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PwC StrategyのStrategy&への転職面接対策|PwCの戦略部隊の中途採用に向けた志望動機・書類選考・WEBテスト(適性検査)・1次面接・2次ケース面接・最終面接(オファー面談)の面接回数に沿った選考対策と体験談

こんにちは。転職note編集部です。

PwCグループの戦略コンサルティング部門であるStrategy&への転職を検討されている方も多いのではないでしょうか。

Strategy&は100年以上の歴史を持つ老舗戦略ファームを前身とし、Big4の一角であるPwCネットワークの戦略部門として、「転職難易度が高い戦略ファーム」として知られています。

しかし、適切な準備と戦略があれば、中途採用での転職は決して不可能ではありません。実際に、異業種から30代で転職を果たした方や、実務経験を活かして戦略コンサルタントへのキャリアチェンジを成功させた方など、多様なバックグラウンドからの転職事例が存在します。

本記事では、Strategy&の公式採用情報、実際の内定者の体験談、信頼性の高いキャリア情報サイトのデータなど、確かな情報源を基に、Strategy&への中途転職を成功させるための具体的な戦略をお伝えします。

本記事で得られる情報・解決する悩み


  • Strategy&の中途採用選考フローと対策方法
  • Strategy&の面接で実際に聞かれる質問と模範回答
  • Strategy&の年収体系と労働環境の実態
  • Strategy&で転職を成功させる具体的戦略
  • 他サイトでは読めない独自情報を多数掲載
目次

PwC Consulting Strategy&の会社概要と事業内容・特徴

PwC Consulting Strategy&の会社概要

社名PwCコンサルティング合同会社 ストラテジーコンサルティング(Strategy&)
英文社名Strategy& (PwC's Strategy Consulting Business)
本社所在地〒100-0004
東京都千代田区大手町1-2-1
Otemachi One タワー
創業日1914年(前身:ブーズ・アンド・カンパニー)
日本オフィス:1983年
PwCと統合:2014年
資本金非公開
代表者代表執行役CEO 安井 正樹
Strategy&リーダー 北川 友彦(パートナー)
従業員グローバル約3,000名
日本約100名(Strategy&部門)
PwC Japan全体約13,000名(2025年時点)
連結売上高グローバル569億米ドル(PwC全体・2025年度)
日本3,086億円(PwC Japan全体・2025年度)
事業概要戦略コンサルティング
M&A・事業再編戦略
デジタル戦略・DX支援
サステナビリティ経営支援
組織・ケイパビリティ変革

PwC Consulting Strategy&のグループ序列と組織構造

PwC Consulting Strategy&は、世界最大級のプロフェッショナルサービスファームPwCネットワークの戦略コンサルティング部門として位置づけられ、100年以上の歴史を持つブーズ・アンド・カンパニーの伝統を継承しています。PwCグループ内で戦略策定の最上流を担う専門組織として、独立したブランドとアイデンティティを保持しながら、グローバルネットワークの総合力を活用できる特異なポジションにあります。

拠点従業員数特徴強み領域
グローバル本社(米国)約3,000名戦略特化部門戦略立案・M&A
日本オフィス(東京)約100名少数精鋭組織製造業・金融・ヘルスケア
PwC Japan全体約13,000名総合ファーム実行支援・専門領域

元Strategy&社員、在籍3年、コンサルタント職、男性

Strategy&は、戦略コンサルティングに特化した少数精鋭の組織でありながら、PwCという世界最大級のプロフェッショナルサービスネットワークの一員であることが最大の強みです。MBB(マッキンゼー・BCG・ベイン)と同等の戦略案件の質を扱いながら、実行フェーズではPwCコンサルティングの専門家と連携できるため、「Strategy, made real(実現可能な戦略)」という理念を体現できる環境です。100年以上の歴史を持つブーズ時代からの最上流戦略への強みと、PwCの実行力・グローバルネットワークの掛け算により、クライアントに対して戦略立案から実装まで一貫した価値提供が可能です。若手のうちから経営層との直接対話の機会が多く、高度な戦略思考と実務両面でのスキルを磨ける環境でした。

PwC Consulting Strategy&の事業内容

PwC Consulting Strategy&は、戦略コンサルティングを中核としながら、PwCネットワークの総合力を活かした幅広いサービスを提供しています。

2025年度 事業領域別の特徴

事業領域主要サービス対象業界成長性
コア戦略コンサルティング企業戦略・成長戦略
事業ポートフォリオ変革
新規事業戦略
製造業・自動車
金融・ヘルスケア
安定成長
M&A・事業再編戦略M&A戦略立案
PMI戦略
カーブアウト支援
全業界高成長
デジタル・DX戦略DX戦略策定
デジタル事業構想
テクノロジー戦略
製造業・小売
メディア・通信
高成長
サステナビリティ経営ESG経営戦略
カーボンニュートラル戦略
サステナビリティM&A
製造業・エネルギー
消費財
急成長
出典:Strategy& Japan公式サイト

事業領域別の特徴とハイライト

  • コア戦略コンサルティング:1914年創業以来の中核事業。経営の最上流課題に特化し、企業全体の成長戦略、ケイパビリティ特定、事業変革まで支援。「Strategy, made real」の理念のもと、実行可能性を重視した戦略立案が強み
  • M&A・事業再編戦略:PwCのディールアドバイザリー部門と連携し、M&A戦略の立案から実行まで一気通貫で支援。クロスボーダー案件やサステナビリティM&Aなど、複雑な案件でも対応可能
  • デジタル・DX戦略:デジタルトランスフォーメーション戦略の策定から、デジタル事業の立ち上げまで支援。AI、IoT、データアナリティクスなどの最新技術を活用した戦略立案に強み
  • サステナビリティ経営:ESG経営戦略、カーボンニュートラル実現に向けた戦略立案、サステナビリティをテーマとしたM&Aなど、社会課題解決と企業成長の両立を支援。近年最も注力している成長領域

100年以上の歴史を持つ戦略コンサルティングの伝統と、PwCグローバルネットワークの総合力を融合させた独自のポジションが強みです。

Strategy&は戦略立案に特化しながらも、PwCの実行支援部門と連携することで、机上の空論で終わらない「実現可能な戦略」を提供できることが最大の差別化要因となっています。

特にサステナビリティ経営支援やM&A戦略では、PwCのディールアドバイザリーやサステナビリティ専門家との協働により、戦略策定から実装まで一気通貫の価値提供が可能です。少数精鋭の組織であるため、若手でも経営層との直接対話機会が多く、高度な戦略思考を磨ける環境が整っています。

