こんにちは、転職note 編集部です。
海外事業にも本格的な拡大路線を打ち出し、SI・IT事業を中心に成長している富士通ですが、中期経営計画でも自社の更なる成長に向けて社員数の拡大を打ち出しています。
今回は今後も継続的な成長にむけてコンサルティングを中心に積極的に投資を続ける富士通の企業研究がはかどるように、企業理念から事業内容を紐解き、何がすごいのか?強みと弱みはなにか?を御紹介します。
富士通はPurposeに「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」を掲げ、Fujitsu Wayの大切にする価値観として「挑戦・信頼・共感」を標榜しています。
富士通は近年のデジタルコンサルティングニーズの拡大に伴い、コンサルティングのケイパビリティを2025年度までに10,000人規模まで採用とリスキリング等で拡充する積極的な組織拡大方針を打ち出しています。
現在のコンサルティング市場は、様々なITコンサルティングファームが増加し、他企業と比較して改めて日本富士通がどんな会社なのか?特徴・強み/弱みは何か?何がすごいのか?がわかりにくいという声もよく耳にします。
そこで今回は次のような疑問に答えていきたいと思います。
本記事で得られる情報・解決する悩み
- 富士通の特徴は?
- 富士通の企業理念・事業内容・組織図は?
- 富士通の強み/弱みは?
- 富士通ってどんな会社?何が凄いの?
- 富士通への転職を相談できる信頼できる転職エージェントはどこ?
本記事では、富士通の特徴・強み/弱みをもとに中途採用の転職に向けた対策方法をご紹介していきます。
今回は、実際に富士通で働いたことのある方へのインタビューを行い、転職note編集部を務める私達の実体験も交えてご紹介していきます。
富士通でのキャリアを目指す方の参考になる内容だと思うので、是非、最後まで読んでみてくださいね。
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富士通とは何の会社?富士通の企業研究
富士通の企業理念・事業内容と歴史

富士通は1935年6月20日設立で連結従業員数123,527名(2024年3月時点)を抱える日本を代表するグローバルテクノロジーカンパニーです。
デジタルトランスフォーメーション(DX)を戦略立案・構想策定から、システム開発・導入、AI・量子コンピューティングまですべての領域を手掛ける総合ITサービス企業です。
「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にする」をパーパス(存在意義)として掲げ、テクノロジーを通じて社会課題解決に取り組んでいます。
お客様の真のパートナーとして、どんな困難に直面しても、どんなに道のりが長く険しくとも、お客様と共に歩み、デジタルサービスによって持続可能な社会の実現を目指しています。
富士通の会社概要
商号 | 富士通株式会社 |
英文商号 | Fujitsu Limited |
設立年月日 | 1935年(昭和10年)6月20日 |
従業員数 | 123,527名(2024年3月31日現在 連結) |
資本金 | 3,246億円 |
代表者 | 代表取締役社長 時田 隆仁 |
連結売上収益 | 2024年3月期 3兆7,560億円 2023年3月期 3兆7,132億円 2022年3月期 3兆5,898億円 2021年3月期 3兆5,895億円 2020年3月期 3兆8,578億円 |
営業内容 | デジタルサービス(Fujitsu Uvance) (DX・SXコンサルティング・クラウドサービス・AI) システムインテグレーション (ERPパッケージ導入・システム開発・保守運用) ITインフラサービス (データセンター・ネットワーク・セキュリティ) 量子コンピューティング・先端技術研究開発 |
出典:富士通株式会社HP https://global.fujitsu/ja-jp/about
2024年最新設備
グローバル研究開発拠点の充実
2024年現在、川崎の本社・研究所をはじめ世界各地に最先端の研究開発拠点を展開し、働く環境が大幅に進化しています。
最新オフィス・研究施設では
- Work Life Shift対応の柔軟な働き方環境
- AI・量子コンピューティング専用研究設備
- グローバル連携可能なデジタルワークスペース
- 最高レベルのセキュリティシステム
世界各地の拠点と連携したグローバルプロジェクトやイノベーション創出がより効率的に行える最先端環境が整っています。
富士通の歴史
富士通は1935年の設立当初は「富士通信機製造株式会社」という名称であり、富士電機製造株式会社(現富士電機株式会社)の通信機部門が分離独立して誕生しました。
1940年には日本初の国産自動交換機「T形交換機」を逓信省に納入し、通信技術のパイオニアとしての地位を確立。1967年に現在の「富士通株式会社」に商号変更しています。
1954年には日本初の実用リレー式自動計算機「FACOM100」を完成させ、コンピュータ事業に本格参入しました。その後、大型汎用機からパーソナルコンピュータ、スーパーコンピュータまで幅広く展開していきます。
1989年には現在のシンボルマークに変更し、グローバル企業としてのアイデンティティを確立しました。
1995年:世界初42型カラープラズマディスプレイを商品化
1999年:「Everything on the Internet」戦略を発表
2002年:「The FUJITSU Way」を制定
2005年:手のひら静脈認証技術「PalmSecure」をグローバル展開
2011年:スーパーコンピュータ「京」が世界初10ペタフロップス超えを達成
2013年:AI技術「Human Centric AI Zinrai」を体系化
2018年:量子コンピュータを実用性で超える「デジタルアニーラ」サービス開始
2020年:スーパーコンピュータ「富岳」が4部門世界第1位を獲得
2021年:新事業ブランド「Fujitsu Uvance」を策定
2022年:ジョブ型人材マネジメントを全社員に拡大
2024年:生成AIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」を本格展開
富士通の経営戦略の変遷
2020年に新たなパーパス「イノビーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にする」を策定し、テクノロジーカンパニーとしての方向性を明確化。同時にビジョン「デジタルサービスによってネットポジティブを実現するテクノロジーカンパニーになる」を掲げ、サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)を推進しています。2025年度には売上収益4兆2,000億円を目標に、Fujitsu Uvanceを中核とした成長戦略を展開しています。
最新の富士通のAI・量子コンピューティングへの取り組み
富士通は1980年代からAI研究に取り組む先駆者として、生成AIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」を中核とした企業変革支援を提供しています。社内では独自プロセッサ「FUJITSU-MONAKA」の開発や、量子コンピューティング技術の実用化を進めています。
クライアント支援では、製造業のスマートファクトリー化、金融機関のリスク管理高度化、自治体のデジタル化など、業界横断でのDX・SX支援を展開。AWS、Microsoft、SAP、Salesforceなどグローバルパートナーとの連携により、最先端のデジタルソリューションを提供しています。
また、2024年には理化学研究所と共同開発したスーパーコンピュータ「富岳」による研究成果が多数の学術論文で発表され、気候変動対策や医療分野での社会課題解決に貢献しています。
通が何をしようとしているのか?が分かり、各事業に対する競合や市場が明確になるので他社との比較や競争優位性といった企業研究がはかどるでしょう。
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強みと弱みは何?
