こんにちは。転職note編集部です。
今回は、SAP導入経験があるコンサルタントの方に向けて、フリーランスでSAP案件を担う際の年収や案件単価、将来性を確実にする為に取るべき資格を実際にSAP案件にコンサルティングファームで携わった経験をふまえてご紹介します。
本記事で得られる情報・解決する悩み
- フリーランスのSAPコンサルタントに必要な経験って何?
- フリーランスのSAPコンサルタントになった理由は?
- フリーランスとファーム勤務のSAPコンサルタントの違いは?
- フリーランスとファーム勤務のSAPコンサルタントの年収はどれぐらい違う?
- SAPコンサルタントの年収はどうやって上げるの?
- SAPコンサルタントにおすすめの資格5選
- フリーランスSAPコンサルに人気のSAPモジュールは何?
どれもSAPコンサルタントとして活躍する為に大切な知識や経験・資格です。
フリーランスでもファーム勤務でもSAP領域で活躍されたい方は、是非、参考にしてくださいね!
コンサル転職では専門的なサポートが必須
SAPコンサルタントとしてファーム勤務やフリーランスとして活躍したい方、年収を上げたい方はキャリアや案件の選択肢を詳しく知っておくことが大切です。
どの案件に入るかでプロジェクト期間や積める経験が変わり、年収にも大きく影響します。
SAPコンサルタントのキャリアや案件を詳しく知りたい方は、アクシスコンサルティングに相談してみてください。
アクシスコンサルティングはコンサルタントのキャリア支援に特化した転職エージェントであり、フリーランスのコンサルタントにも案件を紹介しています。
長年コンサルティング業界へのキャリア支援をしている為、昔からの経緯を含めてどのような経験・スキルが求められているのか?具体的にはどのような転職求人やフリーランス案件があるか?を詳しく教えてくれます。
まずは話を聞くだけといった気軽な気持ちでも問題ないので、ぜひ気軽に話を聞いてみてください▼
おすすめ度:★★★★★(5点満点中 5点)
公式サイト:https://www.axc.ne.jp/
こんな方はフリーランスSAPコンサルを検討しよう

エンジニアとしてSAPを導入支援した経験がある
SAPコンサルタントは、クライアントのあるべき業務を定義し、SAPモジュールで対応可能な箇所と対応不可で業務変更が必要な箇所を識別できる必要があります。
エンジニアとしてSAPを導入した経験がある方は、システムの仕組みや各種設定を理解していると思います。
その為、定義したクライアントの業務がSAPモジュールで対応可能かすぐに判断できるので、SAPモジュールで対応可能かどうかを判別することができ、円滑にSAP導入のプロジェクトを進めることができるでしょう。
またSAPの導入経験やSAPに対する専門性がある事で、クライアントの疑問にも的確に回答することができればクライアントの信頼も得やすくなります。
その為、エンジニアとしてSAPの導入経験がある方はフリーランスのSAPコンサルタントとして働くことを検討してみてください。
SAP導入時のPMO業務に従事した経験がある
SAPコンサルタントは、SAPを利用するクライアントと、SAPを導入するエンジニアの間を橋渡しするPMO業務をメインで担うことが多くなります。
クライアントの要望やエンジニアの開発状況を整理して言語化し、正しく伝えるスキルがあるので、フリーランスSAPコンサルタントとしてすぐに活躍できるでしょう。
特に、1年以上の経験がある方や、SAPの複数モジュールの導入経験がある方は、年収も高くなる傾向があります。
過去にシステム導入・開発・運用経験がある
「過去にSAPを経験したことがない」という方でも、ERPシステムやAIなどの導入支援経験がある方は、SAP関連の案件を獲得できる可能性があります。
コンサルタントの業務となる、クライアントへのヒアリング、AsIsとToBeのギャップ分析、システム活用や業務変更による業務改善案検討、システム導入時のサポート、導入後支援などいずれかの業務経験がある方は、どのように自身のスキルを活かすことができるか検討してみてください。
フリーランスのSAPコンサルタントで働く!
