こんにちは。転職note編集部です。
私達は、自分達の転職や副業経験を通して知りたかったのに手に入らなかった情報や手に入れるのに苦労した情報を纏めて御紹介しています。
前回は、スモールビジネス向けに統合型クラウドERPを提供して、急成長を遂げるfreee株式会社を御紹介しました。
第2回となる今回は、freee株式会社の選考の概要と面接の傾向を御紹介したいと思います。
皆さんの転職活動の役に立てて居たければ嬉しいです。
Contents
freee社の転職準備 会社概要
会社概要・事業内容・注力領域
詳細は前回の記事を御確認ください。


要点だけお伝えします。
freee社は、スモールビジネス向けに統合型クラウドERPを提供する2012年7月に設立した会社です。
財務会計ソフトの市場は、全体で2018年の市場規模は約3,000億円程度です。2023年には約4,000億まで市場の成長が見込まれています。
その中でfreee社はクラウド型での会計ソフト・人事労務ソフトをスモールビジネス向けに提供しています。
競合は、クラウド型でのサービス提供をするパイプドビッツ(ネットde会計)、マネーフォワード(MFクラウド会計)、スマイルワークス(ClearWorks)が該当します。
クラウド型の会計ソフト・人事労務ソフトでは、freee社が業界1位です。
社風の理解
まず、freeeのコミットメントとして、「マジ価値を届けきる集団」を掲げています。
「マジ価値=本質的な価値」は、ユーザーにとって本質的な価値がある、です。
freee社の大切な価値観ですし、ベンチャーは人数が少なく、1人1人が組織全体に与える影響が大きいので入社時にカルチャーフィットは必ず見られます。
その為、本質的な価値を提供することへの追及、は面接時に職務経験を話す際や自己紹介として用意しておくとよいと思います。
freeeは「マジ価値2原則」として、freeeがマジ価値(=本質的価値)を届ける為に、freeers(フリー社に勤める方の呼称)全員に全体にもってもらいたい2つのマインドを紹介しています。
1.社会の深化を担う責任
社会全体を前に推し進めるべく、社会に信頼される存在であると同時に、本質的であればあえてリスクを取って挑戦していく。
2.ムーブメント型チーム
ミッションに共感し集まった仲間達が自律的にアクションを起こす。その熱狂が伝播することで、より良い相乗効果を生み出していく集団である。
次に、マジ価値(=本質的価値)を届けるマインドを実現する為の行動指針として、5つの指針を定めています。
●理想ドリブン
理想から考える。
現在のリソースやスキルにとらわれず、挑戦し続ける。
●アウトプット→思考
まず、アウトプットする。
そして考え、改善する。
●Hack Everything★
取組んでいることや持っているリソースの性質を深く理解する。
そのうえで、枠を超えて発想する。
多くのことは楽しいだけで、よりインパクトが大きくなる。
●ジブンゴーストバスター
自分が今向き合いたい自分ゴーストを言語化する。
それに対するフィードバックを貪欲に求め、立ち向かっていく。
●あえて、共有する
人とチームを知る。
知られるように共有する。
オープンにフィードバックしあうことで、一緒に成長する。
ベンチャー企業は、常にリソースが足りません。
今のリソースだけを見ていたら前に進めなくなってしまう。
よって今のリソースではなく、理想に挑戦し、まずやってみて楽しむ。
そして共有してフィードバックをもらう、ということを大切にしている会社ということが良くわかりますね。
freee社の選考攻略法(面接対策)
選考プロセス

freee社は中途採用の場合、書類選考後に面接を3回することが多いようです。
1回目が現場の上司にあたる方、2回目が部署のTOPの方、3回目は人事部TOPの方になるようです。
ただ、各種インタビュー記事を見ると、場合によっては4回・5回と続くこともあるようです。
1回目、2回目が職務経験やスキル面での活躍できるかを見るようです。
3回目はカルチャーフィットを見て、価値観や志向性を踏まえて、共にやっていけるかの確認をする流れが多いようですね。
面接内容の傾向

- これまでの職務経験
- これまでの一番の成功体験
- これまでの一番の苦労体験
- 何故freeeを受けようと思ったのか?
●2次面接の場合
上記の内容を更に深堀して聞かれるようです。
面接準備(志望動機の伝え方)
過去の職務経験や成功/失敗体験は、freee社の価値基準に従い、「本質的な価値の提供」にいかに拘ったかを伝えられるといいと思います。
何故、freeeを受けようと思ったのか?は、例えば「①.Small Businessへの熱意や興味」「②.財務会計ソフトという成長市場でシェアNo1であること」「③.社風やカルチャーに対する共感」が切り口になると思います。
freeeの主要顧客は、個人事業主や中小規模の事業者ですので、彼らの悩みをよく理解できる、もしくは興味がることが必要だと思います。
特に、そうした企業の財務会計や人事労務等のバックオフィスに興味があると良いでしょう。
必ずしも専門性が必要というわけではないと思いますが、「営業しか興味がない」「バックオフィスなんて興味も持てない」だと、そもそも合っていないと思います。
活躍される方の特徴
freee社執行役の野澤さんは、活躍する人の特徴を「企業失敗組」と言っています。自ら会社を立ち上げたが、うまくいかず、縁あって入社される方が活躍されているとのことです。
また、大手総合商社から転職された方も、セールスとして実績を出されていることです。
出典:KREIS & Company インタビュー記事
freee社の転職面接対策 競合研究

どういう軸で競合とするかですが、同様にベンチャー企業で、中小企業向けにクラウド型の会計ソフトを提供しているという意味では、マネーフォワードは調べておいた方が良いと思います。
マネーフォワードは既に上場しているので、開示情報も多く、我々もまとめて御紹介しますので、興味のある方はご覧いただければ嬉しいです。
freee社の年収
openworkのクチコミを元に御紹介します。
まず、給与は年俸制なので額面提示額を12等分した額が毎月の額面給与となります。
ボーナスはありませんが、年に2回、給与の見直しタイミングがあり、比較的昇給するとのことです。
男性 在籍3~5年
年収:480万円(中途)
職務:法人営業
女性 在籍3~5年
年収:800万円(中途)
職務:法人営業
男性 在籍3~5年
年収:540万円(中途)
職務:経理
中途だと4~600万の間ぐらいが多いようですね。
会社全体が若いので、平均するとこのぐらいだと思います。
ただ、前職給与も考慮されるようで、800万や1,000万という方もいらっしゃいました。
freee社の転職選考内容と面接対策 まとめ
クラウド型の会計ソフト・人事労務ソフトで業界1位のfreee株式会社の選考内容と面接対策はいかがでしたか。
ユーザーにとって本質的な価値を届ける、ことにこだわり、個人・中小企業向けにサービスを拡大させていくfreee社に興味がある方は、転職エージェントに登録をして、具体的な求人を確認しましょう。
ベンチャー企業は、組織や業務が変わる頻度が高く、求人内容も頻度高く変わりますので、定期的にエージェントと情報交換をしておくと、スグに自分に合った求人が無くても、時期が経てば経験に合った求人が出てくることがあります。
リモートワークが推進されるなか、各エージェントは電話等でのカジュアルな情報交換にも積極的です。
都内に出るのが大変、仕事が忙しくてエージェントに訪問する時間がない、という人でも気軽に話を聞いてみるといいと思います。
また、freee社は「Bizreach経由でスカウトメールが来た」という声も多く、Bizreachへの登録もオススメです。
それでは皆さんの転職活動がうまくいくことを願っています。