富士通の強み

さて、これまでは富士通の強みと弱み、そしてプロジェクト事例をご紹介してきました。
1935年の創業から90年近く培ってきた官民との強固な信頼関係・豊富な実績、そしてそれを支える世界最高レベルの技術力が富士通の強みであることはお伝え出来たと思います。
また業界を横断したDXプロジェクトをコンサルティングからシステム開発・AI導入まで手掛けられるのも1民間企業では、なかなか取り組めない取組みだと思います。
こうした富士通の歴史や特徴をふまえて、どんな会社かを実際に働いている社員の方へのインタビューをもとに御紹介したいと思います。
富士通のすごい強み①
長年培ってきた顧客基盤
もともとが富士電機製造から分離独立した通信機器メーカーということもあり、官公庁や大手企業との実績は他のITサービス企業とは一線を画す実績があります。
そのなかで多くの企業と取引を重ね、培ってきた顧客基盤は他社の追随を許さないほど豊富で、様々な企業にアポイントを取ったり、提案をすることができます。
また顧客企業がDXプロジェクトなどを行うときにも連絡先が分かっているので声がかかりやすく、相談されやすいことも顧客基盤が豊富であることのベネフィットの1つでしょう。
ITは企業の方針だけでなく、企業が関係する法令や業界の慣習、現場の業務と様々な観点で配慮や考慮が必要ですが、新規取引の企業はそうした「絶対に外してはいけないポイント」を知らない為、プロジェクトを開始した後で判明して見積工数が足らなくなったり、ひどい時は炎上したりします。
このように長い年月で培ってきた顧客基盤は他社には無い富士通の大きな強みの1つと言えるでしょう。
営業、在籍年数5年以上、新卒社員、男性、富士通
これまでの先輩方が培ってきた顧客基盤は、多くのお客様との信頼関係にあり、DXの相談やFujitsu Uvanceのプロジェクトの相談をいただけたりするなど、様々な観点で業務推進上のメリットになっています。
社内にも業界や企業について詳しい方が必ずいるので、PJTを進める前に予め考慮すべき事項がわかるのでPJT開始後に大きく見立てを外すことも少ないと思います。
コンサルタント、在籍年数2年以上、中途社員、男性、富士通
特に製造業や金融機関とのつながりは一朝一夕にできるものではなく、過去の取引や実績をもとに、その時の経験や実績から効率的で安定したプロジェクト運営を期待していただけるのは、弊社の強みの1つだと思う。
富士通のすごい強み②
世界最高レベルの技術力とイノベーション
また創業以来培ってきた技術力により、スーパーコンピュータ「富岳」や量子コンピューティング技術など世界最高レベルの技術を保有しています。2020年には理化学研究所と共同開発したスーパーコンピュータ「富岳」がTOP500、HPCG、HPL-AI、Graph500の4部門で世界第1位を獲得し、その技術力の高さを実証しました。
2020年6月、理化学研究所と富士通が共同開発したスーパーコンピュータ「富岳」が、スーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500」「HPCG」「HPL-AI」「Graph500」の4部門すべてで世界第1位を獲得した。これは史上初の快挙で、日本のスーパーコンピュータ技術の優秀性を世界に示した。
富岳は新型コロナウイルスの飛沫シミュレーションや創薬研究、気候変動予測など社会課題解決に貢献しており、富士通の技術力が社会にもたらすインパクトの大きさを物語っている。
出典:理化学研究所 「富岳」がスーパーコンピュータランキングで世界第1位を獲得
特にAI・量子コンピューティング・デジタルアニーラなどの先端技術は社会実装まで進んでおり、品質の高さはシステムの稼働だけでなく、セキュリティや緊急時対応を含めて、とても求められます。
そうした高いクライアントの水準を実績をもとに、応えられる富士通の技術力は、すごく強みになっていると思います。また社内での技術研究も進んでおり、多様になってきているIT技術の取込みもしっかりと進められている経営のまじめさは社風や歴史をもとに培っているものといえるでしょう。
転職者体験談|外資系コンサルティングファームから転職成功
AIエンジニア/在籍3年/中途入社/男性
前職は外資系コンサルティングファームでAI関連のプロジェクトに約8年間従事していました。富士通のAI技術「Fujitsu Kozuchi」の技術力の高さと、実際の社会実装事例の豊富さに魅力を感じ転職しました。
特に印象的だったのは、理論だけでなく実際に動くシステムとして社会に貢献している点です。量子コンピューティングやデジタルアニーラなど、他社では研究段階のものが実用化されていました。
転職面接では、AI・機械学習の専門知識と、大規模データ処理システムの設計・構築経験を評価していただけました。現在は製造業向けのAIソリューション開発に携わり、理想としていた技術の社会実装に直接関わることができています。
研究開発、在籍年数20年以上、新卒社員、男性、富士通
1980年代からのAI研究や量子コンピューティング技術等、数十年の積み重ねのなかで培ってきた先端技術力は他社にも負けない強みだと思います。富岳やデジタルアニーラなど、実際に社会で使われているのが誇りです。
富士通のすごい強み③
高い技術力を持った豊富な人材の在籍
大規模DXプロジェクトの開発は長期にわたり、携わる人数も非常に多くなります。また高い技術力を持った人材がいないと失敗や炎上しかねない為、高い技術力を持った豊富な人材が社内に在籍していることは非常に重要です。
