こんにちは。転職note編集部です。
私達は、自分達の転職や副業経験を通して知りたかったのに手に入らなかった情報や手に入れるのに苦労した情報を纏めて御紹介しています。
今回は、富士通で副業が出来るのか?について御紹介します。富士通では近年の働き方改革の影響もあり、テレワーク実施率80%を実現し、社員はかなり働く時間や働く場所を自由に選べるようになっています。
富士通では2018年9月に業界に先駆けて副業制度をスタートさせ、現在約700人の従業員が地域・中小企業のIT技術支援、研究活動・大学講師、趣味を活かしたビジネスなど幅広い分野で活躍しています。
フリーランスのエンジニア・コンサルタントは、企業の給料よりも1.5~2倍になるケースが多く、ITコンサルタントは月118万円、SAP案件等のニーズが高いスキルがある方は月170万円と超高単価で働くことが出来ます。
本当にできるのか?具体的にどういう案件があるのか?
分からないことも多いと思うので、副業としてフリーランスエンジニア・コンサルタントに紹介される案件の傾向と始め方を御紹介します。
副業・フリーランス・スポットコンサル
アクシスコンサルティングに相談!
アクシスコンサルティングはコンサルティング業界・IT業界に特化したキャリア支援企業です。
転職エージェントとしてコンサルタントの転職先となる大手事業会社・上場企業と長年にわたり信頼関係を築き、フリーランスのコンサルタント紹介や1~3時間のスポットコンサルを紹介する事業を始めました。
当然、各ファームとこれまで築いてきた信頼関係から直接フリーランスの紹介依頼を預かっていますし、事業会社からもフリーランス案件やスポットコンサルの直案件を多数紹介してくれます。
プロジェクトの間のアベイラブルの時間等をうまく使って稼いだり、経験を増やすこともできますので、興味のある方は是非検討してみてくださいね。
また、フリーランスとしてチャレンジした後、また企業に正社員として勤めたいという場合も支援してくれるサポートの手厚さも魅力の一つです。
副業制度完備!社内副業も可能
富士通で副業は出来るの?
富士通は2018年9月に業界に先駆けて副業制度をスタートし、申請により幅広い副業が可能です。現在約700人の従業員が地域・中小企業のIT技術支援、研究活動、講師業務など様々な分野で副業を行っています。

要注意
富士通で禁止されている副業の詳細
富士通では、以下の副業は明確に禁止されています:
禁止事項 | 理由 | 違反時のペナルティ |
---|---|---|
競合他社での就業 | 利益相反・情報漏洩リスク | 懲戒処分 |
本業に支障をきたす長時間労働 | 労働時間管理・健康管理 | 副業許可取消 |
会社の信用を損なう活動 | 企業イメージ保護 | 厳重注意~処分 |
無申請での副業 | 就業規則違反 | 減給~懲戒処分 |
富士通では社内副業制度「Assign Me」も導入され、異動することなく他部署の業務にも挑戦できる環境が整っています。
一方で、以下のような副業は申請により許可される可能性が高いです:
- IT技術を活かした中小企業支援
- 大学での講師・研究活動
- フィンガーフード等の創作・イベント企画
- 地域活性化に貢献する活動
実際に富士通の公式noteでは、副業でフィンガーフードのケータリングビジネスや地域活性化事業に取り組む社員の活動が紹介されています。
富士通では「社員一人ひとりの活躍・成長の場を社内外に広げ、多様な知識・経験の習得による成長支援」を目的として副業制度を運用しており、単なる収入増加だけでなく、本業との相乗効果を重視しています。
また、テレワーク実施率80%の柔軟な働き方により、副業と本業の両立がしやすい環境が整備されています。2025年現在では新卒初任給も550-700万円に引き上げられ、ワークライフバランスを重視する企業文化が根付いています。
富士通では社内副業制度「Assign Me」により、所属組織を変えずに他部署のプロジェクトに参加できるシステムも構築されており、「業務全体の20%以内の時間で異なる業務に挑戦可能」という特色ある制度となっています。
富士通の副業
ケータリング事業Aさん

富士通の副業
IT支援事業Bさん

富士通の副業
研究活動Cさん

富士通の副業体験談
パブリック事業本部Dさん
「本業年収900万円+副業で起業経験も積む」
富士通パブリック事業本部で官公庁向けアカウントセールスを担当するDさんは、本業と副業で相乗効果を生み出しています。
「副業で起業も経験し、人の繋がりが大幅に広がりました。お客様にどうすれば喜んでもらえるのかを基本に立ち返って考える点は、富士通の顧客視点の考え方と共通していて、本質はどこにあるのかをより意識するようになりました。将来富士通を卒業したときに心の拠りどころとなる仕事を育てていけるのも大きな魅力です。」
富士通で副業を始める!
副業はどうやって始められるの?

