Withコロナ時代に
セールスフォースへの転職を成功!
新型コロナの流行を受けて、DXによる効率化・新たな付加価値を創るニーズがより強くなりセールスフォースは業績を伸ばし、採用を強化しています。
最新の求人意向や年収などの各種条件は、外資系企業への転職を最も支援しているJACリクルートメントに相談しましょう。
JACリクルートメントは業界毎に担当者が在籍しています。
セールスフォースを希望して面談するとセールスフォースの業界担当が企業から直接聞いた話をもとに非公開求人を含めた最新の情報・求人を提案してくれます。
行動しないと何も変わらないので、転職を考えている人は早めに登録して、自分にあった求人の有無と条件を確認しておきましょう!

こんにちは。転職note編集部です。
私達は、自分達の転職や副業経験を通して知りたかったのに手に入らなかった情報や手に入れるのに苦労した情報を纏めて御紹介しています。
高年収で成長業界として人気転職先にあげられることの多いCRMソフトウェア業界のセールスフォース社への中途入社の選考では、転職面接で同社の企業文化とのマッチを見られます。
そこで今回は、一般的なインターネット・書籍の他に、セールスフォースの現役社員へのヒアリングや編集部メンバーの経験と共にセールスフォース社の企業文化を御紹介します。
また、求人情報と共に営業とエンジニア職の仕事内容と年収を紹介していますので、転職を考えている方は是非チェックしてください。
企業文化や製品・働き方に関する理解が求められる面接に対応できるよう、記事を纏めさせていただきました。
皆さんの就職・転職の検討の役に立てば嬉しいです!
中途採用/面接対策の企業研究:高年収で人気のセールスフォース・ジャパンを分析!
セールスフォース・ジャパンの企業研究・分析
セールスフォース・ジャパンの会社概要

社名 | 株式会社セールスフォース・ジャパン Salesforce Japan Co.,Ltd. |
設立 | 2000年4月 |
資本金 | 1億円 |
代表者 | 代表取締役 兼 社長 小出伸一 |
事業内容 | クラウドアプリケーション及びクラウドプラットフォームの提供 |
本社 | 米国セールスフォース / Salesforce, Inc. (所在地:サンフランシスコ) 代表者:会長 兼 CEO マーク ・ ベニオフ Chair & CEO Marc Benioff |
東京 オフィス | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-1-3 日本生命丸の内ガーデンタワー(Salesforce Tower) |
2024年現在、オフィスは東京丸の内にある日本生命丸の内ガーデンタワーに入っています。
以前オフィスを置いていたJPタワーは地下から6階まで有名店が多く入っており、ランチに困りません。
地下は資生堂パーラーやラーメン店が入っており、5階に「根室はなまる」、6階は「銀平」など、美味しいお店がたくさん入っています。
新型コロナウイルスの流行を受け、リモートワークを積極的に導入しています。
「日本生命丸の内ガーデンタワー」を借受け、「Salesforce Tower 」と呼称することを発表しています。
※2022年2月1日付で本社を移転し、社名を「株式会社セールスフォース・ジャパン」に変更しています。
セールスフォース・ジャパンの企業の強み
●他社との差別化
再現可能なセールスプロセスの仕組化とアグレッシブで確度の高いM&A
Salesforce.Japan(セールスフォース・ジャパン) は積極的なM&Aを繰り返して急成長を遂げてきました。
過去5年間の買収傾向から、同社が強化してきた「機械学習」「データ統合・分析」「コミュニケーション」の3分野の買収を御紹介します。
●機械学習
- Tempo AI:2015年5月に買収。人工知能型カレンダーアプリ事業
- MinHash:2015年12月に買収。AIマーケティング支援
- PredictionIO:2016年2月に買収。データサイエンス(機械学習)事業
- MetaMind:2016年4月、$32.8M(約35億円)にて買収。AI(画像認識技術)テクノロジーの開発
●データ統合・分析
- Implisit:2016年5月に買収。データオートメーション(予測解析)の開発
- BeyondCore:2016年8月、$110M(約119億円)にて買収。BIツールやデータ・アナリティクスの開発
- Krux:2016年10月、$800M(約864億円)にて買収。顧客データ管理ツールの開発
