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リクルートに転職:元社員に聞いた中途面接対策 企業研究編

こんにちは。転職ノート編集部です。
私達は、全員で20回以上の転職経験があり、様々な業界で働いた経験を持つ年収1千万を超えるコンサルタントを中心とした執筆チームです。

今回はリクルートへの転職を考えている方に向けて、事業内容や注力事業を整理していきたいと思います。

というのも、先日、元リクルートの友人と話した際、リクルートのサービスは知名度が高い分、イメージだけで応募してくる人が多いそうです。その結果、企業理解が浅く、面接で御祈り(お断り)する方が多いそうです。

そこで、今回は元リクルートの社員に確認したうえで、よくある中途面接で「調べてないなー」と元社員が思う点を元に、事業内容や今後の注力事業を整理しました。

そのうえで、次回は面接対策や年収・賞与等を御紹介したいと思います。

Withコロナ時代にリクルートへの転職を成功させる!

新型コロナの流行を受けて、注力事業のHRテクノロジー事業や非接触を目的にしたAirペイなどの事業が伸び、リクルートは採用を強化しています。

ただ、各グループ会社で別々に求人を出しているので、営業以外の本社企画部門の求人は、キャリア・カーバーで高年収のスカウトをもらうのが効果的です。

キャリア・カーバーの担当者は高年収担当なので求人情報を詳しく把握しており、企業の求人意欲(未経験者はOK?など)や各種条件、非公開求人を数多く教えてくれます。

転職を考えている人は早めに登録して、求人の有無に加えて活躍できる人/できない人の特徴も確認しておきましょう!

会社概要とビジョン・ミッション・バリューズ

 会社概要

社名株式会社リクルートホールディングス
Recruit Holdings Co., Ltd.
創業創業 1960年(昭和35年)3月31日
設立 1963年(昭和38年)8月26日
従業員数181名(2019年3月31日時点)
グループ従業員数45,856名(2019年3月31日時点)
グループ企業数352社(子会社および関連会社、2019年3月31日時点)
連結売上収益23,107億円(2018年4月1日~2019年3月31日)
連結営業利益2,230億円(2018年4月1日~2019年3月31日)
出展:リクルートホールディングス社 HPより

リクルートは連結で2兆3,107億の売上、2,230億円の利益と大きな企業です。

toC向けのサービスも多く、indeed、じゃらんやHotpepper等、知名度が高いサービスが多いです。

 ビジョン・ミッション・バリューズ

ビジョン・ミッション・バリューズは、企業が大切にする価値観であり行動指針です。

特にリクルートは、ビジョンであるFollow Your Heartにも表れる通り、個人の意思や主体性を大切にしており、面接でも問われます

リクルートへの転職を考えている方は、企業が大切にする価値観や行動指針を把握し、自己分析や面接対策に備えることが大切です。

具体的な面接の質問と対策は次の記事で御紹介します。
コチラでは、まずビジョン・ミッション・バリューズを把握しておいてください。

●基本理念
私達は、新しい価値の想像を通じ、社会からの期待に応え、
一人ひとりが輝く豊かな世界の実現を目指す。

●ビジョン〔目指す世界観〕
Follow Your Heart
一人ひとりが、自分に素直に、自分で決める、自分らしい人生。本当に大切なことに夢中になれるとき、人や組織は、より良い未来を生み出せると信じています。

●ミッション〔果たす役割〕
まだ、ここにない、出会い
より早く、シンプルに、もっと近くに


私たちは、個人と企業をつなぎ、より多くの選択肢を提供することで、「まだ、ここにない、出会い。」を実現してきました。

いつでもどこでも情報を得られるようになった今だからこそ、より最適な選択肢を提案することで、「まだ、ここにない、出会い。」を、桁違いに速く、驚くほどシンプルに、もっと身近にしていきたいと考えています。

●バリューズ〔大切にする価値観〕
新しい価値の想像

世界中があっと驚く未来のあたりまえを創りたい。
遊び心を忘れずに、常識を疑うことから始めればいい。
良質な失敗から学び、徹底的にこだわり、変わり続けることを楽しもう。

個の尊重

すべては好奇心から始まる。
一人ひとりの好奇心が、抑えられない情熱を生み、その違いが価値を創る。
すべての偉業は、個人の突拍子もないアイディアと、データや事実が結び付いたときに始まるのだ。
私たちは、情熱に投資する。

