監査法人

4大監査法人比較!非監査業務に強いのは?FASとの違い

監査法人に勤めて終了考査を合格した会計士の皆さんには、監査業務から更なるスキルアップを希望される方も多くいらっしゃいます。

また未経験でも非監査業務でアドバイザリー業務にチャレンジしたい方からも多くの相談をいただいたので、今回はこんな悩みにお答えしたいと思います。

  • 多忙なのに給与がそこまで高くない
  • 「監査法人では頑張っても賞与が伸びないので報われない
  • 「監査業務に慣れてきたが、同時に飽きてきた
  • 「マネージャー以上の上位職者が詰まっていて昇進がしづらい
  • 「未経験だが監査法人のアドバイザリー業務にチャレンジしたい」 等

専門性を活かして転職しやすい、監査法人内でのアドバイザリー部門への転職(異動)について御紹介したいと思います。

本記事では、「非監査業務に強い法人はどこ?」「FASやコンサルティングとの違いは何?年収はどれぐらい違うの?」といった悩みを解消していきます。

Withコロナ時代に会計士/USCPAの転職を成功させる!

新型コロナの流行を受けて、監査法人各社も働き方やデジタル化の更なる推進等、働く環境が大きく変わりました。

Withコロナでの転職は、こうした各法人の求人ニーズを把握しなければいけません。

最新の求人意向や年収などの各種条件を確認するには、会計士/試験合格者/USCPAの転職を長年支援してきたマイナビ会計士への登録が必須です。

先日、帝国データバンクの景気動向調査(8月)では、景気動向が底をうち徐々に回復傾向になっています。

人気の求人から埋まってしまいますので、転職を考えている人は早めに登録して、求人の有無と条件を確認しておきましょう!

4大監査法人の規模と監査/非監査業務の割合

4大監査法人の規模(人数)

 従業員数はトーマツが昨年に続きトップで、あずさ、EY新日本、PwCあらたと続きます。

 割合で見てみると「PwCあらた」が”その他”従業員の割合が多いことを示しています。
 これは「PwCあらた」が非監査業務に力を入れており、USCPA取得者やその他専門職員を多く雇用していることを表しています。

 Deloitte トーマツがPwCあらたに続いて”その他”従業員割合が大きいですが、こちらも非監査業務への注力と監査補助職員体制(有資格者以外の人材が監査業務を補助する体制)を積極的に実施していることが要因です。

4大監査法人の監査業務/非監査業務の割合

業務収入の合計はDeloitte トーマツが1,047億円ともっとも大きいです。

一方で、非監査報酬でもDeloitte トーマツが304億円が最も大きいです。

加えて、全体では4番手のPwCあらたが242億円と続き、先の人数構成でも見えた通りPwCあらたが非監査業務に力を入れていることが分かります。

これは会計士の方々には釈迦に説法だと思いますが、監査クライアントですと独立性担保の観点から監査業務以外のサービス提供に制限がかけられていることが大きいです。

監査クライアントが少ないPwCあらたは非監査業務をやりやすいという側面もあります。

Deloitte トーマツ 非監査業務担当の評判

●Delitte トーマツの評判

監査は、クライアントから感謝されることが少ないが、アドバイザリーはクライアント期待値を超えると感謝されることもあり、頑張りがいがある。

個人の裁量が大きいので、早く出社して早く帰るなど、やることをやって迷惑をかけなければ基本的に自由です。

個人に裁量を与える一方で、組織として人材育成をしていこうという観点は薄いと思う。

転職ノート
編集部

やはり監査業務、非監査業務共にDeloitte トーマツが一番のようですね。監査法人と違って個人の裁量も大きく、やりがいが見つけやすいのが魅力的です。

FASやコンサルティングとの違いは?