- Attic Labs:2018年1月に買収。分散データベース開発
- MuleSoft:2018年3月、$6.5B(約7,000億円)にて買収。データ統合プラットフォームの開発
- Datorama:2018年7月、$800M(約864億円)にて買収。MI(Marketing Intelligence)ツールの開発
- Griddable:2019年1月買収。データ統合クラウド開発
- Tableau:2019年6月、$15.7B(約1兆7,000億円)にて買収。BIツール開発
●コミュニケーション強化
- Quip:2016年8月、$750M(約810億円)にて買収。コンテンツコラボレーションプラットフォームを開発
- HeyWire:2016年9月買収。メッセージングアプリを開発
- Rebel:2018年10月買収。インタラクティブEmailサービスを開発
- Bonobo AI:2019年5月買収。会話インテリジェンスツールを開発
- Slack :2020年12月買収。( 約2兆8900億円)にて買収。
コミュニケーション強化の領域では、Twitter社の買収計画も非常に話題になりました。
当時の買収意図と買収を断念した経緯は、マーク・ベニオフCEOの著書「TRAIL BLAZER(トレイルブレイザー)」に紹介されています。

年次イベントのドリームフォースのステージ上から見渡すと、同僚、取締役、投資家の不安そうな顔が見えた。大多数の人がセールスフォース&ツイッター連合に反対していた。
そのとき私は、もうやめようと思った。
自分の勘を信じる必要性よりも、この人たちの信頼を勝ち取るほうが大切だ。それに比べれば、セールスフォースの株価などたいしたことではない。
だから、私は柄にもないことをした。謝罪したのだ。そして、買収はやめることにしたと表明した。
マーク・ベニオフはこの著書でも書いているように、自分の勘・直観を信じるべきか、周囲の信頼を大切にするべきか、そのジレンマでかなり悩んだことを記しています。
Twitter社の買収では、築き上げるのに何年もかかる信頼を大事にして、200億ドル規模の買収資金まで用意したものの、断念したことを記しています。
そして同じ章を次のように締めています。
しかし、私は心から信じている。セールスフォースの成功の真のストーリーを最もよく表すのは、頑固さやエゴよりも信頼が勝った瞬間だ。
恥を恐れたり、たとえ売上高が数百万ドルも失われたりしても、それ以上に、透明性が勝利した瞬間であることを信じている。
皆さんの企業がつくり上げた優れた製品は、どっしりしたオークの木のようなものだ。
オークの木を植えた人はみんな、何年もその木陰でキャンプを楽しむことができる。
信頼のようなバリューは、華々しい業績のグラフや最も高い木にはならないかもしれない。
それは、苗木に育ってほしいと思って地中に埋める、何百本もの小さなドングリに似ている。
私が長年かけて学んだことがあるとすれば、こうした苗木をいくつも一緒に育てていけば、最終的に大きな樹木になることだ。
1本の木には、森をしのぐほどの強さはない。

この本にはセールスフォース・ジャパンが大事にするオハナやトレイルブレイザーの価値観の元になったエピソードがふんだんに記されていますので、セールスフォースの企業研究に興味がある方は、一読されることをオススメします。
最近の買収劇だとSlackの買収が話題になりましたね。
◆Slackの買収額は$27.7B(約2兆9,000億円)
Slackのマーケットキャップ(時価総額)は約$25B(約2兆6,000億円)なので、それほどプレミアムは乗っていない。
◆Slackの買収額は$27.7B(約2兆9,000億円)
Salesforceのマーケットキャップ(時価総額)は約$220B(約22兆円)なので、Salesforceの10%以上の価値のものを買うことになる。
◆買収はキャッシュと株式交換の組合せ
10%以上の株を新規に発行すると株価が10%落ちても同じ(10%分多く発行するので1株あたりの値段は下がる)
●事業の成長性
売上が前年同期比20%伸びている
大きなM&Aなしで四半期の売上が$5B(約5,000憶円超
●ビジネスモデルの特徴
サブスクリプション(定期課金)
企業が自社でソフトウェア資産を保有せず利用(クラウド)
企業と顧客を結びつけるCRMソリューションを中心として4つのセグメントがあります。
セグメントは「Sales」「Service」「Platform&Other」「Marketingu&Commerce」に分かれます。