PwC Consulting Strategy&の最新中途採用傾向と採用実績

PwC Consulting Strategy&はグローバル戦略コンサルティング組織として、1914年創業の歴史あるブーズ・アンド・カンパニーを前身に持ち、現在はPwCネットワークの一員として「戦略から実行まで」を強みに事業拡大を続けており、中途採用を積極化しています。

最新の採用実績データ

  • グローバル従業員数:約260,000名(2024年時点・PwCネットワーク全体)
  • 日本オフィス人員:約300名規模(Strategy&組織)
  • 採用方針:通年で中途採用を積極実施中
  • 中途採用の特徴:実務経験者を重視し即戦力性を評価
  • 選考スタイル:面接2~4回(ケース面接が中心)
  • 成長率:PwCコンサルティング全体で年間1000人以上採用

中途採用者のバックグラウンド構成(2024-2025年実績)

出身業界採用傾向具体例
事業会社高い製造、金融、通信、消費財、商社
コンサルティング高いBig4、総合系、戦略系ファーム
コンサル未経験者積極採用営業、マーケ、事業企画出身
MBA保有者歓迎国内外ビジネススクール卒
多様な専門性受入実績ありデジタル、DX、業界スペシャリスト

実務経験で培った専門性と論理的思考力を重視し、コンサル未経験者にも門戸を開いています営業職や事業企画出身者など多様なバックグラウンドからの転職成功例が多数あり、論理的思考力と問題解決能力があれば十分にチャンスがあります。

転職検討者なら必見!PwC Strategy&の中途採用選考プロセス

PwC Strategy&の中途採用プロセス

PwC Strategy&の中途採用プロセス

PwC Strategy&の中途採用の選考プロセスは、「応募→書類選考→WEBテスト→面接(2~4回)→リファレンスチェック→オファー」で行われます。

STEP

応募:選考倍率 約20~30倍程度

PwC Strategy&への転職応募では、公式サイトから直接応募する方法のほか、転職エージェントや転職サイト経由での応募も可能です。戦略コンサルティングファームとして高い人気を誇るため、倍率は20~30倍程度と推定されます。

STEP

書類選考:通過率約30~40%程度

職務経歴書やレジュメを提出します。これまでの実務経験における実績、論理的な文章構成力、Strategy&への志望度の高さを評価されます。「なぜ戦略コンサルなのか」「なぜStrategy&なのか」を明確にし、あなたの過去の経験が同社の「戦略から実行まで」の価値提供にどう貢献できるかを具体的にアピールすることが重要です。

STEP

WEBテスト(適性検査):通過率約80%程度

GMATやSPIに類似した能力検査(数的処理、言語能力、論理思考)が実施されます。基礎的な処理能力、論理的思考力、情報処理の速さと正確性が評価されます。中途採用では応募者のバックグラウンドや応募ポジションによって免除されることもありますが、事前対策により通過率を高められます。

STEP

中途採用の1次面接

コンサルタント、マネージャー、シニアマネージャークラスが面接官となります。ケース面接(フェルミ推定やビジネスケース)が中心で、自己紹介、職務経歴、転職理由、志望動機なども確認されます。論理的思考力、問題解決能力、コミュニケーション能力を総合的に評価されます。

STEP

中途採用の2次面接

引き続きマネージャークラス以上が面接官を務めます。1次面接同様にケース面接とビヘイビア面接が実施されます。より深い業界理解や、実現可能な施策を提案できるかが問われます。Strategy&の特徴である「戦略から実行まで」を意識した、地に足のついた解決策が評価されます。

STEP

中途採用の最終面接

パートナーまたはディレクタークラスが面接官を担当します。ケース面接(より抽象度の高いテーマや深いディスカッション)、ビヘイビア面接(カルチャーフィット、リーダーシップポテンシャル、ストレス耐性など)が実施されます。キャリアプランの確認や逆質問を通じて、入社意思の最終確認も行われます。

STEP

リファレンスチェック

最終面接通過後、前職の上司や同僚に対して経歴や実績の確認が行われます。書類や面接内容に偽りがないかを判断し、企業とのミスマッチを防ぐことが目的です。経歴詐称などがなければ問題なく通過できます。

STEP

中途採用のオファー

リファレンスチェックを経て内定のオファーが出ます。給与、インセンティブ、役職、就業開始日などの労働条件が提示されます。最終面接から1~2週間程度で連絡があることが多いです。

PwC Strategy&の中途採用転職
書類選考突破のための職務経歴書作成術

PwC Strategy&の中途採用転職
書類選考の評価基準

Strategy&の書類選考では、これまでの職務経験における実績と、戦略コンサルタントとしてのポテンシャルが最重要視されます。

通過率は約30%と競争が激しいため、以下のポイントを意識した職務経歴書の作成が重要です。

書類選考で高評価を得るポイント

  • 実績の数値化:売上向上額、コスト削減率、プロジェクト規模等を具体的に明記
  • 論理的な文章構成:課題→施策→成果の流れを明確に
  • 戦略思考の実績:経営課題の本質を捉え、解決策を提示した経験
  • PwCネットワークとの親和性:デジタル、テクノロジー活用経験やグローバル案件実績

【テンプレート付き】Strategy&合格者が使った職務経歴書の構成

Strategy&の中途採用選考で評価される職務経歴書で、どのような内容を書いて良いか分からない方は、以下の構成で作成して転職エージェント等のStrategy&社の中途採用に詳しい方々に観てもらってください。

逆に自分が大丈夫だ!と思ってもファーム毎に観られる観点も違いますし、時勢的に評価される項目が部署毎に違ったりします(例えば、昨今だとデジタルトランスフォーメーション関連実績など)。そういう最新の観点やファーム側のニーズをふまえてブラッシュアップするならマイビジョン/MyVisionのように業界特化でキャリアを支援している転職エージェントに相談するのが確実です。

Strategy&特化型職務経歴書テンプレート

【タイトル】 職務経歴書 – 戦略から実行まで一貫したコンサルティングへの挑戦

【職務要約】(150-200文字)
○○業界で×年間、主に△△領域の戦略立案・実行支援に従事。□□プロジェクトでは年間◯億円の売上向上を実現。Strategy&の強みである「戦略から実行まで」の一貫支援で、これまでの経験を活かし企業変革を推進したい。

【主要実績】(数値で表現)

