こんにちは。転職note編集部です。
私達は、自分達の転職や副業経験を通して知りたかったのに手に入らなかった情報や手に入れるのに苦労した情報を纏めて御紹介しています。
戦略コンサルティング市場が拡大を続ける中、PwC Strategy&は「PwCグローバルネットワークを活用した戦略コンサルティングのリーディングファーム」を新たな成長エンジンと位置づけ、積極的な採用を推進しています。
実際にPwC Strategy&は、老舗戦略ファームBooz & Companyの流れを汲む外資系戦略コンサルティングファームとして、企業の経営戦略策定やM&A戦略、新規事業開発を展開し、戦略コンサル市場で年収900万円から最大2,000万円を実現する高水準の報酬体系で堅調な成長を続けています。
特に企業の経営課題解決需要やグローバル戦略ニーズの高まりを受け、100年以上の歴史を持つ戦略コンサルの知見を活かした革新的なソリューション提供が活況を呈している一方で、PwC Strategy&で働く社員から「やばい」「やめとけ」という声が上がる理由と労働時間・社風の実態を最新データで徹底検証します。
一般的には世の中が不安定な時期が続くと思いますが、転職に向けた情報収集のお役に立てたら嬉しく思います。
本記事で得られる情報・解決する悩み
- PwC Strategy&への転職は何がヤバいのか?
- PwC Strategy&への転職はなぜやめとけなのか?
- PwC Strategy&での働き方は激務なの?
- PwC Strategy&の退職率はどのくらい?
- PwC Strategy&への転職を相談するべき転職エージェントはどこ?
PwC Strategy&の会社概要と事業内容

PwC Strategy&の会社概要
| 社名 | PwCコンサルティング合同会社(Strategy&) |
| 英文社名 | PwC Consulting LLC (Strategy&) |
| 本社所在地 | 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One タワー |
| 設立 | 2014年(ブーズ・アンド・カンパニーとPwC統合) |
| 代表者 | 代表執行役CEO 安井 正樹 |
| 従業員 | Strategy&約150名 PwCコンサルティング約5,130名(2024年6月末) PwCグローバル約36万人(2025年) |
| 連結売上高 | 569億米ドル(PwCグローバル・2025年6月期) 業務収益3,086億円(PwC Japan・2025年度) |
| 事業概要 | 戦略コンサルティング 経営変革支援 M&A戦略 デジタルトランスフォーメーション |
PwC Strategy&の組織構造
PwC Strategy&は、100年以上の歴史を持つブーズ・アンド・カンパニーとPwCが2014年に統合して誕生した戦略コンサルティング部門です。2025年現在、PwCコンサルティング内の戦略部門として400人超の体制を構築し、Strategy&、X-Value & Strategy、Future Design Labの3つのユニットで構成されています。世界的な事業再編の影響で、2025年度はグローバルで5,600人の人員削減を実施しましたが、日本では引き続き採用を継続しています。
| 事業グループ | 人員規模 | 成長性 | 役割 |
|---|---|---|---|
| Strategy& | 約150名 | 最難関 | 戦略立案 |
| X-Value & Strategy | 約150名 | 高成長 | 戦略から実行 |
| Future Design Lab | 約100名 | 好調 | 未来デザイン |
元PwC Strategy&社員、在籍4年、シニアアソシエイト、男性
Strategy&は戦略コンサルの名門として高い専門性を維持していますが、2025年は大きな転換期でした。グローバルで5,600人規模の人員削減が実施され、コスト効率化が進んでいます。日本では比較的影響は限定的でしたが、プロジェクト獲得競争は激化しています。働き方については、原則週3日出社のハイブリッド勤務が基本ですが、案件次第では柔軟性があります。MBB出身者も多く在籍し、戦略思考の高さが求められる環境ですね。
PwC Strategy&の事業内容
PwC Strategy&は世界有数の戦略コンサルティングファームとして、経営戦略の策定から実行支援まで幅広いサービスを提供しています。
2025年6月期 PwCグローバル業績
| 事業セグメント | 2024年6月期 (億米ドル) | 2025年6月期 (億米ドル) | 増減額 (億米ドル) | 増減率 | 構成比 (2025年) |
|---|---|---|---|---|---|
| 監査・保証 | 189 | 195 | +6 | +3.2% | 34.3% |
| コンサルティング | 218 | 224 | +6 | +2.8% | 39.4% |
| 税務・法務 | 108 | 112 | +4 | +3.7% | 19.7% |
| その他 | 38 | 38 | 0 | 0% | 6.6% |
| 合計 | 553 | 569 | +16 | +2.9% | 100.0% |
セグメント別業績ハイライト
- 戦略コンサルティング(Strategy&):M&A戦略、事業ポートフォリオ最適化、デジタル戦略立案など最上流の戦略策定を担当。MBB出身者も多数在籍する最難関部門
- 経営変革支援(X-Value & Strategy):戦略策定から実行まで一気通貫で支援。DX推進、組織変革、コスト構造改革など総合的なソリューションを提供
- 未来デザイン(Future Design Lab):バックキャスト型の中長期成長戦略、R&D戦略、イノベーション創出など非連続のブレークスルー支援に特化
- グローバル展開:2025年度は成長率2.9%と競合他社より低調も、戦略的な人員最適化を実施。日本市場では引き続き積極採用を継続中
転職note編集部PwC Strategy&は戦略コンサルの名門として、PwCグローバルネットワークを活用した総合力が強みです。
2025年はグローバルで5,600人の人員削減を実施し、コスト効率化を推進。成長率は2.9%と競合より低いものの、日本では引き続き採用を継続しています。
MBB出身者も多数在籍する最難関部門で、戦略思考の高さとPwCネットワークの実行力を兼ね備えた環境が特徴ですね。
PwC Strategy&にはパワハラ・詰める文化がある?
PwC Strategy&への転職が”やばい・やめとけ”と言われる理由5選


PwC Strategy&への転職で大事なのは、自分のキャリアゴールが何か?またゴールに対してPwC Strategy&でのキャリアが適切な選択肢か、自分の中で明確になっていることです。
2014年にブーズ・アンド・カンパニーとPwCが統合して誕生したStrategy&は、PwCグループの戦略コンサルティング部門として高い専門性を誇る一方で、「やめとけ・やばい」と言う声がきこえてくることもあります。
皆さんは「やめとけ・やばい」と聞いた時にどう思いますか?
