何がすごいの？アクセンチュアで働くエンジニアの強み/弱み｜アクセンチュアのエンジニア組織の歴史的な立ち位置と将来性を徹底解説

こんにちは、転職note 編集部です。

今回は世界最大級のコンサルティングファームとして最先端技術とビジネス戦略の融合を推進し、AI時代のデジタルトランスフォーメーションを牽引するアクセンチュアのエンジニア職中途採用について詳しくご紹介します。

アクセンチュア自体は1962年の日本事務所開設から60年以上が経ち、2001年にアクセンチュアに名称変更してから20年以上が経過し、現在では従業員数約27,000名の世界最大級のコンサルティングファームとして成長しています。

一方で、近年、ITコンサルティングファームの数が増加し、改めてアクセンチュアのエンジニア職の中途採用の特徴は何か？転職対策のポイントは何か？どのような人材を求めているのか？がわからないという方も多いと思います。

そこで今回は次のような疑問に答えていきたいと思います。

本記事では、アクセンチュアのエンジニア職の中途採用の実態と転職成功のための対策方法をご紹介していきます。

今回は、実際にアクセンチュアのエンジニア職で働いたことのあるエンジニアの方へのインタビューや公式データ、転職サイトの情報を交えて、私達転職note編集部の実体験をもとにご紹介していきます。

事業会社からアクセンチュアのエンジニア職キャリアを目指す方の参考になる内容だと思うので、是非、最後まで読んでみてくださいね。

アクセンチュアの会社概要と歴史

アクセンチュアは1962年事務所開設、1995年日本法人設立で従業員数約27,000名（2025年6月時点）を抱える世界最大級の総合コンサルティングファームです。

戦略、コンサルティング、ソリューション、テクノロジー、運用、デジタルといった幅広いサービスを手掛ける総合系コンサルティングファームです。

クライアントにもたらす価値基準として「360°バリュー（全方位型価値）」を掲げ、社会やお客様に対して約束する価値や企業姿勢を表しています。

世界約50カ国に拠点を持つグローバル企業として、クライアントの変革を実現する”真のパートナー”として、どんな困難に直面しても、どんなに道のりが長く険しくとも、クライアントと共に歩み、最新のテクノロジーを活用したソリューションを提供しています。

アクセンチュアの会社概要

商号	アクセンチュア株式会社
英文商号	Accenture Japan Ltd.
創業年月日	1962年（事務所開設）
設立年月日	1995年12月
従業員数	約27,000名（2025年6月1日現在）
資本金	3億5千万円
代表者	代表取締役社長 CEO　江川 昌史
売上高	649億USドル（グローバル・2025年期） 過去11年連続で2桁成長 11年で社員数5倍以上に拡大
営業内容	戦略コンサルティング （経営戦略・新規事業企画・M&A・デジタル戦略） テクノロジーコンサルティング （AI・DX・システム開発・インフラ構築・保守） オペレーションズ （BPO・アウトソーシング・業務改革）

出典：アクセンチュア社HP　https://www.accenture.com/jp-ja/about/company/japan

2025年最新動向
AI時代に向けた大規模成長モデル刷新

2025年9月からAI時代に向けてグローバルでの成長モデルおよび経営陣を大幅に刷新し、デジタル・AI領域での競争優位性をさらに強化しています。

多拠点展開により、東京・大阪・横浜・福岡・札幌など全国各地でエンジニアが最先端のAI・デジタル案件に携われる環境が整っています。

アクセンチュアの歴史

アクセンチュアは1913年アーサー・アンダーセンの設立から始まり、1962年に日本での事務所開設、1995年に日本法人を設立した長い歴史を持つ総合コンサルティングファームです。

当初はアーサー・アンダーセンのコンサルティング部門として出発し、2001年にアクセンチュアとして独立しました。現在のアクセンチュアは、世界最大級の総合コンサルティング企業として地位を確立しています。

日本では2002年にアクセンチュア・テクノロジー・ソリューションズ株式会社を設立し、テクノロジー領域でのサービスを本格化。その後は次々とグローバルに拠点を拡大していきます。

アクセンチュアの経営戦略の変遷

2025年には25年目を迎えた「テクノロジービジョン2025」を発表し、自律型AIがビジネスに与える影響を調査・分析。AI時代に向けた大規模な成長モデル刷新を実施し、グローバル経営陣の体制も一新しました。過去11年連続で2桁成長を続け、この期間で社員数を5倍以上に拡大する急成長を遂げています。