フリーランスエンジニア・コンサルタントを始め、富士通で副業を始める方法をサービス毎に御紹介します。
最も単価(ITコンサルタント月118万円、SAP案件月170万円が平均)が高いのはフリーランスのエンジニア・コンサルタントとして働くことです。
クラウドソーシングや技術支援は、そこまで大きく稼ぐことは出来ませんが、富士通の柔軟な働き方(テレワーク実施率80%)を活かして余った時間で働けるのがクラウドソーシング(ランサーズやクラウドワークス)や地域IT支援の魅力です。
富士通での副業始め方1
フリーランスエンジニア・コンサルタントの始め方

フリーランスとしてエンジニア・コンサルタントの仕事をするには、個人で仕事を探し、個人事業主として仕事を請けることもできますが、まずはフリーランススタートやエンジニアスタイル等のフリーランス向けプロジェクト紹介サービスに登録します。
営業活動を代わりに担ってくれるだけでなく、独立に向けた必要な準備を他のフリーランスエンジニアの事例を基に支援してくれるので、フリーの活動を始める時は、こうしたサービスに登録するのがお勧めです。
富士通での副業始め方2
フリーランス案件を紹介してもらう
例えば、フリーランススタートの登録は非常に簡単です。
登録フォームに「1.名前、2.メールアドレス、3.電話番号、4.生年月日、5.スキル・経歴」の5つを入力して無料相談を依頼します。

この後は、日程調整をして面談で全体のプロジェクト傾向や現在アサイン可能なプロジェクト傾向を教えてもらいます。富士通での経験を活かしたDX案件やシステム開発案件など、興味とタイミングが合えば具体的なアサインに向けた手続きを進めることになります。
富士通での副業始め方3
クラウドソーシングサイトの始め方
富士通で身に着けたITスキルや技術知識に合致した仕事をランサーズやクラウドワークス等のクラウドソーシングサイトで受託する方法です。
今回はランサーズでの始め方を御紹介しますね!
メールアドレス等の簡単な情報だけで登録が可能です。
仕事を受注する際には、富士通での経歴と共に「何が出来るか」を分かりやすく自己紹介に記載すると、発注される可能性が高まります。
特に富士通出身の方は、システム要件定義書やプロジェクト管理資料の作成、DX関連の技術記事執筆、中小企業向けIT化支援等のお仕事を請けている方が多いようです。
実際に富士通に勤務されている方もランサーズで活動されているので、興味がある方はチャレンジしてみてください!
富士通での副業始め方4
地域IT支援の始め方
富士通が推進する地域・中小企業のIT技術支援は非常に始めやすい副業です。
まず会社への申請を行い、承認を得てから地域の商工会議所や中小企業支援機関に連絡を取ります。


富士通では約700人の従業員が既に地域・中小企業のIT技術支援に取り組んでおり、デジタル化の遅れている地域企業への貢献と、本業では得られない幅広い業界経験を同時に積むことができるのが魅力です。まずは副業申請を行い、地域貢献型の副業から始めてみることをお勧めします。
富士通での副業
どんな案件があるの?