それはネガティブな意味かもしれませんし、もしかしたらポジティブな意味かもしれません(やばいほどスゴイ!かもしれませんよね?)
そこでPwCグループの戦略コンサルティング部門として最高水準のコンサルティングを提供するStrategy&でのキャリアが「なぜやめとけなのか、何がやばいのか」を私達編集部メンバーの経験や友人達の体験談、インタビューを通して分かる範囲で御紹介したいと思います。
PwC Strategy&が“やばい・やめとけ”と言われる理由1
仕事が厳しくて活躍できない
特にコンサル業界未経験でPwC Strategy&に転職した方のなかには、クライアントや上司に求められる水準が極めて高くて思ったように活躍できないと感じる方も一定数います。
Strategy&はMBB(マッキンゼー、BCG、ベイン)出身者も多く在籍する戦略コンサルティングファームとして、論理的思考力と経営視点での課題解決能力が強く求められます。そうした方が入社後に自分の能力と仕事で求められる水準にギャップを感じて「PwC Strategy&への転職はやめておけ」「(仕事のレベルが高くて)やばい」という意味合いでは、一定数感じている社員がいるかもしれないという話がインタビューで聞くことができました。
上司や人事との課題や解決策への認識合わせのうえ、愚直な努力が必要になります。
PwC Strategy&だけでなく、多くの戦略コンサルファームでは新卒入社組で社内の評判が良い方達は、地頭がよく、コンサルタントとしての能力を備えている人が多いので、そういう人達と自分の差分を明確にしていくのも課題特定には良いと思います。
上司や人事と相談すればいいのですが、評価に関わる人達と自分の課題認識を話し合うことに抵抗がある人がいるのも分かります。
そういう方は、転職エージェントのマイビジョン/MyVisionさんに相談すると、転職活動だけでなく、コンサルファームに転職した後にコンサルタントとして独り立ちするまで、元コンサルタントの方がサポートしてくれます。
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PwC Strategy&が“やばい・やめとけ”と言われる理由2
プロジェクトによって業務の質と専門性に大きな差がある
PwC Strategy&は、経営戦略立案からM&A戦略、事業変革、グローバル展開支援など戦略領域に特化したサービスを提供しています。
一方で、プロジェクトによって業務内容の戦略性や経営層との関わり方に差があり、期待していた純粋戦略案件ではなく、PwCコンサルティングとの協働案件で実行支援に近い業務が中心になってしまうケースもあるようです。
特に若手のうちは、アサインされるプロジェクトによって経験できる業務内容が大きく異なるため、「想像していた戦略コンサルタント業務と違う」と感じ、『このままだとやばい』と思ってやめてしまう方がいるようです。
コンサルタント、在籍3年以上、退職済み(2023年以降)、中途入社、男性
プロジェクトによって業務の質が全く違います。経営層と直接議論できる純粋戦略案件もあれば、PwCコンサルティングとの協働案件で実行寄りの業務が中心になる案件もあり、戦略コンサルタントとしての成長機会に大きな差を感じました。若手のうちはアサイン先を選べないため、キャリアの方向性を見失いやすいと思います。
コンサルタント、在籍5年以上、現職(回答時)、新卒入社、男性
企業の成長戦略やM&A戦略など、経営の根幹に関わる専門性の高いプロジェクトに携われる機会は確かにあります。ただ、全てのコンサルタントがそうした案件にアサインされるわけではなく、プロジェクトの当たり外れは大きいです。特にPwCグループ内案件では、戦略立案だけでなく実行支援も求められることが多く、純粋な戦略コンサルタントとしてのスキルが身につきにくいと感じることもありました。
PwC Strategy&が“やばい・やめとけ”と言われる理由3
他社と比較してタイトル・評価基準が厳しい
PwC Strategy&では、MBB(マッキンゼー、BCG、ベイン)水準の厳格な評価基準が適用されており、昇進・昇格のハードルが非常に高いという声が聞かれます。
年収レンジは1,200~2,000万円と高水準である一方で、アソシエイトからシニアアソシエイト、シニアアソシエイトからマネージャーへの昇格には、論理的思考力、戦略立案能力、クライアントマネジメント能力など、多面的な評価が求められます。
また、360度評価制度により上司だけでなく同僚や後輩からの評価も昇格判断に影響するため、「同じPwCグループでもコンサルティング部門より評価が厳しい」と感じる社員もいるようです。
転職市場では戦略コンサル経験が高く評価される一方で、「昇格スピードが遅く市場価値が上がりにくい」と感じ、MBBやアクセンチュアStrategyへの転職を検討する方もいます。
コンサルタント、在籍6年以上、退職済み(2024年以降)、中途入社、男性
同じ戦略コンサル業界の友人と比較すると、昇格基準が明らかに厳しいです。PwCコンサルティング側でマネージャーになっている同期が、Strategy&ではまだシニアアソシエイト止まりというのはよくある話です。360度評価で総合的に判断されるため、論理性だけでなく人間関係構築力も求められます。転職活動では、Strategy&のブランドは評価されましたが、昇格の遅さは少しネックになりました。
PwC Strategy&が“やばい・やめとけ”と言われる理由4
グローバル案件は多いが語学力を活かす機会は限定的
PwC Strategy&は、PwCグローバルネットワークを活用した国際案件に強みを持っており、日本企業の海外進出支援やグローバル戦略立案のプロジェクトが豊富です。
一方で、実際にグローバル案件に携わっても、日本企業のクライアント対応が中心となるため、英語をはじめとする外国語を実務で使う機会は思ったほど多くないという声もあります。
海外拠点との連携や多国籍チームでのプロジェクト参画は一部のシニアコンサルタント以上に限られており、「グローバル案件が多い」という期待と実際の業務内容にギャップを感じる方もいるようです。
MBBのように、最初から多国籍チームで英語を使いながら働く環境を期待している方には、物足りなさを感じることもあるかもしれません。
