こんにちは。転職ノート編集部です。
私達は、全員で20回以上の転職経験があり、様々な業界で働いた経験を持つ年収1千万を超えるコンサルタントを中心とした執筆チームです。
新型コロナウイルスの流行後、Big4やアクセンチュア、大手IT系や内資系等、各社がリモートワークを推進しています。転職市場は一時的に止まりましたが、もともと人材不足だったことに加えて、新しい働き方に向けた改革施策を推進すべく、コンサルティング各社は採用を進めています。

株式会社野村総合研究所 代表取締役会長兼社長 比本 臣吾
実際に野村総研はクライアントのDXニーズの高まりをうけ、国内事業で堅調に成長しています。このWithコロナ時代に野村総合研究所(NRI)への転職を考えている20代・30代の方に向けて、野村総合研究所の会社概要・事業内容から、キャリア別の年収を競合のコンサルティングファームと比較して御紹介します。
一般的には世の中が不安定な時期が続くと思いますが、転職に向けた情報収集のお役に立てたら嬉しく思います。
Withコロナ時代に野村総研への転職を成功させる!
新型コロナの流行を受けて、DXによる効率化・新たな付加価値を創るニーズが強くなり野村総合研究所は業績を伸ばし、採用を強化しています。
最新の求人意向や年収などの各種条件は、コンサルティング業界への転職を長年支援してきたアクシスコンサルティングに相談しましょう。
野村総研のパートナーや人事から話を直接聞いた求人意欲(未経験者はOK?など)や各種条件、非公開求人を詳しく教えてくれます。
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Contents
野村総合研究所の会社概要と事業内容

会社概要
社名 | 株式会社野村総合研究所 Nomura Research Institution,Ltd |
創業日 | 1965年4月1日 |
資本金 | 20,067,939千円 |
代表者 | 代表取締役社長 此本 臣吾 |
従業員 | 6,297人(NRIグループ12,578人) 2019年3月31日現在 |
事業内容
野村総合研究所は4つの事業セグメントがあります。
- コンサルティング
- 金融ITソリューション
- 産業ITソリューション
- IT基盤サービス

出典:野村総合研究所 2019年3月期決算
コンサルティングが占める割合は全体8%と低いですね。
売上全体の92%がIT関連、特に金融業向けの金融ITソリューションが全体の50%を占めます。
次に各事業の概要です。

・コンサルティング事業
全体に占める割合こそ低い(8%)程度ですが、昨年対比で19.5%と最も成長しています。
・金融ITソリューション事業
金融業向けのシステムコンサルティングや開発保守サービス
全体に占める割合は50%と大きいですが、成長率は横ばいです。
*主要顧客は、野村ホールディングス(全体の12.1%)
・産業ITソリューション事業
流通,製造,サービス,公共向け
システムコンサルティングや開発保守サービス
全体構成比は35%ほどで、昨対成長率が12.6%と伸びているセグメント
20年3月期決算でも産業分野の拡大に注力すると言及されています
*主要顧客は、セブン&アイ・ホールディングス(全体の9.8%)
・IT基盤サービス
金融・産業ITソリューションセグメントに向け
データセンター運営やIT基盤・NWの構築等を提供
また、新技術・商品の研究開発を含む
編集部
コンサルティング会社というよりは、金融業向けのITコンサル及び開発・保守が主な事業内容のようですね。
成長領域としても金融・産業分野のDX化と古くなったシステムの最新化(=モダナイゼーション)としています。
今後もIT関連のコンサル・開発・保守をメイン事業に着実な成長を続けていきそうですね。
新型コロナの流行後、クライアントのDXニーズを受けて特に国内IT部門が会社全体の成長を支えています。これは20年3月期の決算ですが、国内事業の金融ITを中心に事業を牽引し、全体収益を上げていることが分かります。
DXコンサルティングやデジタルIP整備の進展が主要因と纏めています。
これはコロナ前に立てた中期経営計画で注力してきた領域とも合致し、これまで注力してきた領域がコロナで花開いたことがわかります。
こうした流れは、同様に金融機関を相手にIT領域の収益比率が高いベイカレントコンサルティングも同様に業績を伸ばしており、今後も堅調な成長が見込めると思います。