社会への貢献

私たちは、すべての企業活動を通じて、持続可能で豊かな社会に貢献する。
一人ひとりが当事者として、社会の不に向き合い、より良い未来に向けて行動しよう。

連結売上高と海外売上高比率

 連結売上高と営業利益

2019年の連結売上は2兆3,108億で毎年10%前後で成長しています。

営業利益は、2016年に多少落ち込みましたが、その後は順調に成長してますね。2019年は昨対116%成長です。

年々、海外売上高比率を高めており、2019年度では46%が海外での売上となっています。

ただ、セグメント毎に海外が強いサービスと国内が強いサービスがあります。次のセグメント情報で海外に強い/国内に強い、という特徴を見ていきましょう。

当然、海外との折衝や海外事業での活躍を希望される方は、海外での事業に注力している会社への転職がオススメとなりますので、ご確認ください。

セグメント情報の整理

まず頭に入れておきたいのが、リクルートグループは2018年4月に組織変更をして、リクルートホールディングスの傘下に3つの事業統括会社を設立しています。

この「RGF OHR USA,Inc」「リクルート」「RGF Staffing B.V.」は、それぞれ「RGF OHR USA,Inc」が「HRテクノロジー事業」「リクルート」が「メディア&ソリューション事業」「RGF Staffing B.V.」が「人材派遣事業」を担当しています。

事業統括会社-各事業に、皆さんが知っている各サービスが紐づきます。

 セグメント別の運営会社・サービスの一覧

出展:2019年3月 リクルートホールディングス社 有価証券報告書 事業の内容

リクルート社では、事業統括会社毎にセグメントを設定しています。

こうして見ると、私達が知っているサービスがどこに該当し、どの会社が運営しているかが分かりやすくなったと思います。

現在(2020年4月時点)のリクルートでは、各社個別に採用をしています。
ただ、メディア&ソリューション事業は、「ライフスタイルでの求人の場合」と事業統括会社である「(株)リクルートでの求人の場合」があります。

よって、転職を考える際は、ホールディングスだと全事業セグメント全体を考える求人になり、住まいカンパニーやライフスタイル等は基本的に個社毎の事業単位で考える求人になります。

ちなみに住まいカンパニーで落ちて、スタッフィングで合格する、ということもあるようです。

個人的には、リクルートは広告収入と転職支援・人材派遣の手数料ビジネスだと思っていました。
最近は、AirREGIやAirPay等の中小事業者向けサービスを提供してツールの利用料収入も始めていることが新鮮でした。

 セグメント別の業績推移(売上高と利益)

次に、各事業セグメントで事業の規模と成長度合いを見ていきましょう。

要は事業として規模を出しているのは、リクルートスタッフィング等の人材派遣業ですが、成長しているのはIndeed等のHRテクノロジー事業です。

次の中期経営計画でも紹介しますが、リクルートはグローバルでこのHRテクノロジー事業に注力していこうとしています。

次にEBITDAの成長です。

出展:2019年3月 通期決算説明会資料

()内が昨対の成長率です。
EBITDAが最も伸びているのも売上と同様にHRテクノロジーです。

人材派遣・メディア&ソリューション事業共に、着実に成長していますが、規模は小さいものの急成長を遂げています。

各事業のEBITDA÷売上高の比率

  • HRテクノロジー     : 470億(14%)
  • メディア&ソリューション:1,720億(24%)
  • 人材派遣        : 83億(6%)

メディア&ソリューションが最も高く、次いでHRテクノロジーとなっています。

メディア&ソリューションはSUUMOやじゃらん等、国内でかなり強いメディアですが、更なる急成長は難しいでしょう。強いて言えばAirRAGE等の事業に成長余地があると思います。

人材派遣も同様で、国内はかなり取りきっていて、ここから更に急成長させるのは難しいと考えます。尚、国内では1位で、SIAという調査会社が世界の人材派遣市場で業界5位と発表しています。

