こんにちは。転職note編集部です。
今回は、継続的な成長を目指すKPMGFASの中途採用の実態と選考対策について詳しく解説します。
KPMGFASは少数精鋭の採用を継続していますが、転職難易度は職種により大きく異なるのが実情です。
またFAS業界での転職市場が活発な中で、KPMGFASへの転職は本当に価値があるのか。どんなメリットがあるのか。転職は本当に厳しいのか。転職時の注意点をFAS・コンサル業界での実績を基に具体的に紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
私達の業界分析の他、現在もKPMGFASで活躍する社員や転職成功者へのインタビューも踏まえて執筆した記事となっています。
本記事で得られる情報・解決する悩み
- KPMGFASへの中途転職は厳しいの?
- KPMGFASって本当に少数精鋭採用しているの?
- KPMGFASが少数精鋭採用している理由は?
- KPMGFASに転職するメリットって?
- KPMGFASの次のキャリアってどうなるの?
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多くのアドバイザリーファームでは、近年デジタル・AI領域の強化に伴い積極的に中途採用を行っています。
一方で、アドバイザリー・コンサル業界の情報が増えた反面、実際のファーム選びや面接対策については、正確な情報に基づいた専門的なサポートが必要不可欠です。特に業界未経験の方は、各ファームの特徴や求められるスキルを詳しく理解することが成功の鍵となります。
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KPMGFASの会社概要と最新の取り組み

KPMGFASは2001年設立で従業員数約901名(2024年時点)を抱える国内有数のファイナンシャルアドバイザリー企業です。
M&A、事業再生、フォレンジック、コーポレートファイナンスから戦略立案・デューデリジェンス・バリュエーションまですべての領域を手掛ける総合系FASとして、20年以上にわたり日本の企業と社会の発展を支えてきました。
企業価値向上を実現する「For Better」をコーポレートバリューとして掲げ、クライアントと社会に対してプロフェッショナルサービスを通じた価値創造を約束しています。
世界150カ国以上で事業を展開するKPMGインターナショナルの日本メンバーファームとして、グローバルな知見と日本市場への深い理解を融合し、企業のM&Aと事業変革を支援しています。
KPMGFASの会社概要
商号 | 株式会社KPMG FAS |
英文商号 | KPMG FAS Co., Ltd. |
設立年月日 | 2001年(平成13年)1月1日 |
従業員数 | 約901名(2024年12月現在) |
資本金 | 94.5百万円 |
代表者 | 代表取締役 知野 雅彦、岡田 光、澄川 徹 |
売上高 | 2024年度 非公開(推定300億円規模) M&Aアドバイザリー世界2位の案件数 国内91件の成約実績(2023年) 世界661件の成約実績(2023年) |
営業内容 | M&Aアドバイザリー・コーポレートファイナンス 財務デューデリジェンス・バリュエーション 事業再生・ターンアラウンド支援 PMI・ポストディール統合支援 フォレンジック・不正調査 ストラテジー・経営戦略策定 企業価値評価・財務分析 |
出典:KPMG FAS社HP https://kpmg.com/jp/ja/home/about/fas/
2024年本社新体制
大手町フィナンシャルシティに構える最先端FAS拠点
2024年より大手町フィナンシャルシティ ノースタワーを本拠地とし、最先端のFASサービスと協働環境を実現しました。
新体制の特徴
- クロスボーダーM&A対応の24時間体制オペレーション
- 各業界専門チームによる高度な専門性の提供
- デジタルデューデリジェンス専用の分析環境
- 機密性を重視したセキュアなプロジェクト環境
大手町駅直結のアクセス性に加え、クライアントと共に企業価値向上を実現し、最新のM&A手法とフィナンシャルアドバイザリーを提供しています。
KPMGFASの事業戦略の変遷
2020年代に入り、KPMGFASは「Enterprise Value Creation」戦略を推進し、デジタルM&A対応企業への変革を加速しています。特にESG投資の拡大に伴うサステナビリティデューデリジェンスの強化により、企業のESG価値評価を全面支援する体制を構築。同時にクロスボーダーM&Aにおけるグローバル連携を深化し、よりスピーディーで高品質なアドバイザリーサービスを提供しています。また、DX案件における技術デューデリジェンスにも注力し、2030年までのデジタル変革を見据えた企業価値評価の包括的なサービスを展開しています。
最新のKPMGFASのM&A・デジタルデューデリジェンスへの取り組み
KPMGFASは最新のM&A手法と企業価値評価において業界をリードしており、ESGファクターを組み込んだ統合的バリュエーションを企業変革の中核手法と位置付けています。製造業向けのDXデューデリジェンス、金融機関向けのフィンテック企業評価、ヘルスケア業界向けの技術資産評価など、業界特化型のM&Aソリューションを提供しています。
また、カーボンニュートラル関連M&A分野では「KPMG Climate Alliance」を通じて日本企業の脱炭素M&A戦略を支援し、再生可能エネルギー企業の評価、グリーンボンド発行支援、サーキュラーエコノミー事業の統合などの実用化に向けた取り組みを推進しています。
リスク管理面では、サイバーセキュリティデューデリジェンスと機密情報管理を組み合わせた次世代M&Aプロセスを展開し、デジタル資産の適正評価に対応した包括的なリスク評価体系を提供しています。これらの専門性により、日本企業のM&A成功率向上と持続的成長を多角的に支援しています。
難関のKPMGFASが少数精鋭で中途採用!