  • 売上向上施策:前年比35%増(○○事業、プロジェクト期間8カ月)
  • 事業戦略立案:新規市場参入により3年で4.5億円の収益創出
  • デジタル変革:業務プロセス改革によりコスト20%削減、生産性30%向上

【Strategy&への貢献可能性】
事業会社での戦略立案・実行経験とプロジェクトマネジメント経験を活かし、クライアントの経営課題を本質から捉えた実現可能性の高い戦略提案が可能。特にPwCネットワークを活用したデジタル変革領域でのコンサルティングに貢献したい。

PwC Consulting Strategy&の中途採用対策!適性検査(TG-Web)対策

PwC Consulting Strategy&では書類選考通過後にTG-Webによる適性検査が実施されます。

TG-Web試験概要

  • 実施形式:Webテスト(自宅受験)
  • 試験科目:言語・非言語・英語の3科目構成
  • 出題形式:判断推理・暗号・命題など独特の問題形式(SPIとは大きく異なる)
  • 対策の重要性:事前対策必須(他のWebテストと問題形式が異なるため)

PwC Consulting Strategy&の中途採用対策!WEBテストのTG-Web対策のポイント

言語問題の特徴

  • 長文読解が中心で論理的読解力が求められる
  • 空欄補充、趣旨把握、内容理解が頻出
  • 制限時間が厳しく速読力が必須

非言語問題の特徴

  • 暗号、命題、推論問題が特徴的で判断推理に近い
  • 四則演算、図表読み取りも出題される
  • 独特の解法パターンがあるため専用の対策本での学習が必須

【体験談】TG-Web対策の実際
「TG-Webは本で勉強したとしてもテスト自体が難しいため、事前にTG-Webを受けられる練習企業を設定しながら対策しておくと良いです。傾向としては判断推理に近いため、その対策をやっていれば活かせる形となります。」(転職成功者・20代男性)

TG-Webは問題形式や問題の種類を事前に知って慣れておくだけでも正答率が大幅に上がります。試験当日に見慣れない問題や質問形式に戸惑わないよう、事前に一度は解いて準備しておきましょう。

PwC Consulting Strategy&中途採用のWEBテスト体験談

戦略コンサルタント、中途入社、男性、20代

TG-WEB形式の言語・非言語・英語の3科目構成でした。暗号問題と推論問題が特徴的で、SPIとは全く異なる形式です。事前に専用の対策本で練習しておいたので、本番でも冷静に対応できました。

戦略コンサルタント、中途入社、男性、30代

TG-WEBは他のWebテストと比べて難易度が高いと聞いていたので、念のため専用の対策本で問題形式を確認しておきました。判断推理に近い傾向があるため、その対策が役立ちました。

PwC Strategy&の中途採用
転職者向けの1次面接/一次面接の形式と対策

PwC Strategy&に限らず、戦略系ファームの中途面接では、面接官が人事ではなく、現場のコンサルタントやマネージャーが務めることが一般的です。

現場のコンサルタントやマネージャーは、まず論理的思考力と問題解決能力、そして戦略コンサルタントとしてのポテンシャルを見ます。複雑な経営課題に対して構造的に考え、仮説を立てて検証できるか、クライアントとの対話の中で価値を提供できるか、という観点で評価しています。

もちろん応募している求人が必要とする経験や知識を前職の経験を通して身に着けているか、その専門性を戦略立案や実行支援にどう活かせるかも見ています。

PwC Strategy&の中途採用対策
転職者向けの1次面接/一次面接の形式と内容

  • 面接官:コンサルタント、マネージャー、もしくはシニアマネージャー(1~2名)
  • 時間:約1時間
  • 内容:ケース面接+ビヘイビア面接(人物面接)
    ※Strategy&では必ずケース面接が実施されます

ケース面接とビヘイビア面接の両方が実施され、論理的思考力と人物面の両面から総合評価されることがポイントです。

  • 自己紹介(職務経歴を含む)
  • 転職理由・コンサルティング業界の志望理由
  • なぜ戦略コンサルなのか
  • なぜStrategy&なのか(他の戦略ファームとの違い)
  • これまでの実績と成果(STARメソッドで具体的に)
  • ケース面接(フェルミ推定またはビジネスケース)
  • 強み・弱みとその具体例
  • Strategy&で実現したいこと

PwC Strategy&の中途採用対策
転職者向けの1次面接/一次面接の通過率の上げ方

先にお伝えした通り、「自己紹介」と「職務経歴」を「戦略コンサル志望理由」や「Strategy&を志望する理由」の根拠として論理的に繋げることで説得力のある志望動機として伝えられます。

また、「Strategy&を志望する理由」は、MBB(マッキンゼー、BCG、ベイン)や他のBig4戦略部門との違いを明確に語ることがポイントになります。Strategy&の最大の特徴である「戦略から実行まで」の一貫した支援体制、PwCグループとの連携による実行力、実践的な戦略へのこだわりなど、ファーム固有の強みと自身の経験を結びつけることが重要です。

  • Strategy&社員や戦略コンサル勤務の方と直接会話して「生の声」を入手する
  • 転職エージェント(特に戦略コンサル専門)に相談して各ファームの違いを把握する

これができると「ネット情報に加えて、一次情報を自ら収集して独自の視点で違いを語る」ことができ、他の候補者との差別化にも繋がります。

最終的には面接官の納得感が全てです。
自分一人で満足せず、転職エージェントや戦略コンサル経験者に話を聞いてもらい、納得感があるか確認しましょう。特にケース面接は独学では限界があるため、フィードバックを受けながら改善することが合格への近道です。

PwC Strategy&の中途採用対策
転職者向けの1次面接/一次面接の体験談 実際に聞かれた質問

1次面接では基本的な経歴確認と志望動機、そして必ずケース面接が実施されます。コンサルタント、マネージャー、もしくはシニアマネージャークラスが面接官を務め、約1時間程度実施されます。戦略コンサルタントとしての論理的思考力、構造化能力、仮説思考、コミュニケーション力が総合的に評価されます。

自己紹介をお願いします

体験談(事業会社出身者):「前職では大手メーカーで事業企画として5年間、新規事業開発と既存事業の成長戦略立案を担当していました。特に、海外市場参入プロジェクトでは市場調査から参入戦略立案、現地パートナー選定まで一気通貫で推進し、初年度で売上20億円を達成しました。この経験を通じて、複雑な経営課題を構造化して解決する力と、多様なステークホルダーを巻き込んで実行する力を身につけました。戦略の立案だけでなく実行までコミットするStrategy&の姿勢に強く共感し、応募しました。」