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出典:NRIグループ 中期経営計画(2019-2022)
野村総合研究所への転職を相談する
野村総研は新型コロナの流行によるクライアントのDXニーズを受けて、業績を着実に伸ばし、採用を強化しています。昔から安定した働き方、高年収が評判の企業です。
激務かどうかより、ホワイト&高年収で上位職の方々詰まっていて、コンサルティングファームに期待する「一気に成長!一気に年収を上げる!!」の実現が難しいというのが不満の要因になっているようです。
「SIerの激務よりは圧倒的にホワイト」という声が多く、転職に興味があるのであれば業績好調な今がチャンスです。コンサル業界に特化した転職支援をしているアクシスコンサルティングに実態を確認してみてください。
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野村総合研究所の平均年収・平均年齢推移

平均年収推移

出典:野村総合研究所 有価証券報告書(19年~14年)より
出典:三菱総合研究所 有価証券報告書(19年~14年)より
野村総合研究所のIRより平均年収の推移を調べました。
年収は5年前(14年)の1,091万円から130万円程上がり、1,221万円となっています。
同様のシンクタンク系で上場している三菱総合研究所と比較すると、三菱総合研究所の993万円より300万円高いことが分かります。
決算報告を読むとアクセンチュアとの比較が多いので、アクセンチュアとも次のキャリア別年収で比較して御紹介しますね。
平均年齢推移

出典:野村総合研究所 有価証券報告書(19年~14年)より
出典:三菱総合研究所 有価証券報告書(19年~14年)より
野村総合研究所は平均年齢が38.7歳(14年)から40.3歳(19年)に上がっています。
同様に、勤続年数も13年から14.6年と上昇しており、近年の不採算案件(要は、炎上案件)の削減取組み*や働き方改革が功を奏していると考えられます。
出典:*20年3月期 セルサイドアナリストスモールミーティングより
キャリア別年収の他社比較


出典:opernwork各社クチコミより
野村総合研究所の年収は、アクセンチュア(テクノロジー)と比べると、主任(マネージャー)前で1千万円を超えます。
同じように金融業界向けのITコンサルに強みを持つ、ベイカレントコンサルティングの方が、多少年収は上振れる可能性はあります。
ただ、組織制度の成熟度は、創業が野村の方が古く、様々な取り組みをしてきた分、「野村の方がしっかりしている」というクチコミが見られました。
寮制度・家賃補助
最近、リモートワークが増えた為、プライベートと仕事を分けたいと思う方も多いと思います。野村総研だと専門職までは月6万円の住宅補助が出ます。アクセンチュアは月3万円(賃貸)なので手元で使えるお金は野村総研の方が都合がよいですね。
実際に金額額面だけ見るとBig4のコンサルティングファームより劣るように見えますが、家賃補助を含めて考えると遜色ないことが分かります。その為、都内でも比較的広い1DKや1LDKの部屋に住むことができます。
年収が600~800万円なので手取りは月々36~50万程度になります。
家賃は9~12万程度が標準的な考え方(4分の1)です。これに6万円を足すと全額使わなくても家賃12万前後の部屋に住めるので、大手町のオフィスからの通勤を考えても中央区や千代田区等で1LDKサイズの部屋に住むことができます。
野村総研で実現できる生活(日本橋/徒歩4分/1LDK)


