して知りたかったのに手に入らなかった情報や手に入れるのに苦労した情報を纏めて御紹介しています。
今回はグローバルで50万5千人規模の社員が所属するアクセンチュア(株)をサービスライン組織(Strategy・Digital・Technology・Operation)に焦点をあてて御紹介します。
アクセンチュアは幅広いビジネス領域を手掛ける世界最大級の総合コンサルティングファームとして有名ですが、各組織でどんな業務をやっているかは、わかりにくくて困っている方も多いのではないでしょうか?
市場環境の変化に合わせてクライアントニーズは刻々と変わりますが、変化にあわせてアクセンチュアも自らを変革し続けています。
アクセンチュアの中途面接では、「なぜアクセンチュアを志望するか」は用意しておかなければいけません。
本記事でアクセンチュアの組織的特徴をおさえ、志望理由を作る役に立てば嬉しいです。
Withコロナ時代にコンサル業界の転職を成功させる!
新型コロナの流行を受けて、DXによる効率化・新たな付加価値を創るニーズがより強くなりアクセンチュアは業績と共に採用を強化しています。
最新の求人意向や年収などの各種条件は、コンサルティング業界への転職を長年支援してきたアクシスコンサルティングに確認しましょう。
求職者の担当者が企業から直接話を聞いてるので、求人意欲(未経験者はOK?など)や各種条件、非公開求人を数多く教えてくれます。
人気の求人から埋まってしまいますので、転職を考えている人は早めに登録して、自分にあった求人の有無と条件を確認しておきましょう!
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Contents
アクセンチュアのコアバリュー(行動指針)
アクセンチュアは、働き方大改革を経て、定義した6つのコアバリュー(行動指針)を定めました。
アクセンチュアのコアバリューは、これまでのアクセンチュアが「クライアントにとって最高のパートナーであり続けたい」と、ビジネスの中で培ったアクセンチュアの文化的特徴を抽出し、明文化したものです。
同社の社風(カルチャー)を知るうえで大切な要素です。
・クライアント価値の創造:共に悩み、汗をかきハイパフォーマンスを支援する
・ワン・グローバル・ネットワーク:地球の裏側の仲間の知恵も借りられる
・個人の尊重:個の強みや個性を最大限に発揮し、組織の推進力にする
・ベスト・ピープル :多様性で勝負
・インテグリティ :誠実に振る舞い、信頼を築く
・スチュワードシップ:会社へのオーナーシップを持ち、会社・人材をよりよくする
アクセンチュアの組織構造

出典:アクセンチュア社HP ストラテジーホーム&コンサルティングホーム
アクセンチュアは他のコンサルティングファームと同様にサービスライン組織とインダストリー組織で構成されています。
今回は、サービスラインの組織毎に特徴を紹介しているので、転職準備に役立ててもらいたいと思います。(次回、インダストリー組織を紹介します)
サービスライン組織は、20年3月1日のリリースで「ストラテジー&コンサルティング、デジタル、テクノロジー、オペレーションズ」の4つに再編されました。
個人的にも転職する時、アクセンチュアのストラテジーは知っていましたが、マネジメントコンサル(MC)やテクノロジー、更にはSE(テクノロジーとの違いは?どの組織の話??)と様々な組織や呼称の整理が難しかったので、同じ悩みを持つ方がいれば、参考になれば嬉しいです。
サービスライン別組織
Strategy(ストラテジー)

Strategyは企業の事業戦略立案を担うストラテジー部門とコンサルティング部門で構成されています。
その結果、戦略+業務・IT・財務と様々なテーマを1つの部門で担うことになりました。
採用情報を見るとよくわかりますが、Strategyのなかのストラテジー部門はストラテジー部門での採用です。
コンサルティング部門は、以下2つの部門で採用しています。
1.マネジメントコンサルティング部門:通称MC
(全社トランスフォーメーションの構想策定・推進)
2.テクノロジーコンサルティング部門:通称TC
(CIOへのITの構想策定と実行支援)
デジタル(インタラクティブ)

デジタルは16年に買収したIMJ(ネット広告代理店)と共に推進している組織です。
HPでは「最高のエクスペリエンスを創出し、お客様のビジネス成果を最大化するエクスペリエンス・エージェンシー 」と紹介しています。
デジタルを中心とした広告代理店の職務に近い(テレビや新聞などの媒体枠を売るわけではない)と捉えると分かりやすいと思います。
採用も”デザイナー”や”マーケティング分野のデータサイエンティスト”、”デジタルコンテンツマネジメントコンサルタント(*)”など、様々です。
(*)自社サイト・ペイドメディアを含むデジタル広告のPMO
多様な人材を採用しているため、デザイナー等のクリエイティブな方々も多く、アクセンチュア社でコンサルタントの社歴が長い職員からは、「カオス」という声も良く聞こえてきます(笑)
近年、広告代理店からコンサルティング業界への転職も増えています。
そうした方は、業界を変えても業務内容が一緒では元も子もないので、Strategy(ストラテジー部門やコンサルティング部門)での活躍を期待して転職活動されている方は、業務内容を事前によく確認しましょう。
テクノロジー
システムエンジニア(以下、SE)の方が多く所属する部門です。
採用ページを見ていただけるとよくわかると思いますが、「エンジニアが切磋琢磨できる環境」や「ERPやSRMのシステム導入の受賞歴」等が掲載されています。
ページの中に”コンサルタント”という単語があるので混乱しやすいと思います。
職務内容を読んでみると「シスタム導入に関してクライアントのシステム上の課題を整理し、解決策を提案したり、クライアントへの折衝」といったSEの業務であることが分かります。