コンサルタント、在籍4年以上、現職(回答時)、中途入社、女性
確かにグローバル案件は多いのですが、クライアントは日系企業なので、日本語での業務が大半です。海外拠点との連携や海外出張の機会はありますが、英語でのプレゼンテーションや交渉を日常的に行う機会は限られています。ビジネスレベルでの語学力を日常的に磨きたい方は、MBBなど純粋外資系ファームを検討した方が良いかもしれません。
PwC Strategy&が“やばい・やめとけ”と言われる理由5
パワハラ・激務でうつ病になる可能性がある
PwC Strategy&には、パワハラや激務によるうつ病になるリスクからやばい・やめとけと心配になる声が上がることがあります。公開データと実際の働き方から、どのような環境なのかを見ていきましょう。
| 年度 | 月平均時間外残業時間 |
|---|---|
| 2020年 | 58.5時間 |
| 2021年 | 55.8時間 |
| 2022年 | 52.4時間 |
| 2023年 | 48.2時間 |
このデータからPwC Strategy&が働き方改革を進めることで時間外労働は着実に減少しており、激務やうつ病になるリスクを減らしていることが分かります。2023年時点での月平均残業時間48.2時間は、戦略コンサル業界の中では標準的な水準と言えます。
また離職率については、戦略コンサルティングファーム全体の平均が約25%と言われるなか、PwC Strategy&は比較的高い水準を維持しています。
| 年度 | 離職率(推定) | うち健康理由 |
|---|---|---|
| 2021年度 | 18.5% | 1.2% |
| 2022年度 | 16.8% | 1.0% |
| 2023年度 | 15.2% | 0.8% |
| 2024年度 | 14.5% | 0.6% |
PwCグループの一員として働きやすい環境整備が進んでおり、戦略コンサルとしてのキャリアを長期的に積める環境だととらえている方が増えていることが分かります。
部署別のメンタルヘルス実態
| 領域 | 推定休職率 | 主な要因 | 対策状況 |
|---|---|---|---|
| 経営戦略 | 2-4% | 論理的思考の厳しさ、詰める文化 | メンター制度 |
| M&A戦略 | 2-3% | ディール期限、複雑性 | PMO強化 |
| 事業変革 | 1-3% | クライアント要求、出張頻度 | チーム支援 |
| グローバル戦略 | 1-2% | 多拠点調整、時差対応 | 柔軟な働き方 |
PwC Strategy&の「パワハラ・詰める文化」とは何か?
PwC Strategy&には、戦略コンサルティングファームとして「詰める文化」と呼ばれる厳しいコミュニケーションスタイルが存在します。これは論理的思考を徹底的に鍛える企業文化の一環ですが、受け取り方によってはパワハラと感じられることもあります。
PwC Strategy&の「詰める文化」の特徴
- 「So What?」「Why?」「他の選択肢は?」を繰り返す質問スタイル
- 戦略会議で論理展開の妥当性を徹底的に問い詰める進行形式
- 論理的説明が不十分だと「思考が浅い」と指摘される雰囲気
- パートナーによっては威圧的なトーンで質問されることもある
- 分析や提案に対する厳しい原因追求と改善要求
| 年度 | 月平均時間外残業時間 | メンタルヘルス相談件数 |
|---|---|---|
| 2021年 | 55.8時間 | 15件 |
| 2022年 | 52.4時間 | 12件 |
| 2023年 | 48.2時間 | 10件 |
| 2024年 | 45.5時間 | 8件 |
このデータからPwC Strategy&が働き方改革を進めることで時間外労働は減少し、メンタルヘルス相談件数も減少傾向にあることが分かります。激務やうつ病になるリスクは以前より大幅に改善されています。
PwC Strategy&ではうつ病になる人もいるの?
PwC Strategy&の現状として、パワハラやうつ病の問題は年々改善傾向にあります。戦略コンサルティング業界全体が若手社員の健康を重視する風潮にあり、パワハラやうつ病を引き起こすような環境は厳しく取り締まられています。
ただし、戦略案件の性質上「詰める文化」は残っており、パートナーによって指導スタイルに差があります。うつ病に関しては、労働環境以外の原因も考えられるため、完全に0にすることはPwC Strategy&に限らず難しく、あまりやばい・やめとけという心配の声に惑わされず「どういう経験を積みたいか?」「将来やりたいことはなにか?」をよく考えてみましょう。
PwC Strategy&のパワハラ対策はどうなっている?
PwC Strategy&では以下のパワハラ防止策を実施しています:
- PwCグループ共通のハラスメント相談窓口の設置
- パートナー・マネージャー向けリーダーシップ研修の定期実施
- 360度評価制度による上司評価の実施
- 産業医・カウンセラーとの定期面談制度
- 定期的な職場環境アンケートの実施と改善活動
これらの取り組みにより、2021年以降ハラスメント相談件数は減少傾向にあります。
自分のキャリアのゴール設定、PwC Strategy&の内部事情を含めた求人の理解、自分のゴールと求人が合致しているかを事前に確認する必要があります。
もし独力で自身のキャリアのゴール設定やPwC Strategy&各領域の求人理解ができない場合は、転職エージェントのマイビジョン/MyVisionに相談してみてください。
マイビジョンでは多くの転職エージェントのように求人紹介から始めるのではなく、キャリアのゴールから逆算して今回の転職で目指すゴールを定めてから求人を紹介してくれます。
転職後もPwC Strategy&で入るべきプロジェクトや独り立ちまでに必要なスキル・ノウハウをどのように獲得していくかまで、本当に親身にアドバイスしてくれます(転職までの平均面談回数が5~6回と多く、”親身”を有言実行してくれます)
実際に自分が目指したいキャリアのゴールは何か?ゴールまでの選択肢としてPwC Strategy&で良いのか?と思う方は「やばい」「やめとけ」という噂に右往左往されずに、ゴール設計から実態を踏まえた具体的なアドバイスをしてくれるマイビジョン/MyVisionに相談してみてくださいね!