昨今のDXエンジニアの採用時年収の水準が非常に高くなっており、どのITサービス企業やシステム開発を担う企業も採用時のコスト負担が大きな悩みとなっています。
そうした環境変化をふまえても高い技術力を持った豊富な人材が在籍していることは、何かあっても社内で解決でき、安定して顧客にサービス提供ができるという点でクライアントも発注の決済がしやすいので、事業運営の大きな強みとなっています。
プロジェクトマネージャー、在籍年数10年以上、新卒社員、女性、富士通
社内で何か困ったことがあってもスグに相談できる人が見つかり、概ね解決できるのは、この会社の強みだと思う。どんなことでも専門家がいて、事前にリスクを想定して仕事を進められる。AI分野でも量子でも必ず詳しい人がいます。
エンジニア、在籍年数10年以上、新卒社員、男性、富士通
社内異動制度もあること、更に採用時の社員の傾向かもしれませんが、富士通で長く働くことを考えて入社している人も多いことからグループ内に優秀な人材が多く在籍しており、何かあっても横のつながりで話が聞けるので困ることが少ない。
富士通のすごい強み④
企業の高いブランド力
BtoBの大規模DXプロジェクトでは、どの会社も失敗が許されないプロジェクトであり、金額が大きいだけでなく、リリース後に問題が起こればニュースになってしまうこともあります。
その為、発注先の選定では企業の実績や保有するケイパビリティだけではなく、企業のブランドイメージは大切になってきます。この会社であれば「失敗しない」「最後までやり切ってくれる」というイメージは、特に国内企業は未だに持っており、そういう点で富士通の高いブランド力は案件獲得の強みになっています。
もちろんそれを支えているのは、ここまでご紹介した豊富な顧客基盤や高い技術力を持った豊富な人材等が長年の事業運営で顧客に築いてきたものでもあります。そういう時間の中で培ってきた実績に基づくブランド力は他社がスグにまねできるものではない為、富士通が今後も成長を遂げる為の大きな強みになっていると言えます。
プロジェクトマネージャー、在籍年数20年以上、新卒社員、男性、富士通
国や自治体、世界を代表する企業と長い年月をかけて築いてきた実績と信頼からとても良いブランドイメージを持っていただけていると感じる。社外から来た方と話すと、よりそうした印象を持たれていることを感じる。
システムエンジニア、在籍年数5年以上、中途社員、男性、富士通
大手企業の基幹システムやスーパーコンピュータ富岳・各業界のDXシステム等、社会インフラとなるシステムを提供してきた背景があり、そこからサービスを受けている企業様だけではなく、他の企業様からもとても信用していただいていることを働いていると強く感じる。中小企業や新興企業では持ちえないブランドイメージだと思う。
富士通のすごい強み⑤
着実なグローバルへの進出
国内事業では安定した成長を遂げていますが、それだけでは頭打ちになってしまうかもしれません。しかし、富士通グループはグローバル化を推し進めており、それも結実しつつあります。
確かに数年前は海外での大型プロジェクトによるコスト負担増等が決算資料で報告されていましたが、ノウハウの蓄積と共にそうしたインシデントも減り、着実に次の収益源へと成長を遂げています。
そうした現状に甘んじず、次への布石を打ち続け、グローバル事業の拡大を遂げていることは今後の成長の原資となる強みになるでしょう。
システムエンジニア、在籍年数10年以上、新卒社員、男性、富士通
国内ITサービス企業のなかでもグローバルへの進出を実現している数少ない会社だと思います。確かに苦戦はしていますが、徐々にインシデント系の話も減りつつあり、少しずつではあるものの次への布石を打てているのは今後の成長のためにすごいことだと思っています。
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強みと弱みは何?
富士通の弱み

昨今のDX・ITサービス業界は、様々なプレイヤーがいます。
アクセンチュアやIBMは昔から競合することも多かったと思いますが、最近ではマイクロソフトやAmazon、Googleのようなクラウドベンダーやベイカレントコンサルティングなどのコンサルティングファームも競合することが多いでしょう。
総合ITサービス企業は、どの企業も全業界・全サービスに対してフルラインでサービス提供をしており、種類での差別化が非常に難しいのはどの企業も同じです。
その為、各企業・ITサービス企業が似たような年齢・経験の人材を採用しようとしていますが、外資系企業や新興企業は積極的に年収水準を上げてオファーを出せます。
しかし、富士通の場合は、昇進も比較的年功序列で人材の流動性も低く(離職率が比較的低い)、若い人材に転職市場の状況に合わせて高い金額のオファー(内定通知)を出せない状況が続いています。
組織的な安定は富士通の非常に大きな魅力である一方で、それが新たな人材の獲得競争において足かせになっているのも事実です。それでは早速、富士通の弱みを見てみましょう。
富士通の弱み①
海外事業の収益性とグローバル展開の課題
富士通の最大の課題は海外事業の収益性と効率性です。グローバル事業を推進しているものの、まだ国内事業ほどの収益効率を実現できていない状況があります。