KPMGFASは2024年度も継続して少数精鋭での中途採用を実施している。M&Aアドバイザリー需要の拡大と企業再生案件の複雑化に対応するため、高度な専門性を持つ人材の厳選採用を続ける。デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーやPwCアドバイザリー、EY FASなどのBig4系FASも同様に専門人材の獲得を強化しているが、KPMGFASは特に経験者限定の採用方針を堅持。未経験者採用は行わず、即戦力人材のみの採用は業界内でも最高水準の選考難易度となっている。
KPMGFASが中途採用するのは、企業のM&Aや事業再生を推進できる高度専門人材だ。財務デューデリジェンス、バリュエーション、コーポレートファイナンスなどの知識を持ち、企業価値向上や戦略的統合を顧客企業と共同で実現していく。
競合のBig4系FASのほか、投資銀行や戦略コンサルティングファームからも厳選して人材を募る。選考倍率は約30倍とされ、書類選考通過率は約33%(第二新卒は約3%)という狭き門となっている。「M&A案件では、クライアント企業の戦略と財務の両面から価値創造を支援する必要があるが、そういった高度専門人材は市場でも極めて希少」とKPMGFAS幹部は話す。
出典:日経新聞
KPMGFASはM&A・事業再生領域のアドバイザリー需要の拡大に伴い、2025年も継続して少数精鋭での中途採用を実施しています。特にクライアント企業の企業価値向上を推進できる財務デューデリジェンス、バリュエーション、コーポレートファイナンス等の専門知識を持つ経験者のみを対象としています。
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少数精鋭の理由
なぜ!?KPMGFASが少数精鋭採用

KPMGFASが転職難易度S級という厳格な少数精鋭採用戦略を継続している理由は大きく3つあります。
- M&A・事業再生分野の高度案件を継続受注できている
- 専門性の高いFAS事業が収益の柱
- 職人気質により品質重視のプロジェクト運営が必須
少数精鋭採用する理由1
高度案件を継続受注できているがM&A需要増で即戦力人材不足
KPMGFASは2024年時点で8つの部門で経験者限定の中途採用を実施しており、コーポレートファイナンス・トランザクションサービス・事業再生・フォレンジックなど高度専門分野での厳選採用を継続しています。
これは企業のM&A・事業再編需要が拡大する中で、KPMGFASがクロスボーダーM&Aやカーボンニュートラル関連統合、ESGデューデリジェンスなどの最先端FASサービスを活用した高付加価値案件を継続的に受注できているためです。特に製造・金融・ヘルスケア分野でのM&Aアドバイザリーや、複雑な事業再生案件など、極めて専門性の高いプロジェクトが増加しています。
少数精鋭採用する理由2
専門性重視のビジネスモデルに特化!高付加価値サービスには経験者が必須
KPMGFASが展開するビジネスはM&Aアドバイザリー、財務デューデリジェンス、企業価値評価、事業再生支援が中心となっています。これらの事業では単純な人月ビジネスではなく、高度な専門知識と豊富な実務経験を持つ人材による付加価値の高いサービス提供が収益モデルの核となっています。
バリュエーション、財務DD、PMI支援、フォレンジック調査など、競合他社には提供できない専門性の高いワンストップサービスを展開しています。ただし、これらの高度なFAS業務を理解し、顧客の企業価値向上に貢献できる専門人材は市場でも極めて希少な存在です。
その結果、継続的なビジネス成長には「M&A・事業再生の実務経験を持つ即戦力人材」の確保が必須となっています。
一般的なコンサルタントとは異なり、M&Aアドバイザリー・財務DD・バリュエーションなどの専門分野で3年以上の実績を持つ人材は、外部からの戦略的採用に頼らざるを得ないのがKPMGFASをはじめとするBig4系FASが抱える共通の課題です。さらにKPMGFASはグローバルでのクロスボーダー案件においても優位性を保つため、厳選された優秀人材の獲得が不可欠となっています。
少数精鋭採用する理由3
職人気質による品質重視のプロジェクト運営の実現
現在、KPMGFASをはじめBig4系FASでは職人気質を重視した品質第一のプロジェクト運営を実践しており、案件の種類に関わらず一つひとつのプロジェクトに実直に向き合うカルチャーが浸透しています。KPMGFASでも高い専門性と責任感を持つ人材による少数精鋭のプロジェクト体制が確立されています。
転職市場の関係者や実際の従業員からの情報によると、現在のKPMGFASでは選考倍率約30倍という厳格な採用基準により、極めて高い能力を持つ人材のみが在籍しており、1つの案件における品質とアウトプットの水準が業界でも最高レベルに維持されています。
一方で、クライアント企業が求める高品質なアドバイザリーサービスを提供するため、1つのプロジェクトに最適な人数の経験豊富な専門人材をアサインし、個人の専門性を最大化させながらチーム全体でのシナジー効果を追求する運営手法が採用されています。
その結果、業界最高水準のサービス品質を維持しながら職人としてのプロフェッショナリズムを実現するため、厳選された優秀人材のみの採用が必要となっています。
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未経験は?KPMGFAS中途採用の転職難易度

転職業界で10年以上のキャリアを持つ専門家として、実際の選考データと業界内の情報を基に、FAS・M&Aアドバイザリー業界の中途採用難易度を客観的に評価しました。
このランキングは、選考倍率、求められるスキルレベル、面接難易度を総合的に判断しています。
順位 | ファーム名 | 難易度 | 選考倍率 | 中途入社時年収(万円) |
---|---|---|---|---|
1 | フーリハンローキー | ★★★★★ | 50倍 | 800-1500 |
