コンサルティング業界

20年版:シンクタンクとコンサルの特徴・違いを徹底比較!

こんにちは。転職ノート編集部です。
私達は、全員で20回以上の転職経験があり、様々な業界で働いた経験を持つ年収1千万を超えるコンサルタントを中心とした執筆チームです。

コンサルティングファームへの転職を希望している方で、「シンクタンクへの転職にも関心がある」という方も多くいらっしゃいます。

また、シンクタンクからコンサル、コンサルからシンクタンクの転職も多くなっています。

一方で、シンクタンクとコンサルティングファームを成立ち・業務・評価・給与で、違いを把握している方は少ないように感じます。

シンクタンクも社内にコンサルティング業務を担うチームがいて分かりにくいのが正直なところでしょう。

シンクタンクとコンサルティングファームの違いに踏み込んで、成立ち・業務・評価・給与を御紹介したいと思います。

Withコロナ時代にコンサル・シンクタンク
への転職を成功させる!

新型コロナの流行を受けて、働き方やデジタル化の更なる推進等、大手コンサルティングファームやシンクタンクが求める採用候補の経験やスキルの把握がかかせません。

最新の求人意向や年収などの各種条件は、コンサル・シンクタンク業界への転職を長年支援してきたアクシスコンサルティングに確認しましょう。

各ファームのパートナーや人事から話を直接聞いた、求人意欲(未経験者はOK?など)や各種条件、非公開求人を詳しく教えてくれます。

転職はまだ考えていなくても、最新の求人紹介やキャリアの相談に乗ってくれるので気軽に相談してみましょう!

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日本の主なシンクタンク(企業・金融・政府系)

日本では、野村総合研究所、三菱総合研究所、日本総合研究所など「総合研究所」という名前が付くことが多いです。

また、多くの場合は、政府や金融機関、日本の大手企業等、母体となる組織があり、その組織から調査案件などを受注するケースが多い特徴があります。(以下、グループは”G”と表記)

企業系シンクタンク

  • 三菱総合研究所   (三菱G)
  • NTTデータ経営研究所(NTTG)

証券系シンクタンク

  • 野村総合研究所(野村G)
  • 大和総研   (大和証券G)

金融系シンクタンク

  • 日本経済研究所(日本政策投資銀行)
  • 三菱UFJリサーチ&コンサルティング(三菱UFJフィナンシャルG)
  • 日本総合研究所(三井住友フィナンシャルG)

政府系シンクタンク

  • 経済社会総合研究所(内閣府)
  • 経済産業研究所  (経済産業省)
  • 日本国債問題研究所(外務省)
  • 日本銀行金融研究所(日本銀行)

日本で最初の民間シンクタンクは、野村総合研究所(NRI)で、1965年に設立されました。

現在の野村総合研究所は金融機関向けのITコンサルティングサービスが収益の大部分を占めていますが、もちろん今でもシンクタンクとしての機能も持っています。

詳しくはコチラに纏めていますので、野村総合研究所(NRI)に興味がある方は、ご確認ください。

日本の主なコンサルティングファーム

戦略系

  • マッキンゼー・アンド・カンパニー
  • ボストン・コンサルティング・グループ
  • ベイン・アンド・カンパニー
  • A.T. カーニー
  • ローランドベルガー

総合系(会計系)

  • デロイトトーマツコンサルティング
  • PwCコンサルティング
  • KPMGコンサルティング
  • EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング

IT系

  • アクセンチュア
  • アビームコンサルティング
  • 日本IBM(旧IBCS)
  • フューチャーアーキテクト

中小企業向け

  • 船井総研
  • 山田ビジネス
  • 日本能率協会
  • タナベ経営

成り立ち・業務内容の違い

シンクタンクとコンサルティングファームは、成立ちもそうですが、業務内容やキャリアに大きな違いがあります。

コンサルティングファームの概要は主に「コンサル100年史」、シンクタンクは総合研究開発機構(NIRA)の調査結果「シンクタンク情報2008年」を元に御紹介します。