専門職
外資系コンサルティングファームに勤める大学時代の友達は清澄白河や門前仲町で1Kや1Rの部屋が多い印象です。特にコロナ禍でリモートワークのなか1Rや1Kで働く生活は辛いと思います。
仕事内容はITが多いですし、コンサルティングスキルという意味では劣るかもしれませんが、生活のしやすさという意味では野村総研で今のところ満足しています。
野村総合研究所の採用傾向
採用傾向と重視するポイント
2019年11月27日に開催された機関投資家向けのスモールミーティングでは、採用方針と進捗状況を回答しています。
*以下、A:は野村HDの回答
Q:IT人材市場の逼迫が続く中、採用状況はどうか?
A:予定通り採用を強化している。新卒は例年300人採用しており、次年度は400名近い内定を出している。
前期100名、今期は200名の採用計画に対し、11月27日時点で150名強の採用が決まっている。
Q:キャリア採用数は金融ITと産業ITのどちらが多いのか?
A:金融ITより、産業ITの方がキャリア採用の人数が多い。
Q:キャリア採用した人材が、産業ITの受注に貢献してくるタイミングはいつか?
A:キャリア入社後、新しい環境へキャッチアップして戦力化するまで早くて半年、通常は1年程度かかる。
出典:2020年3月期 セルサイドアナリストスモールミーティング 質疑応答(Q&A)より
このやり取りを見る限り、昨年末時点では積極的に採用していました。
特に産業IT分野の基幹システムの最新化やDXに関わる分野で、キャリア採用を強化しています。採用後は、半年~1年程度での本格戦力化を期待されており、これは採用される側としては、キャッチアップの時間がある程度あり、安心できますね。
離職率
野村総合研究所(NRI)の離職率
Q:離職も増えているか?社員数は純増しているのか?
A:若い世代を中心に離職は増えているが、離職率は3%台で推移している。社員数は純増している。
出典:2020年3月期 セルサイドアナリストスモールミーティング 質疑応答(Q&A)より
このやり取りでは、離職率は3%程度で職員数も増えていると公表しています。
アクセンチュアの離職率

出典:Accenture-WMN-Brochure-2019
アクセンチュアは独自の働き方改革で離職率を半減させ、離職率を1桁にしたことを発表しています。
一般的なコンサルティングファームの離職率は20%前後と言われています。元々のアクセンチュアの離職率は高いことで有名だったので、1桁=7~9%前後と考えるのが妥当だと思います。
よって、野村総合研究所(NRI)の方が離職率は低いです。
全体的な離職率が20%>アクセンチュア1桁(恐らく7~9%)>野村総研3%と考えれば、離職率の低さが良く分かります。
離職率の低い野村総研のホワイト&高年収な求人を探す
野村総研は昔から安定した働き方ができ、年収水準も高いことで有名でした。さらに新型コロナの流行がさらに追い風となって、将来的な安定と高年収で高い生活水準を維持することができます。
一度、野村総研でのキャリアを積むとITコンサルや経営コンサルへのキャリアップも可能です。どのファームもデジタル領域での知見を持つ人材ニーズは高いので、野村総研での経験は将来的にも役に立つ可能性が高いです。
「SIerの激務より圧倒的にホワイト」という声が多く、転職に興味があるのであれば業績好調な今がチャンスです。コンサル業界に特化した転職支援をしているアクシスコンサルティングに実態を確認してみてください。
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自分が野村総研で働いたら?キャリアを考える
新型コロナウイルスの流行により、転職市場は1次的に止まりましたが、顧客のデジタル化や働き方改革のニーズはより強まり、野村総研などIT・デジタル領域に強いコンサルティングファーム・SI企業は採用しています。
私達にも、各転職エージェントから求人の提案が届いています。
特にDX系案件やBPO推進役などが多いですね。
こうした状況での転職活動では、転職エージェントの力を借りて効率的に進めることがとても大切になります。