2 | デロイト トーマツ FAS | ★★★★★ | 45倍 | 700-1200 |
3 | KPMG FAS | ★★★★★ | 30倍 | 600-1000 |
4 | PwC アドバイザリー | ★★★★★ | 28倍 | 580-950 |
5 | EY FAS | ★★★★★ | 25倍 | 550-900 |
6 | 日本M&Aセンター | ★★★★☆ | 20倍 | 600-1200 |
7 | M&Aキャピタルパートナーズ | ★★★★☆ | 18倍 | 700-1500 |
8 | M&A総合研究所 | ★★★★☆ | 15倍 | 500-1000 |
9 | ストライク | ★★★☆☆ | 12倍 | 450-800 |
10 | fundbook | ★★★☆☆ | 10倍 | 400-700 |
11 | レコフ | ★★★☆☆ | 8倍 | 500-750 |
12 | フロンティアマネジメント | ★★★☆☆ | 8倍 | 600-900 |
13 | AGSコンサルティング | ★★☆☆☆ | 6倍 | 450-650 |
14 | プルータス・コンサルティング | ★★☆☆☆ | 5倍 | 500-700 |
15 | 山田コンサルティンググループ | ★★☆☆☆ | 4倍 | 400-600 |
16 | G-FAS | ★★☆☆☆ | 3倍 | 450-650 |
KPMGFASは業界内で3位という最高難易度に位置しており、Big4系FASの中でも特に厳格な少数精鋭採用を行っているファームとして知られています。未経験者採用は一切行わず、経験者限定の採用により選考倍率は約30倍と極めて高い競争があり、業界内で最難関クラスであることが特徴です。
KPMGFASの転職難易度は、M&A仲介企業や独立系FASと比較して圧倒的に高く、Big4系FASの中でも上位の難易度を誇ります。未経験者向けの採用は一切実施しておらず、M&Aアドバイザリー、財務デューデリジェンス、バリュエーション等の実務経験3年以上が必須条件となっています。
中途入社時の年収600-1000万円は経験と専門性によって決定され、アソシエイトレベルでも高い専門性が求められる傾向にあります。中途転職でKPMGFASを目指す場合は、該当業界での実績構築と徹底的な業界研究を中心とした6ヶ月以上の準備期間を設けることをお勧めします。
KPMGFASの転職難易度と選考倍率の実態
具体的な数字で見ると、KPMGFASの転職難易度は業界最高水準を維持しています。
選考段階 | 通過率(目安) | 倍率 |
---|---|---|
書類選考 | 約33%(第二新卒3%) | 約3倍 |
一次面接 | 約20% | 約5倍 |
最終面接 | 約40% | 約2.5倍 |
全体 | 約3.3% | 約30倍 |
経験者限定採用により未経験者の応募は受け付けていない一方で、該当業界からの応募者も大幅に増加しているため選考倍率は30倍を記録しています。「誰でも入れる」というのは完全な誤解で、実際には業界内で最も高い競争率を維持しています。
M&Aアドバイザリー業界全体の成長から、現在は各ファームで採用意向に変化が見られます。
企業の事業再編やM&Aニーズの高まりに伴って多くの企業が事業ポートフォリオの見直しや戦略的買収に取り組んでおり、その専門的支援を担うプロフェッショナルサービスを提供するKPMGFASのようなBig4系FASは、極めて高い専門性を持つ人材の厳選採用を強化しています。
ただし、その分野での経験と実績を持つ限られた人材のみが対象となるため、転職難易度は依然として業界最高レベルを維持しています。
転職後に更なる専門性の向上と国際的な案件経験を積むことを重視して転職をするなら、KPMGFASでの経験は極めて価値の高いキャリアとなります。
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注意!KPMGFAS含めて転職難易度が上昇?誰でも入れるは大嘘?

KPMGFASの中途採用
未経験者採用は一切なし
FAS業界に転職する場合、多くの中途採用では「即戦力」が前提とされています。
KPMGFASの場合、「中途採用では実務経験3年以上の即戦力のみを採用する」という厳格な方針があります。
これは実際にKPMGFASで面接官をされていた方ともお話をしたのですが、現在のBig4系FASの採用では「経験者限定採用」が徹底されているようです。
M&Aアドバイザリーに求められる専門性は、一般的な事業会社では身に付かない高度な内容のため、採用時点で既に実務経験を積んでいることが絶対条件とされているようです。
KPMGFASもその方針を徹底しており、転職時点でM&A・事業再生・財務DDなどの実務経験があることが選考通過の最低条件となっています。
実際に私達、編集部メンバーでFAS業界で働いているメンバーに確認したところ、どのBig4系FASも転職時点での即戦力性を重視した採用をしていることには、各メンバーも同意しています。
ということで、KPMGFASの中途採用は面接時点での専門性と実務経験をもとに、即戦力として活躍できる人材のみの採用になっています。
KPMGFASの中途入社
内定を獲得しやすい人の特徴
実際の転職成功者の背景を見ると、以下のような出身業界・企業が多いことが分かります:
2025年最新:KPMGFAS転職成功者の出身企業例
- 他Big4系FAS:デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー、PwCアドバイザリー、EY FAS
- 投資銀行・証券会社:ゴールドマンサックス、JPモルガン、野村證券、大和証券
- 戦略系コンサルティング:マッキンゼー、BCG、ベイン、A.T.カーニー
- 監査法人・会計事務所:あずさ監査法人、EY新日本、PwCあらた、トーマツ
- 事業会社経営企画:大手商社、メガバンク、PEファンド経験者
特に、M&Aアドバイザリーや財務DDの実務経験を持つ候補者の転職成功率は約15%と、全体の応募者における内定率3.3%を大幅に上回っています。専門性と実績がある候補者のみが評価対象となるため、面接での通過率も極めて限定的となる傾向があります。