シンクタンクとコンサルファームの成立ちの違い

●シンクタンク
日本での民間の調査・研究機関の多くは、1960年以降に設立しています。
有名な企業では65年に野村総合研究所が設立されています。

1970年前後は「シンクタンク元年」と呼ばれ、高度成長期に陰りが見え始め、公害・環境・都市問題が盛んになると共に、企業自らが調査研究に力を入れるようになったことで、多くのシンクタンクが設立されています。

●コンサルティングファーム
シンクタンクと同様に日本国内に限って御紹介します。

アメリカで生まれ、欧米で洗練されてきたコンサルティング業界で、日本に最初に進出したのは1966年のBCGです。

その後、1971年にマッキンゼー、1972年にA・T・カーニーと続きます。

現在の総合系やIT系に位置し、元は会計事務所の流れをくむデロイトやPwC、アクセンチュアの日本での展開は複雑です。

現在の体制になったのは09年前後に各社が買収や合弁を経て、現在の体制になっています。

コチラに詳細を纏めていますので、御確認ください。

入社後の業務内容はどう違うの?

●シンクタンク
一般的には、官公庁や地方公共団体等から依頼をもらい、経済予測や市場調査をします。

そのレポート結果が、政策立案に反映されるという流れです。

●コンサルティングファーム
経営や事業の戦略方針や物流・業務改革等、今後の経営や事業で何をしていくべきか、もしくは提言した改革施策を組織に落とし込む支援をします。

シンクタンクは、経済予測や市場調査などのファクト調査がメインです。
ファクト調査は客観性が重要なので、リサーチャーの恣意性を入れることはできません(ファクトではなくなる)。

コンサルティングファームでは、こうした調査データを用いて、設定した論点に対してクライアントの意思決定を支援することが仕事になります。

経済予測や市場調査をするか、調査結果を元にクライアントの意思決定を支援するかに、シンクタンクとコンサルファームの違いがあります。

もちろんコンサルティングファームでも、市場調査や経済予測もあります。
ファーム・プロジェクトによって、一概には言えませんが主とする業務が「客観的な調査」と「クライアントの意思決定」の違いがあります。

シンタンク・コンサルファームへの転職を相談する

コンサルティングファームは、新型コロナウイルスの流行後、クライアントのDXニーズが高まり、そうした人材の採用を強化しています。

シンクタンクもこれまでの経済予測の前提が大きく変わり、新型コロナウイルス流行後の各業界の先行きを見通す必要性が高まりました

シンクタンク・コンサルティングファームへの転職は、こうした最新の求人ニーズを把握することが何より大切です。

その点、アクシスコンサルティングは、各社と長年の信頼関係を築いており、企業担当から直接求人ニーズやプロジェクト受注状況を聞いています。

こうした企業の生の話を聞いておくことが大切になります。
興味がある方は、まず登録をして一度面談をしておきましょう。

年収はどちらが高いの?

シンタンクとして野村総合研究所(NRI)と三菱総合研究所(MRI)、コンサルティングファームとしてアクセンチュアとベイカレントを比較します。

野村総合研究所(NRI)は、コンサルティング事業は全体の8%程度で、その中の更に一部がシンクタンクです。主要事業はSIerになります。

給与形態もSIやコンサルティングに近く、アクセンチュアやベイカレントに近い水準でマネージャーで1千万円に届きます。

三菱総合研究所は三菱グループとしての給与形態に近く、基本的には年功序列で30代中盤・主任研究員の手前までは順調に昇給します。

各社の家賃補助

野村総合研究所:月6万円、院卒は寮を入社から3年間利用可(主任未満)
三菱総合研究所:月4.5万円
アクセンチュア:賃貸は月3万、持ち家は月1万(どちらもMgr未満)
ベイカレント :家賃補助・寮制度はなし

アクセンチュアやベイカレントはパフォーマンス次第で、ボーナスが大きく上がります。そのため、マネージャーで1,400万円や1,600万円、さらに高い年収を実現できる可能性もあります。

一方で、野村総合研究所や三菱総合研究所のシンクタンクは、大きく年収が上振れる可能性は低いが、家賃補助や寮制度が手厚く、着実に高年収を獲得することができます。

転職ノート
編集部

・年功序列で着実な上昇を望む→シンクタンク
・賞与を含めて若くして年収が一気に上げる→コンサル

こうして見ると個人の志向でどちらのキャリアが望ましいか判断できると思います。

各社の違いを御紹介することで、皆さんがキャリアを考える際に少しでもお役に立てたら嬉しいです。

どういう人が向いている?