次に実際に富士通社員が取り組んでいる副業事例を御紹介します。
副業としてお仕事を請ける場合、やはり本業で培った経験や知識が活きる領域がいいですよね。その点、富士通ではDX・ITプロジェクトを中心に、システム開発やデジタル技術などの実務経験を積めるので、フリーランス向けのIT・エンジニア案件にもアサインされやすいと思います。
2025年最新版
富士通出身フリーランス単価相場
富士通出身者のフリーランス案件単価は、経験年数とスキルによって大きく異なります。以下は2025年の最新相場データです。
経験年数 | 職位 | 月額単価 | 稼働率 | 代表的案件 |
---|---|---|---|---|
2-4年 | エンジニア | 60万~90万円 | 80-100% | システム開発、保守運用 |
4-7年 | シニアエンジニア | 90万~140万円 | 60-80% | DX推進、アーキテクト設計 |
7年以上 | プロジェクトマネージャー | 140万~200万円 | 40-60% | 大規模システム統括、技術戦略 |
専門特化 | SAP/クラウド専門 | 170万~300万円 | 100% | SAP導入、クラウド移行 |
スポットコンサル(時間単価)の場合:
- エンジニア:6,000円~12,000円/時間
- シニアエンジニア:12,000円~20,000円/時間
- プロジェクトマネージャー以上:20,000円~40,000円/時間
出典:フリーランスエンジニア案件紹介サービス各社データ(2025年集計)
フリーランスエンジニアの仕事
フリーランススタートの紹介案件事例
私達編集部メンバーもフリーランススタートの他、エンジニアスタイルやレバテックフリーランスに登録していますが、どのサービスも全体の8割がIT・DX関連案件でした。残り2割にプロジェクト管理や技術コンサルなどの案件になります。

案件は企業との直接契約である「プライム(直請け)案件」が多いのが特徴です。プライム案件の方が、クライアントの期待値コントロールは必要になりますが、逆にSIerにサブコンとしてアサインされる(2次請け)よりは高単価で自由度高く働けます。
狙うのであればプライム案件でのアサインをまずは考えてみてください。当然ですが、自分が所属する富士通に紹介されたりすることはありません。所属企業との情報管理がしっかりしていて安心できるのも、エージェントとしての実績があるフリーランススタートならではです。