また利益率の低さからも更に注力するには、メリットが少ないと言えます。

 各セグメントの注力内容

出展:2019年3月 通期決算説明会資料

その結果、コチラの資料にある通り、HRテクノロジー事業をグローバルで推進していくとのことです。

加えて、高収益のメディア&ソリューション事業は「更なる磨き込み」で高収益を維持するキャッシュカウとしてキャッシュを稼ぎ続けるのでしょう。

メディア自体は人口減に伴い、国内旅行人口や不動産を借りる人、結婚する人等の数は、中長期的に減少していくので、その前にHRテクノロジーに投資して育てよう、という舵を切っているのだと思います。(ここは推察です)

各社の求人(企画職とエンジニア)

転職活動をされる際には、こうした各社の事業方向性を理解したうえで、転職準備をされると良いと思います。

●リクルートライフスタイル 新規事業開発責任者
リクルートグループの国内外の販促メディア事業やSaaS事業、HR事業等を統括するリクルートにおいて、グループ全体の戦略立案とその実行を推進する各事業戦略部門での仕事をお任せいたします。
想定年収:570万~1220万

●リクルート採用 開発
リクルートグループの国内外の販促メディア事業やHR事業等を統括するリクルートにおいて、グループ各社の既存事業及び新規事業の成長・拡大を実現するために必要となる開発業務に携わるエンジニアを幅広く募集いたします。
想定年収:590万〜1260万

平均年収

出展:2019年~2015年 各社有価証券報告書

リクルート社の平均年収は1,000万円手前で推移しています。
平均年齢が30代後半と若く、30代で1,000万円を超える人が多いでしょう。

次回記事では、各職階の給与レンジ等、より具体的に給与や賞与体系を御紹介します。

同じ人材系のパソナと比べても、平均年収が高いことが分かります。
パソナグループも低いわけではないですが、リクルートと比べると、どうしても低く見えてしまいますね。

Withコロナ時代の転職活動成功のポイント!

平均年収が962万円と非常に高い企業です。
リクルートという企業ブランドも強く、優秀な人も多いので魅力的な転職先ですよね。

新型コロナウイルスの流行により、転職市場は1次的に止まりましたが、非接触での支払いニーズや人材採用のニーズがより強まり、業績と共に採用数を伸ばしています。

そこで、リクルートグループ各社への転職を成功させるポイントを御紹介します!

ポイント1:求人意欲を確認する
求人にも様々な背景があります。
経験者採用のみ、マネージャー以上の採用のみなど、求人票に書かれていない企業の求人意欲を事前に確認しておくことが大切です。

ポイント2:最新の転職成功者の経験やスキルを知る
最後に、新型コロナ流行後の転職成功者の経験やスキルを知っておくことが大切です。

完全に同じ経歴になることは難しいですが、評価されたポイントと近い経験や能力を伝えることで転職可能性を上げることができます。

この2つのポイントは、転職エージェントに相談することで実現することができます。

リクルートへの転職支援実績が豊富な転職エージェントに相談することで自分では実現できないスピードで具体的な情報収集ができます。

ただし、専門性がない・営業活動として捌きにくる転職エージェントには、以下の条件を明確に伝えましょう。

  • 目的を明確に伝える(情報収集・転職活動など)
  • 企業から直接聞いた生の求人情報を知りたいこと
  • 直近の転職成功者の経験やスキルを知りたい事

有効求人倍率など、一般論だけを話してくる人は要注意です。
*有効求人倍率はハローワークの求人数と応募数の割合です。ハローワークで紹介される警備員や建築現場作業員の求人倍率が、リクルートに転職される方の求人動向として参考に足る情報とはいえないでしょう。

企業から直接聞いている具体的な生の話を確認しましょう。

転職ノート
編集部

転職エージェントには営業として捌こうとしてくる人も多いのも実態です。
私達もよく出会いますが、面接日程調整の丸投げやどのエージェントでも見るような求人しか出してこないエージェントには「他社との差がないこと」「●●をしてほしい」と自分の意思を伝えています
皆さんも転職エージェントとはお互いに敬意を持てる誠実な関係が築けるといいですね。