これはSalesforce.comの決算資料とシバタさんの動画を併せて観るとよく理解できると思います。
▼Salesforce.Japanの決算資料
https://investor.salesforce.com/financials/default.aspx


セールスフォース・ジャパンの決算説明資料
セールスフォースの急成長を支える強みの厳選はどこにあるのか、そして最近発表されたSlackの277億ドル(約2兆8900億円)に上る買収の背景や狙いなど、「決算が読めるようになるノート」で有名なシバタさんのYoutubeが分かりやすくてオススメです。
シバタさんの動画では、セールスフォース・ジャパンの決算をもとに、この規模でも年率20%以上の成長を続けるセールスフォースの成長の源泉や今後の成長可能性を解説しています。
セールスは昔からM&Aで企業を買収し、シナジーを生み出していくことで大きな成長を実現しています。
シバタ さんの解説では、セールスフォースの強みを次のように解説されています。
基本的にもともとは営業の方向けのソフトウェアを売るという会社ですが、売り方をかなりモデル化して、サイエンスでやっていて、要はすごく仕組み化されています。ものを売っていく力、ソフトウェアを売っていく力がすごいのではないかと想像します。
日本的に言う「体育会系の営業」というイメージではなくて、きちんと方法論化されたリピータブルなセールスのプロセスが社内にしっかりあるのだと思います。そういう仕組みがある点が一番強い理由だと思います。
その上にアグレッシブでかなり確度の高いM&Aをしてくる形でどんどん乗ってくるのです。
強みが何だと聞かれれば、特に営業周りのオペレーションの力と、このM&Aなどの戦略的な話の掛け算でこういう大きな伸び方をし続けていると思います。
277億ドル(約2兆8900億円)で買収したSlackには、圧倒的な競合としてMicrosoftのTeamsがありますが、セールスフォースが買収して、どのようにシナジーを生み出していくのかも解説されています。


Slackは新型コロナウイルスの流行を受けて、Teamsは圧倒的な成長を遂げましたが、Slackはエンジニアには熱狂的なファンがいるものの、Teamsには大きな差をあけられています。
このままではSlackは自力でTeamsに勝つ見込みがほぼなくなり、セールスフォースの力に頼らざるを得なくなりました。
SlackのバターフィールドCEOは日経新聞の取材『「買収なんて想定していなかった」と明かしています。「単に営業力が高まるだけでは、僕らが独立企業でいることを諦める妥当性がない」とも考えた。誘いを受けると決めたのは、ときに深夜に及ぶ連日の電話でテイラー氏と重ねた、ソフトウエアの未来をめぐる議論だった。』と答えています。
ただ、セールスフォースはこれまで大型の買収とシステム化された強い営業力で業績を伸ばしてきた強みは活かしていくことになります。もちろん経営者の買収の合意は、より抽象度の高い概念で「ソフトウェアの未来」の合意が前提だと思いますが、ビジネス面では「営業力」を軸に伸ばしいくと考えられます。
SaaS・CRM市場の可能性
IT専門調査会社 IDC Japanの調査では、国内CRMアプリケーション市場は2018年に前年比成長率9.1%、388億3,900万円となりました。
新型コロナ流行前の調査と予測ですが、2020年以降も堅調に成長する見込みとなっています。
セールスフォースの競合は、AdobeやIBM,Microsoftが競合になります。
SAPやOracleもSaaS型のサービス提供を強化しており、成長市場で各社が激しく競争しています。
セールスフォースへの転職は外資系に強いJACリクルートメントに相談
私達がセールスフォースへの転職で相談した時は、外資系やグローバルに活躍する転職支援に強みを持つJACリクルートメントが一番、的確な選考サポートをしてくれました。
JACリクルートメントは元々、海外の企業の採用支援から成長して上場した企業なので、外資系大手企業と長年の信頼関係を築いているので、JACだけが持つ非公開求人など多くの求人を提案してくれます。
セールスフォースの転職では、書類の添削から1次~最終面接対策まで過去のSFへの転職成功者の実績をもとに手厚くサポートしてくれます。
実際に、私達のメンバーの多くもお世話になりましたが、業界毎に担当者がいて企業から直接聞いた最新の話をもとに対策を練ってくれるので安心感が大きいのが特徴だと思います。
中途採用/面接対策の企業研究:高年収で人気のセールスフォース・ジャパンを分析!