これまでの業務経験を詳細に教えてください

体験談(戦略部門経験者):「最も困難だったのは、業績不振に陥っていた事業部門の再生プロジェクトでした。売上が3年連続で減少し、撤退も検討される状況でしたが、私は市場・競合・自社の3C分析から課題を特定し、商品ポートフォリオの見直しと営業戦略の刷新を提案しました。経営陣とのディスカッションを重ねながら戦略を策定し、現場の営業部門とも密に連携して実行まで伴走しました。結果として2年目に黒字化を実現し、3年目には売上を1.5倍に成長させることができました。この経験から、戦略立案だけでなく実行までコミットすることの重要性を学びました。」

なぜ戦略コンサルタントに転職したいのですか

体験談(金融業界出身者):「前職では金融機関で経営企画として自社の戦略立案に携わっていましたが、一つの業界・企業の課題解決に留まることに限界を感じるようになりました。戦略コンサルタントとして、多様な業界の経営課題に触れながら、より幅広い視点で問題解決力を磨きたいと考えています。特にStrategy&を志望する理由は、戦略立案に留まらず実行まで伴走する姿勢と、PwCグループの専門性を活用した実践的なソリューション提供に魅力を感じたからです。単なる机上の戦略ではなく、クライアントの成果創出まで責任を持ってコミットできる環境で、自分の価値を最大化したいと考えています。」

なぜStrategy&?なぜこの部門を志望するのですか

体験談(コンサル業界経験者):「Strategy&を志望する理由は3つあります。1つ目は、「Strategy, made real(戦略を、実行可能に。)」という理念です。前職のコンサルティングファームでは戦略提案までが主な業務でしたが、実行フェーズでクライアントが苦労する姿を見て、戦略と実行の一貫性の重要性を痛感しました。2つ目は、PwCグループとの連携です。デジタル、テクノロジー、オペレーション、税務など多様な専門性を活用できる環境は、クライアントに包括的な価値を提供できます。3つ目は、100年以上の歴史を持つブーズ・アンド・カンパニーのDNAを受け継ぎながら、グローバルネットワークを活かせる点です。私の製造業での事業戦略経験を活かして、実行可能な戦略立案と成果創出に貢献したいと考えています。」

あなたの強みと弱みを教えてください

体験談(事業会社出身者):「強みは、複雑な課題を構造化して本質を見抜く力です。前職では、表面的な問題の背後にある根本原因を特定することで、効果的な解決策を導いてきました。例えば、売上低迷の原因が営業力不足ではなく商品ポートフォリオの問題であることを3C分析とバリューチェーン分析から特定し、抜本的な改革に繋げました。また、多様なステークホルダーとの合意形成力も強みです。弱みは、戦略思考が強い反面、細部の実行プロセスの詰めが甘くなることがあります。そのため現在は、戦略立案後に実行計画を具体的なアクションプランに落とし込むことを意識し、チームメンバーと密に連携することで改善に取り組んでいます。」

ケース面接:野菜ジュースメーカーの売上を向上させる施策を提案してください

体験談(コンサル経験者):「まず売上の構造を『売上=顧客数×購買頻度×平均単価』に分解します。次に3C分析で状況を整理します。市場環境として健康志向の高まりがあり、競合は大手飲料メーカーが多数存在します。自社の強みとして野菜の調達力と製造技術があると仮定します。課題仮説として、顧客数の拡大、特に若年層への浸透が不足していると考えます。施策として3つ提案します。1つ目は商品ラインナップの拡充です。従来の健康重視層に加え、若年層向けに飲みやすいフルーツミックスタイプを開発します。2つ目はデジタルマーケティングの強化です。SNSを活用した認知拡大とECチャネルでの定期購入モデルの構築です。3つ目は新規流通チャネルの開拓です。コンビニやフィットネスジムでの販売拡大により、購買機会を増やします。これらの施策により、3年で売上1.5倍を目指します。」

入社後どのような貢献ができると考えますか

体験談(製造業出身者):「製造業で10年培った事業戦略立案と実行の経験を活かして、特に製造業クライアントの成長戦略や海外展開支援において貢献できると考えています。サプライチェーン最適化、生産性向上、新規市場参入など、製造業特有の課題に対して現場感覚を持った実践的な提案ができます。また、前職でDX推進プロジェクトをリードした経験から、デジタル技術を活用した業務改革やビジネスモデル変革の支援も可能です。Strategy&の『戦略から実行まで』という価値提供において、戦略立案だけでなく、現場との調整や実行フェーズでのプロジェクト推進でも即戦力として貢献したいと考えています。」

逆質問:質問はありますか

体験談(事業会社出身者):「Strategy&とPwCコンサルティングとの連携について具体的に教えてください。戦略立案後の実行フェーズで、PwCグループの他部門とどのように協働し、クライアントに価値を提供しているのでしょうか。また、入社後のオンボーディングやメンタリング制度について教えてください。戦略コンサルタントとして必要なスキルをどのように習得し、成長していけるのか知りたいです。さらに、Strategy&で活躍されている方々に共通する特徴があれば教えていただけますか。」面接官からは、PwCグループとの具体的な連携事例や、チーム文化、成長支援体制について詳しく説明いただき、Strategy&で働くイメージがより鮮明になりました。

PwC Strategy&の中途採用!
転職者向けの2次面接/二次面接対策

2次面接も人事担当者は面接官ではありません。
1次面接より上位のディレクタークラスやシニアマネージャークラスが面接官を担当します。面接の形式と内容は以下となります。

PwC Strategy&の2次面接/二次面接の形式と内容

  • 面接官:通常1名 ディレクター、またはシニアマネージャークラス
  • 時間 :約60分
  • 内容 :ケース面接が中心、通常面接も実施
    *今回は、面接の場合を前提として紹介します

2次面接で聞かれる内容は、1次面接と本質的には変わりませんが、経歴や実績、そしてコンサルティング業界やStrategy&を志望する理由をより深く掘り下げられます。

重要なのは、筋の通らない論理や自分の主張を押し通すのではなく、面接官との対話を通じて「なぜ?」という質問に誠実に向き合う姿勢です。

また、通常の面接に加えて「ケース面接」が実施されることが一般的です。Strategy&では「戦略から実行まで」を重視するため、実現可能性の高い施策を提案できるかが評価されます。