最新のアクセンチュアのAI・デジタル化への取り組み

アクセンチュアは「デジタル＝アクセンチュア」という業界内ポジションを確立しており、AI・デジタル領域での圧倒的な存在感を発揮しています。2025年までに世界25カ所の生成AIスタジオを展開し、企業のAI導入支援を加速しています。

社内では生成AIを活用したアプリ開発促進やデータサイエンス作業の自動化・効率化を推進。AI Hub プラットフォームにより、企業の独自データと複数のAIを連携させ、セキュリティを担保しつつRPAなど既存システムとの統合を実現する革新的なソリューションを提供しています。

また、2025年6月からは週5日の出社を原則義務化し、対面でのコラボレーションとイノベーション創出を重視する働き方に転換。AIエンジニア向けのリスキリングプログラムも充実させ、自律型AI時代に対応できる人材育成に力を入れています。

強みと弱みは何？
アクセンチュアの強み

アクセンチュアの強みとして、1962年の日本進出から60年以上培ってきたグローバル最大級のコンサルティングファームとしての圧倒的な実績・最先端のデジタル技術力、そして世界レベルの案件規模を扱う確かな専門性があることをお伝えしたいと思います。

デジタルトランスフォーメーションをテクノロジーとビジネス戦略の両面から支援できるのも一般的なコンサルティングファームでは、なかなか取り組めない取組みだと思います。

こうしたアクセンチュアの歴史や特徴をふまえて、どんな会社かを実際に働いている社員の方へのインタビューをもとに御紹介したいと思います。

アクセンチュアのすごい強み①
グローバル規模での圧倒的な顧客基盤

世界52か国・200都市以上に拠点を持つ世界最大級のコンサルティングファームとして、Fortune500企業の99%との取引実績を誇る顧客基盤は他社の追随を許さないほど豊富で、様々な企業にアプローチすることができます。

この顧客基盤により、クライアント企業が新しいプロジェクトを検討する際にも真っ先に相談されやすく、コンペなどでも優位なポジションに立つことができます。

デジタル技術は企業の方針だけでなく、企業が関係する法令や業界の慣習、現場の業務と様々な観点で配慮や考慮が必要ですが、新規取引の企業はそうした「絶対に外してはいけないポイント」を知らない為、プロジェクトを開始した後で判明して見積工数が足らなくなったり、ひどい時は炎上したりします。

このように長い年月で培ってきたグローバル規模の顧客基盤は他社には無いアクセンチュアの大きな強みの1つと言えるでしょう。

アクセンチュアのすごい強み②
最先端デジタル技術への圧倒的な投資力

コンサルティング業界でもいち早くデジタル・IT分野に積極的に投資してきたアクセンチュアは、「デジタル＝アクセンチュア」という業界内ポジションを確立しています。2024年には生成AI・機械学習・データアナリティクスを活用したソリューション開発により、テクノロジー・ビジョン2024で掲げる「Human by Design」という人間中心のテクノロジー活用を実現しています。

クラウド・プラットフォーム、データ・AI、アプリケーション開発、サイバーセキュリティ、インダストリー4.0の5つの主要技術領域で最先端技術を提供できるアクセンチュアの技術力は、とても高い水準にあります。また社内での技術研究も進んでおり、多様になってきているIT技術の取込みもしっかりと進められている経営の先見性は創業から培っているものといえるでしょう。

アクセンチュアのすごい強み③
世界最大規模の優秀な人材リソース

グローバルで約80万人、日本国内で約2.5万人という世界最大級の規模を誇る人材リソースを保有しており、高度なスキルを持った専門家が多数在籍しています。また高い技術力を持った豊富な人員が社内に在籍していることは非常に重要です。

昨今のエンジニアの採用時年収の水準が非常に高くなっており、どのコンサルティング企業やシステム開発を担う企業は採用時のコスト負担が大きな悩みとなっています。

そうした環境変化をふまえても優秀で多様なバックグラウンドを持つ人材が世界規模で在籍していることは、何かあっても社内外のリソースで解決でき、安定して顧客にサービス提供ができるという点でクライアントも発注の決済がしやすいので、事業運営の大きな強みとなっています。