中途入社必須!セールスフォース・ジャパンの企業文化
セールスフォース・ジャパンの企業文化=信頼の文化
セールスフォースは企業文化を非常に大切にしている会社の一つです。
当然のことながら、中途採用では社風とのマッチを見られますので、よく理解して、面接対策や想定問答を用意しておきましょう。
セールスフォースが築き上げてきたのは「信頼の文化」です。
特に高い意識をもって取り組んでいる4つの文化があります。
1.お互いを家族のように大切にする「Ohana(オハナ)」
2.4つのコアバリュー
3.行動
4.素晴らしい顧客体験の提供
1.Ohana(オハナ)
この文化は従業員だけでなく、お客様やパートナー、地域コミュニティ全体を家族のように大切にする文化です。
全ての人がTrailblazer(先駆者)であり、共に助け合い、喜びを分かち合い、力を合わせて世界をより良い場所にするために、日々の仕事に取組んでいます。
発注先や部下であっても、家族のように大切にしていく文化ですね。
「TrailBlazer」とは、企業のデジタルトランスフォーメーションを支え、革新に挑戦する人々を「TrailBlazer(トレイルブレイザー:先駆者)」と呼んでいます。
セールスフォースでは、トレイルブレイザーの知見と交流をとても大切にして、交流する場を設けています。
実際に自社サイトやYoutubeで積極的に事例を含めて紹介しているので見ておきましょう。
参照:セールスフォース社HP
このトレイルブレイザーである各社がプレゼンテーションの中で、セールスフォース導入前の状況・課題とセールスフォースによってどのように変わったのかを知ることができます。
特に営業職希望の方は、この動画を通して、導入前/導入後の変化をきちんと捉え、自分なりに想定顧客を作ってプレゼン資料を作ると良いでしょう。
2.4つのコアバリュー
この文化は、「信頼・カスタマーサクセス・イノベーション・平等」の4つをOhana(家族)に求める価値としています。


出展:https://www.salesforce.com/jp/company/about-us/
●信頼
15万社を超えるお客様が、セールスフォースの信頼の証です。
それを支えるのは、顧客のデータ機密を守ることにあると共同創業者のParker Harrisも言っています。
SaaS型のビジネスでは、顧客のデータをクラウドを通して預かるため、顧客データの安全性が担保されていないることが何より大切です。
●カスタマーサクセス
お客様の成功があったからこそ、創業以来、世界No1 CRMへと成長を遂げることができました。
この「お客様と共に成功し、成長し続ける」という価値観を大切にしています。
●イノベーション
常に最先端の技術(AIなど)でビジネスの自動化と効率化、生産性の向上を追求しています。
●平等
セールスフォースは社員の多様性に敬意を払い、多様性に価値があると信じています。
これは標語ではなく、CEO直属のチーフ・イクオリティー・オフィサーの役割を設置し、このミッション専任チームが全社的な変革を推進しています。
平等の実現に向けて、一人一人が果たすべき役割があります。従業員が協力し合い、疑問を提示し、耳を傾け、Ally(アライ)としてマイノリティの人達に寄り添い、声を上げることを推奨しています。
また、この「平等」の価値観は、セールスフォース社の現状と取組みを様々な指標で明示していますので、是非、見てみてください。


出展:https://www.salesforce.com/jp/company/equality/
3.行動
セールスフォースでは、信頼関係を構築するために、誠意・透明性・意思統一・説明責任に従って行動することを大切にしています。
●誠意
セールスフォースの社員は常にSalesforceの行動規範に従い、率先して行動します。
●透明性
私たちはオープンに意見を交換します。Ohanaに属する誰もが、自分の意見や考えを自由に表現することができます。
●意思統一
V2MOMプロセスによって意思統一と説明責任の向上を図り、コミットメントの達成に役立てています。(V2MOMはセールスフォースの意思統一プロセスです。)
このV2MOMはVision(ビジョン)、Values(価値)、Methods(メソッド)、Obstacles(障害)、Measures(基準)の頭文字を取ったものです。
これによって社員が同じ方向へと進める、羅針盤のような役割を果たしています。
具体的には、リーダー陣が会社のV2MOMを作成し、周囲との議論を重ねた上で、部門からチーム、そして個人へと伝達されて、それぞれのV2MOMが完成していきます。