コンサルティング業界に入ると理解できますが、「納得感のない主張を強固に続ける部下」との協働は非常に困難です。

特に中途入社の場合、前職での成功体験がある分、この傾向が強まることがあります。質問や指摘を真摯に受け止めて考える姿勢があれば成長の余地は十分にあるため、誠実さと素直さが最も重要です。

(率直に言えば、コンサル未経験の場合、ロジカルシンキングは個人差はあれど後からでも習得可能です。誠実に努力できる姿勢があれば、スキルは確実に向上します)

面接準備では、「なぜ」に加えて「他の選択肢はないか?」を考えておくことがポイントです。例えば、「●●という施策によりxxという目標を達成しました」と述べた後、「なぜ達成できたか」は多くの候補者が準備しています。

同時に「より高い目標を達成する方法はなかったか」という、自身の実績を改善する視点も持っておくとよいでしょう。この思考習慣を身につけることで、回答の幅が広がります。

Strategy&の面接では、面接官が論理を厳しく確認する場合があります。

そのような状況でも、冷静に相手の質問意図を理解し、何が聞かれているのかを丁寧に確認しながら回答する姿勢が大切です。

PwC Strategy&の中途採用対策!
転職者向けの2次面接/二次面接の体験談!実際に聞かれた質問

2次面接では専門スキルと戦略コンサルタントとしての思考力がより深く評価されます。ディレクターやシニアマネージャークラスが面接官を務め、ケース面接や具体的な思考プロセスが問われます。

コンタクトレンズメーカーが業界2位以下から首位を追い上げるための売上拡大戦略を考えてください

体験談(中途採用者):「まず市場構造を分析し、新規顧客の獲得に注力すべきと考えます。コンタクトレンズは一度使用すると同じブランドをリピート購入する傾向が強いため、初回購入時に選ばれることが重要です。購買決定要因として、品質・機能性、ブランド力、医師や小売店の推奨があります。ブランド力で首位に勝つのは困難なため、眼科や小売店に自社製品を推奨してもらう代理店向けインセンティブプログラムの設計を提案します。販売金額に応じたキックバックにより、販売意欲を促進します。同時に、オンライン購入需要の高まりに対応したサブスクリプションモデルの導入も検討します。」

これまでで最も困難だったプロジェクトと、それをどう乗り越えたかを教えてください

体験談(IT業界出身者):「大手製造業クライアントのグローバルサプライチェーン統合プロジェクトです。複数国の異なるシステムとプロセスを統合する必要がありました。最大の困難は、各拠点の抵抗と現地特有の業務要件への対応でした。解決策として、まず各拠点の主要メンバーを巻き込んだワーキンググループを組成し、共通課題の抽出と優先順位付けを協働で実施しました。次に、段階的なロールアウト計画を策定し、成功事例を作りながら横展開する戦略を取りました。結果として、18ヶ月で全拠点への展開を完了し、在庫コスト15%削減、リードタイム30%短縮を実現しました。この経験から、変革プロジェクトにおける現場の巻き込みと段階的アプローチの重要性を学びました。」

なぜStrategy&を志望するのですか?他の戦略ファームとの違いは何だと考えますか?

体験談(戦略コンサル出身者):「Strategy&の最大の魅力は『戦略から実行まで』というコミットメントです。私の前職では戦略立案後の実行フェーズでクライアントが苦労するケースを多く見てきました。Strategy&はPwCグループの実行力とテクノロジーケイパビリティを活用して、戦略を実際の成果に変えることができます。また、グローバルフットプリントの広さも魅力です。150カ国以上の拠点網は他の戦略ファームの倍以上で、クロスボーダー案件に柔軟に対応できます。100名規模の組織で全員の顔と名前がわかるアットホームな文化も、自分の志向性に合っていると感じています。」

クライアントとの意見対立をどのように解決しますか?

体験談(金融業界出身者):「まず相手の立場と背景を深く理解することから始めます。以前、クライアントがコスト削減を最優先する一方、私たちは長期的な競争力強化のための投資を提案していた案件がありました。そこで、両方の目標を満たす第3の選択肢として、業務プロセス自動化による短期的なコスト削減と中長期的な品質向上の同時実現を提案しました。データに基づく定量的な効果検証と、段階的な実装によるリスク軽減策を併せて提示することで、クライアントの理解を得ることができました。対立を新たな価値創出の機会と捉え、Win-Winの関係構築を心がけています。」

Strategy&でやりたいことと、5年後のキャリアビジョンを教えてください

体験談(製造業出身者):「製造業の知見を活かして、DXを通じた企業変革支援に携わりたいと考えています。特に、IoTやAIを活用したスマートファクトリー実現や、サプライチェーン最適化プロジェクトに取り組みたいです。Strategy&の『戦略から実行まで』の強みを活かし、単なる戦略提案に留まらず、テクノロジー実装から組織変革まで一貫して支援したいと考えています。5年後は、製造業DXの専門家として、プロジェクトマネージャーレベルで複数案件をリードできるポジションを目指しています。グローバル案件にも挑戦し、国際的な視点でのコンサルティング能力を身に付けたいと考えています。」

2次面接を通過すると、最終面接(パートナー面接)または追加の面接ラウンドが組まれます。選考状況により、オファー面談に進む場合もあります。

PwCコンサルティング(Strategy&)中途採用のケース面接対策

PwCコンサルティングを始めコンサルファーム各社のケース面接対策は2つあります。PwCコンサルティングの中途ケース面接は1次面接以降の複数回で行われることが多いので、転職面接を受ける可能性がある方は次の対策を事前にしっかりとしておきましょう。

  1. 本での自主練
  2. 転職エージェントとの事前ケース対策

1.本での中途ケース面接対策

アクセンチュアの戦略部門で思考技術の講師をされている元BCGのコンサルタント 高松さんの著書です

フェルミ推定をコンサルタントの選考で使う小手先の技術としてではなく、コンサルタントになってからも使える思考技術として分かりやすく、実践的な手法として紹介された本です。

フェルミ推定とは、①未知の数字を、②常識・知識を基に、③ロジックで、④計算すること。と定義されており、「未知の数字への挑戦」する為のツールとして紹介されています。