少数精鋭でも厳しい?実際の転職体験談
Big4系FASからKPMGFASへの転職成功事例
Cさん(31歳・男性)デロイトトーマツFAS出身
「前職では財務DDとバリュエーション業務を4年間経験していましたが、よりクロスボーダー案件に関わりたくてKPMGFASに転職しました。
選考では前職でのM&A案件経験と英語力が高く評価され、年収も1,100万円から1,350万円にアップ。入社後は海外企業の日本進出案件を担当し、グローバルネットワークを活かしたプロジェクトに参画できています。
ケース面接では実際のM&A案件を題材にした高度な分析が求められましたが、前職での実務経験が合格の決め手だったと思います。」
Dさん(34歳・女性)投資銀行出身
「投資銀行でM&Aアドバイザリー業務を6年間担当していましたが、より幅広いFAS業務に携わりたいと考え、KPMGFASを志望しました。
投資銀行でのM&A実績とクライアント対応力が評価され、シニアアソシエイトとして年収1,400万円でオファーをいただけました。現在は事業再生案件も担当し、FAS業務の幅広さを実感しています。
転職後半年で既にマネージャー候補として評価されており、KPMGFASの成長環境は期待以上でした。」
そういう経験をお持ちの方は、是非、KPMGFASへの転職支援実績が豊富な専門転職エージェントに相談してみてください。
マイビジョン/MyVisionといった転職エージェントはKPMGFASへの転職支援実績も豊富で、過去の選考通過者の方の事例をもとに皆さんのキャリア設計をサポートしてくれます。
KPMGFASに限らず、皆さん1人1人が目指したい!と思えるキャリアを一緒に考えてくれるので、FAS業界でのキャリアを一緒に考えるパートナーとしても相談してみてくださいね。
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誰でも入れる!?
KPMGFASに転職するべき人

まずKPMGFASへの転職は「誰でも入れる」ほど、甘くはありません。プロフェッショナルファームとして業界最高水準のFASサービスを提供するため、極めて厳格な選考基準と対策が必要になります。
一方で、特定の専門領域での実務経験がある方には、以下の3つの経験を持つ人にKPMGFASへの転職を強くオススメできます。
- 前職でM&A・事業再生・財務DDの実務経験を有している
- 公認会計士・税理士資格保有者で金融機関勤務経験あり
- 前職がKPMGFASのクライアントになるような大手企業の経営企画勤務
それぞれ御紹介しますね。
前職でM&A・事業再生・財務DDの実務経験を有している
前職でM&Aアドバイザリー、事業再生、財務デューデリジェンス、バリュエーション等のFAS関連業務を経験している方には最適です。
KPMGFASでは他のBig4系FASが得意とする基本的なM&Aアドバイザリーだけでなく、クロスボーダー案件、カーボンニュートラル関連M&A、ESGデューデリジェンスまで最先端の案件を扱うことができます。
さらに、他のFASファームが苦手とするPMI(ポストマージャーインテグレーション)や複雑な事業再生案件についても、KPMG全体のネットワークを活用して一気通貫で対応できる体制を整えています。
こうしたFAS・M&A領域では他のファームと比較しても世界2位の案件数を誇る圧倒的なケイパビリティを持っており、多様で高度なプロジェクトに参画する機会が豊富にあるでしょう。
公認会計士・税理士資格保有者で金融機関勤務経験あり
公認会計士や税理士等の専門資格を保有し、金融機関や監査法人での実務経験があればFAS業界未経験でも転職して活躍できる可能性があります。
専門資格があっても実際のFAS業務は全く異なる領域のため、資格だけでなく”実務で何をしてきたか・どのような案件に関わったか”が最も重要です。
さらに言うと転職後に如何にKPMGFASの職人気質に適応し、高い品質基準にキャッチアップしていくかも重要になります。
M&Aアドバイザリーはアサインされるプロジェクト毎にクライアント企業の業界、案件規模、取引スキームが大きく変わるため、新しい業界知識や複雑な財務分析手法を常にインプットしなければいけません。
その為、これまでの資格や経験も大切ですが、転職後の継続的な努力と学習を続けて行ける姿勢が何より重要になります。
専門資格を持ち、FAS業界で更なる専門性向上と国際的な案件に挑戦したい!企業価値向上に直接貢献したい!という方は是非、チャレンジしてみて欲しいと思います。
大手企業勤務経験!前職がKPMGFASのクライアント
前職がKPMGFASのクライアントになるような大手企業の経営企画・事業企画勤務の場合は、非常に限定的ですがKPMGFASに転職できる可能性があります。
KPMGFASに転職しても、自分が在籍した会社の業界や競合企業のM&A案件、事業再生プロジェクトにアサインされる可能性があります。
FASコンサルタントとしてのスキルが不足している間は、業界の商慣習や企業内の事情、業界動向等、これまで事業会社で培ってきた経験や知識でクライアントに価値を提供することが期待されます。
もちろんM&A・財務DDスキルを早期に身に着ける必要がありますが、業界知識で補完することができるため一定の評価は得られるでしょう。
ただし、KPMGFASでは未経験者採用は極めて限定的なため、事業会社経験のみでの転職成功は非常に困難です。
組織体制や最新の案件事例など、実際に働いている方から直接情報収集することが重要ですが、KPMGFASは守秘義務が厳格なため外部への情報開示は限定的です。
KPMGFASは組織変更は少なく安定していますが、案件の専門性は年々高度化しているため最新の選考情報をもとに転職を検討することが非常に大切です。
自分の経験がKPMGFASで活かせるか知りたい方はマイビジョン/MyVisionのようなFAS業界への転職支援に強い専門転職エージェントに相談してみてくださいね!