アクセンチュアのすごい強み④
世界最高レベルのブランド力

BtoBの大規模デジタル変革プロジェクトでは、どの会社も失敗が許されないPJTであり、金額が大きいだけでなく、リリース後に問題が起こればニュースになってしまうこともあります。

その為、発注先の選定では企業の実績や保有するケイパビリティだけではなく、企業のブランドイメージは大切になってきます。この会社であれば「失敗しない」「最後までやり切ってくれる」「最先端技術を適切に活用してくれる」というイメージは、特にグローバル企業において強く持たれており、そういう点でアクセンチュアの世界最高レベルのブランド力は案件獲得の強みになっています。

もちろんそれを支えているのは、ここまでご紹介したグローバル規模の顧客基盤や最先端技術力を持った豊富な人員等が長年の事業運営でクライアントに築いてきたものでもあります。そういう時間の中で培ってきた実績に基づくブランド力は他社がスグにまねできるものではない為、アクセンチュアが今後も成長を遂げる為の大きな強みになっていると言えます。

アクセンチュアのすごい強み⑤
真のグローバル展開による成長力

国内コンサルティング事業では安定した成長を遂げていますが、それだけでは頭打ちになってしまうかもしれません。しかし、アクセンチュアは世界52か国・200都市以上での真のグローバル展開を実現しており、それも大きな成果を上げています。

他の日系コンサルティングファームと異なり、アクセンチュアは各国でローカライズされたサービスを提供する一方で、グローバル統一の品質基準とナレッジ共有システムを構築しています。これにより、どの国のオフィスでも一定以上の品質を保証し、クロスボーダーなプロジェクトでも一貫性のあるサービス提供を実現しています。

そうした真のグローバル企業として次の成長ステージへの基盤を構築していることは、今後の持続的成長の原資となる強みになるでしょう。

強みと弱みは何？
アクセンチュアの弱み

昨今のSI・コンサルティング業界は、様々なプレイヤーがいます。

NTTデータや野村総合研究所は昔から競合することも多かったと思いますが、最近ではベイカレントコンサルティングやBig4系のデロイトトーマツコンサルティング、PwCコンサルティングなども激しく競合しています。

総合コンサルティングファームは、どのファームも全業界・全サービスに対してフルラインでサービス提供をしており、種類での差別化が非常に難しいのはどのファームも同じです。

その為、各企業・コンサルティングファームが似たような年齢・経験の人材を採用しようとしていますが、外資系企業や新興企業は積極的に年収水準を上げてオファーを出せます。

しかし、アクセンチュアの場合は、実力主義の色合いが強い一方で、近年の大量採用により人材のスペックにばらつきが見られる状況が続いています。

世界最大級のコンサルティングファームという確固たる地位はアクセンチュアの非常に大きな魅力である一方で、それが新たな課題を生み出しているのも事実です。それでは早速、アクセンチュアの弱みを見てみましょう。

アクセンチュアの弱み①
大量採用による人材の質のばらつき

アクセンチュアの最大の課題は急速な規模拡大に伴う人材の質の管理です。グローバルで約73万人の従業員を抱える世界最大級のファームとなった一方で、大量採用により人材のスペックにばらつきが生じていることが指摘されています。

2024年度はGenAI関連だけで新規受注30億ドルを獲得し、Data & AI プラクティショナーを約57,000名まで拡充するなど積極的な採用を続けています。しかし、採用スピードを重視するあまり、従来のアクセンチュア品質を維持することが困難になっているケースも見受けられます。

アクセンチュアの弱み②
プロジェクト次第での極端な労働環境

アクセンチュアの大きな課題として、プロジェクトによる労働環境の格差が挙げられます。2022年3月には違法な長時間労働により東京労働局から書類送検され、エンジニアが月140時間の時間外労働をしていたことが報道されました。

特に大規模なシステム刷新や短納期のDXプロジェクトでは、従来のコンサルティングワークとは異なる長時間労働が発生しやすい傾向があります。OpenWorkのデータでは月間平均残業時間29.8時間とされていますが、実際はプロジェクトや時期により大きく異なります。