 続いてFASやコンサルティングとの違いです。

FASやコンサルティングとの業務内容の違い

出典:Deloitte トーマツ コーポレートサイト

FASやコンサルティングファームは一般的に「企業が成長する為の戦略立案や実行支援」を請け負います。

一方で、監査法人内アドバイザリーは「企業の経営管理強化に関する助言や実行支援」を請けます。

Deloitte トーマツの非監査業務のサービスを見てみると、戦略や各種規制(レギュラトリー)等のリスクを洗い出し、その管理手法をアドバイスする業務になっています。

近年では、ITが経営に深く関与している一方で、サイバー攻撃による機密情報の流失も増えています。

例えば、三菱電機は2020年2月10日にサイバー攻撃を受けて防衛関連情報が盗まれた可能性があると明らかにしました。

防衛関連情報に加えて個人情報と企業機密がハッカーに盗まれてしまった可能性が高いと発表しています。

「直接的に売上・利益を伸ばす施策」ではないですが、企業にとって重大なリスクを分析し、管理方法をアドバイスするサービスを提供しています。

FASやコンサルティングとの年収の違い

出典:OpenWork Deloitteトーマツ、デロイト トーマツ フィナンシャルアドバイザリーのクチコミ

OpenWorkのクチコミを見てみると、Deloitteトーマツグループの公認会計士とアドバイザリー部門所属の方はタイトルで年収が決まっており、基本レンジは変わらないという書き込みが大多数でした。

ただ、賞与はアドバイザリー事業本部所属の方が、成績による差が付きやすいということでした。

より自身の成果で稼ぎたい人にはアドバイザリー業務の方が年収を伸ばせるのでしょう。

FASは職階や給与制度がDeloitteトーマツとは異なる為、アナリストでも1,000万が可能なようです。

監査法人に勤めている公認会計士の方は、アドバイザリー部門で経験を積み、FASに転職するキャリアを積まれる方も多いですね。

Withコロナ時代の転職活動成功のポイント!

新型コロナウイルスの流行により、転職市場は1次的に止まりましたが、顧客のデジタル化や働き方改革のニーズはより強まり、元々、人手不足だった各監査法人は中途採用を継続しています。

私達にも、各転職エージェントから求人の提案が届いています。
社外向けもそうですし、社内向けのDX担当案件なども提案がありました。

こうした状況での転職活動では、転職エージェントの力を借りて効率的に進めることがとても大切になります。

ポイント1:求人意欲を確認する
求人にも様々な背景があります。
経験者採用のみ、マネージャー以上の採用のみなど、求人票に書かれていない企業の求人意欲を事前に確認しておくことが大切です。

ポイント2:最新の転職成功者の経験やスキルを知る
新型コロナ流行後の転職成功者の経験やスキルを知っておくことが大切です。

プロジェクトにアサインされれば経験者/未経験者に関わらずパフォーマンスすることを求められます。

転職に成功した人、監査法人から転職する人で活躍した人の特徴など、評価されたポイントと近い経験や能力を知ることで中途入社の可能性を上げることができます。

この2つのポイントを転職エージェントに確認することで効率的に成功確率を高めて転職活動を進めることができます。

ただし、専門性がない・営業活動として捌きにくる転職エージェントには、以下の条件を明確に伝えましょう。

  • 目的を明確に伝える(情報収集・転職活動など)
  • 企業から直接聞いた生の求人情報を知りたいこと
  • 直近の転職成功者の経験やスキルを知りたいこと

有効求人倍率など、一般論で話してくる人は要注意です。
*有効求人倍率はハローワークの求人数と応募数の割合です。ハローワークで紹介される警備員や建築現場作業員の求人倍率が、会計士やコンサルタントに紹介される求人の動向として参考に足る情報とはいえないでしょう。

企業から直接聞いている具体的な生の話を確認しましょう。

転職ノート
編集部

転職エージェントに営業として捌こうとしてくる人も多いのも実態です。
私達もよく出会いますが、面接日程調整の丸投げやどのエージェントでも見るような求人しか出してこないエージェントには「他社との差がないこと」「●●をしてほしい」と自分の意思を伝えています
皆さんも転職エージェントとはお互いに敬意を持てる誠実な関係が築けるといいですね。

会計士/試験合格者/USCPA特化型:マイナビ会計士

マイナビ会計士は、会計士/試験合格者/USCPA保有者に特化した転職エージェントです。

領域に特化している為、会計士や資格保有者の転職の悩みに詳しく、同時に大手・中小の監査法人の特徴にも精通しています。

当然ですが、監査法人やコンサルティングファームとは長年の信頼関係を築いており、過去の転職成功事例を多く知っているので、「他法人含めてキャリアを相談したい」と思ったら登録しておきましょう。