このリーダー陣がV2MOMを作成する為に行う議論は、ライブ配信やビデオによって社内で見ることができ、社内SNSで誰もが質問や意見することが可能です。
更にすべての社員のV2MOMを検索することができ、社内全体で情報の透明性を上げ、組織全体の賛同や意思統一を図る仕組みを設け、やらされ感が無く、信頼されているという意識を持てるようになっています。
●説明責任
定期的に成果を公表するとともに、学びを改善と成長に活かします。
どれもセールスフォース社のインタビュー記事でも紹介されています。
古瀬:前職ではエージェントとして100社ほど取引をしていましたが、ここまで透明性のある企業はないと思いました。外からのイメージでもそう感じていましたが、会社の一員となった今では一層風通しがよいと感じています。
出展:https://www.careercross.com/article/detail-1624
4.素晴らしい顧客体験の提供
セールスフォース・ジャパンの企業文化は、製品や主催イベント、ワークスペース、1-1-1モデルによる社会貢献などにも表現されています。
例えば、「1-1-1モデル」と呼ばれる社会貢献活動は、就業時間の1%、株式の1%、製品の1%を活用して非営利組織の活動支援を行うものです。従業員には1年間に56時間をボランティアの時間として与えられています。
会社が「ただやれ」というだけではなく、セールスフォース・ジャパン社内のサイト上で、ボランティア活動を紹介する一覧ページがあり、参加へのハードルを下げる仕組みなども整えられています。
これはセールスフォースの社内でデータを取っており、セールスフォース・ジャパン 常務執行役員、人事本部長 鈴木雅則氏は次のように語っています。
鈴木氏:「実はボランティア活動と社員のエンゲージメント向上には、相関関係があることが私たちの調査からもわかっている。ボランティア活動を通して社会の一面を知れるだけでなく、自分自身も支援を受ける人もハッピーになれる。また、チームで参加することで、チームビルディングに役立つ側面もある」
出展:ダイアモンド・オンライン セールスフォースが働きがいありと評価される理由
これはセールスフォースCEOのマーク・ベニオフ氏の著書「トレイルブレイザー―企業が本気で社会を変える10の思考」にも書かれており、フィランソロピー(民間が公益のために行うボランティア活動)を企業文化の中に完全に埋め込むためのモデルとして「1-1-1モデル」が策定されました。
著書のなかでベニオフ氏は、オラクルに勤めていた時代にジョージ・W・ブッシュ政権で第65代国務長官を務めたコリン・パウエル氏の呼びかけを契機に、100台のパソコンを中学校に運びこもうとしましたが、ボランティアの人手を集めることができませんでした。
その結果、コンピューターを届けることは出来ましたが、(参加者が集まらない)オラクルにとって「最優先事項ではない」というメッセージも届けたしまった経験が語られています。
その経験から、企業文化の中に フィランソロピー(民間が公益のために行うボランティア活動)を 埋め込む必要があると考え、「1-1-1モデル」が産まれました。
中途採用/面接対策の企業研究:高年収で人気のセールスフォース・ジャパンを分析!
そんなに!?セールスフォースの驚きの平均年収・給料
セールスフォースに勤める魅力の1つは、「高年収」でしょう。
全体的に給与水準は高いものの、インセンティブが多い営業職と技術職や総務や法務などのバックオフィスなどで給与水準が異なります。
全部を一緒にしないで、個別に御紹介します。
営業職 | インサイドセールス アカウントセールス |
技術職 | IT・システムコンサルタント ソリューションエンジニア テクニカルサポート セールスエンジニア |
事務職 | 内部監査 財務 人事 法務 |
セールスフォース/インサイドセールス の仕事と年収(給料)
セールスフォースのインサイドセールスはテレアポ部隊ではなく、セールスフォースの営業部員は全員が最初に勤める重要なポジションになります。
セールスフォース/インサイドセールスの仕事の概要
インサイドセールスの役割は、法人向けに新規案件の創出をメールや電話でお客様に対する内勤営業です。
電話やメールでお客様のビジョンや課題をヒアリングしたうえで、セールスフォースを紹介します。
(分かりやすく言えば、見込み客を商談に持ち込む事です)
セールスフォース/インサイドセールスで求められるスキル
- 営業経験
- チームマネジメントやチームで働いた経験
- 高いコミュニケーション力
- タイムマネジメントスキル
セールスフォース/インサイドセールス年収
1,000万~1,349万円