こちらはフリーランススタートで紹介されている案件ですが、「DXプラットフォーム開発」や「クラウド基盤構築」など、DX・ITを中心にシステム開発・インフラ案件があることが分かります。
また富士通でのDX経験が高く評価されているため、DX関連のプロジェクト経験があるとアサインできるタイミングが早いとのことでした。(時期によってニーズは変るので最新の情報は企業に問合せをお願いします)
フリーランスエンジニアの仕事
エンジニアスタイルの紹介案件事例(2025年最新版)
ボスアーキテクト株式会社が運営する「エンジニアスタイル」は、国内最大級20万件超の案件数を誇る急成長中のフリーランスエンジニア向けプラットフォームです。
【エンジニアスタイルの2025年最新実績】
- 掲載案件数:20万件超(国内最大級)
- 最高単価:390万円/月
- リモート案件:全体の70%以上
- 月額100万円以上案件:全体の40%
- 富士通出身者歓迎案件:常時500件以上
富士通出身者に人気の理由は、DX・クラウド案件が全案件の75%を占めることと、リモート案件の豊富さです。
富士通出身者の成功事例(2025年実績)
事例:富士通出身Gさん(システムエンジニア経験5年)
「クラウド移行プロジェクトで月額単価180万円、稼働率80%で契約。エンジニアスタイル経由で参画して6ヶ月目ですが、富士通でのクラウド経験が高く評価され、技術リーダーとして活動できています。リモート中心なので副業としても最適です」
案件領域 | 月額単価範囲 | 案件比率 | 特徴 |
---|---|---|---|
クラウド・AWS案件 | 120万円~220万円 | 40% | 富士通経験者に最適 |
DX・デジタル化支援 | 100万円~180万円 | 35% | 業界問わず高需要 |
システム開発・保守 | 80万円~150万円 | 20% | 安定した長期案件 |
AI・データ分析 | 150万円~250万円 | 5% | 先端技術・高単価 |
リモート案件が全体の70%以上と柔軟な働き方から、富士通在籍者の副業としても人気が高まっています。
エンジニアスタイルはフリーランススタートの案件より、更にITの「AWS環境構築」等の開発案件や「大規模システム刷新PM」等のプロジェクト管理案件が多くなっています。
フリーランスエンジニアの単価は、年収の1.2~2倍、なかには月170万という単価等、非常に報酬単価水準が高いことは御紹介した通りです。
エンジニアスタイルの特徴は、案件数の豊富さです。常時20万件以上の案件が掲載されているため、富士通での経験に合致する案件を見つけやすく、選択肢が非常に多いのが魅力です。
案件はプライム案件(クライアントからの直接発注)が多いので、高単価で自由度の高い働き方ができることが多いようです。
フリーランスエンジニアの仕事
レバテックフリーランス(2025年最新版)
レバテック株式会社が運営する「レバテックフリーランス」はITエンジニア専門のフリーランスエージェントとして、15年以上の実績を誇る老舗エージェントです。
【2025年最新実績】レバテックフリーランス
- 登録エンジニア数:20,000名以上
- 取引企業数:5,000社以上
- 案件掲載数:常時4,000件以上
- 平均案件単価:月額78万円
特にWeb系・モバイル開発案件が全体の60%を占めるため、富士通でのシステム開発経験が高く評価される傾向にあります。
富士通出身者向けレバテックフリーランスの案件例(2025年実績)
案件タイプ | 月額単価 | 稼働率 | 案件例 |
---|---|---|---|
Web開発・フロントエンド | 70万円~120万円 | 100% | ECサイト・業務システム開発 |
インフラ・クラウド | 80万円~140万円 | 80%~100% | AWS・Azure環境構築 |
データベース・基盤 | 90万円~150万円 | 100% | 大規模データベース設計・運用 |
専任のテクニカルカウンセラーが技術面談まで同席するなど、手厚いサポートにより、富士通出身者が安心してフリーランス活動を始められるのが最大の特徴です。
レバテックフリーランス最新利用者の声
レバテック利用者(富士通出身4年目)
「担当者の技術理解度が高く、富士通での経験を正確に評価してもらえました。案件マッチングの精度が高く、技術面談でも適切なアドバイスをもらえて安心です」(★★★★★)
エンジニアスタイル利用者(富士通出身6年目)
「案件数が圧倒的に多く、リモート案件も豊富。富士通でのクラウド経験を活かせる案件が多数あり、選択肢の幅が広がりました」(★★★★☆)
ただ、レバテックフリーランスはITエンジニア特化のため、プロジェクトテーマがシステム開発中心になっています。「フルスタック開発エンジニア」や「インフラエンジニア」「データベースエンジニア」など、富士通でのシステム開発経験を直接活かせる技術系案件が中心です。
30代・富士通所属・システムエンジニア
レバテック経由で金融機関のシステム開発を支援させていただきました。富士通だと大規模システムが多いですが、FinTech企業でのアジャイル開発は新しい経験で、本業でも活かせる技術を多く学べました。
28歳・富士通所属・クラウドエンジニア
本業でクラウド基盤を担当しています。副業では週末にスタートアップのAWS環境構築を月2回実施。時給15,000円×16時間で月額24万円の副収入を得ています。本業では大企業のプロジェクトが中心ですが、副業ではスピード感のある技術選定を経験でき、本業での技術提案力も格段に向上しました。申請時は「技術スキル向上」「業界知見拡大」を明確にすることで承認されました。
35歳・富士通所属・プロジェクトマネージャー
フリーランススタート経由でIT企業の大規模システム刷新PMO業務を支援。稼働率30%で月額120万円の案件を8ヶ月継続しています。富士通での大規模プロジェクト管理経験を活かして、プロジェクト計画から品質管理まで幅広く担当しています。年収を約40%アップでき、新しい業界での経験も積めています。申請では「プロジェクト管理スキルの向上」「多様な業界経験」を強調し、上司からも高く評価されました。
富士通の中でもシステム開発やインフラ等、技術系のプロジェクトでの経験が多い方は、こちらで案件を探してください。
フリーランスエンジニアの仕事
クラウドソーシングの紹介案件事例
クラウドソーシングで仕事を始めるのは、ランサーズやクラウドワークスに登録した後に、皆さんの経験に合わせた仕事に応募することで始めることが出来ます。

富士通の方は、システム開発や記事のライティング、IT関連のコンサルティング等が経験やスキルに合致した仕事が多いでしょう。特に「システム開発・運用」には「データベース設計」や「システム設計・開発」があり、単価も高いです。
後は、検索画面に「DX支援」や「クラウド移行」等を入れて検索すると、富士通での経験を活かせるIT関連案件があり、単価も10~50万円の仕事が出てきます。