一方で、エンジニア職の場合は、基本的に人月×単価＝売上のビジネスモデルの為、稼働時間を増やさないと企業としての成長も見込めません。特に優秀な人材を多く採用し続けながら、同時に労働環境も改善する必要があるため、競合他社との人材獲得競争においても課題となっています。

規模を拡大し続けなければいけない、しかし規模拡大に伴い労働環境の管理が複雑化し、プロジェクトベースでの品質・働き方の管理に課題が生じているというのがジレンマになっています。

アクセンチュアのプロジェクト事例

1962年から60年以上の歴史を持つグローバル最大手のコンサルティングファーム、アクセンチュアの革新的なプロジェクト事例をご紹介します。

2024-2025年の最新取り組み
時代をリードする新サービス展開

アクセンチュアは生成AI分野で世界をリードし、3年間で30億ドル（約4,250億円）の大規模投資を実行して次世代テクノロジーサービスを展開しています。

AIエージェント連携基盤の構築

2025年6月、「Trusted Agent Huddle™」を発表し、異なる企業が提供するAIエージェントを標準化されたプロトコルで連携させる革新的なソリューションを開始。企業のワークフロー全体を自動化・最適化する次世代型のAI統合システムを提供しています。

生成AI社内活用の実践展開

2024年末時点で社員向け生成AIアプリを300個以上開発し、ほぼ全社員73万人がAIエージェントを日常業務で活用。データサイエンス自動化ツールやリアルタイム多言語コミュニケーション支援など、実践的なAI活用事例を蓄積しています。

明治安田生命DXプロジェクト

2025年1月より明治安田生命との包括的パートナーシップを開始し、2030年3月まで6年間の大型DXプログラムを実行中。生成AIをはじめとする先端技術で保険業界の働き方改革と顧客体験向上を実現する最新事例です。

これらの取り組みにより、アクセンチュアは「従来型コンサル」から「AI駆動型デジタル変革パートナー」としての地位を確立し、エンジニアにとって最先端技術を実践できる環境を提供しています。

テクノロジービジョン2025

＊Autonomous AI：自律型AIがビジネスを再創造

アクセンチュアが2025年1月に発表した最新の技術戦略レポートです。自律型AIの台頭により、従来のビジネスプロセスが根本的に変革される時代において、企業がどのように技術活用すべきかを示しています。

エンジニアは単なるシステム開発から、AIエージェントアーキテクチャ設計、人間とAIの協働システム構築、次世代ロボティクス統合など、より戦略的で創造的な役割が期待されています。

グローバル2,000以上の生成AIプロジェクトから得られた知見をもとに、責任あるAI実装、データ品質管理、セキュリティ強化の実践的手法を体系化しています。

ハイブマインド・プロジェクト

複数のAIエージェントが蜂の巣（ハイブ）のように連携して、複雑なビジネスワークフローを統合・自動化する「エージェント・アーキテクチャ」の実装プロジェクトです。

従来の単発的なAI導入とは異なり、企業全体のエコシステムにAIエージェントを組み込み、リアルタイムでの意思決定支援、プロセス最適化、予測分析を実現します。エンジニアは技術実装だけでなく、ビジネス戦略の立案段階から参画できる魅力的なプロジェクトです。

こうした最先端プロジェクトを通してアクセンチュアのエンジニアは、世界73万人の多様な専門家と協働しながら、クライアント企業の根本的な変革を支援する経験を積むことができます。

平均年収880万円という業界最高水準の待遇とともに、技術者として最前線で活躍できる環境が整っています。

ここがすごい！
アクセンチュアエンジニアの特徴（海外・グローバルで働ける）

さて、これまではアクセンチュアのエンジニア職の強みと弱み、そしてプロジェクト事例をご紹介してきました。

クラウド・AI・デジタル変革、特にMicrosoft AzureやAWSで確固たる強みを発揮しており、更に最新技術を駆使したコンサルティングサービスにも力を入れていることはお分かりいただけましたか？もちろんクラウド以外のプロジェクトも多数ありますので、そこはお忘れなく。

更にアクセンチュアのエンジニアはプロジェクト事例で御紹介したように、海外で働く機会が多いことも特徴の1つになっています。

クラウド・AI案件を発注するのは基本的に大企業ですが、大企業は当然、世界中に支社や工場・データセンターがあり、各国の規制や商習慣等をもとにシステムを導入していく必要があります。