2024年3月期においても、海外展開における文化の違いやプロジェクト管理手法の標準化、現地人材との連携などに課題を抱えており、グローバルでの統一されたサービス品質の実現やコスト効率の改善が継続的な課題となっています。これは積極的なグローバル展開の代償とも言え、現地企業との協業やローカライゼーションに時間を要していることを示しています。
システムエンジニア、在籍10年以上、中途社員、男性、富士通
海外プロジェクトのマネジメントには苦戦している印象です。各国の商習慣や技術標準の違いを統合するのに時間がかかっており、国内のような効率的なプロジェクト運営がまだ実現できていない部分が多いと感じます。
富士通の弱み②
意思決定スピードと組織の課題
大企業特有の課題として、意思決定の遅さが挙げられます。連結従業員数123,527名という巨大組織ゆえに、新規事業やデジタル領域での迅速な意思決定が困難な場合があります。
特にスタートアップ企業や外資系ITサービス企業と比較すると、新技術の導入や事業方針の変更に数か月から1年程度の時間を要することが多く、市場環境の急速な変化に対応しきれない場面も見受けられます。
一方で、ITサービスやコンサルティング事業は、基本的に人月×単価=売上のビジネスモデルの為、人月(1人あたりの月間稼働時間)を増やさないと企業としての成長も見込めません。特に優秀な人材を多く採用できることが重要な業態なので、競合に比べて年収水準が劣後して採用できない、採用しても他の企業に取られてしまう、という特徴は富士通の弱みの1つと言えるでしょう。
人を増やさないといけない、しかし人を増やすと意思決定のスピードが上がり切らず新技術の導入などに遅れをとる可能性が高まるというのがジレンマになっています。
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富士通のすごいプロジェクト事例

2020年から現在まで新型コロナウイルス感染症の社会課題解決に大きく貢献したスーパーコンピュータ「富岳」を活用した飛沫シミュレーションプロジェクトをご紹介します。
2024-2025年の最新取り組み
時代をリードするDX・AI・量子技術展開
富士通は従来のシステムインテグレーションに留まらず、時代の最先端テクノロジーを活用した社会課題解決型のプロジェクトを積極的に展開しています。
生成AIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」
2024年、企業向け生成AIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」を本格展開し、製造業のスマートファクトリー化、金融機関のリスク管理高度化、自治体のデジタル化など、業界横断でのAI活用を強力にサポートしています。独自開発のAI技術により、セキュアで信頼性の高いAIソリューションを提供しています。
量子コンピューティング「デジタルアニーラ」
2018年から提供開始した「デジタルアニーラ クラウドサービス」は、組合せ最適化問題を高速に解く量子技術として実用化に成功。物流ルート最適化、創薬研究、金融リスク計算など、従来のコンピュータでは解決困難な問題に対して画期的なソリューションを提供しています。
カーボンニュートラル実現支援
2050年カーボンニュートラル実現に向けて、企業のGX(グリーントランスフォーメーション)を包括的にサポート。エネルギー使用量の可視化からCO2削減計画策定、再生可能エネルギー導入支援まで、持続可能な社会実現に向けた総合的なデジタルソリューションを提供しています。
これらの取り組みにより、富士通は「ITサービスの会社」から「テクノロジーで社会課題を解決するパートナー」としての地位を確立しつつあります。
スーパーコンピュータ「富岳」飛沫シミュレーション
*理化学研究所と富士通の共同プロジェクト
新型コロナウイルス感染症の拡大という未曾有の社会課題に対して、世界最高性能のスーパーコンピュータ「富岳」を활用した飛沫シミュレーションプロジェクトは、当時から国際的な注目度の大きいプロジェクトでした。
チームメンバーは理化学研究所の研究者、富士通の技術者、医療関係者など多分野の専門家で構成され、マスク着用の効果、換気の重要性、ソーシャルディスタンスの科学的根拠などを数値流体力学により解析し、政府の感染対策ガイドライン策定に大きく貢献しました。
その成果は世界中のメディアで報道され、日本の科学技術力を世界に示すプロジェクトとなりました。
東京2020オリンピック・パラリンピック大会支援
富岳プロジェクトと並行して、2021年に開催された東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会では、ゴールドパートナー(データセンター)として大会運営を技術面で支えました。
競技結果配信システム、観客管理システム、セキュリティシステムなど、大会運営に不可欠なITインフラを24時間365日安定稼働させ、世界中に競技の感動を届けることに成功しました。また、体操競技では富士通が開発した採点支援システムが国際体操連盟に正式採用され、公正で透明性の高い競技運営を実現しました。
こうした大規模プロジェクトを通して富士通は社会インフラを支える技術力と信頼性を実証するとともに、最先端技術の社会実装に深い知見を持つことができ、現在のFujitsu Uvanceなどの新しいビジネスモデル展開の基盤となっています。
まさに技術力と社会貢献を両立させた富士通ならではの事例だと思います。
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ここがすごい!