シンクタンクに向いている人

野村総合研究所と三菱総合研究所でも違いますが、一般的には「専門分野(テーマと調査等の手法)を持ち、中長期的な視点で社会を分析したい人」だと言えます。

調査テーマや調査論点は、時代に合わせて変わります。
それこそ新型コロナウイルスの流行により様々なビジネスの前提条件が変わりました。この新しい前提のもと、過去との比較や新しい未来への見通しを立てます。

当然、以前に調査した経験・知識を応用しやすいです。
専門性が重視され、専門性を身に着けて仕事がしたい人が向いています。

コンサルティングファームに向いている人

専門性はコンサルティングファームでも付きますが、身に着くまでの長さと、身に着けられるように自らがキャリアを選ぶ必要があります。
*なお、事業会社比較でのコンサルティングファームでの専門性有無は、ここでは対象外とします。

特に若手のうちは、短期間で複数の業界やテーマを経験したい方には向いていると思います。

Withコロナ時代の転職活動成功のポイント!

新型コロナウイルスの流行により、転職市場は1次的に止まりましたが、顧客のデジタル化や働き方改革のニーズはより強まり、元々、人手不足だった各コンサルファーム・シンクタンクは中途採用を継続しています。

私達にも、各転職エージェントから求人の提案が届いています。
新型コロナウイルス流行後の産業別経済トレンドの調査や企業のDX案件なども提案がありました。

こうした状況での転職活動では、転職エージェントの力を借りて効率的に進めることがとても大切になります。

ポイント1:プロジェクトが取れている部署を知る
新型コロナウイルスの流行後、プロジェクトが取れている/取れていない部署の明暗が如実に出るようになりました。

入社後に長期アベイラブルになることを避けるために、求人元の部署が案件を取れているか、事前に確認が必要です。

ポイント2:求人意欲を確認する
求人にも様々な背景があります。
経験者採用のみ、マネージャー以上の採用のみなど、求人票に書かれていない企業の求人意欲を事前に確認しておくことが大切です。

ポイント3:最新の転職成功者の経験やスキルを知る
最後に、新型コロナ流行後の転職成功者の経験やスキルを知っておくことが大切です。

完全に同じ経歴になることは難しいですが、評価されたポイントと近い経験や能力を伝えることで転職可能性を上げることができます。

この3つのポイントは、転職エージェントに相談することで実現することができます。

コンサルタントのキャリア支援実績が豊富な転職エージェントに相談することで自分では実現できないスピードで具体的な情報収集ができます。

ただし、専門性がない・営業活動として捌きにくる転職エージェントには、以下の条件を明確に伝えましょう。

  • 目的を明確に伝える(情報収集・転職活動など)
  • 企業から直接聞いた生の求人情報を知りたいこと
  • 直近の転職成功者の経験やスキルを知りたい事

有効求人倍率など、一般論だけを話してくる人は要注意です。
*有効求人倍率はハローワークの求人数と応募数の割合です。ハローワークで紹介される警備員や建築現場作業員の求人倍率が、コンサルタントに紹介される求人の動向として参考に足る情報とはいえないでしょう。

企業から直接聞いている具体的な生の話を確認しましょう。

転職ノート
編集部

転職エージェントに営業として捌こうとしてくる人も多いのも実態です。
私達もよく出会いますが、面接日程調整の丸投げやどのエージェントでも見るような求人しか出してこないエージェントには「他社との差がないこと」「●●をしてほしい」と自分の意思を伝えています
皆さんも転職エージェントとはお互いに敬意を持てる誠実な関係が築けるといいですね。

シンクタンク・コンサルへの転職実績No1:アクシスコンサルティング

<1分で終わる登録方法はコチラ>

アクシスコンサルティングは、コンサルティングファームやシンクタンクへの転職に強みを持つ転職エージェントです。同業界への転職支援で豊富な実績があります。

各ファーム・シンクタンクのパートナーや人事から話を直接聞いており、コンサル・シンクタンク業界全体の転職動向から各ファームで必要なスキルや経験をよく理解しています。