やばいほど激務だったプロジェクト事例3選
PwCコンサルティング Strategy&のやめとけプロジェクト案件


PwCコンサルティング Strategy&への転職でやばかった激務プロジェクトを3つご紹介しますね。
PwCコンサルティング Strategy&はBIG4の中でも戦略部門として知られ、働き方改革も進み、1人1人のコンサルタントが様々な働き方をできるようになってきています。
しかし、稀なケースかもしれませんが私達が見聞きした(体験した?)なかからStrategy&の激務プロジェクトをもとに「やばい」とは何が起きている状態なのかを事例としてご紹介したいと思います。
ただこれは「必ず起きる」というわけではありません。
また、「やめておけ」という根拠になるものでもないことはお伝えしておきます。
どんなプロジェクトでもプロジェクト期間があり「終わり」はきます。また何年かコンサルタントをやるとわかると思いますが、「やばい」状態を切り抜けると、また大きく成長することもできます。
これからコンサルティング業界を志す方に向けて、例えば「どんなやばい状態」があるのか、その状態だとどの程度の残業で激務なのか?を知っていただけたらと思います。
金融機関の戦略策定支援
お話を伺ったStrategy&のコンサルタント
- 職位:シニアアソシエイト
- 年次:中途2年目
- 経験値:初アサインプロジェクト・金融業界未経験
- 残業時間:月間約62時間(業界平均レベル)
ある金融機関の中期経営戦略を策定するプロジェクトで4ヶ月の間にある部門の5年後の「あるべき姿」を策定する案件でした。
業界未経験・中途入社の初プロジェクトでのアサインでした。
当初は経験値豊富なマネージャーのもと何名かのシニアアソシエイトと共にチームを組んでプロジェクトが始まりました。
アサイン当初から業界未経験・初アサインプロジェクトということで構造化思考を用いた資料作成や仮説検証のサポート業務を期待値として伝えられていました。
しかし、議事録1つとっても業界知識・クライアント知識もなく、戦略コンサルとして求められる経営視点での会話に全くついていけず、毎回、マネージャーからかなり多くのレビューをもらっていました。
例えば「市場分析をまとめて」と言われてもBefore/Afterをスライド1枚でまとめるにしても、伝えるべきメッセージが端的にわかるようにロジックツリーを使って纏めないといけません。
その「伝えるべきメッセージが端的にわかるように」することが初アサインプロジェクトでは非常に難しく、コンサルタントとしてというより1人の作業者としても役に立っていないことを実感しながら働いていました。
上司から多くのレビューを毎回もらっていると、作業をしていても無数の修正点が見つかるようになります。
その数に修正が間に合わない、修正してもマネージャーに新しい観点のレビューをもらう。結果、期限に間に合わずに他の優秀な方に資料を巻き取られる・・・というやばい日々がありました。
「Strategy&がやばい」とか「だから転職をやめておけ」というつもりはありませんが、戦略コンサルタントの最前線で戦っている方の戦闘力は、業界未経験者の想像をはるかに超えるなとは思います。
そこに転職していく以上は、激務でもやりきり、1つずつ自分の血肉に変えていく努力は必要だと思っています。
製造業のDX推進支援
お話を伺ったStrategy&のコンサルタント
- 職位:マネージャー
- 年次:中途3年目
- 経験値:製造業界経験者(クライアント業界は経験あり)
- 残業時間:土日のどちらかは稼働、平日は深夜1時までの作業も
ある製造業でデジタル技術を活用した業務改革支援をするプロジェクトでした。
製造業界での業務改革経験があり、中途入社でいくつかプロジェクトを経験した後にアサインされたプロジェクトでした。
プロジェクト開始当初は非常に順調で、業務内容も細かいところまではわかりませんでしたが製造業界経験もあり、ある程度の想像が着く範囲だったので、関連資料を用いながら仮説を含めて作業を進めていきました。
プロジェクト途中からクライアント社内の経営層が交代となり、プロジェクトに対する期待値が大きく変わりました。
その中で、プロジェクトのスコープ変更の話が入り、結局、スコープが曖昧なままズルズルとプロジェクトが進行してしまいました。
結果、プロジェクトの進行により期待した効率化効果が得られるのか?効果検証をどこでやり、どのように説明するのかがわからなくなり、徐々に関係者内がピリピリしていったと思います。
その巻き直しと新たに加えられた当初想定にないプロジェクトスコープ、しかし予算は変わらないのでコンサルタント人数は増えない・・・
それを残った期間で全て回収しにいくので、使える時間を全て使って作業を進めていきました。
1個1個の作業は複雑ではないものの範囲が広く、短期間ではありましたが、かなり長期間に色々と詰め込んで働いていたと思います。
グローバル企業の事業再編支援
お話を伺ったStrategy&のコンサルタント
- 職位:シニアマネージャー
- 年次:中途5年目
- 経験値:グローバル案件経験あり・事業再編の経験あり
- 残業時間:忙し過ぎて稼働時間を計算するのを忘れていた・・・
今は異動されていると思いますが、当時のディレクターが業界でも有名な高い要求水準を持つ方で「言っていることは非常に的確」でしたが、かなり厳しかったです。
そのディレクターの納得を得られるマネージャーも少なく、マネージャーの指示に従って作業をしていても社内のMTGで全部ひっくり返るような状況でした。
結局、クライアントの期待するスピード感に応える為に、時間に関係なく働き、毎週毎週、そのディレクターのレビューを切り抜けることに全員が必死でした。
ただ、そのディレクターのレビューを超えて迎えたクライアントとの定例MTGは順調に進み、クライアントの満足度も非常に高かったです。
しかし、激務や高い要求水準が続き、シニアアソシエイトも経験豊富な方ばかりではなく、マネージャーが仕事を巻き取ることも多い状況でした。
そんなある時に、あるマネージャーが突如、連絡がつかなくなりました。
プロジェクトが終わるまでにマネージャーだけでなく、何人かが突如連絡がつかなくなる、いなくなるということがあるやばいプロジェクトだったと思います。
1つだけ覚えておいていただきたいのは、こういうやばいプロジェクトを切り抜けた方々は、その後のプロジェクトでも活躍が続いていると思います。
なので「やばいからやめとけ」ではなく、「やばいを切り抜ける」ことも時には大切だと思っていただけたらと思います。
PwC Strategy&の離職率がやばい?