ベース:インセンティブ=6:4
営業成績次第で給与のふり幅が大きい
セールスフォース/カスタマーサクセスの仕事と年収(給料)
セールスフォース/カスタマーサクセスの仕事の概要
カスタマーサクセスグループ(CSG)の中のSuccess Pillarの一員として、顧客が、Salesforceを活用してビジネスを成功させることを支援するチームです。
このロールでは、年3回のバージョンアップで進化し続ける最先端の製品やテクノロジーと、カスタマーサクセスの先駆者としてのノウハウを駆使ししてお客様のビジネスの成功を支援します。
具体的には、顧客が「初めてSalesforceを利用する顧客の初期支援」や「活Salesforceを活用して一定期間が経過した顧客の、更なるSalesforce活用を支援」します。
セールスフォース/カスタマーサクセスで求められるスキル
- 3年以上の就業経験
- 基礎的なプレゼンテーション・コミュニケーションスキル
(あらかじめ決められたスクリプト等を正しく理解し、顧客の特徴やミーティングの状況等に応じて適切に説明したり、質疑応答に応えられる) - ビジネスプロセスに関する基礎的な知識
(主に営業・マーケティング・サポート領域)
セールスフォース/カスタマーサクセスの年収
29歳・中途3年目・900万円
32歳・中途2年目・720万円
賞与は年収の10%が基準で、その年の成績によって増減します。
他にジム費用が月1万円、会社の株を15%引きで購入できる、スキルアップ費用を年間60万円まで支給される等、様々な福利厚生が充実しています。
営業職(アカウントエグゼクティブ)の仕事内容と平均年収(給料)
営業職(アカウントエグゼクティブ)の仕事の概要
担当業界の大手顧客に対して売上計画を立案し、営業活動(新規提案・アップセルやクロスセル)を行います。
営業活動は、社内のマーケティング部門やインサイドセールス部門・チャネルセールス部門の他、パートナー企業と協調しながら新規顧客開拓や既存顧客を深堀を進めていただきます。
顧客の課題解決にとどまらず、顧客が将来実現したい姿やあるべき姿を信頼関係のあるアドバイザーとして提案いただきます。
提案先のほとんどがCxOクラスになり、経営に直結する提案スキルを身に着けることができます。
(商談化した案件を契約までもっていくことです)
営業職(アカウントエグゼクティブ)で求められるスキル(必須)
- 大手企業向け営業およびIT業界におけるアカウントプランニング経験5年以上
- 目標達成のため、案件発掘手段や優先順位付け、営業プロセスを確率し、実践している方
- 新規開拓経験をお持ちの方
- 変化を楽しめる柔軟性のある方
- カスタマーサクセスへの高いモチベーションとコミットメント
- 業界に変革を起こす、インパクトを与える仕事がしたい方
営業職(アカウントエグゼクティブ)で求められるスキル(尚可)
- 戦略的アカウントに対するプランの作成、遂行経験
- 経営CxOレベルへの営業および直接提案の経験
- 英語の学習意欲
営業職(アカウントエグゼクティブ)の年収
1,000万~1,499万円
ベース:インセンティブ=6:4
営業成績次第で給与のふり幅が大きい
Implement Architect(IT・システムコンサルタント)の仕事内容と年収
IT・システムコンサルタントの仕事の概要
mplement Architectはお客様にSalesforceの実装に関するガイダンスをリモートベースで提供します。
具体的には、技術的もしくは機能に関する設計レビュー、プロジェクト実装ガイダンスと導入のベストプラクティス提供、既存アプリケーション設定や健全性評価、最新のSalesforceベストプラクティスに基づいた質問への回答などです。
Salesforceのアドバイザリーチームのベストプラクティスを学び、活用する。
原則リモート作業になりますが、クライアントサイトへ訪問し、会議などを行う場合があります(平均15%程度)。
IT・システムコンサルタントで求められるスキル
- 一般的なエンタープライズソフトウェアソリューション(CRM、ERPなど)に関する技術実装を含むソリューション設計経験
- 仕事や技術的要件を最適化できる分析や設計能力を行った実績
- ウォーターフォール/アジャイルでの実装経験
- お客様や自社内の部門に対してSalesforce導入支援を行った実績
- お客様とのコミュニケーション/ファシリテーション能力
IT・システムコンサルタントの年収
700万円~
中途採用/面接対策の企業研究:高年収で人気のセールスフォース・ジャパンを分析!
セールスフォース・ジャパンの中途入社成功のポイント!