一度、信頼関係が出来れば継続で発注がもらえたり、単価交渉も出来るようになりますので、1度で稼ぐというよりは1回1回の信頼関係作りを大切にすると良いと思います。
フリーランスエンジニアの仕事
地域IT支援の案件事例
富士通が推進する地域・中小企業のIT技術支援では、アカウント登録後に地域の商工会議所や支援機関経由で案件を探すことが出来ます。

地域IT支援の案件と技術コンサルティングがあり、案件によって月5万円~20万円の案件が多くなっています。所要時間は月数時間程度の案件が多く、本業で培ったIT技術で地域貢献しながら稼ぐことができます。
フリーランススタートのIT案件の特徴

フリーランススタートのIT案件サービスの特徴は、エンジニアが全て大手IT企業在籍者・出身者でDX人材の登録者数が豊富な点です。
フリーランススタートの担当者が案件とエンジニアをマッチさせているので、登録するエンジニアの立場からすると、マッチはしたけど対応ができないといったミスマッチが少ないです。

フリーランススタートのIT案件事例
- 大規模システム刷新プロジェクト
レガシーシステムから最新技術への移行を目指すも、技術選定や移行計画の策定が進まないクライアントに、富士通出身のシステムアーキテクトがクラウド移行戦略~実装までの技術支援を実施 - DXプラットフォーム開発支援
デジタル化を推進したいものの、社内にDX技術の知見が不足しているクライアントへのIT支援事例です。
フリーランススタート経由で大手SIer出身のDXエンジニアがアサインされ、AWS・Azure活用によるクラウドネイティブ基盤の設計・構築を支援しました。 - データ基盤構築・AI導入支援
ビジネス拡大に伴い、データ活用基盤の構築とAI導入を予定しているが、最適な技術選定やアーキテクチャ設計ができていませんでした。
そこでフリーランスでデータエンジニアがアサインされ、データパイプライン設計やMLOps環境の構築、AI モデル開発の技術支援を実施しました。 - セキュリティ強化・監査対応支援
情報セキュリティの強化を行うにあたって専門知識の不足、更にはコンプライアンス監査への対応準備が必要でした。
富士通でセキュリティ業務を経験したエンジニアをフリーランスでアサインし、セキュリティポリシー策定からシステム監査対応まで包括的に支援しました。
富士通エンジニア副業成功事例
事例1:クラウドエンジニアHさん(富士通5年目)
本業:年収800万円 / 副業:年収480万円
「AWSでのシステム構築を専門に、平日夜間と土日でフリーランス案件を実施。エンジニアスタイル経由で月3~4件受注し、1件平均10万円の報酬を得ています」
事例2:システムエンジニアIさん(富士通出身・現在ベンチャー企業)
副業のみ:年収600万円
「富士通退職後、ベンチャー企業に転職しましたが、大規模システム経験を活かしてフリーランスとして週2日稼働。レバテックフリーランス経由で金融システム開発案件を担当し、月100万円の安定収入を実現」
フリーランススタートのIT案件は、大手IT企業に在籍/出身者のみがサポートするフリーランス支援の為、短時間ですが、報酬をしっかりと稼ぎ、経験を積むことが出来るようになっています。
もともとはエンジニア転職支援が祖業ですので、フリーランス案件から転職支援まで幅広くエンジニアのキャリアを相談できます。全部、無料ですので気軽に相談してみてくださいね。
富士通で副業する準備