富士通の特徴(海外・グローバルで働ける)

さて、これまでは富士通の強みと弱み、そしてプロジェクト事例をご紹介してきました。
AI・量子コンピューティング・DXで確固たる強みを発揮しており、更にサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)領域にも力を入れていることはお分かりいただけましたか?もちろんFujitsu Uvance以外の従来型ITサービスも多数ありますので、そこはお忘れなく。
更に富士通はプロジェクト事例で御紹介したように、海外で働く機会が多いことも特徴の1つになっています。
グローバルITサービスを発注するのは基本的に大企業ですが、大企業は当然、世界中に支社や工場・データセンターがあり、各国の法令等をもとにシステムを導入していく必要があります。
その為、富士通の特徴としてグローバルで働く機会が多いことをご紹介しますね。
ここがすごい!富士通の特徴
グローバルプロジェクトが多い
富士通は、日本に本社を置く日本を代表するテクノロジーカンパニーのため、日本企業の海外進出やデジタル化をサポートする、グローバルプロジェクトが多い点が特徴の1つです。
世界各地に展開する大手製造業、総合商社、金融機関等、様々な企業のグローバルDXプロジェクトやクラウド移行プロジェクトを受注できており、海外で働く機会が多い企業として有名です。
コロナ禍で直接現地に飛ぶというのが難しい時期もありましたが、世界的にAfterコロナの世界に移行するなかでオンライン会議も使いながら、北米・欧州・アジア・オセアニア各国と様々な国のプロジェクトで活躍されています。
富士通の海外拠点は180か国以上に及び、現地で採用した優秀なエンジニアやコンサルタントと一緒に働く機会も豊富にあります。
ITやAI技術を活用したエンジニア・コンサルタントとしてキャリアを伸ばしていきたい方、特にグローバルで働く経験を積みたい方には魅力的な企業ですよね。
特にAI・量子技術やグローバルでの就労経験は、これからも需要が高い経験になってくるでしょうし、富士通での数年間が皆さんのキャリアにプラスの影響をもたらす可能性は高いでしょう。
ここがすごい!富士通の特徴
世界最高レベルの技術力で圧倒的な存在感を保持
富士通が「すごい」と言われる理由の一つは、AI・量子コンピューティング・スーパーコンピュータなどの先端技術領域において、世界最高レベルの技術力を保持していることがあげられます。
富士通の主要技術領域
富士通は1980年代からAI研究に取り組み、現在は生成AIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」、量子コンピューティング技術「デジタルアニーラ」、世界最高性能のスーパーコンピュータ「富岳」などを保有しています。これらの技術は理論研究段階ではなく、実際に社会で活用されている実用技術として高く評価されています。
これらの先端技術は、企業のデジタルトランスフォーメーションに欠かせないものです。AI・量子・スーパーコンピューティングの導入や運用には非常に多くの専門的な知識を持った人材が必要です。
富士通は、これらの先端技術を実際に社会実装し、お客様の課題解決に活用できる技術者・研究者を国内で最も多く保有している企業の一つです。その為、様々な企業でのAI導入だけでなく、量子技術活用やスーパーコンピュータを使った研究開発プロジェクトで重宝されているのが富士通です。
順位 | 企業名 | 世界ITサービス売上高 |
---|---|---|
1位 | IBM | 227億米ドル |
2位 | Accenture | 185億米ドル |
3位 | 富士通 | 145億米ドル |
4位 | Capgemini | 138億米ドル |
5位 | Cognizant | 134億米ドル |
6位 | DXC Technology | 130億米ドル |
7位 | Infosys | 127億米ドル |
8位 | TCS | 126億米ドル |
9位 | HCL Technologies | 126億米ドル |
10位 | Wipro | 104億米ドル |
また、こうした先端技術領域に豊富な実績がある為、AIの案件で複雑な案件(例えば、グローバルの各国との連携や複雑な製造業への導入等)でも豊富な実績から成功への道筋を示すことが出来るのが富士通が「すごい」と言わる理由となっています。
AI・量子・スパコン技術をはじめとした先端技術は、1度導入すると継続的な技術サポートが必要となり、安定した収益源となることから富士通の経営が安定し、新たな領域にチャレンジしやすくもなります。
富士通の仕事は「デジタルサービス(Fujitsu Uvance)」「システムインテグレーション」「ITインフラサービス」の3つに分類できますが、全体の約6割がサービスソリューション事業であり、その中でもFujitsu Uvanceなどの成長領域の拡大を推進しています。
こうした先端技術領域での豊富な実績、それを支える世界最高レベルの技術者・研究者、その結果として安定した成長の確保が総じて富士通が「すごい!」と言われる理由となっています。
ここがすごい!富士通の特徴
安定して成長できるテクノロジーカンパニー?
富士通は「働きがいのある企業」として従業員エンゲージメントスコア69(グローバル目標75)を達成しており、「Work Life Shift」という柔軟な働き方制度や「ジョブ型人材マネジメント」により、特に「専門性向上」「グローバルキャリア」という項目で高いスコアを出しています。
上司や先輩のフォローがしっかりとしつつも、様々な最先端技術に触れる機会が多く若い時期から成長する機会が多いことにも定評のある企業です。
多くのIT企業は2-3年で退職していくことを前提に働いている方が多いのも事実ですが、富士通では「富士通での長期的なキャリア」も描きやすいと言われています。
もちろん所謂”プロジェクトガチャ”や”上司ガチャ”により、困難な案件・合わない上司を引いてしまうことは他の企業と同様にありますが、それでもWork Life Shiftなどの制度がきちんと設けられ管理されています。
一方で私達転職note編集部の友人・知人では富士通出身の方が様々なITサービス企業やテック企業で活躍されているのをよく見かけます。
上司・先輩からのフォローを受けながらエンジニア・コンサルタントの実力を身に着ける企業としては、とても良い環境なのだと思います。(ただしAIや先端技術に全く興味がない、という方は他の企業を検討しても良い気がします)
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富士通への中途入社!
活躍する為の準備
富士通がどんな会社で、強みや弱みがどこにあるのか?をご紹介させていただきました。
そんな富士通に中途入社した後、活躍する為に意識するべきことを御紹介しますね!
富士通で中途入社後に活躍する為の準備
- 富士通の特色・働き方を理解して入社する
- 自分の経験に合わせた職位で転職する
- エンジニア・コンサルタントとしてスキルアップする努力を怠らない
- 周囲の優秀なメンバーと良好な関係構築を図る
富士通だけではありませんが、プロジェクト単位でチームを組成して働くITサービス企業だからこそ、入社前の準備や心構えが入社後の活躍に向けて大切になります。
1つずつ詳しくご紹介しますので、皆さんの転職後の活躍を確実なものにしてくださいね!
富士通で中途入社後に活躍1
富士通の特色・働き方を理解して入社する
富士通で中途入社後に活躍するための準備で最初にできるのは、富士通の特色や富士通の働き方を理解して入社することです。
2025年現在、多くのIT企業がオフィス回帰を進める中で、富士通では「Work Life Shift」を積極的に推進しています。
具体的には
- 場所・時間にとらわれない柔軟な働き方が基本スタイル
- お客様先常駐案件でも可能な限りリモート参加を推奨
- グローバル案件では時差を活用した柔軟な勤務時間を導入
- AIツールを活用した効率的なプロジェクト管理
この柔軟な働き方が、特に子育て世代や多様な人材からの評価を高めており、ダイバーシティ推進と人材の採用・定着に成功しています。
管理職とスタッフ(管理職未満)で、この影響は大きく変わるでしょう。
中途でマネージャー以上で転職した場合、社内文化やルール、各種ツールの使い方がわからない中でWork Life Shiftでメンバーを管理することに難しさを感じるかたも多いと思います。
一方で、スタッフクラスの方は柔軟に働けるのは、通勤なども考えるとポジティブに考えている方も多いのではないでしょうか?