その為、アクセンチュアのエンジニアの特徴としてグローバルで働く機会が多いことをご紹介しますね。

ここがすごい！アクセンチュアエンジニアの特徴
グローバルプロジェクトが多い

アクセンチュアは、アイルランドに本社を置く世界最大級のコンサルティングファームのため、日本企業の海外進出や多国籍企業のデジタル変革をサポートする、グローバルプロジェクトが多い点が特徴の1つです。

日本マイクロソフトとの戦略的パートナーシップにより、Azure OpenAI ServiceやMicrosoft 365 Copilotを活用した大規模プロジェクトを世界各国で展開しており、エンジニアが海外で働く機会が豊富なファームとして有名です。

コロナ禍で直接現地に飛ぶというのが難しい時期もありましたが、世界的にAfterコロナの世界に移行するなかでハイブリッド勤務も活用しながら、アメリカ・欧州・アジア各国と様々な国のプロジェクトで活躍されています。

実際にグローバルプロジェクトでは、フィリピンのマニラやオランダ、ドイツなどの拠点に長期常駐したり、現地で採用されたエンジニアと連携してプロジェクトを推進されています。

クラウド・AIを活用したエンジニアとしてキャリアを伸ばしていきたい方、特にグローバルで働く経験を積みたい方には魅力的なファームですよね。

特にクラウドやAIでのグローバル経験は、これからも需要が高い経験になってくるでしょうし、アクセンチュアでの数年間が皆さんのキャリアにプラスの影響をもたらす可能性は高いでしょう。

ここがすごい！アクセンチュアエンジニアの特徴
クラウド・AI技術で圧倒的な実績を保持

アクセンチュアのエンジニアが「すごい」と言われる理由の一つは、クラウド・AI技術、特にMicrosoft AzureやAWSを活用したデジタル変革の領域において、世界的に圧倒的な存在感を持っていることがあげられます。

クラウド・AI技術とは、企業のデジタル変革に欠かせない最新技術であり、企業が事業活動をする為に欠かせないものです。クラウドシステムの導入や生成AI活用には非常に多くの専門的な知識を持った人の工数が必要です。

マイクロソフト社は、Azure OpenAI ServiceやMicrosoft 365 Copilotなどの最新AI技術において、アクセンチュアを戦略的パートナーとして位置づけており、『Microsoft AI and Machine Learning Partner of the Year』を受賞するなど高い評価を得ています。

このクラウド・AI領域での豊富な実績により、様々な企業でデジタル変革プロジェクトや生成AI導入プロジェクトで重宝されているのがアクセンチュアのエンジニアです。

順位	企業名	特徴
1位	アクセンチュア	Microsoft戦略パートナー
2位	アバナード	アクセンチュア×MS合弁
3位	NTTデータ	国内大手SI
4位	富士通	国内メーカー系
5位	日本IBM	外資系SI
6位	デロイトトーマツ	総合コンサル
7位	PwCコンサルティング	総合コンサル
8位	KPMG	総合コンサル
9位	EY	総合コンサル
10位	野村総合研究所	国内コンサル

また、こうした最新技術の領域に豊富な実績がある為、クラウド・AIの案件で複雑な案件（例えば、グローバル展開や複雑な業務領域への導入等）でも豊富な実績から成功への道筋を示すことが出来るのがアクセンチュアのエンジニアが「すごい」と言わる理由となっています。

クラウド・AI技術は、1度導入すると長期的な運用・保守が必要になり、安定した収益源となることからアクセンチュアの経営が安定し、新たな技術領域にチャレンジしやすくもなります。

アクセンチュアのエンジニアの仕事は「テクノロジーコンサルティング」「システム開発・実装」「デジタル変革支援」の3つに分類できますが、全体の6~7割はクラウド・AI関連のプロジェクトであり、業務系が2~3割、戦略系が全体の1割未満です。

こうしたクラウド・AI領域での豊富な実績、それを支える世界的なパートナーシップ、その結果として安定した収益の確保が総じてアクセンチュアのエンジニアが「すごい！」と言われる理由となっています。

ここがすごい！アクセンチュアエンジニアの特徴
辞めないコンサルティングファーム？

アクセンチュアは26卒就活生19万人が注目する企業ランキングで総合2位に入っており、特に「技術力の高さ」「グローバルな働き方」という項目で非常に高いスコアを出しています。