出典:『The Forrester Wave™:Salesforce Implementation Partners In Asia Pacific, Q2 2019』
HPには、フォレスター・リサーチの調査において、「アクセンチュアがSalesForce導入のリーダー企業として選定された」と紹介されています。
つまり、それだけITシステムの導入が強く、案件数も多いということです。
インタラクティブ同様に”コンサルティング業界”への転職をされる際に、どういったプロジェクトや案件に関われるか、具体的に転職先の会社・部署を転職エージェントに確認しましょう。
オペレーションズ

こちらは人事・給与や調達購買業務など、業務のアウトソーシングを引き受ける部門となります。
ただし、ただ業務を引き受けるだけではなく、 ロボティクスプロセスオートメーション(RPA)、アナリティクス、人工知能(AI)を始めとするデジタル技術を組み合わせて、引き受けた業務を自動化・高度化し、コスト削減やガバナンス強化を実現しています。
Withコロナ時代の転職活動成功のポイント!
新型コロナウイルスの流行により、転職市場は1次的に止まりましたが、顧客のデジタル化や働き方改革のニーズはより強まり、アクセンチュアは業績と共に採用数を伸ばしています。
そんなアクセンチュアへの転職を成功させるポイントを御紹介します!

ポイント1:プロジェクトが取れている部署を知る
新型コロナウイルスの流行後、プロジェクトが取れている/取れていない部署の明暗が如実に出るようになりました。
稀に退職者の人数補填の求人があるので、入社後に長期アベイラブルになることを避けるために、求人元の部署が案件を取れているか、事前に確認が必要です。
ポイント2:求人意欲を確認する
求人にも様々な背景があります。
経験者採用のみ、マネージャー以上の採用のみなど、求人票に書かれていない企業の求人意欲を事前に確認しておくことが大切です。
ポイント3:最新の転職成功者の経験やスキルを知る
最後に、新型コロナ流行後の転職成功者の経験やスキルを知っておくことが大切です。
完全に同じ経歴になることは難しいですが、評価されたポイントと近い経験や能力を伝えることで転職可能性を上げることができます。
この3つのポイントは、転職エージェントに相談することで実現することができます。
コンサルタントのキャリア支援実績が豊富な転職エージェントに相談することで自分では実現できないスピードで具体的な情報収集ができます。
ただし、専門性がない・営業活動として捌きにくる転職エージェントには、以下の条件を明確に伝えましょう。
- 目的を明確に伝える(情報収集・転職活動など)
- 企業から直接聞いた生の求人情報を知りたいこと
- 直近の転職成功者の経験やスキルを知りたい事
有効求人倍率など、一般論だけを話してくる人は要注意です。
*有効求人倍率はハローワークの求人数と応募数の割合です。ハローワークで紹介される警備員や建築現場作業員の求人倍率が、コンサルタントに紹介される求人の動向として参考に足る情報とはいえないでしょう。
企業から直接聞いている具体的な生の話を確認しましょう。
編集部
転職エージェントに営業として捌こうとしてくる人も多いのも実態です。
私達もよく出会いますが、面接日程調整の丸投げやどのエージェントでも見るような求人しか出してこないエージェントには「他社との差がないこと」と「●●をしてほしい」と自分の意思を伝えています。
皆さんも転職エージェントとはお互いに敬意を持てる誠実な関係が築けるといいですね。
コンサル業界への転職支援No1:アクシスコンサルティング
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アクシスコンサルティングは皆さんの相談にのる求職者担当が企業担当を兼務しています。普段から各ファームの人事担当と信頼関係を築き、コンサルタントの転職支援をしています。
その結果、事実に基づいた話を正確かつ端的に説明する力に優れています。簡単な電話相談から始められ、中長期的に転職活動をサポートしてくれます。
アクセンチュアの最新の求人状況(どの部門/役職が採用を強化している、など)と「こういう人は辞めやすい」といった退職傾向を知ることができます。
- コロナ後の各ファーム求人ニーズと背景を具体的に知りたい
- 求人で想定されている社内での役割や立ち位置を知りたい
- 過去のファーム転職成功者が評価された経験やスキルを知りたい
各ファームの最新情報と具体的な求人内容、転職成功者の情報を知りたい方はアクシスコンサルティングに登録しましょう。
高年収スカウトをもらう:キャリア・カーバー
キャリア・カーバーは、リクルートが提供するハイクラス向けの転職エージェントからのスカウトサービスです。
登録すると多くの転職エージェントから様々なスカウトオファー連絡が来るので、キャリア・カーバーを使うメリットは多いです。
キャリア・カーバーに登録している転職エージェントは、ハイキャリア向け専門の部署のエージェントです。
