こんにちは。転職ノート編集部です。
私達は、全員で20回以上の転職経験があり、様々な業界で働いた経験を持つ年収1千万を超えたコンサルタントを中心とした執筆チームです。
最新の転職状況や各企業への転職準備を私達の経験を交えて紹介しています。
今回は、不況期でも安定した業界かつ給与水準が高いことで人気のSI業界から富士通への転職準備に向けて会社情報と企業文化、職種毎の年収を御紹介します。
一般的なインターネット・書籍の他に、富士通の現役社員へのヒアリングや編集部メンバーの経験と共に御紹介します。
転職面接では、企業文化や製品・働き方に関する理解が求められますので、
転職を考えている方は是非チェックしてください。
Withコロナ時代に富士通への転職を成功させる!
新型コロナの流行を受けて、DXによる効率化・新たな付加価値を創るニーズがより強くなり富士通は自社の改革を進める採用を強化しています。
最新の求人情報や年収などの各種条件は、コンサルティング業界への転職を長年支援してきたアクシスコンサルティングに確認しましょう。
富士通の役員や人事から話を直接聞いた、求人意欲(未経験者はOK?など)や各種条件、非公開求人を数多く教えてくれます。
転職はまだ考えていなくても、最新の求人紹介やキャリアの相談に乗ってくれるので気軽に相談してみましょう!
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Contents
富士通の基礎知識

富士通の会社概要
社名 | 富士通株式会社(FUJITSU LIMITED) |
所在地 | 神奈川県川崎市中原区小田中4-1-1 |
代表者 | 代表取締役社長 時田 隆仁 |
設立 | 1935年6月20日 |
事業内容 | テクノロジーソリューション ユビキタスソリューション デバイスソリューション |
資本金 | 3,246億円 |
従業員数 | 129,071名 |
売上高・営業利益の推移

富士通は、2016年~2020年3月期まで減収・増益で来ました。
そんな富士通は、IT企業からDX企業への変革を目指し、DXビジネスおよびDXビジネスに向けたモダナイゼーションやデータ分析・可視化、システム運用の効率化などを含む「デジタル領域」を成長ドライバーと位置づけ、成長を見込んでいます。
これにより2022年度にコア事業のテクノロジーソリューションで売上収益3兆5,000億円、営業利益率10%の達成を中期経営計画に掲げています。
その為には、盤石な顧客基盤を維持・強化など、各種改革を進めています。
改革例
- オフショア開発拠点であるグローバルデリバリーセンターの高度化
- 既存業務のAIやRPAによる自動化
- DXのインフラを支える5G基地局の整備
- 国・組織を超えた成長機会を提供するジョブ型人事制度
- 市場価値に照らした報酬設計を行う高度人材処遇制度
- お客様のDXを実現する「Ridgelinez株式会社」を設立
- 富士通グループの中長期戦略の策定・実行を支援する「株式会社富士通フューチャースタディーズ・センター」を設立
出典:第120期 有価証券報告書
セグメント情報
富士通には大きく4つのセグメントがあります。
1.情報システムの構築などSIやコンサルティングを行う、テクノロジーソリューション
2.パソコンの製造を行う、ユビキタスソリューション
3.LSIや電子部品の製造を行う、デバイスソリューション
4.その他
売上・利益ともにテクノロジーソリューションで稼いでおり、「Ridgelinez株式会社」の設立など、より一層とテクノロジーソリューションに注力していく方針となっています。


SI業界の市場規模推移

企業の業務の中核部分に関わる大規模な基幹システムの構築や、その
運用サービスの提供を中心とする「従来型IT領域」は、今後緩やかに衰退していく見通しとなっています。
一方で、DXビジネスおよびDXビジネスに向けたモダナイゼーション
やデータの分析・可視化、システム運用の効率化などを含む「デジタル領域」は堅調に市場が成長していく見通しです。
富士通は、従来型IT領域は既存の顧客基盤を活かして着実にシェアを取ると共に、成長市場に活路を見出すべく、Redgelineの設立など、各種施策を推進しています。
転職面接では必須!経営ビジョンと社風
富士通グループの理念・指針(Fujitsu Way)
富士通グループの理念・指針であるFujitsu Wayは、「パーパス」「大切にする価値観」「行動規範」の3つから構成されます。

パーパス(Our purpose)
パーパスとは、社会における企業の存在意義を意味します。
世界中の富士通社員が力を合わせて何のために日々の仕事をするのかを表しています。
富士通のパーパスは、「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」です。

大切にする価値観(Our Values)
大切にする価値観とは、「パーパス」を実現していくために、富士通社員一人一人が持つべき、『挑戦』『信頼』『共感』からなる具体的な行動の循環を示しています。