上司や先輩のフォローがしっかりとしつつも、最新技術を使った様々な仕事を任せてもらい若い時期から成長する機会が多いことにも定評のあるファームです。

多くのコンサルティングファームは2-3年で退職していくことを前提に働いている方が多いのも事実ですが、アクセンチュアでは「長期的なエンジニアキャリア」も描きやすいと言われています。

もちろん所謂”プロジェクトガチャ”や”上司ガチャ”により、炎上案件・仕事できない上司を引いてしまうことは他のファームと同様にあると聞いていますが、それでも技術研修制度等もきちんと制度として設けて管理されています。

一方で私達転職note編集部の友人・知人ではアクセンチュア出身のエンジニアが様々なテック企業や事業会社で活躍されているのをよく見かけます。

上司・先輩からのフォローを受けながらクラウド・AI技術の実力を身に着けるファームとしては、とても良い環境なのだと思います。（ただし最新技術やグローバル案件に全く興味がない、という方は他のファームを検討しても良い気がします）

アクセンチュアのエンジニアへの中途入社！
活躍する為の準備

アクセンチュアがどんな会社で、強みや弱みがどこにあるのか？をご紹介させていただきました。

そんなアクセンチュアにエンジニアとして中途入社した後、活躍する為に意識するべきことを御紹介しますね！

アクセンチュアだけではありませんが、プロジェクト単位でチームを組成して働くエンジニアだからこそ、入社前の準備や心構えが入社後の活躍に向けて大切になります。

1つずつ詳しくご紹介しますので、皆さんの転職後の活躍を確実なものにしてくださいね！

アクセンチュアのエンジニアで中途入社後に活躍１
アクセンチュアの特色・働き方を理解して入社する

アクセンチュアのエンジニアで中途入社後に活躍するための準備で最初にできるのは、アクセンチュアの特色やアクセンチュアの働き方を理解して入社することです。

2025年現在、アクセンチュアでは独自の働き方改革「Project PRIDE」を推進しており、エンジニアにとって働きやすい環境の整備に力を入れています。

マネジメント職とエンジニア職で、この働き方の影響は大きく変わるでしょう。

中途でマネージャー以上で転職した場合、グローバルなプロジェクト管理や最新テクノロジーの導入判断などの責任を負いながら、フレキシブルな勤務形態でチームをリードすることに挑戦を感じる方も多いと思います。

一方で、エンジニア職の方は最新の開発環境やCI/CDツールを活用しながら、技術力向上に集中できる環境が整っているのはポジティブに考えている方も多いのではないでしょうか？

まずはアクセンチュアで皆さんが入社されようとしている技術領域の特色や開発手法を具体的なイメージを持って理解することで、入社後に働き始めてもイメージとのギャップを持たずに働くことができるでしょう。

アクセンチュアの働き方を詳しく知りたい方は、エンジニアのキャリア支援を専門で支援しているマイビジョン/MyVisionに相談してみてください。

マイビジョンはIT・コンサルティング業界への転職に特に強みを持つエージェントであり、アクセンチュアの内情や技術環境について深く理解しています。

アクセンチュアのエンジニアで中途入社後に活躍２
自分の経験に合わせた職位で転職する

アクセンチュアにエンジニアとして中途で入社して活躍するための準備では、2つ目に自分の経験にあわせた職位で転職することです。

IT業界で1度働いたことがある方はイメージが湧くと思いますが、アクセンチュアは最新テクノロジーを活用したプロジェクト単位での開発スタイルで、一般的なSIerとは働き方が大きく異なります。

特にリードエンジニア以上では、クライアントの技術要件の整理から、最適なソリューション設計、開発チーム全体の技術品質管理まで責任を持たないといけません。

開発手法が大きく違うだけでなく、社内にも気兼ねなく話せる同僚は少なく（そもそもみんな自分のプロジェクトで忙しくしている）、若いエンジニア達は最新の技術トレンドに敏感で「こうあるべき」という一定の技術基準を持っています。

いくら技術スキルが前職と近くても、クライアントの期待値や社内でのアーキテクチャ設計・技術選定の進め方がわからないと苦労する方が多いのが、IT未経験でのリードエンジニア転職です。