アクシスコンサルティングに相談しよう
SAPコンサルタントはファーム勤務でもニーズは高いですが、フリーランスとしても高い年収水準を実現できる職種です。
アクシスコンサルティングはコンサルタントのキャリア支援を専門にしている為、ファーム勤務の相談だけでなく、フリーランスとしてSAPコンサルタントとして働く方の相談にものり案件を紹介することができます。
コンサルタントになる為の相談、コンサルタントから次のキャリア(所謂ポストコンサルキャリア)のどちらにも高い専門性を持っています。
具体的な案件を紹介するだけでなく過去に支援したコンサルタントの方の事例やファームの最新情報を紹介できる数少ないエージェントさんです。
コンサルタントのキャリアを相談したい方は、情報収集だけでも一度相談してみてくださいね!
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フリーランスSAPコンサルタントになった理由

続いては、既にフリーランスのSAPコンサルタントとして働いている方が「フリーランスとして働くようになった理由」をご紹介したいと思います。
SAP関連のプロジェクトに携わったことがあるが「フリーランスとして働くことに迷いがある」「他の人がフリーランスになった理由を知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、今まで通りコンサルティングファームやIT企業でSAPを導入するのではなく、フリーランスとして活躍しているのか?
フリーランスSAPとして働くようになった方の理由を解説します。
フリーランスSAPになった理由①
今より年収をアップしたい
企業で勤務する場合とフリーランスとして働く場合では、年収に差があります。
企業で勤務する場合、バックオフィスの費用なども踏まえた上でクライアントにチャージしますが、フリーランスの場合はバックオフィスなどの費用が必要なく、クライアントに提示した金額がそのまま自分の給与になります。
フリーランスのSAP案件だと、プロジェクトにもよりますが人月単価が平均100~300万の案件も多いので、12ヶ月稼働した場合、会社員年収とは大きな差が出てくることも多いです。
また、クライアントと直接単価交渉できるので、年収も高くなる傾向にあります。
フリーランスSAPになった理由②
柔軟な働き方がしたい

Openworkが発表する2014年から2022年までの業種別平均残業時間によると、コンサルタントは毎年1位または2位となっています。
残業時間は減少傾向にありますが、他業種と比較すると長時間労働であることに変わりはありません。
コンサルティングファームで勤務する場合、社内活動など案件と関係ない業務があったり、社内の付き合いもあります。また、クライアントとの関係性や契約条件上、業務時間よりも少なくチャージを付けるなどの調整が必要になります。
しかし、フリーランスとして働くことで、自分で業務時間をコントロールできるようになります。
更に、フリーランスは、案件のみに集中することができ、クライアントと直接交渉もできるため、きちんとクライアントとの信頼関係ができていれば、働いた時間分チャージすることが可能となります。
ファーム勤務だとファーム側の事情で提案活動に駆り出されたり、人が足らないプロジェクトにヘルプに行ったりとプロジェクトの合間でも自由に休めないこともありますよね?
フリーランスであれば、自分で案件のコントロールができるため、好きなときに休暇を取ることもできるのも魅力の1つです。
フリーランスSAPになった理由③
幅広いSAP案件に携わりたい
SAPは世界で最も高いシェア率を誇るERPシステムを提供しており、世界中に2億人以上のユーザがいると言われています。
コンサルティングファームに勤務している場合、一度担当したSAPモジュールがあると、次の案件も同じモジュールの同じフェーズの支援となることが多くなります。
それはアサインされる側は自分で判断できる内容が多くなりますし、自信をもってプロジェクトに取組むことができます。
またアサインするマネージャーも安心してプロジェクトを任せることができるので、結果的に同じモジュールの似たフェーズのプロジェクトが増えるのは仕方ないかもしれません。
しかし、その状況が続くと経験の幅が広がらず、アサインされているコンサルタントが飽きを感じるようになるのも事実です。
フリーランスで勤務すれば自分で案件を選択することができます。
SAPシステムの導入支援、導入ベンダー選定及び支援、PMO、保守運用など多岐に渡るフェーズや、20以上のモジュールの中から自分の好きな案件や挑戦してみたい案件を選ぶことができるのは嬉しいですね。
フリーランスSAPになった理由④
専門知識をより深めたい
コンサルティングファームで勤務する場合、アサイン面談があっても結局はアサインするマネージャー側が判断するので、あまりアサインされる側で案件を選ぶことはできないことも多いでしょう。
また、SAPではない案件にアサインされることも当然のようにあります。
しかし、フリーランスSAPコンサルタントの場合、SAP案件や自分が挑戦したいモジュール、フェーズの案件を選ぶことができるのでSAPの知識が自然と深まるだけでなく、SAPコンサルタントとしての実績や信頼を積むこともできます。
自分が積みたい経験に合わせてプロジェクトを選ぶことが出来るのがフリーランスとして働く魅力でもあります。
フリーランスのSAPコンサルタントで働く!