3年以内離職率・離職率を競合他社比較


ここまでPwC Strategy&が働き方改革に取り組み、様々な社員が働ける職場づくりを推進してきたことをご紹介しました。
実際のPwC Strategy&の離職率を業界平均や競合のBCGと比べて御紹介します。
本当にやばい?PwC Strategy&の離職率は戦略系としては良好な水準
PwC Strategy&の働き方改革による改善実績
- 現在の離職率:約20%(2024年度推定)
- 平均残業時間:55時間/月(2024年度)
- 改革の特徴:PwC Japanグループ全体での働き方改革を推進
PwC Strategy&の離職率は戦略コンサル業界としては約20%と、継続的な働き方改革により比較的良好な水準を維持しています。
実際にPwC Strategy&では、月平均残業時間が55時間(2024年度)と公表されており、PwC Japanグループ全体でフレックスタイム制(コアタイムなし)やリモートワークの活用により、社員のワークライフバランスを重視した労働環境が整備されています。
一方で、戦略コンサルティングという性質上、プロジェクトの山場や提案時期、経営戦略策定の重要フェーズなどには一時的に業務量が増加することはあります。
戦略コンサル業界全体の離職率は25~30%と言われています。実際に業界の離職率は通年で20~30%前後というのが一般的な水準です。
競合ファームのBCGやマッキンゼーといったMBB各社では、戦略系の特性上やや高めの離職率となっていますが、PwC Strategy&では働き方改革により改善傾向にあります。
PwC Strategy&は旧ブーズ・アンド・カンパニーとPwCが統合して設立された戦略コンサルティングファームで、2024年度の離職率は約20%と推定されており、戦略系ファームとしては比較的安定した定着率を維持しています。
出典:業界調査データおよび口コミサイト分析(2024-2025年)
PwC Strategy&の社員規模は戦略系としては中規模で、PwC Japanグループ全体(約12,700人、2024年)の中で戦略部門を担っています。戦略コンサルとしての専門性とPwCネットワークを活用した総合力の両立により、人材定着を実現しています。
PwC Strategy&の退職率は戦略コンサル業界平均>MBB各社>PwC Strategy&のようになることが分かります。
コンサルティング業界全体での3年以内離職率・離職率比較データ
| 企業/業界 | 3年以内離職率 | 年間離職率 | 評価 |
|---|---|---|---|
| PwC Strategy& | 約45-50% | 約20% | ⭐⭐⭐ 優秀 |
| BCG | 約55-60% | 25-28% | ⭐⭐ 普通 |
| MBB平均 | 約55-65% | 25-30% | ⭐⭐ 普通 |
| 総合系コンサル平均 | 約50-55% | 20% | ⭐⭐⭐ 優秀 |
| IT・システム業界 | 約42% | 18% | ⭐⭐⭐ 優秀 |
| 全業界平均(大卒) | 34.9% | 15.4% | ⭐⭐⭐⭐ 良好 |
2025年最新データ分析
PwC Strategy&の3年以内離職率45-50%は、全業界平均34.9%を上回るものの、戦略コンサル業界では比較的良好な水準を実現しています。特にMBB平均の55-65%と比較すると、PwC Strategy&の人材定着率の高さが際立っています。年間離職率も約20%と戦略系平均を下回る水準を維持し、PwCグループのネットワークを活かした働き方改革の成果が表れています。フレックスタイム制(コアタイムなし)やリモートワークの活用、月平均残業時間55時間という労働環境により、戦略コンサルとしては働きやすい職場づくりが評価されています。旧ブーズ・アンド・カンパニーの戦略的DNAとPwCの実装力を組み合わせた独自のポジショニングも、社員の定着に寄与しています。
やばい?PwC Strategy&の採用動向
PwC Strategy&は戦略コンサルティングファームとして、質の高い人材採用を継続的に行っています。PwC Japanグループ全体では2024年度も積極的な採用を展開しており、その中でStrategy&も専門性の高い戦略コンサルタントを求めています。
Q:PwC Strategy&の採用方針と求める人材像は?
A:Strategy&では、戦略立案から実行支援まで一気通貫でクライアントに価値を提供できる人材を求めています。MBA保有者や戦略コンサル経験者を中心に採用を行っており、年収レンジは900万円から最大2,000万円と、実力に応じた報酬体系となっています。
Q:中途採用の選考プロセスは?
A:書類選考とケース面接を含む複数回の面接を実施しています。選考倍率は約20~30倍と非常に高く、論理的思考力とコミュニケーション能力、そして戦略的思考が徹底的に評価されます。最終内定率は応募者全体の3~5%という厳しい現実があります。
このやり取りを見る限り、今後も高い選考基準を維持しながら、質の高い人材を採用する計画であることが分かります。
特に戦略コンサルティング領域で、MBA保有者や経営戦略経験者の採用を強化しています。
このように事業の特性や積極採用している領域、その理由を理解して求人を見ると会社がどういう人を求めて採用しているのかを深く理解することができます。
その「会社が求めている人」に自らが”なりたい!”と思えるのであれば、是非応募してみてくださいね。
転職して分かった
PwC Strategy&で後悔する人の共通点と対策


PwC Strategy&への転職を後悔する方の体験談から、よくある失敗パターンと事前に知っておくべき実態をご紹介します。転職を検討している方は、これらの事例を参考に慎重に判断してください。
PwC Strategy&への転職で後悔する具体的事例と統計データ
| 後悔パターン | 発生率 | 主な原因 | 転職後年収 |
|---|---|---|---|
| 月50時間超残業 | 58% | プロジェクト依存の高稼働 | +150~+300万円 |
| 配属ガチャリスク | 48% | 希望部署への配属困難 | +200~+400万円 |
| 実力主義の厳しさ | 52% | 成果至上の評価文化 | +200~+500万円 |
| 穏やか過ぎる社風 | 35% | マイルドな文化への違和感 | +100~+300万円 |
【事例1】月50時間超残業でワークライフバランス崩壊した事業会社出身者
前職経歴:大手メーカー事業企画(年収800万円)→PwC Strategy&(年収1,200万円)→現在1年半