転職後も使える実践的なノウハウや技術が詰め込まれていますので、是非、手に取ってみてくださいね。

ケース面接対策は多くの対策本が出ています。毎日1問でもいいので定期的にケース面接を解く訓練をしておくと頭の使い方と基礎的な知識が身に着きます。

ケース面接は年齢別の人口や市場規模など、基礎的な数値を持っているほうが、思考を進めやすいです。

基礎的な知識は、日々の積み重ねで身に着きますし、頭の使い方も徐々に慣れていきますので最初は大変でも少しずつ訓練することで自信がついていきます。

次に、同本を解きながらケース面接で使う基礎的な数値(男女の年代別人口や面積など)を覚えていきましょう。高松さんの本にもあるように①未知の数字を出すのに、②常識・知識をもちいて考えていくので、②常識・知識は多い方が考えやすくなります。

その為、ケース面接の問題を解きながら、考えるのによく使う数字やロジックを頭の中に蓄積していきましょう。

2.転職エージェントとの事前ケース対策

マイビジョンやアクシスコンサルティングなど、コンサル業界への専門性が高い転職エージェントは、ケース面接前に希望すれば十分なケース面接対策をしてくれます。

想定外の質問対策や回答内容の納得感を確認してもらうには、コンサル業界での就業経験があり、面接の通過傾向をしっている転職エージェントに相談するのが、実は最も適格なアドバイスをもらえます。

コンサル業界未経験で大手転職エージェントに相談する人も多いのですが、実は大手だとケース面接対策等を十分に行えない、ファームとの関係が薄くて面接内容を把握できていないという事故が良く発生しています。

皆さんの転職活動を成功させるためにも、コンサル業界への専門性が高いマイビジョンのような転職エージェントに相談するようにしてくださいね!

おすすめ度:★★★★★(5点満点中 5点)
公式サイト:https://my-vision.co.jp/

PwCコンサルティングの中途ケース面接の流れ

  • 書類選考後、Webテスト(主にGAB)
  • 1次面接:人事面接(ビヘイビア面接中心)
  • 2次面接〜最終面接:コンサルタント・マネージャー・パートナークラスとの複数回面接(各回でケース面接実施)
  • 面接は1回60分程度で、ビヘイビア面接(20-30分)→ケース面接(30分)→逆質問(10分)の構成が一般的

*募集部門や面接官によって形式や時間配分が違うことがあるので、様々なパターンに対応できるように準備しておいてくださいね。

PwCコンサルティングの特徴として、中途採用の選考は2〜4回の面接で構成され、戦略系ポジション(Strategy&含む)では全ての面接でケース面接が実施される傾向にあります。コンサル未経験者の場合は選考が長期化し、最大4次面接まで続くこともあります。

部署や面接官によって、過去にどういうケース面接がだされたかは、転職エージェントに確認すれば分かりますので、1次選考を通過したタイミングで確認しておきましょう。

PwCコンサルティングの中途採用!2025年ケース転職面接最新出題傾向

PwCコンサルティング(Strategy&含む)のケース面接は、対話形式で実現可能性を重視することが特徴です:

【頻出テーマ別出題傾向】

  • 売上向上戦略(約35%):「飲料メーカーの売上を3年で1.5倍にするには」「野菜ジュースメーカーの売上向上施策」などオーソドックスなビジネスケースが中心
  • 市場規模推定(約25%):「国内野菜ジュース市場規模」「電信柱の数」などフェルミ推定形式が頻出
  • 新規事業立案・市場参入(約20%):「ブロックチェーンを用いた新規ビジネス提案」「AIを活用した新規事業立案」など技術活用テーマ
  • 業務改善・コスト削減(約15%):「赤字事業の収益改善」「コストを20%削減する施策」など実行重視のテーマ
  • その他(約5%):DX推進、PMI、サステナビリティなど専門的テーマ

【PwCコンサルティング特有の評価ポイント】

  • 戦略から実行まで:Strategy&の理念を反映し、実現可能性を重視した具体的施策の提案
  • PwCネットワークの活用:グループ企業との連携を前提とした総合的なソリューション視点
  • 定量的な裏付け:施策のインパクトを数値で示す能力(売上増加額、コスト削減額など)
  • 即戦力としてのビジネス理解:中途採用者には、過去の経験を活かした現実的な提案が期待される

【攻略ポイント】

  • 思考プロセスの明確化:結論の精度より「なぜそう考えたか」の論理展開を重視
  • 面接官との対話を通じた思考の深化:指摘を受けて柔軟に軌道修正する姿勢
  • 仮定の妥当性:各パラメータに設定する数値の根拠をビジネス常識に基づいて説明
  • 実行可能性の重視:机上の空論ではなく、クライアントの現実的な状況を踏まえた施策

PwC Strategy&の中途選考
最終面接(オファー面談)

最終面接はパートナークラスが担当し、オファー面談を兼ねることが多いです。最終面接では、これまでの面接フィードバックと総合評価をもとに、配属先候補や年収条件・入社時期の提示を受けるケースが一般的です。

最終面接に進む段階で他社の選考状況を聞かれますが、「他の戦略コンサルファームからも高評価をいただいている」という事実を適切に伝えることが重要です。

競合オファーがない状態では、採用側により良い条件を提示する動機が働きにくく、結果として希望年収や入社時期の調整が難航する可能性があります。

また、他ファームで評価されている=当社が求める人材である証明ともなるため、オファー条件が上振れする可能性も十分にあります。

中途採用の評価は絶対評価を基本としつつも、最終的には他の候補者との相対評価(採用枠に対してより優秀な人材を選ぶ)で決定されます。

そのため、「複数の戦略コンサルティングファームから評価されている人材」であることを示すことで、より高い評価につながる可能性が高まります。こうした交渉テクニックは戦略的に活用しましょう。

PwC Strategy&の中途選考|最終面接の形式と内容

  • 面接官:パートナー・配属想定先部署のディレクター
  • 時間 :約45分~1時間
  • 内容 :通常面接(オンライン・対面)

何が聞かれる?実際に聞かれた質問
PwC Strategy&の中途選考|最終面接の内容

PwC Strategy&で実現したいキャリアビジョンは何か?

これまでの面接で話してきた内容と一貫性を持たせながら、戦略から実行まで一気通貫で支援できる点を意識して回答しました。Strategy&の特徴であるPwCグループの広範なネットワークを活用し、複数の業界で経営課題を解決しながら、最終的には特定領域のスペシャリストとして深い専門性を身につけたいという展望をお伝えしました。

PwC Strategy&の強み・弱みをどう捉えているか?