アクシスコンサルティングに相談しよう
SAPコンサルタントはファーム勤務でもニーズは高いですが、フリーランスとしても高い年収水準を実現できる職種です。
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フリーランスとファーム勤務の違い
SAPコンサルタントの案件獲得方法

続いては、コンサルティングファームやIT企業でSAPコンサルタントとして勤務する場合と、フリーランスSAPコンサルタントで働く場合では、案件の獲得方法が異なります。
特にフリーランスで働くことを考えている方は、収入を安定させる為にも継続的にプロジェクトに入れるのか?案件獲得方法を具体的に知りたいですよね。
そこで、企業勤務で働く場合とフリーランスで働く場合の案件獲得方法の違いをご紹介しますね!
総合ファームでSAP案件を獲得する方法
総合ファームでは、マネージャーからパートナーが中心となり、クライアントとの関係を構築して、プロジェクトを獲得してきます。
管理職未満(スタッフクラス)のコンサルタントは、パートナーやマネージャーが獲得した案件にアサインされプロジェクトのデリバイを中心に担当します。
スタッフクラスは営業活動を資料作成やプレゼンの議事録作成等でサポートすることはあっても営業活動自体に目標を持ったりすることはありません。
ただ、この営業活動をサポートするなかでSAP導入等の大規模プロジェクトの提案方法や予算の取り方を学び、自分のものにしていきます。
更にプロジェクトを獲得してデリバリしているなかで、クライアントが実際に直面する課題を学び提案に活かすこともできます。
つまり総合ファームではパートナーが中心となりプロジェクトを獲得します。
その営業サポートと獲得後のプロジェクトデリバリのなかで自分なりの案件の獲得方法とSAP自体に対する専門性を身に着けていくことになります。
フリーランスSAPコンサルタントの案件獲得方法
続いてはフリーランスでSAPのプロジェクト案件を獲得する方法をご紹介します。
基本的にはSAPの導入プロジェクトは大規模な案件になる事も多く、そもそも導入する企業は大企業が前提になるので、フリーランスの方が単独で案件を獲得することは、ほとんどないでしょう。
それではフリーランスのSAPコンサルタントはどのように案件を獲得して、プロジェクトに入るのかをご紹介しますね!
方法1.自身の人脈をもとに案件を獲得
コンサルティングファームで勤務していた際のコネクションを活用してクライアントに営業したり、既にフリーランスのコンサルタントとして勤務している友人から業務委託を受けることで案件を獲得できます。
また、フリーランスのマッチングサイトや、SNSなどへの投稿から案件を獲得することもあるでしょう。
多くの場合は、既存のプロジェクトの一部を個人で請けることが多いでしょう。
ただ、この場合は、自身の実績やスキルを元に自ら営業していく必要があります。
コンサルタントは営業活動自体で売上があがるわけではないので、プロジェクトのデリバリをやりながらの営業活動は時間と労力をかなり奪われることも多いです。
方法2.フリーランスエージェントからの紹介
個人の人脈で案件を獲得するよりも、フリーランス向けの案件を紹介してくれるエージェントに登録することでSAP案件を紹介してもらうことができます。
この方が、確実に自分が希望する案件を見つられますし、営業活動をしなくて済むので、売上がたつデリバリに時間と体力を注ぐことができます。
フリーランス向けのエージェントに登録し、あなたのスキルや実績、希望する案件内容を登録すると、エージェントが案件を紹介してくれます。
また、案件が終わった後、すぐに案件に入りたい場合も休暇を取りたい場合もエージェントとやりとりをして柔軟に設定することができます。
こうした理由から多くのフリーランスで活躍するSAPコンサルタントは案件紹介をしてくれるエージェントを複数登録して、自分の希望に合致した案件を獲得しています。
フリーランスのSAPコンサルタントで働く!