アクセンチュアをはじめIT企業は職位に合わせて年収水準を定めている為、年収を上げたいという思いから、できるだけ上の役職で転職したいと考える方もいらっしゃいますが危険です。

特に、アクセンチュア特有の開発経験がないままリードエンジニア以上で転職する場合は、既に最新技術に精通した自分の部下達からテクニカルリーダーとしての適切な技術判断、プロジェクト管理を求められます。

これは結構な重いプレッシャーになります。

職位に関係なく、アクセンチュア特有の開発スタイルの経験がない方は、自身の経験に合わせた職位での転職に無理せず転職するようにしましょう。

IT企業は、一般的な事業会社より技術力とパフォーマンス次第で昇進することができます。目先の年収よりも着実な成果でクライアントに貢献し、評価を受けて昇進して、高い報酬をもらえるように努めると社内外からも1人前と認められ、気持ちよく働けると思います。

くれぐれも無理をしすぎないようにしてくださいね！

アクセンチュアのエンジニアで中途入社後に活躍３
エンジニアとしてのスキルアップを怠らない

アクセンチュアにエンジニアとして中途で入社して活躍するための3つ目の準備は、エンジニアとしてスキルアップする努力をし続けることです。

多くの方がJava、React、AWSなどの技術スキルを習得し、ポートフォリオを作成して転職されてきますが、実践の場で状況が日々刻々と変わる中で、クライアントの技術課題に対する最適なアーキテクチャやソリューションを提案できるかというと難しいでしょう。

アクセンチュアでは最新テクノロジーを活用したプロジェクトが多いとは言え、様々な技術要件に対するアプローチを検討して、開発スケジュールを調整して、クライアントに適切に技術説明しきる能力が必要です。

これは転職してからも継続して、各プロジェクトで求められる役割を100％以上にこなす中でしか鍛えられません。もちろんきちんと努力をすれば身に着けられるスキルがほとんどですが、クライアントの求めている技術要件を常に考え続け、上司や同僚との技術レベルの違いを理解し、埋める努力を続ける必要があります。

逆に言えば、そうした環境で切磋琢磨するからこそ、高いレベルの技術スキルと経験を短期間で身に着けることができ、評価を得て高い報酬をもらうことができる業界でもあります。

入社後は、周囲からのフィードバックを適切に理解し、改善・実行するという主体的なアクションが大切です。ぜひ継続的に自分なりの技術課題に取り組むようにしてくださいね！

アクセンチュアのエンジニアで中途入社後に活躍４
周囲の優秀なメンバーと良好な関係構築を図る

IT企業はドライな人間関係と思われがちですが、実は過去のプロジェクトの技術アプローチや実装ノウハウなどを同僚同士でシェアしていたり、相談していたりします。

中途で入社した方々は、同時期入社の方とのつながりはありますが、社内で何年も技術経験を積んだ方々との関係は、あまり作れていない方が多いでしょう。

一時的に、社内の技術アセットをうまく使い込ませていないので、フリーランスエンジニアと同じような状況なわけです。

そんな状況を早く脱し、アクセンチュアの豊富な技術ナレッジやツールを活用して、効率的に高品質な開発ができるようになるために、社内の「技術力の高い方々」と関係性を作ることが非常に大切です。

リモートワークが中心だと難しい面もあるかもしれませんが、その分、アクセンチュア側もSlackやTeamsを活用した技術コミュニティやナレッジシェア会を企画してくれています。そうした機会を活用して、社内の技術者と良好な人間関係を作ることが、結果的に皆さんの開発スピードとコードクオリティを上げることにつながります。

ぜひ意識的に社内の様々な技術者と会話をして、良好な人間関係を作ってくださいね！

FAQ｜「アクセンチュアのエンジニアの強みと弱み」を知りたい方へ

アクセンチュアのエンジニア中途採用対策
相談すべき転職エージェント

2025年現在、多くの企業が直面している課題は「生成AIの業務活用」「デジタルトランスフォーメーション」「最新技術への対応」など、より複合的で高度な技術課題となっています。

これらの課題に対して、アクセンチュアでは次のような支援を強化しています。

これらの最新ニーズに対応するため、アクセンチュアでは従来のコンサルティング専門性に加えて、生成AI・クラウド・データサイエンス・フルスタック開発領域のエンジニア人材を積極的に採用・育成しています。