行動規範(Code of Conduct)
行動規範は、富士通社員一人ひとりがどのように行動すべきかの原理原則を示しています。

富士通の社風
富士通社員にアンケートを取ると以下のような声が集まりました。
- 年功序列で古き良き日本企業(エンジニア)
- 50~60代の社員が多く、若い社員の裁量権が無い(エンジニア)
- 大企業の社員数の多さで人海戦術で業務を行うことも多い(エンジニア)
- 日系老舗企業特有の学歴派閥があります(エンジニア)
- 典型的な日系大企業の雰囲気だが、働き方や事業の方向など時代に合わせて変化しようとしている(営業)
典型的な日系大企業の社風で体育会系色が強い(営業)
仕事内容と年収
富士通の平均年収は、800万円前後で変わらず、横ばいになっています。
役職が付くと1,000万を超えます。
新しい人事制度を設けるなど、特定職種や成果に対する報酬も上げるように動いていますが、今のところは日本的大企業の通り、年功序列で昇進していくのが多いようです。

富士通は成果主義への改革を進めていますが、まだ年功序列の色は強く、勤続年数に応じて年収が上昇していきます。
年収はグレードによって大枠の年収幅が決められており、新卒から5~10年目でG2・G3だと年収は450万円~650万円が多くなっています。
分類 | グレード | 年次 | 年収 |
一般社員 | トレーニー | 1~2年目 | 400万円~450万円 |
G2 | 2~6年目 | 450万円~550万円 | |
G3 | 6~8年目 | 550万円~650万円 | |
G4 | 8~13年目 | 650万円~800万円 | |
SP | 13~18年目 | 800万円~900万円 | |
管理職 | 役職者 | 18年目~ | 900万円~2,000万円 |
営業職
階級毎にグレードが設定されており、基本的にはグレード毎に基本給やボーナスの額が決まる。
家賃補助が独身:3.3万円/月、既婚者:4.4万円/月
営業8年目で850万(賞与込み)だった
(新卒、男性、営業)
エンジニア職
若手のうちは横並び
昇格をしても月給が±2万程度、評価が良くても5万円程度しか変わらない。年収の多くを残業代で稼ぎ550万円程度。
(新卒、男性、営業)
残業しないと業界平均よりも低いのは明らかだった。
昔は生活する為に残業する人もいたが、残業規制により基本的には残業がゼロになった。
残業が無いことは良いが、福利厚生が手厚いものの年収水準は低いことは覚えておいた方がいい。
(新卒、女性、営業)
Withコロナ時代の転職活動成功のポイント!
業績は安定しており、ここからの急成長に向けた改革がまさに進んでいる会社です。
新型コロナウイルスの流行により、転職市場は1次的に止まりましたが、SI・コンサルティング業界は顧客のデジタル化や働き方改革のニーズが強く、各社業績と共に採用数を伸ばしています。
富士通への転職を成功させるポイントを御紹介します!