実際にFAS業界で働いた経験を持つ専門コンサルタントの方が、業界の実態を踏まえて親身に相談に乗ってくれます。
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少数精鋭の理由
なぜ!?KPMGFASが厳選採用を継続

KPMGFASが転職難易度S級という厳格な少数精鋭採用戦略を継続している理由は大きく3つあります。
- M&A・事業再生分野の高度案件を継続受注できている
- 専門性の高いFAS事業が収益の柱
- 職人気質により品質重視のプロジェクト運営が必須
厳選採用する理由1
M&A需要増による即戦力人材の厳格な確保
KPMGFASは2025年1月時点で8つの部門で経験者限定の中途採用を実施しており、コーポレートファイナンス・トランザクションサービス・事業再生・フォレンジックなど高度専門分野での厳選採用を継続しています。
これは企業のM&A・事業再編需要が拡大する中で、KPMGFASがクロスボーダーM&Aやカーボンニュートラル関連統合、ESGデューデリジェンスなどの最先端FASサービスを活用した高付加価値案件を継続的に受注できているためです。特に製造・金融・ヘルスケア分野でのM&Aアドバイザリーや、複雑な事業再生案件など、極めて専門性の高いプロジェクトが増加しています。
厳選採用する理由2
高付加価値FASビジネス!経験者による専門性重視戦略
KPMGFASが展開するビジネスはM&Aアドバイザリー、財務デューデリジェンス、企業価値評価、事業再生支援が中心となっています。これらの事業では単純な人月ビジネスではなく、高度な専門知識と豊富な実務経験を持つ人材による付加価値の高いサービス提供が収益モデルの核となっています。
バリュエーション、財務DD、PMI支援、フォレンジック調査など、競合他社には提供できない専門性の高いワンストップサービスを展開しています。ただし、これらの高度なFAS業務を理解し、顧客の企業価値向上に貢献できる専門人材は市場でも極めて希少な存在です。
その結果、継続的なビジネス成長には「M&A・事業再生の実務経験を持つ即戦力人材」の確保が必須となっています。
一般的なコンサルタントとは異なり、M&Aアドバイザリー・財務DD・バリュエーションなどの専門分野で3年以上の実績を持つ人材は、外部からの戦略的採用に頼らざるを得ないのがKPMGFASをはじめとするBig4系FASが抱える共通の課題です。さらにKPMGFASはグローバルでのクロスボーダー案件においても優位性を保つため、厳選された優秀人材の獲得が不可欠となっています。
厳選採用する理由3
職人気質推進による品質最優先のプロジェクト体制構築
現在、KPMGFASをはじめBig4系FASでは職人気質を重視した品質第一のプロジェクト運営を実践しており、案件の種類に関わらず一つひとつのプロジェクトに実直に向き合うカルチャーが浸透しています。KPMGFASでも高い専門性と責任感を持つ人材による少数精鋭のプロジェクト体制が確立されています。
転職市場の関係者や実際の従業員からの情報によると、現在のKPMGFASでは選考倍率約30倍という厳格な採用基準により、極めて高い能力を持つ人材のみが在籍しており、1つの案件における品質とアウトプットの水準が業界でも最高レベルに維持されています。
一方で、クライアント企業が求める高品質なアドバイザリーサービスを提供するため、1つのプロジェクトに最適な人数の経験豊富な専門人材をアサインし、個人の専門性を最大化させながらチーム全体でのシナジー効果を追求する運営手法が採用されています。
その結果、業界最高水準のサービス品質を維持しながら職人としてのプロフェッショナリズムを実現するため、厳選された優秀人材のみの採用が必要となっています。
20~30代のハイキャリア転職を目指すなら
MyVision/マイビジョンに相談しよう!
コンサル業界への転職で理想のキャリアアップを実現したい20~30代の方にとって、MyVisionは業界特化型転職エージェントとして圧倒的な支援実績を誇ります。
転職者の約9割がコンサル業界未経験からの転職成功者で、95%の利用者が年収アップを実現しています。元戦略ファーム出身のエグゼクティブコンサルタントが、200社以上のコンサルファームとの強固なコネクションを活かし、あなたの理想の転職を全力でサポートします。
独自の「想定頻出問答集」と元コンサルタントによる本格的な模擬面接の評判が非常に高く、未経験からでも大手コンサルティングファームへの転職が可能です。ハイキャリアを目指す20~30代の方は、ぜひMyVisionで理想の転職を実現してください。
おすすめ度:★★★★★(5点満点中 5点)
公式サイト:https://my-vision.co.jp/
少数精鋭が多い?
KPMGFASへの転職をお勧めする理由

「誰でも入れる?」とは正反対の厳格な少数精鋭採用を行うKPMGFASへの転職は、特にFAS・M&A分野でキャリアアップを目指す方にオススメです。
身に着く経験やスキル、年収等、様々な観点があるので、順番に御紹介しますね!