まずは富士通で皆さんが入社されようとしている部署の特色や働き方を具体的なイメージを持って理解することで、入社後に働き始めてもイメージとのギャップを持たずに働くことができるでしょう。
富士通の働き方を詳しく知りたい方は、IT業界のキャリア支援を専門で支援している転職エージェントに相談してみてください。
IT業界専門エージェントは富士通の内情や働き方について深く理解しており、特にエンジニア未経験者のIT転職に強みを持っています。
富士通で中途入社後に活躍2
自分の経験に合わせた職位で転職する
富士通に中途で入社して活躍するための準備では、2つ目に自分の経験にあわせた職位で転職することです。
IT業界で1度働いたことがある方はイメージが湧くと思いますが、ITサービス業界はプロジェクト単位でアサインされチームアップする等、事業会社とは働き方が大きく異なります。
特にマネージャー以上では、お客様の期待値コントロールを含めてプロジェクト全体の品質管理をしないといけません。
働き方が大きく違うだけでなく、社内にも気兼ねなく話せる同僚は少なく(そもそもみんな自分のプロジェクトで忙しくしている)、若いメンバーもエンジニアとして複数年経験しており「こうあるべき」という一定の仕事の基準を持っています。
いくら仕事内容が前職と近くても、お客様の期待値や社内での動き方がわからないと苦労する方が多いのが、IT業界未経験でのマネージャー転職です。
富士通をはじめITサービス企業は職位に合わせて年収水準を定めている為、年収を上げたいという思いから、できるだけ上の役職で転職したいと考える方もいらっしゃいますが危険です。
特に、IT業界が未経験でマネージャー以上で転職する場合は、既にエンジニアとしての経験を積んだ自分の部下達からマネージャーとしての適切な立ち居振る舞い、業務指示を求められます。
これは結構な重いプレッシャーになります。
職位に関係なく、IT業界の就業経験がない方は、自身の経験に合わせた職位での転職に無理せず転職するようにしましょう。
ITサービス企業は、一般的な事業会社よりパフォーマンス次第で昇進することができます。目先の年収よりも着実な成果でお客様に貢献し、評価を受けて昇進して、高い報酬をもらえるように努めると社内外からも1人前と認められ、気持ちよく働けると思います。
くれぐれも無理をしすぎないようにしてくださいね!
富士通で中途入社後に活躍3
エンジニア・コンサルタントとしてのスキルアップを怠らない
富士通に中途で入社して活躍するための3つ目の準備は、エンジニア・コンサルタントとしてスキルアップする努力をし続けることです。
多くの方がプログラミングやAI・クラウド技術、システム設計等の本を読み、研修を受講して転職されてきますが、実践の現場で状況が日々刻々と変わる中で、お客様CxOや役員の課題に対する的確な技術提案やアプローチを出せるかというと難しいでしょう。
富士通ではDXプロジェクトが多いとは言え、様々な技術課題に対するアプローチを検討して、スケジュールを調整して、お客様に適切に説明しきる能力が必要です。
これは転職してからも継続して、各プロジェクトで求められる役割を100%以上にこなす中でしか鍛えられません。もちろんきちんと努力をすれば身に着けられるスキルがほとんどですが、お客様の求めていることを常に考え続け、上司や同僚とのパフォーマンスの違いを理解し、埋める努力を続ける必要があります。
逆に言えば、そうした環境で切磋琢磨するからこそ、高いレベルのスキルと経験を短期間で身に着けることができ、評価を得て高い報酬をもらうことができる業界でもあります。
入社後は、周囲からのフィードバックを適切に理解し、改善・実行するという主体的なアクションが大切です。ぜひ継続的に自分なりの課題に取り組むようにしてくださいね!
富士通で中途入社後に活躍4
周囲の優秀なメンバーと良好な関係構築を図る
ITサービス企業はドライな人間関係と思われがちですが、実は過去のプロジェクトアプローチや技術的なノウハウなどを同僚同士でシェアしていたり、相談していたりします。
中途で入社した方々は、同時期入社の方とのつながりはありますが、社内で何年も経験を積んだ方々との関係は、あまり作れていない方が多いでしょう。
一時的に、社内の技術アセットをうまく使い込ませていないので、フリーのエンジニアと同じような状況なわけです。
そんな状況を早く脱し、富士通の豊富な技術アセットやプロジェクト経験を活用して、効率的に問題解決ができるようになるために、社内の「経験豊富な方々」と関係性を作ることが非常に大切です。
Work Life Shiftだと難しい面もあるかもしれませんが、その分、富士通側も社内のネットワーキングイベントやConnect制度(社内公募)を企画してくれています。そうしたイベントや制度を活用して、社内の人材と良好な人間関係を作ることが、結果的に皆さんの仕事のスピードとクオリティを上げることにつながります。
ぜひ意識的に社内の様々な方と会話をして、良好な人間関係を作ってくださいね!
FAQ|「富士通の強みと弱み」を知りたい方へ
富士通の強みは何ですか?