高年収スカウトをもらう:キャリア・カーバー

キャリア・カーバーは、リクルートが運営するハイクラス向けの転職エージェントからのスカウトサービスです。

登録すると多くの転職エージェントから様々なスカウトオファー連絡が来るので、キャリア・カーバーを使うメリットは多いです。

キャリア・カーバーに登録している転職エージェントは、コンサルタントなどのハイキャリア向け専門の部署のエージェントです。

例えば、dodaに普通に登録した場合に担当になる人とは別に、ハイキャリア向けの担当者が付きます。この人達が担当になった場合のメリットは色々とあります。

  • 一人一人に丁寧なキャリアカウンセリングや求人紹介をしてくれる
  • 企業側のCEOやCOOクラスと直接話をしていて、より生の具体的な企業ニーズを教えてくれる
  • 通常のサイト登録とは別の高年収・好条件の非公開求人を紹介してくれる
  • 興味のある求人紹介をゆっくりと待てる

要は「高年収=エージェント側の収益が高い担当」は丁寧に対応して内定率を高める体制になっています。これはどこの転職エージェントも一緒です。

もちろんdodaやリクルートエージェントとの併用も可能です。
リクルートを中心に”様々な企業かつ年収が高い求人”を知りたい方は、キャリア・カーバーに登録しましょう。

<キャリア・カーバーで高年収スカウトをもらう>

求人数と転職支援実績No1:リクルートエージェント

リクルートエージェントは、言わずと知れた転職エージェントの最大手です。

リクルートの圧倒的な営業力で企業から多くの求人を獲得しています。
また、企業側から見ても紹介数が多い企業を雑には扱えないので、年収や入社日などの条件交渉も強いのが特徴です。

比較的に短期で転職を決めようとする傾向にはあるので、出来るだけ短期間に転職を決めたい方にオススメです。

  • 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
  • リクルートを中心に大手企業の幅広い求人を知りたい
  • 転職活動を引っ張ってもらい短期で転職先を決めたい

こういう方は、リクルートエージェントに登録しましょう。

転職サポートが手厚い:doda

1~2回目で職務経歴書や面接に自信が無い方には、dodaはオススメです。
類似経験が書かれた職務経歴書のフォーマットを送ってくれたり、個別相談や自己分析支援など、中長期的に転職活動を手厚くサポートしてくれます。

手続きのシステム化が進んでおり、マイページを持つと求人の提案が続々と来ます。興味ある案件を「お気に入り登録」していくと、だんだん希望に沿った求人が届くようになります。

競合ですが関係なくリクルートの事業企画や経営企画の求人を紹介してくれます。また、近い年収や条件の提案をもらえるので、早めに登録しておきましょう。

  • 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
  • リクルートを中心に大手企業の幅広い求人を知りたい
  • 自分のペースを大切にしつつ、色々と相談したい

dodaは紹介求人数が多く、サイトで自分で探すこともできます。
また連絡やサポートが丁寧で、営業っぽくしないので編集部メンバーも毎回使うメンバーが多いです。こういう方は、dodaに登録してみてください。

私達も転職活動の時に、複数の転職エージェントに登録します。
複数に登録すると転職エージェントが手元にある求人だけ提案してきている(=他のエージェントと案件がかぶっている)かが分かります
他社と差がない、魅力がない、ということをキチンと伝えて転職エージェントにやる気を出してもらうことも転職活動で大切なポイントになります。
全部に全力投球する必要はありませんが、メイン1社・サブ2社ぐらいは登録しておきましょう。

まとめ

元社員の方へのインタビューを交えて、中途面接に向けた企業研究を整理させていただきました。

●ビジョン・ミッション・バリュー
✓ビジョン:Follow Your Heart
✓ミッション:まだ、ここにない、出会い
       より早く、シンプルに、もっと近くに
✓バリュー:新しい価値の想像、個の尊重、社会への貢献

●事業の構造と方向性
✓リクルートはHDの下に3つの統括事業会社がある
✓各統括事業会社に、各会社とサービスが紐づく
✓HRテクノロジー事業が急成長
✓メディア&ソリューション事業は、高収益で既存事業を磨いていく

●年収
✓平均年収は1,000万弱で平均年齢が35歳前後と若い

各事業や会社が扱うサービスが理解できたところで、職階別の給与テーブルや賞与、福利厚生をコチラの記事で紹介しているので御確認ください。

リクルートへの転職は、内情を転職エージェントにどれだけ具体的に聞いて、志望動機などを用意できるかが大切になります。

また求人も流動的にグループ各社から出ていますので、早めに登録して定期的に情報交換しておきましょう。

皆さんの転職活動がうまくいくことを祈っています。