最先端FAS業務に触れる機会と高度な専門スキルが身に着く
FAS企業で働くと、一般事業会社の経営企画部門とは異なる専門性の高いスキルが身に着く方が多いと思います。
もちろん全員ではないですが、社内の事業企画や投資審査だと最先端のM&A手法に触れながら全社的な企業価値向上戦略を考える機会は少ないと思います。
KPMGFASのM&Aアドバイザリーやフィナンシャルアナリストになるとクライアント企業のM&A・事業再生・企業価値評価における全社戦略を策定したり、財務ストラクチャーを設計したりする際に、最新の市場動向を踏まえて課題を定義し、解決策を考えます。
これまでの財務的視座を一気に上げて、より企業全体の価値創造を市場環境とM&Aトレンドを踏まえて考えることが多くなります。
また上司やクライアントとディスカッションしたり提案書に落としこむ中で、財務・戦略的な考えを纏めて、分かりやすく伝える能力が高まるのを実感する機会も多いと思います。
こうした最先端M&A手法への深い理解と実装力、そして戦略的な提案スキルを短期間で身に着けることが出来るのはKPMGFASならではです。
いわゆるプロフェッショナルスキルと言われる、どの業界・会社にいっても活かすことができる財務分析力と戦略提案力を「身に着けたい」と思える方にはオススメの転職先だと思います。
1200万越え!KPMGFASの年収水準は最高水準
年収水準が業界最高レベルなのもKPMGFASへの転職をオススメできる理由です。
マネージャーになれば当然年収が1,300万円を超えますし、マネージャー未満のシニアアソシエイトクラスでも評価が良ければ年収1,200万を超えることがあります。
シニアアソシエイトやアソシエイトであれば20代後半~30代前半でなれるので、比較的若いうちに年収1,000~1,300万、マネージャークラスに昇進すると1,300~1,600万程度でしょうか。
職人気質により品質重視の労働環境が維持されていますが、基本給与水準が多くの一般的なコンサルティングファームより高いので、プロフェッショナルな環境で年収水準を大幅に上げることができます。
また外資系FASとしての福利厚生制度も充実しており、M&A関連資格取得支援やグローバル研修など、専門性向上への投資も手厚いのが特徴です。
年収水準が高いのは在籍している時だけでなく、KPMGFASから転職する時も基本的には前職の年収を大幅に考慮してくれるので、FAS人材として転職する時も極めて高い年収水準で転職することができます。
年収を上げるのは今だけではなく、将来にわたって皆さんの生活水準を高めることなので、KPMGFASへの転職をオススメできる理由の1つに年収水準の高さを上げています。
マイビジョン/MyVisionという転職エージェントはKPMGFASへの転職支援実績も豊富で、過去の選考通過者の方の事例をもとに皆さんのキャリア設計をサポートしてくれます。
KPMGFASに限らず、皆さん1人1人が目指したい!と思えるキャリアを一緒に考えてくれるので、FAS業界でのキャリアを一緒に考えるパートナーとしても相談してみてくださいね。
20~30代のハイキャリア転職を目指すなら
MyVision/マイビジョンに相談しよう!
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少なすぎ?誰でも入れる!?
KPMGFASの採用難易度と入社後の活躍は別

確かにKPMGFASをはじめ、多くのBig4系FASは昔に比べて採用基準を極めて厳格にしており、誰でも入れるどころか業界内で最も転職難易度が高い水準となっています。
しかし、大切なのは入社後の活躍です。
FASファームに転職すると、最初~3つ目のプロジェクトぐらいまでは、仕事の専門性の高さや求められる品質水準の高さに苦労することがあるでしょう。
私達も転職当時に「自分の専門性が足りないかも?」「FASの実力が足らない・・・」と思ったことがあります。
当時を振り返って「専門性が足りない」「実力が足らない」と思った時に次の3つが必要だったと思います。
- 頑張るモチベーション(高い専門性習得の先に何を求めるのか)
- 何が足らないのかを客観的に言語化する
- 足らない専門性を埋める為に取るべき適切なアプローチを見つける
特に①があるか無いかはモチベーションの源泉なので重要です。
自分で言語化できている方は頑張れると思います。ただ、自分でもうまく言語化できていない方は、是非タレントスクエアやASSIGNという専門転職エージェントに相談してみてください。
これらのエージェントが他の転職エージェントと大きく異なるのは「転職」ではなく「FAS業界でのキャリア実現」にフォーカスをあてている点です。
「FAS業界のキャリアで何を実現したいか」を重視しているので、面談のなかで皆さんの価値観とキャリアで実現したい専門性のゴールを明確にしてくれます。
転職前では、このゴールがあるからこそ「どこのどういうポジションに転職するべきか」が分かりますし、転職後も”高い専門性獲得のゴールに向かって頑張り続ける”ことができます。
もちろん②と③についても“転職後なのに!”サポートしてくれます。(ここまで転職ではなくFAS業界のキャリアにフォーカスした転職エージェントさんをほとんど見たことがありません・・・)
FASファームへの転職を目指しているけど、「自分は何を目指したいのか分からない」「選考対策だけではなく転職後の専門性向上まで手厚くサポートしてほしい」という方は是非相談してみてください。
FAQ|「KPMGFASの強みと弱み」を知りたい方へ
KPMGFASの業界での強みは何ですか?
他のBig4系FASやM&A仲介企業と比較したKPMGFASの大きな差異の一つは、M&Aの一気通貫支援力にあります。KPMGFASは各フロー(Pre-Deal/In-Deal/Post-Deal)に対応する専門部門を有しており、その統合力と品質は競合他社と比べて圧倒的に高いです。その結果、世界2位、国内4位のM&A成約実績や保有する専門性の幅、そして職人気質を持って一つひとつの案件に実直に向き合うことがKPMGFASの強みの1つです。
他の企業がなかなか追いつくことができないのは、KPMGFASが長年にわたって積上げてきたM&Aアドバイザリーの専門性の賜物です。このFAS力は、複雑な企業価値評価や戦略的統合の実現を可能にしています。そしてそれは、同時にクライアントに対して最高水準のアドバイザリーサービスを提供し、そのM&A成功を一歩先に進める助けとなります。
KPMGFASの強固な専門性は、私たちが提供するサービスの核心的な要素となり、クライアントに対する価値提供の源泉となります。そして、その専門性の深さと広範さは、他のFASファームやM&A仲介企業が簡単に模倣できるものではないでしょう。
KPMGFASの日本での立ち位置は?