新型コロナウイルスの流行により、転職市場は1次的に止まりましたが、顧客のデジタル化や働き方改革のニーズはより強まり、セールスフォースは採用を強化しています。
マーク・ベニオフ:Salesforceは、今後6カ月間で4000人、、来年は1万2000人の仕事を追加する予定です。ソフトウェアの未来を定義する5万4000人の従業員を擁する強力なグループに参加してみませんか。セールスフォースは世界で最も急成長しているトップ5のエンタープライズソフトウェア企業です。
2020年9月18日 jobs@salesforce.com @salesforcejobs
私達にも、各転職エージェントから求人の提案が届いています。
ただし、セールスフォースは完全リモートワークを導入するなど、働き方の変化に合わせて求める人物像や能力が変わってきています。
新型コロナウイルス流行後の転職活動では、転職エージェントの力を借りて効率的に進めることが成功のポイントです。
ポイント1:求人意欲を確認する
求人にも様々な背景があります。
経験者採用のみ、マネージャー以上の採用のみなど、求人票に書かれていない企業の求人意欲を事前に確認しておくことが大切です。
ポイント2:最新の転職成功者の経験やスキルを知る
最後に、新型コロナ流行後の転職成功者の経験やスキルを知っておくことが大切です。
完全に同じ経歴になることは難しいですが、評価されたポイントと近い経験や能力を伝えることで転職可能性を上げることができます。
この2つのポイントを転職エージェントに確認することで効率的に成功確率を高めて転職活動を進めることができます。
ただし、専門性がない・営業活動として捌きにくる転職エージェントには、以下の条件を明確に伝えましょう。
- 目的を明確に伝える(情報収集・転職活動など)
- 企業から直接聞いた生の求人情報を知りたいこと
- 直近の転職成功者の経験やスキルを知りたいこと
有効求人倍率など、一般論しか話さないエージェントは要注意です。
*有効求人倍率はハローワークの求人数と応募数の割合です。ハローワークで紹介される警備員や建築現場作業員の求人倍率が、セールスフォースに紹介される求人の動向として参考に足る情報とはいえないでしょう。
企業から直接聞いている具体的な生の話を確認しましょう。



転職エージェントに営業として捌こうとしてくる人も多いのも実態です。
私達もよく出会いますが、面接日程調整の丸投げやどのエージェントでも見るような求人しか出してこないエージェントには「他社との差がないこと」と「●●をしてほしい」と自分の意思を伝えています。
皆さんも転職エージェントとはお互いに敬意を持てる誠実な関係が築けるといいですね。
外資系やハイキャリア支援に強いJACリクルートメント
おすすめ度:★★★★★(5点満点中 5点)
【公式サイト】https://www.jac-recruitment.jp
『JACリクルートメント』は日系大手企業や外資系企業のハイキャリア求人が多い転職エージェントです。
転職エージェントとしては、リクルート・dodaに続く第3位で、外資・内資問わずコンサルティングファーム各社への転職支援実績も多く、過去の選考通過者に聞かれた質問・回答例を豊富に教えてくれたのが印象的でした。(もうそれに従っておけばOKという感じです)
更に、キャリアコンサルタントを務める担当者のレベルが高く、会社全体で選考の通過率の高さを目標に掲げています。その為、求人企業の採用ニーズを役員・人事・面接官レベルで熟知していて「次の面接官の●●さんは、■■の経歴で▲▲の観点で深堀されます」など、人事や面接官に合わせた超具体的なアドバイスがもらえます。その結果、書類・面接の選考通過率が非常に高かったです。
JACリクルートメントの社内組織は業界担当制で、採用企業と転職希望者を同じ人が担当します(リクルートやdodaは採用企業担当と転職希望者担当を別の人が担当しています)。
その結果、私達(=転職希望者)への説明が、実際に採用企業から直接聞いた話をもとに話しているので、的確で具体的な転職アドバイスができます。
コンサルファームへの転職支援では、業界・各ファーム・部門・面接官に対する専門性が非常に大切です。書類選考や面接の対策でも一般論では乗り切れない部分が多く、ファーム・部門・面接官に合わせた対策が必要なので、コンサル業界専門の担当者がいるJACリクルートメントは信頼して相談することができました。
実際に私達がJACリクルートメント経由で選考を受ける時でも、転職支援できる業界の幅広さと各業界・企業に対する専門性の高さから、コンサルファームへの転職支援でも、かなり高い選考通過率を実現できます。限られた時間でハイキャリアを目指す方にはとてもよい転職エージェントだと思います。


- 転職後年収500万円以上を実現したい方
- 外資系ITや大手企業などの求人を知りたい方