例えば、dodaに普通に登録した場合に担当になる人とは別に、ハイキャリア向けの担当者が付きます。この人達が担当になった場合のメリットは色々とあります。
- 一人一人に丁寧なキャリアカウンセリングや求人紹介をしてくれる
- 企業側のCEOやCOOクラスと直接話をしていて、より生の具体的な企業ニーズを教えてくれる
- 通常のサイト登録とは別の高年収・好条件の非公開求人を紹介してくれる
- 興味のある求人紹介をゆっくりと待てる
要は「高年収=エージェント側の収益が高い担当」は丁寧に対応して内定率を高める体制になっています。これはどこの転職エージェントも一緒です。
もちろんdodaやリクルートエージェントとの併用も可能です。
未経験の業界や職種は、dodaやリクルートエージェントに登録した方が広げやすいです。
何を求めるかですが、経験業界や職種で”様々な企業かつ年収が高い求人”を知りたい方は、キャリア・カーバーに登録しましょう。
求人数と実績数はNo1:リクルートエージェント
リクルートエージェントは、言わずと知れた転職エージェントの最大手です。リクルートの圧倒的な営業力で企業から多くの求人を獲得しています。
また、企業側から見ても紹介数が多い企業を雑には扱えないので、年収や入社日などの条件交渉も強く、アクセンチュアへの転職も皆さんに代わってより良い条件で交渉してくれます。
比較的に短期で転職を決めようとする傾向にはあるので、出来るだけ短期間に転職を決めたい方にオススメです。
- 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
- 外資系だけでなく日系企業を含めて幅広く求人を知りたい
- 転職活動を引っ張ってもらい短期で転職先を決めたい
こういう方は、リクルートエージェントに登録しましょう。
転職サポートが手厚い:doda
1~2回目で職務経歴書や面接に自信が無い方には、dodaはオススメです。
類似経験が書かれた職務経歴書のフォーマットを送ってくれたり、個別相談や自己分析支援など、中長期的に転職活動を手厚くサポートしてくれます。
手続きのシステム化が進んでおり、マイページを持つと求人の提案が続々と来ます。興味ある案件を「お気に入り登録」していくと、だんだん希望に沿った求人が届くようになります。
アクセンチュアの転職を相談すると同時に、近い年収や条件の提案をもらえるので、早めに登録しておきましょう。
- 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
- アクセンチュアを中心にコンサルキャリアの可能性を広げたい
- 自分のペースを大切にしつつ、色々と相談したい
dodaは紹介求人数が多く、サイトで自分で探すこともできます。
また連絡やサポートが丁寧で、営業っぽくしないので編集部メンバーも毎回使うメンバーが多いです。こういう方は、dodaに登録してみてください。
私達も転職活動の時に、複数の転職エージェントに登録します。
複数に登録すると転職エージェントが手元にある求人だけ提案してきている(=他のエージェントと案件がかぶっている)かが分かります
他社と差がない、魅力がない、ということをキチンと伝えて転職エージェントにやる気を出してもらうことも転職活動で大切なポイントになります。
全部に全力投球する必要はありませんが、メイン1社・サブ2社ぐらいは登録しておきましょう。
まとめ:アクセンチュアのサービスライン組織の違い
サービスライン組織の概要はお分かりいただけましたか。
以下が各組織の概要になります。
最も分かりにくいのはStrategyで、ストラテジー部門・マネジメントコンサル部門・テクノロジーコンサルティング部門の3つを包含していると理解すればよいでしょう。
- ストラテジー部門 :全社・事業部の戦略策定
- マネジメントコンサル部門:全社・事業部の各種改革案件
- テクノロジーコンサル部門:ITの構想策定や各種改革案件
- インタラクティブ:デジタル中心のマーケティング支援
- テクノロジー :ERPやCRM等の導入や関連するシステム改革
- オペレーションズ:業務の受託と受託業務の効率化・高度化
アクセンチュア社への転職は、基本的な業界研究・企業研究をよく調べて、「なぜアクセンチュアを志望するか」を準備しておくことが大切です。
サービスライン組織・インダストリー組織毎に特徴や主要クライアントを把握し、他社との比較を本サイトでも紹介していますので、参考にしてもらえればと思います。
・【体験談】アクセンチュア転職組(MC・TC)の面接傾向と正しい対策
・【企業研究】アクセンチュアへ転職(通信ハイテクと金融の特徴)
・【企業研究】アクセンチュアへ転職(官公庁・製造流通・エネルギーの特徴)
最後に、最新の求人を把握して企業のニーズに合わせて自分を伝えるかは、アクシスコンサルティングやJAC リクルートメント、リクルートエージェントなど、転職エージェントに相談すれば問題ありません。
どのエージェントも転職後の業界内の転職も含めて、中長期的なキャリア形成支援をしてくれます。
皆さんの転職活動がうまくいくことを願っています。