戦略立案から実行支援まで一貫して提供できる点や、PwCグローバルネットワークを活用した多面的なソリューション提供を強みとして挙げました。一方で、ピュア戦略ファームと比較した際の認知度や、日本市場での独自ポジション確立が課題と考えており、自分自身もその価値創出に貢献したいという意欲を示しました。パートナーの方からも「Strategy&の本質を理解されていますね」とコメントをいただきました。

クライアントと意見が対立した場合、どのように対応するか?

戦略コンサルタントとして必須の質問でした。まずクライアントの意見の背景や組織的な制約を深く理解することを最優先とし、その上でファクトとデータを基に建設的な議論を重ねる姿勢が重要だとお答えしました。Strategy&が重視する「実行可能な戦略」を念頭に、クライアント企業の現場レベルでの実行可能性も考慮しながら、最適解を見出していくプロセスを説明しました。

PwC Consulting Strategy&の中途面接通過率をSTAR手法で上げる

続いては、面接で効果的に伝えるSTAR手法の御紹介です。
STARは、Situation(状況)、Task(タスク)、Action(行動)、 Result(結果)の頭文字です。

この順番で面接の質問に回答すると、端的に必要な情報を回答できると言われています。

転職エージェントでは、転職先に関係なく、このフレームワークで回答することを推奨したりします。

PwC Consulting Strategy&では話の全体観を最初に伝えることと、具体的で定量的な回答、そして実行可能性を重視する傾向があります。PwCグループの一員として「戦略から実行まで」を意識した回答が好まれます。

このフレームワークの詳細を御確認いただき、皆さんの想定回答例もブラッシュアップしてみてください。

STAR手法の詳細



STAR手法は、次の内容で構成されます。

Situation:その時の状況について
あなたが説明しようとしている状況を説明します。
複雑な状況を面接官に伝わるように、分かりやすく伝えるので事前に伝えたいことを整理しておく必要があります。例えば、

・その時はどんな部署の体制でしたか
・その組織の中でのあなたの役割は何でしたか
・どんな責任や権限を持ってましたか
・Strategy&では、プロジェクトの規模感や業界背景も明確に示すことが求められます

Task:その時の課題について
課題は現状と目標の差分なので、それが分かるように目標と状況と差分を伝えます。Strategy&では、課題の本質を捉え、なぜそれがビジネスインパクトをもたらすのかまで説明できると高評価です。

・どのような目標へ向けて動いていましたか
・その時に生じた問題や課題(差分)はどんなことでしたか
・なぜそれが問題や課題なんですか
・その課題が解決されることで、どのような定量的なインパクトが期待されましたか

●Action:その時とった行動について
その状況に対してあなたがどのような行動をしたか、あなたに焦点を当て、適切な量の詳細を含みながら説明します。Strategy&では、戦略立案だけでなく実行までのプロセスを示すことが重要です。具体的にどのようなステップを踏みましたか? どんな貢献をしましたか? プロジェクトについて話すとき、チームやグループが行ったことを説明しないように注意します。あなたが実際に何をしたかを適切に伝えます。あなた自身のパフォーマンスや行動を知りたいので主語は「私は」になります。

・その問題に気付いた時にどのように行動しましたか
・解決のためにどんな手順で進めましたか
・チームに対してどう関わりましたか/働きかけましたか
・実行可能性をどのように担保しましたか
・PwCグループの強み(デジタル、テクノロジー、各専門性)をどう活用しましたか

Result:その結果について
あなたの行動の結果を説明します。
自分の成果を説明することに躊躇しないでください。ただ、目線は自分の結果や成果ではなく会社にとってどういうインパクトがあったのかという「会社」単位で答えることが大切です。Strategy&では、戦略が実際に成果として実現したかどうかが特に重視されます。

・問題は解決しましたか
・計画通りに解決へ向けて進められましたか
・足りなかった部分は何ですか
・定量的にどのような成果が出ましたか(売上向上率、コスト削減額など)
・その経験から学んだことを次にどう活かしましたか

PwC Consultingの戦略部門の転職元と転職先
PwC Strategy&からのキャリアパス

PwC Strategy&に転職する方の前職(転職元)と転職先の事例を御紹介します。

あくまで一例ではありますが、製造業や金融業界からPwC Strategy&に転職され、戦略コンサルタントとして様々な経験を経て、事業会社の経営層や他の戦略ファームへのキャリアアップというコンサルティングファームのキャリアメリットを享受することができます。

PwC Strategy&は中途採用を積極的に実施しており、製造業をはじめ多様な業界出身者が活躍している会社となっています。

転職元

大手化学メーカー・自動車メーカー・総合電機メーカーなどの製造業、メガバンク・大手証券会社などの金融業界、総合商社、通信・ハイテク企業、中央省庁、外資系製薬企業など、多様な業界・職種から転職する方がいらっしゃいます。

PwC Consulting Strategy&

中途採用を積極的に行っており、コンサル未経験者も多数採用されています。
中途キャリア採用では、前職での業界知見や専門性、論理的思考力に加え、戦略から実行までを重視する姿勢が評価されます。

PwC Consulting Strategy&からの転職先

マッキンゼーやBCG・ベインなどの戦略系コンサルティングファームへの転職で、更なる専門性の深化やグローバルでの活躍を求める方が一定数いらっしゃいます。

PwCグループでの戦略立案から実行までの一貫した経験を活かし、大手事業会社の経営企画部門やCxOとして活躍するキャリアパスを築く方も多いです。

PwC Consulting Strategy&の中途採用でよくある質問(FAQ)

コンサル未経験からでも本当に転職可能?

可能です。Strategy&は国内または海外の大学・大学院を卒業され、一定の実務経験を積まれた方であれば、コンサル未経験者でも応募可能です。公式サイトでも「一定の実務経験を積まれた方(第二新卒を含む)の採用を通年で積極的に行っています」と明記されています。重要なのは、戦略コンサルタントへの明確な志望動機と、ケース面接で求められる論理的思考力を示すことです。

転職エージェントの実績では、事業会社の企画部門、製造業、IT企業、金融サービス業界など様々な業界出身者が転職に成功しています。PwCグループの戦略部門として、「戦略から実行まで」を重視し、若手のうちから高い成長意欲を持ち、実行可能な施策を提案できる姿勢が評価されます。業界経験よりも、基本的な思考力と問題解決への情熱、そして実務的な視点が重視される傾向があります。

選考フローでケース面接は必ずありますか?