富士通の最大の強みは、世界最高レベルの技術力とイノベーション創出能力にあります。一般的なITサービス企業が既存技術の活用に留まるのに対し、富士通はAI・量子コンピューティング・スーパーコンピュータといった先端技術の研究開発から社会実装まで一貫して手がける技術力を持っています。
特に、国内ITサービス企業の中でも、90年近い歴史で培われた豊富な顧客基盤と技術実績が強みです。他社が特定領域に特化するのに対し、富士通は製造業から金融、官公庁まで幅広い業界で、基幹システムからAI・DXソリューションまで広く対応し、お客様との長期的な信頼関係を構築しています。
さらに、Fujitsu Uvanceによる社会課題解決型ビジネスモデルも他社との差別化要因です。従来のシステム構築業務では、生成AIプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi」や量子コンピューティング「デジタルアニーラ」など、独自開発の先端技術を活用し、従来では考えられなかった価値創出を実現しています。
富士通の日本での立ち位置は?
富士通は、日本のITサービス業界において絶対的なリーダーポジションを築いている企業です。1935年の設立以来、日本のIT産業の発展を牽引する存在として、業界の草分け的存在となっています。
国内ITサービス売上高では1位(1兆4,184億円)を維持し、世界ITサービス売上高でも3位(145億米ドル)に位置しています。特に大手製造業、金融機関、官公庁との長年にわたる強固な信頼関係を築き、国内外を問わず多数の大規模DXプロジェクトを成功に導いてきました。連結従業員数も約123,527名(2024年時点)と、安定した成長基盤を確保しています。
富士通の業界ランキングは?
富士通は、国内ITサービス企業の中で売上高・技術力ともにトップクラスの地位を確立しており、平均年収約965万円という高水準を実現しています。これは、IT業界内でも上位の水準となっています。
世界ITサービス売上高ランキングでは3位に位置し、アジア企業としては最高位を維持しています。また、富士通グループ全体では、世界180か国以上でビジネスを展開し、2024年度の連結売上収益は3兆7,560億円という規模を誇っています。スーパーコンピュータ「富岳」の4部門世界1位獲得など、技術力の面でも世界最高レベルの評価を受けています。
富士通の中途採用の難易度は?
富士通の中途採用難易度は高い(難易度A級)とされています。新卒採用における主要大学は東京大学、京都大学、東京工業大学などの理工系トップクラス大学が中心となっており、技術系職種では特に高い専門性が求められています。
採用実績大学 | 特徴 |
---|---|
東京大学 | 最多実績 |
東京工業大学 | 理工系トップ |
京都大学 | 関西圏トップ |
ただし、中途採用では多様な人材を積極的に採用しており、適切な技術スキルと経験を有していれば転職できる可能性は十分にあると言えます。特に、AI・クラウド・DX関連の技術力、課題解決能力、そして社会課題解決への意欲を持つ人材が強く求められています。
富士通 なんの会社?
富士通は、「テクノロジーで人を幸せにする」ことを目指すグローバルテクノロジーカンパニーとして、企業・社会のデジタルトランスフォーメーション(DX)とサステナビリティトランスフォーメーション(SX)を支援する会社です。事業内容は主に以下の3つの領域に分かれています。
- サービスソリューション: DXコンサルティング、システムインテグレーション、クラウドサービス、AI・データ活用支援、Fujitsu Uvance(社会課題解決型デジタルサービス)の提供。
- テクノロジーソリューション: サーバー、ストレージ、ネットワーク機器などのITインフラ製品の開発・製造・販売。
- 先端技術研究開発: AI技術(Fujitsu Kozuchi)、量子コンピューティング(デジタルアニーラ)、スーパーコンピュータ(富岳)、独自プロセッサ(FUJITSU-MONAKA)の研究開発。
1935年設立以来、「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にする」というパーパスのもと、テクノロジーを通じて社会課題の解決とお客様企業の持続的な成長を支援しています。
富士通中途転職を相談するべき転職エージェント

2025年現在、多くの企業が直面している課題は「生成AIの業務活用」「カーボンニュートラル実現」「DXによる競争力強化」など、より複合的で高度な経営課題となっています。
これらの課題に対して、富士通では次のような支援を強化しています。
最新のクライアント支援領域(2024-2025年)
- 生成AI活用支援:Fujitsu Kozuchiによる業務プロセス革新
- カーボンニュートラル支援:GX推進・環境負荷削減システム
- 量子コンピューティング活用:デジタルアニーラによる最適化
- スマートファクトリー化:製造業のデジタル変革
- 金融DX:次世代決済・リスク管理システム
- サイバーセキュリティ強化:ゼロトラスト・脅威検知
これらの最新ニーズに対応するため、富士通では従来のシステムインテグレーション専門性に加えて、AI・データサイエンス・量子コンピューティング領域の専門人材を積極的に採用・育成しています。
もしITエンジニアやDXコンサルタントのキャリアや富士通での次のキャリアを考えているのであれば、ここまで御紹介してきた通り「自分がキャリアで何を実現したいのか」「今の転職で何を実現すべきなのか」は、目先の転職だけでなく、転職後も頑張り続ける為に非常に大切です!