KPMGインターナショナルは世界150カ国以上で事業展開する世界4大監査法人の一角であり、KPMGFASは資本金94.5百万円・従業員数約901名で国内Big4系FASの中核企業となっています。日本国内ではKPMGFASが少数精鋭の経験者限定採用を継続するなど、M&A・事業再生領域のアドバイザリー事業に特化しており、今後もFAS業界で圧倒的な存在感を示す存在となる可能性があります。
KPMGFASの業界ランキングは?
KPMGFASはM&Aアドバイザリー分野で世界2位、国内4位の案件数実績を誇り、Big4系FASの中でも上位の地位を確立しています。世界では年間661件、国内では91件のM&A案件を成立させており、業界内での確固たる地位を築いています。
日本国内ではKPMGFASが転職難易度S級の少数精鋭採用を継続するなど、M&A・事業再生領域の高度専門サービスに特化しており、今後もFAS業界で最高水準の専門性を維持する存在となる可能性があります。
KPMGFASの新卒の難易度は?
KPMGFASの入社難易度は業界最高レベルであり、採用大学は東京大学、京都大学、一橋大学、早稲田大学、慶應義塾大学等の最難関大学が中心で、国内トップ校の卒業生が数多く入社していることが分かります。また海外有名ビジネススクール修了者の採用も積極的に行っており、新卒で入社する時の難易度が極めて高く、十分な準備が必要です。
採用大学 | 採用人数 |
---|---|
東京大学 | 8人 |
慶応義塾大学 | 7人 |
早稲田大学 | 5人 |
出典:KPMG FAS採用実績(KPMG FAS公式サイト)
KPMG FAS なんの会社?
KPMGFASの事業内容と業績、部門構造や強み/弱み等をしっかりと理解することが必要です。KPMGFASのサイトには事業内容として次の4つが紹介されています。
- M&Aアドバイザリー: KPMGFASは、企業のM&A戦略策定から実行まで一気通貫で支援するコーポレートファイナンス、バリュエーション、デューデリジェンス、PMI支援など、幅広いM&Aアドバイザリーサービスを提供しています。
- 事業再生・ターンアラウンド: KPMGFASは、財務危機に陥った企業の事業再生戦略策定、リストラクチャリング支援、ステークホルダー調整など包括的な事業再生サービスを提供します。
- フォレンジック: KPMGFASは不正調査、コンプライアンス体制構築、サイバーセキュリティ、情報漏洩調査など、企業のリスク管理とガバナンス強化を支援します。
- ストラテジー: KPMGFASは企業の経営戦略策定、事業ポートフォリオ最適化、新規事業開発支援など、戦略的な経営課題の解決をサポートしています。
KPMGFAS中途転職を相談するべき転職エージェント

2025年現在、多くの企業が直面している課題は「ESG投資対応のM&A」「カーボンニュートラル関連統合」「デジタル資産評価」など、より複合的で高度な企業価値評価課題となっています。
これらの課題に対して、KPMGFASでは次のような支援を強化しています。
最新のクライアント支援領域(2024-2025年)
- ESGデューデリジェンス:サステナビリティ要素を組み込んだ企業価値評価
- カーボンニュートラル関連M&A:脱炭素技術企業の統合支援
- デジタル資産評価:仮想通貨・NFT・ブロックチェーン資産評価
- クロスボーダーM&A:地政学リスクを考慮した国際統合
- ヘルスケアM&A:バイオテック・デジタルヘルス企業統合
- サイバーセキュリティDD:デジタルリスク評価・対策支援
これらの最新ニーズに対応するため、KPMGFASでは従来のM&Aアドバイザリー専門性に加えて、ESG・デジタル資産・サイバーセキュリティ領域の高度専門人材を厳選採用・育成しています。
もしFASコンサルタントのキャリアやFASコンサルタントの次のキャリアを考えているのであれば、ここまで御紹介してきた通り「自分がFAS業界のキャリアで何を実現したいのか」「今の転職で何を実現すべきなのか」は、目先の転職だけでなく、転職後も高い専門性向上を続ける為に非常に大切です!