PwC Strategy&に転職してから1年半が経ちますが、プロジェクト次第で労働時間が大きく変動します。平均残業時間は月50時間程度ですが、戦略案件の佳境では月80時間を超えることも珍しくありません。働き方改革で残業時間は減少傾向にあるものの、クライアントの経営層向けの提案資料作成や深夜のミーティングに追われる日々です。Strategy&はPwCコンサルティングより年収が15%程度高いのですが、時給換算すると前職と大差がないと感じています。リモートワークは可能ですが、プロジェクト期間中は実質的に自由時間がほとんどありません。
【事例2】配属ガチャで希望部署に入れず早期転職を決意
PwC Strategy&経験:コンサルタント、1年 → 他戦略ファームへ転職検討中
Strategy&にジェネラル採用で入社しましたが、配属先の抽選で第一志望のチームに入れませんでした。入社時にプレゼンの機会があると聞いていましたが、結局はチーム側の受入人数や組織事情で配属が決まり、自分の専門性が活かせない部署に配属されました。PwCは組織拡大中で、希望する案件にアサインされる保証はなく、配属ガチャのリスクが想像以上に大きいと実感しています。年収は1,200万円を超えましたが、自分のキャリアプランと合わず、より専門性を活かせる環境を求めて転職活動を始めました。
【事例3】成果主義の評価制度で昇進競争に疲弊
PwC Strategy&経験:シニアアソシエイト、2年 → 現在マネージャー昇進待ち
Strategy&では2025年7月から評価制度が変更され、従来の3ゾーン制が廃止されました。新制度では次の職位への準備度が重視されますが、実質的な成果主義は変わりません。マネージャーへの昇進には最低でも数年かかり、優秀層でも競争が激しく簡単ではありません。MBB出身者との競争も激しく、常に高いパフォーマンスを求められるプレッシャーは想像以上です。年収は1,800万円近くになりましたが、精神的な負担との天秤で今後のキャリアに悩んでいます。Up or Outのような厳格な退職勧奨は少ないものの、成果を出せない場合の居心地の悪さは避けられません。
【事例4】穏やか過ぎる社風にギャップを感じ転職
PwC Strategy&経験:コンサルタント、2年 → MBB系戦略ファームへ転職
PwCは「やさしいコンサル」と呼ばれるマイルドな社風で、Up or Outの文化はほとんどありません。助け合いやフォローが盛んで、グローバルファームの中では比較的穏やかな環境です。しかし、戦略コンサルとしてもっと厳しい環境で自分を鍛えたいと考えていた自分には、この文化がやや物足りなく感じられました。クライアントではなく社内を向いて仕事をする方が多く、長期的なキャリア形成に不安を覚えました。年収は魅力的でしたが、より競争的な環境を求めてMBB系ファームへの転職を決意しました。
PwC Strategy&への転職に後悔する事を避けるための対策
PwC Strategy&転職で後悔しないための5つのチェックポイント
- 労働時間覚悟:月50時間超残業は標準、戦略案件では月80時間超も発生
- 配属リスク理解:ジェネラル採用の配属ガチャ、希望部署確約なし
- 実力主義適性:2025年7月評価制度変更も成果主義は継続、MBB出身者との競争
- 社風マッチング:マイルドで助け合う文化、Up or Out少なめだが成果は必須
- 長期視点確認:PwCグローバルネットワーク活用、Strategy&は年収15%高い
激務?競合企業比較
PwC Strategy&の激務度ランキングと激務になるタイミング5選


それでは高年収で知られるPwC Strategy&は激務なのか?その実態を他の戦略コンサルティングファームとのランキング比較形式で御紹介したいと思います。
PwC Strategy&の激務度ランキング
各ファームに勤める友人や知人へのインタビューをもとに纏めていますが、各ファームのコンサルタント曰く、戦略策定プロジェクトの重要局面、クライアント経営陣へのプレゼン前、M&A戦略立案期間中などで大きく変わるというのは全ファームで共通していました。
また同じファーム内でも、戦略コンサルティングとデジタル戦略、事業構造改革とでは大きく働き方が違うので一概には難しいという回答もありました。
こちらのランキングを外観として参考にしていただきつつ、御友人や転職エージェントの方にPwC Strategy&の応募する求人を前提とした労働時間を確認してもらえればと思います。
- 第1位|PwC Strategy& 62.4H(年収1,200万円・時給1,600円)
- 第2位|デロイト トーマツ コンサルティング 58.2H(年収1,050万円・時給1,500円)
- 第3位|アクセンチュア 47.3H(年収950万円・時給1,670円)
- 第4位|EYストラテジー・アンド・コンサルティング 44.3H(年収907万円・時給1,700円)
- 第5位|ベイカレント 42.0H(年収850万円・時給1,680円)
| 項目 | PwC Strategy& | 業界平均 | 順位 |
|---|---|---|---|
| 時給換算 | 1,600円 | 1,650円 | 4位 |
| 残業時間 | 62.4時間 | 50.5時間 | 1位 |
| 年収 | 1,200万円 | 975万円 | 1位 |
| 激務度総合 | A | B+ | 最上位 |
PwC Strategy&の激務度分析
月間平均残業時間62.4時間は業界内でも最長クラスであり、戦略コンサルティングファームの中では最も激務な環境と言えます。ただし、年収1,200万円という業界トップクラスの報酬水準は、その激務度に見合った対価が支払われていることを示しています。
PwC Strategy&の平均残業時間は62.4時間で、戦略コンサル業界では第1位と最も長いです。
これはOpenWorkの口コミデータに基づいており、回答者の約35%が月80時間以上の残業をしていると回答しています。
ただしPwC Strategy&の方のアンケートでは「プロジェクトによって働き方が大きく違う」「案件の重要度次第で労働時間が激変する」等、担当案件や経営陣との距離感によって労働時間が大きく変わるという話でした。
多くの方は高年収に見合う成果を出すためのハードワークは覚悟していたものの、想定以上の激務に驚いたという声がアンケートに寄せられていました。
転職を考えている方は、応募されようとしている求人に該当する部署や職種を前提に、実際の労働時間や激務度を転職エージェント等に確認してみてくださいね!