そこで将来、ITエンジニアやDXコンサルタントとしてのキャリアを考えている方に向けて、IT業界のキャリアに詳しく、キャリア支援(棚卸→ゴール設定→実現に向けたアクションプラン策定等)で評判の高い転職エージェント・転職サービスをご紹介しますね。

転職エージェントに営業として捌こうとしてくる人も多いのも実態です。
私達もよく出会いますが、面接日程調整の丸投げやどのエージェントでも見るような求人しか出してこないエージェントには「他社との差がないこと」と「●●をしてほしい」と自分の意思を伝えています。
転職市場の動向で「有効求人倍率」など、一般論を話してくる転職エージェントは要注意です。
*有効求人倍率はハローワークの求人数と応募数の割合です。ハローワークで紹介される警備員や建築現場作業員の求人倍率が、コンサルタントに紹介される求人の動向として参考に足る情報とはいえないでしょう。
企業から直接聞いた具体的な話やキャリアアドバイザー本人の体験談、過去に支援した人の実績など、実態のある話なのか?本当に役に立つ話をしているか?はアドバイスを受ける方もきちんと確認しましょう。
皆さんも転職エージェントとはお互いに敬意を持てる誠実な関係が築けるといいですね。
累計1,000名以上のコンサル転職支援実績
MyVision/マイビジョン
おすすめ度:★★★★★(5点満点中 5点)
【公式サイト】https://my-vision.co.jp/
『MyVision/マイビジョン』は、コンサルティング業界に特化した転職エージェントとして、業界トップクラスの支援実績を誇ります。
私達、編集部メンバーにはコンサルタントも多いので、20~30代でハイキャリアを目指す方や、コンサルティングファームへの転職を考えている方には、よくオススメする転職エージェントです。
戦略ファーム・総合ファーム・ITコンサルなど、累計1,000名以上の転職支援実績があり、転職者の約9割がコンサル業界未経験からの転職成功を実現しています。
200社以上のコンサルファームとの強固なコネクションを持ち、元戦略ファーム出身のエグゼクティブコンサルタントによる独自の面接対策により、他社では得られない質の高いサポートを提供しています。
コンサル業界でのキャリアを考えている方には、最もオススメできる転職エージェントだと思います。
- コンサル業界の年収や働き方などの話を気軽に聞いてみたい
- 未経験からコンサルティング業界でのキャリアを相談したい
- 過去にコンサルファームに入社した人(未経験を含む)が評価された経験やスキルを知りたい
- コンサルファームに合わせた職務経歴書の添削や面接対策をして欲しい
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エンジニア転職で内定率大幅アップ実績
TECH-GO/テックゴー
おすすめ度:★★★★★(5点満点中 5点)
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『TECH-GO/テックゴー』は、エンジニア転職に特化した転職エージェントとして、業界屈指の支援実績を誇ります。
私達、編集部メンバーにはエンジニアも多いので、キャリアアップを目指すエンジニアの方や、IT業界への転職を考えている方には、よくオススメする転職エージェントです。
Web系・SaaS・インフラエンジニアなど、多数のエンジニア転職支援実績があり、何度も実施する模擬面接により内定率を大幅に引き上げ、年収アップも実現しています。
多数のIT企業との強固なネットワークを持ち、エンジニア業界に精通したキャリアアドバイザーによる実践的な選考対策により、他社では得られない質の高いサポートを提供しています。
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- エンジニア業界の年収や働き方などの話を気軽に聞いてみたい
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高年収スカウトをもらう
Bizreach(ビズリーチ)


おすすめ度:★★★★☆(5点満点中 4点)
【公式サイト】https://www.bizreach.jp
ビズリーチの名前は多くの方が御存じだと思いますが、ダイレクトリクルーティングサイトだということは知っていましたか?
ビズリーチは企業やヘッドハンターと求職者を直接結ぶサイトです。
登録するとビズリーチから求人提案が来るのではなく、登録している企業やヘッドハンターから連絡があります。興味がある求人を紹介されたら、その企業やヘッドハンターと電話やオンラインで面談する流れです。
またコンサルティングファームや官公庁が求人を掲載しているので、自分で直接応募することが出来ます。(最近、Mckinseyの掲載を見つけて驚きましたw)企業は転職エージェントに支払う手数料よりも採用コストが低いビズリーチの活用に積極的になっており、戦略ファームや金融・不動産各社も求人掲載しています。(転職関連のサイトで掲載企業数が最も多いと言われています)
- IT・コンサルファームから直接話を聞いてみたい
- IT・コンサル業界への転職支援に強いヘッドハンターに出会いたい
- 富士通やBig4等、コンサルタントのキャリアを相談したい(転職は未定)
- 自分のキャリアでコンサルファームからスカウトが来るか試したい(市場価値を知りたい)
実際に応募するかは別にして、ビズリーチに登録して連絡がきた企業から話を聞いてみるのをオススメします。1次情報より確実な情報はないので、その機会を得る為にもビズリーチに登録しておいてください。
また、少数精鋭ながらコンサル業界に強いヘッドハンターとのパイプも重要です。転職は本当に転職エージェント・ヘッドハンター毎に紹介できる求人が違います。
業界に強い転職エージェント・ヘッドハンターとの縁は大切にしてくださいね。
何の会社?富士通の企業研究!
まとめ|すごいの?富士通の特徴と強み/弱み
富士通の特徴と強み/弱みを実際のプロジェクト事例を踏まえて御紹介してきました。
富士通はAI・量子コンピューティング・スーパーコンピュータに強く、これだけ多くのIT企業が技術競争を繰り広げるなかで世界最高レベルの技術力を保有しています。
その為、数多くのDXプロジェクトやFujitsu Uvanceをはじめとした社会課題解決型プロジェクトの実績があり、今後も多くの革新的なプロジェクトを受注していくことができるでしょう。
またデジタルトランスフォーメーションを推進するには莫大な投資と高度な技術力が必要になる為、グローバル展開する大企業がクライアントとなり世界中の拠点とのやり取りが発生する為、様々な国で働く経験を積みやすい環境が整っています。
IT企業はどこも似ていて「何がすごい」のか、分かりにくいことも多いと思いますが、実際は業界や技術領域、AI・クラウド・量子等のテーマ、上流・下流と得意領域が分かれています。
富士通もAIやDXプロジェクトを担当したクライアントは、システム・業務から担当者までよく知っており、継続的なプロジェクトの受注につながっているのは確かです。
AI・量子コンピューティングをはじめとした先端技術プロジェクトやグローバルで活躍したい!という方には、非常に魅力的な企業であることがよくわかったと思います。
ただ、より具体的な企業やプロジェクト、社内異動等の可能性を知りたい方は、IT業界への転職支援実績が豊富な転職エージェントに相談してみてください。
私達も様々な方の体験談や私達がIT業界で働いた経験をもとに、情報を御紹介していきたいと思っています。
様々な情報ソースを使い、皆さんが目指すキャリアを実現される実現されることを願っています!頑張ってくださいね!!