中途採用では複数回のケース面接が確実に実施されます。2025年の選考フローは以下の通りです:

書類選考 → 筆記試験(Webテスト) → 1次面接(ケース面接含む) → 2〜3次面接(ケース・ビヘイビア面接) → 最終面接(パートナー面接)

コンサル未経験者や応募ポジションによって選考が変動する傾向にあり、通常2〜4回程度の面接を経て内定に至ります。コンサル経験者やMBA取得者はより少ない回数で終わることもあります。ケース面接では「野菜ジュースメーカーの売上向上施策」「国内市場規模推定→成長戦略立案」「飲食店の出店戦略」などが出題され、30分程度でディスカッション形式で行われます。実行可能性と具体性、そしてPwCネットワークを活用した戦略立案が特に重視されるため、徹底的な対策が必須です。

他の総合系コンサル(マッキンゼー、BCG等)との選考の違いは?

Strategy&は「戦略から実行まで」と「実践的な戦略」を特に重視します。以下のような違いがあります:

  • マッキンゼー:グローバル体制と徹底した問題解決力を重視、世界No.1ファームとしての影響力
  • BCG:日本市場でのプレゼンスが高く、クリエイティブな問題定義力を評価
  • Strategy&:ブーズ・アンド・カンパニーの100年以上の歴史を継承し、PwCグループとの連携による「戦略立案から実行まで」のEnd-to-Endソリューション提供を強みとし、実行可能性の高い戦略と具体的なインパクトを重視

また、選考ではビヘイビア面接の比重が高く、「なぜ戦略コンサルなのか」「なぜStrategy&なのか」について、PwCネットワークの強みや「Strategy, made real(戦略を、実行可能に。)」というタグラインへの理解を踏まえた深い動機が求められます。ケース面接では施策の幅出しと実現可能性の両方を評価される点が特徴的で、デジタルやテクノロジーを活用した視点も期待されます。

PwC Strategy&の厳しい中途採用対策
転職を成功させる転職エージェント

PwC Strategy&は戦略コンサルティング業界でも有数の名門ファームとして知られ、2025年においても積極的な中途採用を展開しています。

グローバル案件への関与やPwCネットワークとの連携という独自の強みを持ち、「戦略から実行まで」を重視する実践的なコンサルティングスタイルで、年収1,000万円超の高水準待遇を実現しています。

特にDX・サステナビリティ領域での需要拡大により、Strategy&は即戦力人材の獲得を強化しており、転職絶好のタイミングと言えます。

そんなPwC Strategy&への転職を成功させるポイントを御紹介します!

ポイント1:選考フローとケース面接の特徴を把握する
Strategy&の中途採用は書類選考・Webテスト・複数回の面接(2~4回)で構成され、全ての面接でケース面接が実施される可能性があります。

特にフェルミ推定とビジネスケースの両方に対応できる準備が不可欠で、「戦略から実行まで」を意識した実現可能性の高い施策提案が評価されます。選考倍率は20~30倍と高難易度のため、ケース面接の徹底対策が合否を分けます。

ポイント2:即戦力性とビジネス理解の深さをアピールする
中途採用では、これまでの職務経験で培った専門性を活かして早期に価値を発揮できる即戦力性が重視されます。

単なるフレームワークの当てはめではなく、現実のビジネスの複雑性を理解した上で本質的な課題特定や実行可能な解決策を示せるかが評価ポイントです。STARメソッド(状況・課題・行動・結果)を活用した具体的なエピソードで、コンサルタント適性を示すことが重要になります。

ポイント3:「なぜStrategy&なのか」への明確な回答を準備する
他の戦略ファームとの差別化要素である「PwCネットワークとの連携」「戦略から実行までの一貫支援」といった特徴を理解し、自身のキャリア志向と結びつけて語る必要があります。

ビヘイビア面接では過去・現在・未来を繋ぐ一貫したストーリーで転職理由・志望動機を語れることが内定獲得の鍵となります。英語面接が実施される可能性も念頭に置き、ビジネスレベルの英語コミュニケーション能力も準備しておくことが望ましいでしょう。

この3つのポイントは、転職エージェントに相談することで実現することができます。

Strategy&の最新の選考動向や面接官の評価基準、2025年度の採用方針を熟知している転職エージェントに相談することで、独りでは収集できない具体的な情報と戦略的な選考対策が可能になります。ただし、専門性がない・営業活動として捌きにくる転職エージェントには、以下の項目を確認しましょう。

まとめ:PwC Strategy&中途転職組の面接傾向と徹底準備

PwC Strategy&への転職面接はケース面接を含む総合的な評価が中心だからこそ、基本的な業界研究・ファーム研究が極めて重要になります。

特に2024年以降は、「戦略から実行まで」を掲げる同社の特徴的なアプローチや、PwCグループとの連携強み、MBBとは異なる実践志向の評価基準についての理解度も重視されているため、最新情報のキャッチアップが成功の分かれ目となります。

転職成功のための5つのポイント

  • 最新情報の把握:「戦略から実行まで」の実践的アプローチ、Webテスト実施の有無、2024年業績等
  • STARメソッドの活用:構造化された回答で過去の経験を効果的に伝達
  • 実行可能性重視の思考:戦略立案だけでなく、現実的な実行施策の提案力習得
  • 転職エージェントの活用:面接官別・過去問別の対策情報を入手
  • 複数社受験:場慣れによる緊張感の軽減と回答の改善

最後に、如何に企業のニーズに合わせて自分を伝えるか、という部分では戦略コンサル業界に特化しているアクシスコンサルティングやムービン・ストラテジック・キャリア等に相談するのが最も効果的です。過去の選考通過者が行った対策や聞かれた質問を面接官毎に記録しており、事前に十分な対策を取ることが出来ます。

Strategy&への転職では、面接の準備と同時に、転職後に後悔しないように他の方が退職する理由や実現できる生活も確認してみてください。

  • 失敗しない転職!Strategy&の評判と退職理由
  • 年収低いの?体験談!Strategy&の中途採用組の給料と福利厚生(住宅補助はある?)

記事内でも書きましたが、志望度が高い企業の面接の前には、何社か面接を受けるようにしてください。場慣れすることで緊張しなくなりますし、自分の回答に対する面接官の反応を見て、同じ回答でもどういう表現や言い回しがいいのかを推敲しておくことが大切です。

まずは①転職エージェント経由で過去の通過者の傾向や回答を把握すること、②次に緊張しないこと、③相手の反応に合わせて自分の回答をブラッシュアップすること、こうした対策で選考の通過率は激的に上がります。

皆さんの転職活動がうまくいくことを願っています。

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