ポイント1:求人意欲を確認する
求人にも様々な背景があります。
経験者採用のみ、マネージャー以上の採用のみなど、求人票に書かれていない企業の求人意欲を事前に確認しておくことが大切です。
ポイント2:最新の転職成功者の経験やスキルを知る
最後に、新型コロナ流行後の転職成功者の経験やスキルを知っておくことが大切です。
完全に同じ経歴になることは難しいですが、評価されたポイントと近い経験や能力を伝えることで転職可能性を上げることができます。
この3つのポイントは、転職エージェントに相談することで実現することができます。
コンサルタントのキャリア支援実績が豊富な転職エージェントに相談することで自分では実現できないスピードで具体的な情報収集ができます。
ただし、専門性がない・営業活動として捌きにくる転職エージェントには、以下の条件を明確に伝えましょう。
- 目的を明確に伝える(情報収集・転職活動など)
- 企業から直接聞いた生の求人情報を知りたいこと
- 直近の転職成功者の経験やスキルを知りたい事
有効求人倍率など、一般論だけを話してくる人は要注意です。
*有効求人倍率はハローワークの求人数と応募数の割合です。ハローワークで紹介される警備員や建築現場作業員の求人倍率が、富士通などの大手企業に紹介される求人の動向として参考に足る情報とはいえないでしょう。
企業から直接聞いている具体的な生の話を確認しましょう。
編集部
転職エージェントに営業として捌こうとしてくる人も多いのも実態です。
私達もよく出会いますが、面接日程調整の丸投げやどのエージェントでも見るような求人しか出してこないエージェントには「他社との差がないこと」と「●●をしてほしい」と自分の意思を伝えています。
皆さんも転職エージェントとはお互いに敬意を持てる誠実な関係が築けるといいですね。
コンサル・IT業界への支援実績No1:アクシスコンサルティング
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アクシスコンサルティングは富士通をはじめコンサル・IT業界への転職に特化した転職エージェントです。同業界への転職支援で豊富な実績があります。
各社の役員や人事から話を直接聞いており、コンサル・IT業界全体の転職動向から各ファームで必要なスキルや経験をよく理解しています。
また、転職を日々支援するなかで、転職後に失敗してしまう方の傾向やIT人材の次のキャリアを含めて提案ができるのは業界特化の転職エージェントならではです。
- 気軽に富士通の年収や働き方などの話を聞いてみたい
- 富士通やNTTデータ等、コンサルタント・ITエンジニアのキャリアを相談したい(転職は未定)
- 富士通に転職した人が評価された経験やスキルを知りたい
- 富士通に合わせた職務経歴書の添削や面接対策をして欲しい
こういう方は、転職活動していなくても気軽にアクシスコンサルティングに相談してみてください。
求人数と転職支援実績No1:リクルートエージェント
リクルートエージェントは、言わずと知れた転職エージェントの最大手です。
リクルートの圧倒的な営業力で企業から多くの求人を獲得しています。
また、企業側から見ても紹介数が多い企業を雑には扱えないので、年収や入社日などの条件交渉も強いのが特徴です。
比較的に短期で転職を決めようとする傾向にはあるので、出来るだけ短期間に転職を決めたい方にオススメです。
- 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
- 富士通をはじめSI業界の求人を幅広くを知りたい
- 転職活動を引っ張ってもらい短期で転職先を決めたい
こういう方は、リクルートエージェントに登録しましょう。
転職サポートが手厚い:doda
1~2回目で職務経歴書や面接に自信が無い方には、dodaはオススメです。
類似経験が書かれた職務経歴書のフォーマットを送ってくれたり、個別相談や自己分析支援など、中長期的に転職活動を手厚くサポートしてくれます。
手続きのシステム化が進んでおり、マイページを持つと求人の提案が続々と来ます。興味ある案件を「お気に入り登録」していくと、だんだん希望に沿った求人が届くようになります。
富士通の転職を相談すると同時に、近い年収や条件の提案をもらえるので、早めに登録しておきましょう。
- 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
- 富士通を中心にSI業界の可能性を広げたい
- 自分のペースを大切にしつつ、色々と相談したい
dodaは紹介求人数が多く、サイトで自分で探すこともできます。
また連絡やサポートが丁寧で、営業っぽくないので編集部メンバーも毎回使うメンバーが多いです。こういう方は、dodaに登録してみてください。
高年収スカウトをもらう:キャリア・カーバー
キャリア・カーバーは、リクルートが提供するハイクラス向けの転職エージェントからのスカウトサービスです。
登録すると多くの転職エージェントから様々なスカウトオファー連絡が来るので、キャリア・カーバーを使うメリットは多いです。
キャリア・カーバーに登録している転職エージェントは、ハイキャリア向け専門の部署のエージェントです。
例えば、dodaに普通に登録した場合に担当になる人とは別に、ハイキャリア向けの担当者が付きます。この人達が担当になった場合のメリットは色々とあります。
- 一人一人に丁寧なキャリアカウンセリングや求人紹介をしてくれる
- 企業側のCEOやCOOクラスと直接話をしていて、より生の具体的な企業ニーズを教えてくれる
- 通常のサイト登録とは別の高年収・好条件の非公開求人を紹介してくれる
- 興味のある求人紹介をゆっくりと待てる
要は「高年収=エージェント側の収益が高い担当」は丁寧に対応して内定率を高める体制になっています。これはどこの転職エージェントも一緒です。
もちろんdodaやリクルートエージェントとの併用も可能です。
富士通を中心に”様々な企業かつ年収が高い求人”を知りたい方は、キャリア・カーバーに登録しましょう。
私達も転職活動の時に、複数の転職エージェントに登録します。
複数に登録すると転職エージェントが手元にある求人だけ提案してきている(=他のエージェントと案件がかぶっている)かが分かります
他社と差がない、魅力がない、ということをキチンと伝えて転職エージェントにやる気を出してもらうことも転職活動で大切なポイントになります。
全部に全力投球する必要はありませんが、メイン1社・サブ2社ぐらいは登録しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか。
富士通への転職に向けて、業界の動向から富士通の各種改革や職種別の年収まで理解を深めていただけましたか。
転職活動では、基本的な業界研究・企業研究が大切ですが、本サイトでもしっかりと紹介していますので、参考にしてもらえればと思います。
最後に、最新の求人を把握して企業のニーズに合わせて自分を伝えるか、という部分ではリクルートエージェントやdodaなど、大手の転職エージェントと相談すると安心です。
また、キャリアカーバーに登録すると様々な転職エージェントが求人を紹介してくれます。
どのエージェントも転職後の業界内の転職も含めて、中長期的なキャリア形成支援をしてくれます。
皆さんの転職活動がうまくいくことを願っています