  • コロナ後の各ファーム求人ニーズと背景を具体的に知りたい
  • 求人で想定されている社内での役割や立ち位置を知りたい
  • 過去の転職成功者が評価された経験やスキルを知りたい

各監査法人の最新情報と具体的な求人内容、転職成功者の情報を知りたい方はマイナビ会計士に登録しましょう。

コンサル業界への転職実績No1:アクシスコンサルティング

<1分で終わる登録方法はコチラ>

アクシスコンサルティングは、コンサルタントを始めとするプロフェッショナルキャリアの転職に強みを持つ転職エージェントです。

企業担当と求職者担当が同じ人なので、企業から直接求人ニーズを聞いており、企業の求人ニーズやその背景をよく理解しています。

各監査法人やコンサルティングファームとは長年の信頼関係を築いており、過去の多くの転職成功事例から希望する方の転職を成功に導いてくれます。(無理に転職を勧めることは無いので安心してください)

  • コロナ後の各法人・ファームの求人ニーズと背景を具体的に知りたい
  • 求人で想定されている社内での役割や立ち位置を知りたい
  • 過去の転職成功者が評価された経験やスキルを知りたい

各監査法人・ファームの最新情報と具体的な求人内容、転職成功者の情報を知りたい方アクシスコンサルティングに相談しましょう。

金融・ファンド系案件ならコトラ

会計士やUSCPAなどの資格を活かして、金融関係やファンドへの転職を考えている方はコトラへの相談が必須です。

コトラは金融機関出身者が作ったサービスの為、転職エージェントにも金融機関出身者が多く、業界の内情をよく理解しています。

ファンドは求人の入れ替わりが激しいのと選考が厳しいので、過去に転職を成功させた方の能力や経験をよく理解しておかないといけません。

その点、コトラは過去の転職者と企業の最新ニーズを具体的に教えてくれるので、興味がある人は必ず登録しておきましょう。

  • 金融機関やファンドの求人を具体的に知りたい
  • 求人で想定されている社内での役割や立ち位置を知りたい
  • 過去の転職成功者が評価された経験やスキルを知りたい

金融機関やファンドでの活躍を志す方はコトラに相談しましょう。

求人数と転職支援実績No1:リクルートエージェント

リクルートエージェントは、言わずと知れた転職エージェントの最大手です。

リクルートの圧倒的な営業力で企業から多くの求人を獲得しています。
また、企業側から見ても紹介数が多い企業を雑には扱えないので、年収や入社日などの条件交渉も強いのが特徴です。

比較的に短期で転職を決めようとする傾向にはあるので、出来るだけ短期間に転職を決めたい方にオススメです。

  • 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
  • 監査法人系や大手コンサルなど幅広く求人を知りたい
  • 転職活動を引っ張ってもらい短期で転職先を決めたい

こういう方は、リクルートエージェントに相談しましょう。

私達も転職活動の時に、複数の転職エージェントに登録します。
複数に登録すると転職エージェントが手元にある求人だけ提案してきている(=他のエージェントと案件がかぶっている)かが分かります
他社と差がない、魅力がない、ということをキチンと伝えて転職エージェントにやる気を出してもらうことも転職活動で大切なポイントになります。
全部に全力投球する必要はありませんが、メイン1社・サブ2社ぐらいは登録しておきましょう。

まとめ

監査報酬ではDeloitteトーマツが最も大きな規模でしたが、非監査業務(アドバイザリー業務)でも同様にDeloitte トーマツが大きくビジネスをしていることが分かりました。

また、PwCあらたも非監査業務に力を入れており、各監査法人に勤めていて非監査業務に興味がある方々は、この2法人を中心に情報を集めると良いでしょう。

FASやコンサルティングと監査法人の非監査業務(アドバイザリー)の違いでは、企業にとって重要なリスクを調査・分析して、対応方法をアドバイスしていることが分かりました。

特にサイバーリスクは近年ニーズが増しており、経験を積むことで今後のキャリアの幅が広がっていきます。

公認会計士の方々は、自身の専門性を活かしつつ、非監査業務の経験をその先のキャリアと合わせて検討されると良いと思います。

繁忙期の合間に、エージェントに相談して中長期的なキャリアを検討する際に、本記事が役に立てば幸いです。