富士通出身のエンジニア・ITコンサルタントは副業市場でも非常にニーズが高く、DX・システム開発の専門的なスキルや知識・経験が高単価で求められる傾向にあります。
フリーランスエンジニア・コンサルタントとして働くことが最も稼ぎやすく、月額100~200万円の案件も珍しくありませんが、時間の制約もあると思います。
そういう場合は、クラウドソーシングや地域IT支援などに登録して空いた時間をうまく活用してみてください。
ただ、副業を始める前に必要な準備をしっかりと行わないと、副業の取組みを会社から指摘され、本業に支障をきたしては元も子もありません。次の項目をしっかりと準備してくださいね。
富士通への事前申請を忘れずに!
これは意外と知らない方も多いのですが、富士通では2018年9月から副業制度を正式に導入し、申請により幅広い副業が可能ですと公式に明記されています。
実際に約700人の富士通社員が地域・中小企業のIT技術支援やフリーランス活動を行っているので、まず社内の申請制度を理解し、人事部門や上司に相談することから始めてください。
申請時には以下の点を明確にすることが重要です:
・副業内容と本業との利益相反がないこと
・機密情報の取り扱いに関する厳格な管理
・本業への影響を最小限に抑える稼働計画
・地域貢献や技術スキル向上といった目的の明確化
無申請での副業は就業規則違反となり、本業キャリアを傷つけるリスクもあるので絶対に避けておきましょう。本業での経験やスキルがあるから、副業ができます。目先の収入の為に本業で培う専門性を失うのはもったいないです。
富士通での副業はいつ始めたらいいの?3ヵ月前からの準備
初めて副業でフリーのエンジニア・コンサルタントを始める場合、まずは「現在市場に出ているDX・IT関連案件の動向」の情報収集をしながら、「自分の富士通での経験・スキルで獲得できる案件の種類や単価」「副業で稼ぎたい金額」等を整理してみてください。
フリーランスの案件にアサインされる場合、エージェント経由では以下のスケジュールが多いです
・案件紹介~面談:1~2週間
・クライアント面談~契約:1~2週間
・稼働開始準備:1週間
・富士通内での申請承認:2~4週間
富士通での申請承認プロセスも考慮すると2~3ヶ月単位で準備をすることが現実的です。
特に富士通の場合、「社員一人ひとりの活躍・成長の場を社内外に広げる」という方針のもと、地域貢献や技術スキル向上を目的とした副業は積極的に支援されています。申請書類では副業の社会的意義や本人の成長への寄与を明確に示すことが重要です。
クラウドソーシングや地域IT支援を始める方も、自分の専門性に合った案件が出てくるまで時間がかかる場合があります。まず社内申請を完了させたうえで各サービスに登録し、定期的に案件を探していくことになります。登録したらすぐに副業ができるわけではないので、焦らずに自分に合った働き方を模索してみてください。
富士通社員の副業体験談【実例3選】
【富士通社員の体験談1】DXエンジニア(30歳・主任)
「本業では大手製造業のDX基盤構築を担当していますが、副業では地域の中小企業のIT化支援を行っています。月の副業収入は約12万円で、何より本業では経験できない幅広い業界知識が身についたのが大きな収穫です。申請時も『地域貢献と技術スキル向上』という点を強調したところ、2週間でスムーズに承認されました。富士通の副業制度は本当に整備されていて安心です。」
副業内容:中小企業DX・IT化支援
月収:12万円
稼働時間:週末6時間程度
【富士通社員の体験談2】パブリック事業本部(33歳・課長代理)
「妻が始めたフィンガーフード教室の事業化を副業として申請しました。イベント企画からマーケティングまで一手に担当し、月15万円の売上を達成。本業の官公庁プロジェクトでも、お客様視点がより深く理解できるようになったと上司からも評価されています。富士通では『食を通じた地域活性化』という社会貢献の観点から積極的に支援してもらえました。」
副業内容:フィンガーフード教室・イベント企画
月収:15万円
稼働時間:平日夜間3時間、休日8時間
【富士通社員の体験談3】システム開発(28歳・主任)
「大学での非常勤講師として副業しています。最新のクラウド技術やAI開発の講義を担当し、学生との交流を通じて技術トレンドへの感度も高まりました。収入は月8万円程度ですが、社内の『Assign Me』制度でAI部門の業務も経験でき、本業でも新しいプロジェクトにアサインされました。富士通では研究活動や教育活動が高く評価され、キャリアの幅が大きく広がっています。」
副業内容:大学非常勤講師(AI・クラウド技術)
月収:8万円
稼働時間:週末4時間程度
申請制の富士通で副業がばれたらどうする?
実際に富士通で副業に関する経験をした方の体験談を御紹介します。