アクシスコンサルティングに相談しよう
SAPコンサルタントはファーム勤務でもニーズは高いですが、フリーランスとしても高い年収水準を実現できる職種です。
アクシスコンサルティングはコンサルタントのキャリア支援を専門にしている為、ファーム勤務の相談だけでなく、フリーランスとしてSAPコンサルタントとして働く方の相談にものり案件を紹介することができます。
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フリーランスと総合コンサルファーム比較
SAPコンサルタントの年収相場

SAPコンサルタントは、総合ファームで勤務する場合に比べると、フリーランスで働いた方が単価が高くなる傾向にあります。
なぜ、フリーランスの方が単価が高くなるのでしょうか。
フリーランスの年収とフリーランスで働いた方がファーム勤務よりも年収が高くなる理由をご紹介しますね!
ファームで勤務するSAPコンサルタントの年収
総合系のコンサルティングファームにおける平均的な年収は、スタッフクラスで約600万円-1,000万円程度が多いでしょう。
年俸制として14ヶ月で割ると月収に換算すると約50万円-70万円が額面給与になる事が多いでしょう。
この他に2か月分の賞与が評価に応じて支払われます。他にも業績賞与が出る場合もあります。
コンサルティングファームで勤務する場合、クライアントに提示する金額は、バックオフィスなどの経費を含めた金額です。
当然ですが、請求金額と皆さんが”年収”としてもらう金額には大きな乖離が出ます。
提案時に請求書を作っていて、自分がもらっている金額が請求金額よりも低くて、愕然としたことがあるコンサルタントも多いことでしょう。
フリーランスSAPコンサルタントの年収
フリーランスで働くSAPコンサルタントは、平均的な人月単価は150-200万円と言われています。
仮に、一年間同単価で案件を獲得し続けた場合、年収は2,400万程度です。
フリーランスの場合、クライアントに提示する金額をそのまま給与として受け取ることができます。
もちろん、そこから保険料や各種事業経費を自分で払うことになりますから、全てが手元に残るわけではありません。
またクライアントと直接交渉できるので、クライアントから評価を得ることで、年収を上げていくことも目指しやすいと言えるでしょう。
ファーム勤務のコンサルタントは、昇進して年収を上げるか、高い評価を得て賞与を上げるしか年収を上げる方法は有りません。
ファームに勤めたことがある方ならわかると思いますが、激務を通して高いアウトプットを出しても上司が評価会議で高い評価を勝ち取ってくれないと実はアウトプットに比例した評価を得る(年収を上げる)ことが出来なかったりします。
こうした第三者が評価にはいる環境よりは、より直接的に自分の成果で年収を上げることがしやすいのがフリーランスで働く魅力の1つでもあります。
フリーランスのSAPコンサルタントで働く!
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SAPコンサルタントはファーム勤務でもニーズは高いですが、フリーランスとしても高い年収水準を実現できる職種です。
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SAPコンサルタントの年収を上げる方法

それでは実際にSAPコンサルタントとして活躍するようになってから、年収を上げる為に必要な活動をご紹介しますね。
1.マネジメントスキルを習得する
SAPコンサルタントは、SAPを利用するクライアントとSAPを導入するエンジニアやIT企業間のコミュニケーションを円滑に進め、プロジェクトが期限通り進むように管理します。
よって、プロジェクトをマネジメントするスキルが高いほど、より高単価な案件を獲得しやすくなります。
フリーランスで働く場合も同様で、コンサルティングファーム勤務の時のように新人の育成は必要ありませんが、プロジェクト全体の進捗やリスクを把握して適切に対応するスキルが求められます。
プロジェクトマネジメントも最初は自分が関与する業務を対象にスキルを身に着け、徐々にクライアントを含めたプロジェクト全体を管理し、必要な提案ができるようになると必然的に年収も上がっていくでしょう。
2.英語スキルを習得する
SAPはドイツの会社です。
最新資料は英語で記載されることも多く、最新モジュールの導入時は関連資料が少ないので、英語の仕様書を読む場合もあります。
また、モジュール名や設定名が英語で記載されていることも多いため、英語を自由に操れる人はSAPを体系的に理解しやすく、SAP社が出している英語の原書に基づき仕事を進めることができます。
他のプロジェクトメンバーが英語を苦手としている時に、英語をあやつれる人が正確なプロダクト理解をしてくれると報酬単価も上げやすいでしょう。
3.SAP認定コンサルタント資格を取得する
SAP認定コンサルタント資格を保有する人は、SAPシステムを導入時に必要となる知見を保有していると認識されます。
保有者は、SAP案件を獲得しやすいだけでなく、クライアントからの信頼も得やすくなります。
また、SAP認定コンサルタント資格はグローバルで通用する資格です。
国内外問わず、SAP導入に必要な知識を理解しているため、アサイン後すぐに案件にキャッチアップできるでしょう。
フリーランスのSAPコンサルタントで働く!