また、転職を日々支援するなかで、転職後に失敗してしまう方の傾向やIT人材の次のキャリアを含めて提案ができるのは業界特化の転職エージェントならではです。

  • 気軽に各社の年収や働き方などの話を聞いてみたい
  • コンサルタント・ITエンジニアのキャリアを相談したい(転職は未定)
  • 過去に転職した人が評価された経験やスキルを知りたい
  • ファーム・シンクタンクに合わせた職務経歴書の添削や面接対策をして欲しい

こういう方は、転職活動していなくても気軽にアクシスコンサルティングに相談してみてください。

求人数と転職支援実績No1:リクルートエージェント

リクルートエージェントは、言わずと知れた転職エージェントの最大手です。

リクルートの圧倒的な営業力で企業から多くの求人を獲得しています。
また、企業側から見ても紹介数が多い企業を雑には扱えないので、年収や入社日などの条件交渉も強いのが特徴です。

比較的に短期で転職を決めようとする傾向にはあるので、出来るだけ短期間に転職を決めたい方にオススメです。

  • 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
  • 監査法人系や大手コンサルなど幅広く求人を知りたい
  • 転職活動を引っ張っていってもらい短期で決めたい

こういう方は、リクルートエージェントがオススメです。

転職サポートが手厚い:doda

1~2回目で職務経歴書や面接に自信が無い方には、dodaはオススメです。
類似経験が書かれた職務経歴書のフォーマットを送ってくれたり、個別相談や自己分析支援など、中長期的に転職活動を手厚くサポートしてくれます。

手続きのシステム化が進んでおり、マイページを持つと求人の提案が続々と来ます。興味ある案件を「お気に入り登録」していくと、だんだん希望に沿った求人が届くようになります。

コンサルティングファームやシンクタンクの転職を相談すると同時に、近い年収や条件の提案をもらえるので、早めに登録しておきましょう。

  • 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
  • アクセンチュアや船井総研を中心にコンサルキャリアの可能性を広げたい
  • 自分のペースを大切にしつつ、色々と相談したい

dodaは紹介求人数が多く、サイトで自分で探すこともできます。
また連絡やサポートが丁寧で、営業っぽくしないので編集部メンバーも毎回使うメンバーが多いです。こういう方は、dodaに登録してみてください。

私達も転職活動の時に、複数の転職エージェントに登録します。
複数に登録すると転職エージェントが手元にある求人だけ提案してきている(=他のエージェントと案件がかぶっている)かが分かります
他社と差がない、魅力がない、ということをキチンと伝えて転職エージェントにやる気を出してもらうことも転職活動で大切なポイントになります。
全部に全力投球する必要はありませんが、メイン1社・サブ2社ぐらいは登録しておきましょう。

まとめ

シンクタンクとコンサルティングファームを具体的な企業を想定しながら、成立ちや業務内容を御紹介しました。

業務・評価・給与に特徴があるので、皆様の志向に合ったキャリアを検討してもらいたいと思います。

最新の各社求人情報や入社後のキャリア等、転職エージェントに確認して1~3年程度のキャリアプランを立てられるといいですね。

シンクタンク

シンクタンクでは、客観的で広範囲(社会単位)な調査・分析が主業務となります。

評価は年功序列の傾向が強いです。
給与水準は総合系コンサルティングファームに近く、管理職で1,000万円を超えることができます。

また、家賃補助や寮制度がある会社が多く、福利厚生面を含めても長く働ける環境が整っています。

一方で、社内に留まる人が多いので、上が詰まっていて昇進しづらいという声が聞こえてくるのも事実です。

コンサルティングファーム

コンサルティングファームでは、クライアントの経営意思決定の支援や改革の推進役となります。

評価はタイトル毎に年収水準が決まっていますが、年次評価によるボーナスの振り幅が非常に大きいです。月の給与の4倍・8倍なんて額も出ます。評価次第の実力主義です。
給与水準は総合系コンサルティングファーム管理職で1,000万円を超えます。

ただ、家賃補助や寮制度がある会社は少なく、アクセンチュアぐらいでしょうか。Big4は基本的にありません。

部署の業績が良くて、評価が良ければ2-3年に1度昇進することができます。

皆さんの転職活動・キャリア形成がうまくいくことを願っています。