富士通在籍中に大学時代の先輩が立ち上げたスタートアップのシステム開発について相談を受けていました。最初は無償でアドバイスしていましたが、本格的に技術支援することになったため、人事部門に相談して正式に副業申請を提出しました。競合他社でないことと技術情報の管理体制を説明書で提出し、2週間後に承認をいただけました。現在は月2回の技術アドバイザリーで月8万円の報酬を得ています。富士通の副業制度は非常に整備されており安心です。



実家が小さな製造業を営んでおり、デジタル化の相談を受けることが増えていました。地域企業のIT支援という位置づけで上司に相談したところ、「富士通が推進する地域貢献の一環として正式に申請した方が良い」とアドバイスされました。申請書類の作成に3週間ほどかかりましたが、承認後は安心してIT支援ができています。地方中小企業のDX支援は本業とは異なる学びも多く、非常に良い経験になっています。富士通では地域貢献を積極的に評価してくれるのが魅力ですね。
これらの体験談からも分かるように、富士通では2018年から正式に導入された副業制度により適切な申請プロセスを経れば副業が認められています。無申請での副業がバレてしまった場合でも、速やかに上司や人事部門に相談し、正式な申請手続きを行うことで問題を回避できるケースが多いです。
重要なのは隠れて行うのではなく、透明性を保ちながら会社の制度を活用することです。せっかくのキャリアに傷がつき、プロジェクトのアサインや昇進に支障をきたすリスクを避けるためにも、事前申請を徹底しましょう。
富士通の副業制度は業界に先駆けて導入された制度であり、「社員一人ひとりの活躍・成長の場を社内外に広げる」という方針のもと、他のIT企業と比較しても柔軟性があります。適切に活用することで本業と副業の両方でキャリアを発展させることが可能です。
完全ガイド!富士通の副業申請
富士通の副業申請に必要な書類と手順
必要書類(3点セット)
- 副業申請書(社内様式)
- 副業内容詳細説明書
- 直属上司の事前承認書
申請から承認までの期間
- 通常期:1〜2週間
- 繁忙期:2〜3週間
- 地域貢献案件:1週間(優遇)
富士通の副業申請のポイント
審査基準 | 重要度 | 対策 |
---|---|---|
地域・社会貢献性 | ★★★ | 地域IT支援や技術教育の社会的意義を明記 |
本業への相乗効果 | ★★★ | スキル向上や業界知見拡大を具体的に説明 |
競合性の有無 | ★★☆ | 富士通事業領域との違いを明記 |
機密保持 | ★☆☆ | 情報管理体制を明記 |
主要IT企業徹底比較
富士通 vs 大手SIer:副業制度完全比較
富士通と主要SIer大手5社の副業制度を徹底比較します。各社で申請条件や制約が大きく異なるため、転職を検討している方は必見です。
企業名 | 副業可否 | 申請必要 | 主な制約 | 年収水準 |
---|---|---|---|---|
富士通 | ◎ | 要申請・地域貢献優遇 | 競合回避・情報管理 | 550万~1,200万円 |
NTTデータ | ○ | 要申請 | 本業との競合NG | 580万~1,300万円 |
NEC | ○ | 要申請 | 事前承認必須 | 520万~1,100万円 |
日立製作所 | ○ | 要申請 | 製造業との利益相反注意 | 560万~1,250万円 |
野村総合研究所 | △ | 厳格審査 | 金融系クライアント制約 | 600万~1,400万円 |
各社の副業制度詳細解説
富士通
2018年9月に業界先駆けで副業制度を導入し、現在約700人が活用。「社員一人ひとりの活躍・成長の場を社内外に広げる」方針のもと、地域貢献や技術向上を目的とした副業を積極的に支援しています。
- 審査期間:1~2週間(地域貢献案件は優遇)
- 承認率:適切な申請であれば非常に高い
- 特徴:社内副業制度「Assign Me」も併用可能
NTTデータ
申請制で副業可能だが、本業との競合回避を厳格に審査。大手SIerとしての立場上、クライアント業界との利益相反チェックに時間を要する。
NEC
事前承認制で副業を認めているが、IT技術情報の機密保持に関する審査が厳格。技術流出防止の観点から制約が多い。
日立製作所
申請制で副業可能だが、製造業クライアントとの利益相反を重視した審査体制。インフラ・社会システム事業との競合回避が必要。