アクシスコンサルティングに相談しよう
SAPコンサルタントはファーム勤務でもニーズは高いですが、フリーランスとしても高い年収水準を実現できる職種です。
アクシスコンサルティングはコンサルタントのキャリア支援を専門にしている為、ファーム勤務の相談だけでなく、フリーランスとしてSAPコンサルタントとして働く方の相談にものり案件を紹介することができます。
コンサルタントになる為の相談、コンサルタントから次のキャリア(所謂ポストコンサルキャリア)のどちらにも高い専門性を持っています。
具体的な案件を紹介するだけでなく過去に支援したコンサルタントの方の事例やファームの最新情報を紹介できる数少ないエージェントさんです。
コンサルタントのキャリアを相談したい方は、情報収集だけでも一度相談してみてくださいね!
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SAP認定コンサルタント資格の種類
SAP認定コンサルタント資格の試験内容は、専門知識を有する問題が多いため独学の勉強は難易度が高く、SAP社が提供するトレーニングに参加する方が一般的です。
トレーニングと資格試験受験料を合わせると、約10万〜15万ほどかかります。
コンサルティングファームやIT企業などSAPの導入支援をする多くの企業では、積極的にスタッフに資格取得を促し、認定資格取得にかかる一切の費用を全て負担してくれます。
例えば、アビームコンサルティング株式会社は、SAP認定資格取得者がもっとも多く、4,000名以上の社員が資格を取得しています。
先ほどもご紹介したとおり、SAP認定コンサルタント資格を保有する人は、SAPシステムを導入時に必要となる知見を保有していると認識されます。
保有者は、SAP案件を獲得しやすいだけでなく、クライアントからの信頼も得やすくなるので、出来れば企業に勤務している時に資格取得補助を受けて取得するのがよいでしょう。
それでは順番に3つの知識分野毎にSAP認定コンサルタント資格をご紹介しますね。
- アプリケーションコンサルタント
- デベロップメントコンサルタント
- テクノロジーコンサルタント
知識分野①:アプリケーションコンサルタント
コンサルタントがメインで取得する資格です。
本資格では、クライアントに対してSAPを導入支援する際に必要となる業務知識がメインとなります。販売、購買、会計など各業務における知識を保有することができます。
知識分野②:デベロップメントコンサルタント
プログラマーがメインで取得する資格となります。本資格を取得した人は、クライアントの要望に応じて、SAPアプリケーションを開発することができます。
知識分野③:テクノロジーコンサルタント
インフラエンジニアがメインで取得する資格となります。本資格を取得した人はシステム管理で発生した課題に対して技術的に解決することができます。
SAP認定コンサルタント資格保有者のおすすめ資格

2022年現在、日本語で受講可能なSAP認定コンサルタント資格は50種類以上あります。
そのなかから実際にSAP認定コンサルタント資格を持つコンサルタントが実務で使えるSAP認定コンサルタント資格をご紹介します。
SAP認定コンサルタント資格は、SAPシステムの製品やバージョンに依存するため、資格の種類も毎年増加しています。
なお、認定資格に有効期限はありませんが、資格取得した製品やバージョンがサポート終了となる場合もあるので認定資格を取得する際には、製品やバージョンの最新情報を確認するようにしてくださいね!