そこで将来、FASコンサルタントとしてのキャリアを考えている方に向けて、FASコンサルタントのキャリアに詳しく、キャリア支援(棚卸→ゴール設定→実現に向けたアクションプラン策定等)で評判の高い転職エージェント・転職サービスをご紹介しますね。

転職エージェントに営業として捌こうとしてくる人も多いのも実態です。
私達もよく出会いますが、面接日程調整の丸投げやどのエージェントでも見るような求人しか出してこないエージェントには「他社との差がないこと」と「●●をしてほしい」と自分の意思を伝えています。
転職市場の動向で「有効求人倍率」など、一般論を話してくる転職エージェントは要注意です。
*有効求人倍率はハローワークの求人数と応募数の割合です。ハローワークで紹介される警備員や建築現場作業員の求人倍率が、コンサルタントに紹介される求人の動向として参考に足る情報とはいえないでしょう。
企業から直接聞いた具体的な話やキャリアアドバイザー本人の体験談、過去に支援した人の実績など、実態のある話なのか?本当に役に立つ話をしているか?はアドバイスを受ける方もきちんと確認しましょう。
皆さんも転職エージェントとはお互いに敬意を持てる誠実な関係が築けるといいですね。
累計1,000名以上のコンサル転職支援実績
MyVision/マイビジョン
おすすめ度:★★★★★(5点満点中 5点)
【公式サイト】https://my-vision.co.jp/
『MyVision/マイビジョン』は、アドバイザリー・コンサルティング業界に特化した転職エージェントとして、業界トップクラスの支援実績を誇ります。
私達、編集部メンバーにはコンサルタントも多いので、20~30代でハイキャリアを目指す方や、コンサルティングファームへの転職を考えている方には、よくオススメする転職エージェントです。
戦略ファーム・総合ファーム・ITコンサルなど、累計1,000名以上の転職支援実績があり、転職者の約9割がコンサル業界未経験からの転職成功を実現しています。
200社以上のコンサルファームとの強固なコネクションを持ち、元戦略ファーム出身のエグゼクティブコンサルタントによる独自の面接対策により、他社では得られない質の高いサポートを提供しています。
コンサル業界でのキャリアを考えている方には、最もオススメできる転職エージェントだと思います。
- コンサル業界の年収や働き方などの話を気軽に聞いてみたい
- 未経験からコンサルティング業界でのキャリアを相談したい
- 過去にコンサルファームに入社した人(未経験を含む)が評価された経験やスキルを知りたい
- コンサルファームに合わせた職務経歴書の添削や面接対策をして欲しい
- 年収アップを実現するコンサル転職について相談したい
FASやコンサルの転職支援実績No1
アクシスコンサルティング
おすすめ度:★★★★★(5点満点中 5点)
公式サイト:https://www.axc.ne.jp/
アクシスコンサルティングはKPMG FASやPwCアドバイザリーなど、コンサル・IT業界への転職に特化した転職エージェントです。同業界への転職支援で豊富な実績があります。
各ファームのパートナーや人事から話を直接聞いており、コンサル業界全体の転職動向から各ファームで必要なスキルや経験をよく理解しています。
特に、FAS各社の情報はインターネット上に少ないため、業界各社の情報収集に苦労されている方も多いのではないでしょうか?その点、業界特化した転職エージェントとの定期的な情報交換は必須です。
また、転職を日々支援するなかで、転職後に失敗してしまう方の傾向やコンサルタントの次のキャリアを含めて提案ができるのは業界特化の転職エージェントならではです。
- 気軽にKPMG FASの年収や働きに方等、情報交換したい
- KPMG FASやPwCアドバイザリー等のキャリアを相談したい
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- KPMG FASの戦略や求人部署に合わせた職務経歴書の添削や面接対策をして欲しい
こういう方は、転職活動していなくても気軽にアクシスコンサルティングに相談してみてください。
高年収スカウトをもらう
Bizreach(ビズリーチ)


おすすめ度:★★★★☆(5点満点中 4点)
【公式サイト】https://www.bizreach.jp
ビズリーチの名前は多くの方が御存じだと思いますが、ダイレクトリクルーティングサイトだということは知っていましたか?
ビズリーチは企業やヘッドハンターと求職者を直接結ぶサイトです。
登録するとビズリーチから求人提案が来るのではなく、登録している企業やヘッドハンターから連絡があります。興味がある求人を紹介されたら、その企業やヘッドハンターと電話やオンラインで面談する流れです。
KPMG FASはBizreach内で中途採用を定期的に募集しており、 KPMG FASに直接応募して募集部署や採用求人の特徴を直接知ることができます。


最近は、様々なコンサルティングファームや官公庁が求人を掲載しているので、自分で直接応募することが出来ます。(最近、Mckinseyの掲載を見つけて驚きましたw)
企業は転職エージェントに支払う手数料よりも採用コストが低いビズリーチの活用に積極的になっており、戦略ファームやFAS・アドバイザリーファーム各社も求人掲載しています。(転職関連のサイトで掲載企業数が最も多いと言われています)
- KPMG FASを始めコンサル・アドバイザリー業界に直接転職したい
- コンサル業界への転職支援に強いヘッドハンターに出会いたい
- KPMG FAS以外にも自分の転職市場価値や年収水準を幅広く知りたい
実際に応募するかは別にして、ビズリーチに登録して連絡がきた企業から話を聞いてみるのをオススメします。1次情報より確実な情報はないので、その機会を得る為にもビズリーチに登録しておいてください。
*実際の応募は面接対策が出来る業界特化の転職エージェントも”併用”した方が良いと思います。
まとめ:少数精鋭採用で誰でも入れる?
KPMGFASが厳選採用で転職難易度上昇
株式会社KPMG FASの最新の採用方針や人事担当者のコメント、実際の中途採用選考倍率(約30倍)をもとに少数精鋭採用している実態から、本当に”誰でも入れる”ほど転職難易度が下がったのか?今でも中途採用の選考は厳しいのか?まで御紹介させていただきました。
中途採用の実態は「確実に採用基準を厳格化しており”誰でも入れる”は完全な誤解」です。
むしろ、採用基準は年々厳格化しているので転職に向けて「極めて高度な準備・対策をして業界研究と実務経験をもとに選考に望む」ことが、選考通過の最低条件となっています。
最近は、FAS業界特化の対策本や専門転職エージェントが充実していますので、徹底的に準備して皆さんが希望するキャリアを実現していただきたいと思います。業界・企業という観点で専門的な情報収集をしたり、実務経験に基づいた対策を練られると良いかと思います。
例えば「M&A業界大研究」や「FAS業界動向レポート」等で業界全体の動きや専門性を把握します。またKPMGFASに関する情報は、専門転職サイトやFAS業界関係者のインタビュー等にも掲載されています。転職先としてKPMGFASを考えている方は、M&A・事業再生の実務経験があるからこそ、新しい専門性・理解が出来る場合もあると思います。
様々な専門情報を積極的に見てみてくださいね!
様々な専門情報ソースを使い、皆さんが目指すFAS業界でのキャリアを実現されることを願っています!