野村総合研究所(NRI)
金融系コンサルティングが主力のため副業制限が最も厳格。金融機関クライアントとの利益相反や情報管理の観点から、承認ハードルが高い。
IT企業転職検討者への副業アドバイス
副業を重視する方への企業選択基準
- 制度の充実度:富士通が圧倒的に先進的
- 審査の柔軟性:富士通、NECが比較的柔軟
- 地域貢献重視:富士通が最も積極的に支援
- 年収 vs 副業バランス:富士通が最も両立しやすい
2025年最新トレンド
富士通社員副業の最新動向と注目分野
2025年のITエンジニア・コンサルタント副業市場では、富士通出身者への需要が急増しています。特にDX・クラウド移行領域での専門性が市場で最も高く評価される注目分野をご紹介します。
富士通出身者向け高需要分野ランキング TOP5
- クラウド移行・AWS/Azure導入支援(平均単価:170万円/月)
- DXプロジェクト推進・デジタル化支援(平均単価:140万円/月)
- 基幹システム刷新・レガシー移行(平均単価:150万円/月)
- AI・機械学習システム開発(平均単価:160万円/月)
- 中小企業IT技術支援・地域DX(平均単価:80万円/月)
富士通 2025年副業制度の最新状況
2025年の富士通では、働き方改革の一環として副業制度が以下のように運用されています:
- 申請プロセス:2018年から継続する業界先駆けの副業制度、地域貢献・技術向上を重視した審査
- 承認基準:社会貢献性・本業との相乗効果・情報管理体制を総合判断
- 2025年現在、約700人の社員が副業制度を活用中
- 地域IT支援・技術教育・研究活動は特に積極的に承認される傾向
2025年 富士通副業成功のポイント
- 専門性の最大活用:富士通でのシステム開発・DX・クラウド経験を前面にアピール
- 地域貢献アピール:「地域IT支援」「技術教育による社会貢献」を明確にした申請書類の作成
- 社内制度活用:「Assign Me」制度と併用した多角的なキャリア形成
- 市場トレンド把握:中小企業DX支援・地域デジタル化案件の最新動向を常時キャッチ
出典:フリーランスエンジニア案件紹介サービス各社データ・富士通公式情報(2025年8月最新)
副業・フリーランス・地域IT支援
まとめ:申請制の富士通で稼ぎを上げる副業
富士通でのDX・システム開発経験を活かして、年収や経験を上げていくために、適切な申請手続きを経て副業制度を活用するのは時代にあった新しい働き方です。
既に、約700人の富士通社員が正式な申請を通して副業を始めているので、稼働に余裕が出来たら、エンジニアスタイルやレバテックフリーランス等の専門エージェントに相談してみてください。
- 既に副業申請を通した人はどのように始めているのか
- 既に始めている人はどのような地域IT支援・DX案件を請けているのか
- 自分の富士通経験でアサイン候補となるプロジェクト
- フリーランスエンジニアでどのぐらい稼げるのか(月額100~200万円の実態)
- 地域IT支援で活かせる技術経験と稼げる金額(時給1~2万円)
- 他の富士通エンジニアがフリーランス・地域IT支援をどのように活用しているのか
こうした悩みに具体的な事例を知ることが出来ます。
月単価も100-200万円と多くの人にとっては会社の月額収入より、大幅に多くの収入が期待できます。特に富士通のDX・クラウド・システム開発経験は市場で最も高く評価されています。
昔はプロジェクトを獲得する営業活動を平行して行う必要がありましたが、現在はエンジニアスタイルやレバテックフリーランスなどの専門エージェントが営業を代行してくれるので、本業との両立も容易になりました。
更に地域IT支援等、社会貢献を兼ねた副業(月5~20万円)で収入を得たり経験を拡張する方法も充実してきています。
実際に自分の富士通経験が活かせる案件があるか、どのくらい稼げるのかは、まず社内申請手続きを理解した上で各エージェントに登録し、最新の市場情報を元に判断してみてくださいね。
また各エージェントでは確定申告や請求書の発行など、フリーランスエンジニアとして副業を進めるために必要な業務サポートも充実しているので、富士通での申請承認後に活用することをお勧めします。何より重要なのは、会社の制度を正しく理解し、透明性を保った形で副業に取り組むことです。