取得すべき資格
SAP S/4 HANA認定コンサルタント資格
SAP S/4 HANAは、2022年現在で最新バージョンのERPシステムとなります。
SAP S/4HANAのアプリケーションコンサルタント認定資格には、資産管理、財務会計、管理会計、統合、計画・製造・実行、調達、販売が存在します。
SAP認定コンサルタントの称号は試験に合格する事で得ることができます。
特定の有償トレーニングコースの受講や実務時間の証明は必要とされていませんが、市販の試験対策本は提供されていません。
そのため、認定試験に必要な知識を習得するには、有償のトレーニングコースの受講が必要になります。
先ほどご紹介した通り、会社に在籍されている方は在籍期間中に会社の研修制度等を利用して取得するのがオススメです。
お勧めのSAP認定コンサルタント資格
これまで統合業務管理(ERP)システムに関する認定コンサルタント資格として有名だったのはSAP ERP認定コンサルタント資格でした。
しかし、2027年に最新バージョンとなるSAP ERP6.0の標準サポートが終了する予定となっています。
その結果、本資格はすでに新規の資格取得ができなくなっています。(こういうことがあるので、どの資格を取得するべきかは事前に確認が必要です)
現状この製品を使用している企業は、2027年以降、「①標準サポートなしでSAP製品を継続利用する」、「②他のERP製品に切り替える」、「③SAP S/4HANAに移行する」のいずれかを行う必要があります。
しかし現時点で本資格を保有する方は、「①継続利用する」を選択した企業の運用支援をすることはあるかもしれません。
それでは、どの資格を取得するのが良いかというと資格保有者の観点から考えることもできます(本来は皆さんの専門性や積みたいキャリアにもよるので、ご自分でもよく考えてみてくださいね)
現在、2万人弱のSAP認定資格保持者がいると発表されており、SAP S/4HANAの資格者が一番多く約8,600人、SAP ERP資格者が約5,300人、Success Factorsの資格者が約1,200人、Technologyの資格者が860人とされています。
保有者の多い資格は、ファームが積極的にスタッフに資格取得を促している資格となるため、市場でもニーズが高くなっています。
今から資格取得を目指す方は、最新バージョンとなるSAP S/4HANAの資格取得を考えるのは良いと思います。
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フリーランスSAPコンサルに人気のSAPモジュール

SAPは、モジュールと呼ばれる業務領域単位で分かれています。
SAP認定コンサルタント資格も各モジュール別に受講する形となります。コンサルタントとして業務要件を定義したり、システム開発を行う際は、各モジュール単位で担当を割り振ることが多いです。
SAPのモジュールは、財務会計、管理会計、販売管理、購買管理/在庫管理、物流管理、生産計画/管理、品質管理と大きく分類でき、さらに詳細なサブモジュールが存在します。
では、フリーランスSAPコンサルタントに人気のモジュールはどれになるのでしょうか。
一般的に案件数の多いモジュールを3つご紹介いたします。
人気モジュール1
財務会計/FI (Financial Accounting)
SAP FIは、財務会計のモジュールです。すべての企業において財務諸表を作成するため、SAPを導入する企業のほとんどがSAP FIモジュールも導入します。
その為、案件数が多く、単価も高い傾向にあります。
SAP FIモジュールは、損益計算書(PL)、貸借対照表(BS)、キャッシュフロー計算書(CS)などの財務諸表を作成する機能があります。
また、販売管理や購買管理など他のモジュールの実績情報が自動連携されるため、システムの中核的な存在となります。
人気モジュール2
販売管理/SD(Sales and Distribution)
SAP SDは、販売管理のモジュールです。取引先への見積作成、受注、商品やサービスの出荷、得意先への請求という一連の営業プロセスを管理します。
またFI(管理会計)モジュールと連携することで、売上計上を自動的に行います。
さらに、稀に発生する返品交換などのプロセスも対応しているため、システム上で請求取り消しなどを行うことが可能です。また、価格の一括変更や得意先別の価格設定、販売数量に伴うディスカウントなどの設定も可能です。
見積書、受注伝票、出荷伝票、請求書などの帳票をシステム上で発行でき、前回取引時の情報や類似顧客情報からコピーすることもできるため、営業販売業務を効率化できます。
人気モジュール3
購買管理・在庫管理/MM(Material Management)
SAP MMは、購買管理・在庫管理のモジュールです。仕入先への見積書の作成、発注依頼、購買発注、入庫管理、請求書の確認などの購買業務と在庫管理業務を一括で支援します。
また、FI(財務会計)モジュールと連携することで、仕入先への支払い処理を自動的に行うことも可能です。
また、購買・販売情報に伴って、FIモジュール上の在庫情報が変動するため、各生産工場や保管場所における実在庫数を確認したり、一定数に達した際に購買するようにアラートを出すことができます。
需要増加!?