もしエンジニアのキャリアやエンジニアの次のキャリアを考えているのであれば、ここまで御紹介してきた通り「自分がキャリアで何を実現したいのか」「今の転職で何を実現すべきなのか」は、目先の転職だけでなく、転職後も頑張り続ける為に非常に大切です！

そこで将来、エンジニアとしてのキャリアを考えている方に向けて、エンジニアのキャリアに詳しく、キャリア支援（棚卸→ゴール設定→実現に向けたアクションプラン策定等）で評判の高い転職エージェント・転職サービスをご紹介しますね。

企業から高年収スカウトを直接もらう
Bizreach（ビズリーチ）

おすすめ度：★★★★☆（5点満点中 4点）
【公式サイト】https://www.bizreach.jp

ビズリーチの名前は多くの方が御存じだと思いますが、ダイレクトリクルーティングサイトだということは知っていましたか？

ビズリーチは企業やヘッドハンターと求職者を直接結ぶサイトです。登録するとビズリーチから求人提案が来るのではなく、登録している企業やヘッドハンターから連絡があります。

興味がある求人を紹介されたら、その企業やヘッドハンターと電話やオンラインで面談する流れです。

アクセンチュアを始め多くのコンサルファームはBizreach内で採用を定期的に募集しており、同社が重視する「デジタル・トランスフォーメーションのリーダーシップ」や「エンジニアリング×アーキテクティング×テクノロジー・コンサルティング」での働き方について直接応募して募集部署や採用求人の特徴を直接知ることができます。

最近は、アクセンチュアをはじめとする様々なコンサルティングファームやテクノロジー企業が求人を掲載しているので、自分で直接応募することが出来ます。（最近、世界最高峰のデジタルエンジニア求人の掲載を見つけて驚きましたｗ）

企業は転職エージェントに支払う手数料よりも採用コストが低いビズリーチの活用に積極的になっており、アクセンチュアなどのコンサルファーム・総合ファームだけでなく金融・IT各社も求人掲載しています。

• アクセンチュア・コンサルファーム・テクノロジー企業から直接話を聞いてみたい
• アクセンチュア・コンサル業界・エンジニア転職に強いヘッドハンターに出会いたい
• 採用に積極的なアクセンチュア等の企業から直接話を聞いてみたい

こういう方はビズリーチの登録もオススメです。アクセンチュアからの1次情報より確実な情報はないので、その機会を得る為にもビズリーチに登録しておいてください。

＊実際の応募は面接対策が出来る業界特化の転職エージェントも“併用”した方が良いと思います

まとめ：アクセンチュアエンジニアの強みと弱み！特徴とは

アクセンチュアのエンジニア職への転職は、世界最大級の総合コンサルティングファームとしての圧倒的なグローバルネットワークと最先端AI技術への深い関与を理解することが極めて重要になります。

特に2024年以降は、5つのサービス部門を統合した「Reinvention Services」への組織再編・AI時代対応の全社変革・自律型AIエージェントの全社展開といった歴史的な組織変革や、クラウドネイティブ・DevOps・マイクロサービス分野での大型プロジェクトの急増について深く理解することが、転職成功の分かれ目となります。

最も重要なのは、エンジニア・IT業界に精通したMyVisionやAXIS Agentといった専門エージェントとの連携です。これらのエージェントは、技術面接の傾向や過去通過者の技術スタック情報を詳細に蓄積しており、アクセンチュアの「テクノロジーとビジネスの融合」という独自性を技術面接でどう表現すべきかまで、具体的な対策を提供してくれます。

転職を検討される際は、技術面接準備と並行して、アクセンチュアでのエンジニアキャリアや最新の開発環境についても事前に詳しく調査することをおすすめします。

記事内でもお伝えしましたが、志望度の高い企業への応募前には、必ず複数社で技術面接経験を積んでください。場慣れにより緊張が和らぐだけでなく、面接官の技術的な質問を通じて自分の回答をブラッシュアップできる貴重な機会となります。

成功への道筋は明確です：①専門エージェントから技術面接情報とノウハウを収集、②技術面接慣れによる緊張感の軽減、③面接官の技術的反応に応じた回答の最適化、この3ステップで選考通過率は飛躍的に向上します。

皆さんの転職活動が実り多いものとなることを心より願っています。