- セールスフォースやアマゾン等、外資系ITの内情を詳しく知りたい方
- 企業から特命で預かっている極秘求人を知りたい方
コンサル・IT業界特化:アクシスコンサルティング
おすすめ度:★★★★★(5点満点中 5点)
【公式サイト】https://www.axc.ne.jp/
『アクシスコンサルティング』は、全業界のなかで最も平均年収が高いコンサルティング業界やGAFAM・セールスフォース等の外資系ITを中心としたIT業界に特化した転職エージェントです。
セールスフォース等の外資系IT企業への転職では非常に頼りになる転職エージェントです。
私達、編集部メンバーにはGAFAMやセールスフォース等の大手IT企業勤務のメンバーも多いので、よく相談する転職エージェントです。
転職を支援した実績が多いので、1次・2次・最終面接毎に何を見られるか、面接官がどういう方か・どういう質問をするかを熟知しています。また、実績が多い=企業との信頼関係も厚いので、アクシスコンサルティングにだけ先に依頼した非公開求人の紹介などもありました。
セールスフォースから次の転職も支援しているので、転職後の次のキャリアやセールスフォースに転職した後に躓いてしまう方の傾向なども含めて、次のキャリアを含めて提案ができるのはコンサル・IT業界特化の転職エージェントならではです。
IT業界・コンサルティング業界でのキャリアを考えている方は、必ず登録しておいた方がよい転職エージェントです。
- まずは気軽にセールスフォースの年収や働き方などの話を聞いてみたい
- 外資系大手ITでのキャリアを相談したい(転職は未定)
- セールスフォースに転職した人が評価された経験やスキルを知りたい
- セールスフォースに合わせた職務経歴書の添削やプレゼン面接対策をして欲しい
高年収オファーを企業から直接もらう:ビズリーチ(Bizreach)
おすすめ度:★★★★★(5点満点中 5点)
【公式サイト】https://www.bizreach.jp/
ビズリーチの名前は多くの方が御存じだと思いますが、ダイレクトリクルーティングサイトだということは知っていましたか?
ビズリーチは企業やヘッドハンターと求職者を直接結ぶサイトです。
登録するとビズリーチから求人提案が来るのではなく、登録している企業やヘッドハンターから連絡があります。興味がある求人を紹介されたら、その企業やヘッドハンターと電話やオンラインで面談する流れです。
セールスフォースはBizreach内で中途採用を定期的に募集しており、セールスフォースに直接応募して募集部署や採用求人の特徴を直接知ることができます。
最近は、様々なアマゾンやマイクロソフト、コンサルファームや官公庁等、様々な企業が求人を掲載しているので、自分で直接応募することが出来ます。(最近、Mckinseyの掲載を見つけて驚きましたw)
企業は転職エージェントに支払う手数料よりも採用コストが低いビズリーチの活用に積極的になっており、戦略ファームや金融・不動産各社も求人掲載しています。(転職関連のサイトで掲載企業数が最も多いと言われています)
- 外資系IT企業から直接話を聞いてみたい
- IT業界への転職支援に強いヘッドハンターに出会いたい
- 採用に積極的なセールスフォース等の企業から直接話を聞いてみたい
実際に応募するかは別にして、ビズリーチに登録して連絡がきた企業から話を聞いてみるのをオススメします。1次情報より確実な情報はないので、その機会を得る為にもビズリーチに登録しておいてください。
*実際の応募は面接対策が出来る業界特化の転職エージェントも”併用”した方が良いと思います。
中途採用/面接対策の企業研究:高年収で人気のセールスフォース・ジャパンを分析!
まとめ
セールスフォースへの転職は一般的なことを聞かれますが、見られているのはセールスフォースの企業文化・仕事内容(ライセンス営業ではなくコンサルティングなど)・製品への理解です。
基本的な業界研究・企業研究が大切ですが、多くの情報をインターネット上に公開しているので、良く調べておけば対策することができます。
市場規模や推移、業界の注力領域は本サイトでもしっかりと紹介していますので、参考にしてもらえればと思います。
・失敗しない転職!業界研究:セールスフォース・マルケト
・【体験談】セールスフォース転職組の面接傾向と正しい対策
更にセールスフォース社はYoutubeでも自社やトレイルブレイザーの取組みを紹介していますので、積極的に見てみることをお勧めします。
最後に、最新の求人を把握して企業のニーズに合わせて自分を伝えるか、という部分ではJAC リクルートメントやアクシスコンサルティング、doda
どのエージェントも転職後の業界内の転職も含めて、中長期的なキャリア形成支援をしてくれます。
皆さんの転職活動がうまくいくことを願っています。