フリーランスSAPコンサルタントの将来性

需要予測1:コンサルサービス市場は今後も成長拡大
IDCの国内コンサルティングサービス市場予測によると、コンサルティングファームでは、戦略、業務改善などの王道のコンサルティング業務だけでなく、DX支援やIT導入支援などのデジタル関連のコンサルティング業務が増加傾向にあります。
また、2020年から2025年までのコンサルティングサービス市場の年間平均成長率は9.3%に登ると予測しており、今後より一層コンサルタントのニーズは増加していくと言えます。
需要予測2:SAP ERPのサポート終了に伴うシステム刷新需要拡大

2027年に今までの基幹システムの中核であったSAP社の「SAP ERP6.0」及び「SAP Business Suite」などの標準サポートが終了します。
よって、日本国内に2,000社程度あると言われるSAP ERPシステム導入企業は、「①標準サポートなしでSAP製品を継続利用する」、「②他のERP製品に切り替える」、「③SAP S/4HANAに移行する」のいずれかの対応が必要となります。
当初は「2025年問題」と呼ばれ、2025年末までに標準サポートを終了する予定でしたが、サポート対象期間が2027年末までに延長されました。
「②他のERP製品に切り替える」、「③SAP S/4HANAに移行する」どちらの場合においてもシステム刷新が必要となるため、SAPコンサルタントの需要は2027年までに増加すると言えます。
また、2027年問題に向けてSAPジャパンでは、フリーランスのITエンジニアをパートナー企業が探すことができる人材検索クラウドサービスを提供したり、SAP認定コンサルタント資格の受験費用を大幅値下げするなどの対策をしています。
SAPの統括本部長も、SAPコンサルタントは2万人程度いるが、需要に対しては人材不足である、と話しています。
より一層ニーズの高くなるフリーランスSAPコンサルタントに興味がある方は、エージェントに登録して、案件の相談をしてみませんか?
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まとめ|SAP導入経験があるコンサルタント
フリーランスの年数・案件単価・将来性
いかがでしたか?
SAPコンサルタントは2027年問題に向けて引き続き需要の強い職種であり、フリーランスとして働く方々も高い案件単価が期待できる領域です。
会社勤務のエンジニアやコンサルタントの方は、資格取得を含めて計画的に準備を行い、情報収集をしておくと新しい自分のキャリアの可能性に気付けるでしょう。
情報収集はファーム勤務でもフリーランスでもキャリア支援が出来る、アクシスコンサルティングに聞くことをオススメします。
今のファーム以外のファームの動向や案件の傾向、フリーランスとして働く可能性など、様々な話を実際に既に活躍されている方の事例をもとに知ることができます。
(私達編集部メンバーは転職や副業の相談を定期的にアクシスさんとやり取りさせていただいています。転職や副業を実際にするかは別として、市場動向をふまえて自分が積むべき経験やキャリアの選択肢を常にアップデートしておくことは大切だと思っています。)
お仕事が忙しいのも分かりますが、年に1回か2回、自分のなかの情報を新しくして、キャリアを棚卸して次の目標を更新することも大切な活動です。
ぜひ皆さんが望むキャリアを実現する良いキッカケになればと思いますので、もしお時間がある方は気軽に相談してみてくださいね。
今後も様々な方の体験談や私達がコンサルティング業界で働いた経験をもとに、情報を御紹介していきたいと思っています。
様々な情報ソースを使い、皆さんが目指すキャリアを実現される実現されることを願っています!