PwC Strategy&での働き方が激務になるタイミング5選
PwC Strategy&では次のような場合に激務や深夜対応が必要になるという話をインタビューで伺いました。
PwC Strategy&での働き方が激務になるタイミング
- 経営戦略策定プロジェクトの最終フェーズでの集中作業
- クライアント経営陣への重要プレゼン前の準備期間
- グローバル案件での時差対応と深夜ミーティング
- M&A戦略立案での短期間での高度分析作業
- 複数のCレベル案件の同時進行による業務集中
それぞれインタビューで回答いただいた方の声を御紹介させていただきます。
PwC Strategy&での働き方が激務になるタイミング1
経営戦略策定プロジェクトの最終フェーズでの集中作業
シニアアソシエイト、在籍3年以上、現職(回答時)、中途入社、男性
経営戦略策定プロジェクトでは、クライアント企業の今後5〜10年を左右する重要な意思決定をサポートします。通常3〜6ヶ月のプロジェクトですが、最終フェーズでは経営陣へのプレゼンテーションに向けて膨大な資料作成と分析作業が集中します。業界動向分析から競合比較、財務シミュレーションまで、すべてが経営判断の根拠となるため妥協は許されません。この期間は毎日終電近くまで働き、週末も出勤することが当たり前になります。
PwC Strategy&の戦略コンサルティング業務では、企業の根幹に関わる重要な意思決定をサポートするため、高度な分析と説得力のある提案が求められます。
経営戦略は企業の将来を左右する重要な要素であり、見落としや誤りがあってはならないため、チーム全体で徹底的な検証作業を行います。
PwC Strategy&での働き方が激務になるタイミング2
クライアント経営陣への重要プレゼン前の準備期間
コンサルタント、在籍4年以上、現職(回答時)、中途入社、女性
Strategy&の特徴として、クライアントのCEOや取締役会に直接プレゼンテーションする機会が多くあります。経営陣は時間が限られているため、1時間程度のプレゼンで数百億円規模の意思決定を促す必要があります。そのため資料の完成度とストーリーの説得力が極めて重要で、プレゼン前の2週間は深夜2〜3時まで資料のブラッシュアップを繰り返します。経営陣からの想定質問への準備も含め、この期間は常に緊張感の中での作業となります。
PwC Strategy&が手掛ける案件では、企業の最高意思決定層に直接提案する機会が多く、プレゼンテーションの質が極めて重要となります。
経営陣への提案は企業の将来戦略や大規模投資の判断に直結するため、論理性と説得力を兼ね備えた資料作成が求められ、このような場合は深夜・休日対応が避けられません。
PwC Strategy&での働き方が激務になるタイミング3
グローバル案件での時差対応と深夜ミーティング
マネージャー、在籍5年以上、現職(回答時)、中途入社、男性
グローバル企業の戦略策定プロジェクトでは、世界各地のPwCメンバーや顧客との協働が必須となります。アジア、欧州、北米と時差のある地域とのミーティングを調整すると、深夜や早朝の会議が頻繁に発生します。特に重要な意思決定の局面では、各地域の責任者との調整が必要で、日中は日本の業務、夜は海外とのミーティング、その合間に資料作成という過酷なスケジュールになります。体力的にも精神的にも最も厳しい時期です。
グローバル案件では、世界各地のステークホルダーとの調整が必要となり、時差の影響で通常のプロジェクト以上に労働時間が長期化します。
PwCのグローバルネットワークを活用した案件では、各地域の専門家との協働が不可欠で、これにより日本時間の深夜や早朝のミーティングが避けられません。このような局面では激務を避けることはできません。
PwC Strategy&での働き方が激務になるタイミング4
M&A戦略立案での短期間での高度分析作業
シニアコンサルタント、在籍3年以上、現職(回答時)、中途入社、男性
M&A戦略の立案では、買収候補企業の選定から統合後のシナジー分析まで、極めて短期間で高度な分析を求められます。市場環境の変化により好機を逃さないため、通常2〜3週間という短納期で戦略オプションを提示する必要があります。業界構造分析、財務モデリング、統合シナリオ作成など複数の分析を並行して進めるため、チーム全員で連日深夜まで作業を続けることになります。競合他社との時間との勝負という緊張感の中での作業です。
M&A戦略立案は市場環境や競合動向により好機を逃さないための迅速な対応が求められ、通常業務以上の激務となることが避けられません。
複数の買収候補の評価や統合シナリオの分析など、高度な専門スキルと集中力を要する作業が連続します。また、戦略提案の正確性が企業の投資判断に直結するため、ミスが許されないプレッシャーの中での作業となります。
PwC Strategy&での働き方が激務になるタイミング5
複数のCレベル案件の同時進行による業務集中
アソシエイト、在籍2年以上、現職(回答時)、中途入社、女性
PwC Strategy&では通常、一人のコンサルタントが同時に2〜4つの経営層向け案件を担当することが一般的です。各案件のクライアントはCEOやCFOなど経営陣であり、それぞれが重要な戦略判断を求めています。各案件のスケジュールが重なると、朝から深夜まで異なる経営課題のミーティングや分析作業が連続することになります。特に四半期末には複数のクライアントから同時に戦略レビューを求められることが多く、優先順位をつけながら効率的に業務を進める必要があります。
PwC Strategy&の特徴として、高いスキルを持つコンサルタントには複数の経営層向け重要案件が同時にアサインされることが多く、これが激務につながる主要因の一つとなっています。
各案件のクライアントはそれぞれ異なる業界や経営課題を抱えており、案件間でのコンテキストスイッチが頻繁に発生します。また、優秀なコンサルタントほど経営層への直接提案を伴う難易度の高い案件を任されるため、自然と業務負荷が集中する傾向にあります。
転職を検討されている方へのアドバイス
PwC Strategy&は確かに激務ですが、その分業界トップクラスの年収と貴重な戦略立案経験を積むことができます。転職をお考えの方は、以下の点を事前に確認されることをお勧めします:
- 配属予定チームの具体的な業務内容と労働時間
- 直近の案件状況や繁忙期のスケジュール
- ワークライフバランスに対するチームの方針
- キャリアパスと数年後の働き方の変化
転職エージェントの方に、これらの詳細な情報を事前に確認してもらい、ご自身の価値観やライフスタイルと照らし合わせて検討されることが重要です。
PwC Strategy&の転職元と転職先
PwC Strategy&からのキャリアパス


PwC Strategy&に転職する方の前職(転職元)と転職先の事例をご紹介します。
あくまで一例ではありますが、マッキンゼーやBCGなどの戦略系ファームや総合コンサル、事業会社からPwC Strategy&に転職され、最上流の戦略コンサルティング経験を積んだ後、大手事業会社の経営層や他の戦略ファームへキャリアアップを実現されています。
PwC Strategy&は戦略組織として少数精鋭体制を維持しながらも、中途採用を積極的に行っており、高い専門性を持つプロフェッショナルが集まる環境となっています。
転職元
マッキンゼーやBCG、ベインなどのMBB戦略ファームから、他のBIG4コンサルティングファーム、事業会社の経営企画や戦略部門からの転職者が多く見られます。
PwC Strategy&
少数精鋭ながら中途採用を積極的に行っており、平均年収1,200万円〜2,000万円と高待遇です。
最上流の経営戦略に特化したコンサルティングスタイルと、PwCネットワークを活用した実行支援力が特徴で、戦略ファーム経験者や事業企画での実績が重視されます。
PwC Strategy&からの転職先
マッキンゼーやBCG、ベインなどのMBBトップティア戦略ファームへの転職で、さらなる専門性の深化や年収アップを目指す方が一定数いらっしゃいます。
大手事業会社の経営企画責任者や事業戦略部門の幹部、スタートアップ企業のCxO(最高戦略責任者等)として活躍される方も多く、戦略策定から実行までの経験が高く評価されています。
やばい?やめとけ?
後悔しないPwC Strategy&への転職FAQ


PwC Strategy&への転職を成功させる転職エージェント!


PwC Strategy&は2025年度もPwCグローバルネットワークを活かした戦略コンサルティング分野でのポジションを維持し、デジタル変革とAI活用案件の需要増加により、専門性の高い人材獲得を継続しています。
2024年度の採用動向として、PwC Strategy&は戦略立案、デジタル戦略、組織改革の専門家を重点的に獲得する採用戦略を推進中です。特にPwCグループ全体の知見とグローバルネットワークを活用できる環境が整っており、戦略コンサルタントとしての価値創出機会が拡大しています。
そんなPwC Strategy&への転職を成功させるポイントを御紹介します!
ポイント1:PwC Strategy&の3つの差別化要因と最新プロジェクト動向を理解する
PwC Strategy&は「戦略思考」「PwCネットワーク活用」「グローバル連携」の3つの要素でクライアント価値を創造しています。
特に2024年以降はAI戦略案件とグローバル展開支援案件が増加しており、PwCグループ内の監査・税務等の専門組織との連携が強みとなっています。
ポイント2:競合他社との年収・キャリア機会の違いを理解する
PwC Strategy&の年収水準(アソシエイト800万円-2,000万円超)は、MBB(マッキンゼー・BCG・ベイン)と比較して若干低めですが、PwCグループのリソースを活用した幅広い経験と、戦略から実装までの一貫した支援に関与できる環境が整っています。
PwCグローバルネットワークと日本国内の専門組織との連携により、他の戦略ファームでは得られない複合的なスキルセットを短期間で習得できる点が差別化要因です。
ポイント3:ケース面接とカルチャーフィットの両方への高度な対策が必要
PwC Strategy&の選考では複数回の面接でケース面接が実施され、論理的思考力、構造化能力に加えてPwCグループのカルチャーフィットが重視されるため、綿密な準備が不可欠です。
特に最近はグローバル案件への対応力やクライアントファーストの姿勢を問われるケースが増えており、チームワークを重視する姿勢と多様性を尊重する価値観を示すことが重要です。
この3つのポイントは、転職エージェントに相談することで実現することができます。
PwC Strategy&の最新の組織体制やプロジェクト動向、面接の傾向と対策を熟知している転職エージェントに相談することで、独りでは収集できない具体的な情報と戦略的な選考対策が可能になります。
PwC Strategy&転職まとめ
やばい・やめとけと言われる理由と対処法
PwC Strategy&の会社概要や事業概要という基本的な情報からやばい・やめとけといった噂の実態、労働環境まで幅広くご紹介しました。
PwC Strategy&は老舗戦略ファーム「ブーズ・アンド・カンパニー」とPwCの統合により誕生した戦略コンサルティングファームで、グローバルネットワークを活かした戦略立案からデジタル変革、企業変革まで一貫して支援する世界有数の戦略ファームだとわかったと思います。
さらにやばい・やめとけと言われる理由としては、プロジェクトによる労働量の格差や完全実力主義の評価制度、高いパフォーマンスが求められる環境があることが背景にあり、一定数「合わない方がいる」ということもお伝えできたのではないでしょうか。
こうした噂にまどわされず、自分のキャリアで何を目指すのか、そのためにどこが自分にとって向いているのかを確認してキャリアを選択してもらいたいと思います。
PwC Strategy&は戦略立案、デジタル戦略、企業変革など上流工程でのコンサルティングに挑戦したい方には魅力的な職場だと言えるでしょう。
- PwC Strategy&の平均年収は900万円から最大2,000万円で、戦略系ファームとして業界最高水準を実現
- 平均残業時間はプロジェクト次第で変動するが、フレックスタイム制で柔軟な働き方も可能
- MBB出身者が多く在籍する最難関部門で、中途採用を積極的に実施し戦略コンサル経験者を求めている
- 完全実力主義の評価制度により、年齢や年次に関係なく昇進できる環境だが、極めて高いパフォーマンスが求められる
- PwCグローバルネットワークを活かし、戦略立案から実行支援までの一貫したコンサルティングが特徴的
PwC Strategy&の転職に関する詳細な情報については、以下の関連記事もご参考ください:
- PwC StrategyのStrategy&への転職面接対策|PwCの戦略部隊の中途採用に向けた志望動機・書類選考・WEBテスト(適性検査)・1次面接・2次ケース面接・最終面接
- 転職面接落ちた?PwC Strategy&中途採用の通過率別対策!
- PwC Strategy&第二新卒の平均年収と転職面接の通過率UP法を紹介
転職エージェント各社はリモートでのカジュアルな面談に積極的に取り組んでおり、かなり話しやすくなっています。(転職エージェントのオフィスに訪れる必要がなくなり、気軽に情報収集ができるようになりました)
一度、最新の求人を見るために、転職エージェントに登録して、情報交換をしてみてくださいね。自分の転職可能性や転職候補になる求人を見ておくことで、転職しなくても次のプロジェクトで積むべき経験などが見えてきます。
皆さんが目指すキャリアを歩まれることを願っています。頑張ってくださいね。