ポイント1:プロジェクトが取れている部署を知る
新型コロナウイルスの流行後、プロジェクトが取れている/取れていない部署の明暗が如実に出るようになりました。
入社後に長期アベイラブルになることを避けるために、求人元の部署が案件を取れているか、事前に確認が必要です。
ポイント2:求人意欲を確認する
求人にも様々な背景があります。
経験者採用のみ、マネージャー以上の採用のみなど、求人票に書かれていない企業の求人意欲を事前に確認しておくことが大切です。
ポイント3:最新の転職成功者の経験やスキルを知る
最後に、新型コロナ流行後の転職成功者の経験やスキルを知っておくことが大切です。
完全に同じ経歴になることは難しいですが、評価されたポイントと近い経験や能力を伝えることで転職可能性を上げることができます。
この3つのポイントを転職エージェントに確認することで効率的に成功確率を高めて転職活動を進めることができます。
ただし、専門性がない・営業活動として捌きにくる転職エージェントには、以下の条件を明確に伝えましょう。
- 目的を明確に伝える(情報収集・転職活動など)
- 企業から直接聞いた生の求人情報を知りたいこと
- 直近の転職成功者の経験やスキルを知りたいこと
有効求人倍率など、一般論で話してくる人は要注意です。
*有効求人倍率はハローワークの求人数と応募数の割合です。ハローワークで紹介される警備員や建築現場作業員の求人倍率が、コンサルタントに紹介される求人の動向として参考に足る情報とはいえないでしょう。
企業から直接聞いている具体的な生の話を確認しましょう。
編集部
転職エージェントに営業として捌こうとしてくる人も多いのも実態です。
私達もよく出会いますが、面接日程調整の丸投げやどのエージェントでも見るような求人しか出してこないエージェントには「他社との差がないこと」と「●●をしてほしい」と自分の意思を伝えています。
皆さんも転職エージェントとはお互いに敬意を持てる誠実な関係が築けるといいですね。
コンサル業界への転職支援No1:アクシスコンサルティング
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アクシスコンサルティングは野村総合研究所(NRI)をはじめとしたコンサル・IT業界への転職に特化した転職エージェントです。同業界への転職支援で豊富な実績があります。
各ファームのパートナーや人事から話を直接聞いており、コンサル業界全体の転職動向から各ファームで必要なスキルや経験をよく理解しています。
また、転職を日々支援するなかで、転職後に失敗してしまう方の傾向やコンサルタントの次のキャリアを含めて提案ができるのは業界特化の転職エージェントならではです。
- 気軽に野村総研の年収や働き方などの話を聞いてみたい
- 野村総研などコンサルタントのキャリアを相談したい(転職は未定)
- 野村総研に転職した人が評価された経験やスキルを知りたい
- 野村総研に合わせた職務経歴書の添削やケース面接対策をして欲しい
こういう方は、転職活動していなくても気軽にアクシスコンサルティングに相談してみてください。
高年収スカウトをもらう:ビズリーチ
ビズリーチの名前は多くの方が御存じだと思いますが、ダイレクトリクルーティングサイトだということは知っていましたか?
ビズリーチは企業やヘッドハンターと求職者を直接結ぶサイトです。
登録するとビズリーチから求人提案が来るのではなく、登録している企業やヘッドハンターから連絡があります。興味がある求人を紹介されたら、その企業やヘッドハンターと電話やオンラインで面談する流れです。
「年収600万円以上」と謳っているだけあり、紹介される求人も高年収案件が大半を占めます。
また企業や官公庁が求人を掲載しているので、自分で直接応募することが出来ます。企業は転職エージェントに支払う手数料よりも採用コストが低いビズリーチの活用に積極的になっており、ベイカレントを始めアクセンチュア等のコンサルティングファーム各社も掲載しています。(転職関連のサイトで掲載企業数が最も多いと言われています)
- 野村総研を始めコンサル・シンクタンク業界に直接転職したい
- コンサル業界への転職支援に強いヘッドハンターに出会いたい
- 野村総研以外にも自分の転職市場価値を幅広く知りたい
こういう方は、ビズリーチに登録しましょう。
転職サポートが手厚い:doda
1~2回目で職務経歴書や面接に自信が無い方には、dodaはオススメです。類似経験が書かれた職務経歴書のフォーマットを送ってくれたり、個別相談や自己分析支援など、中長期的に転職活動を手厚くサポートしてくれます。
手続きのシステム化が進んでおり、マイページを持つと求人の提案が続々と来ます。興味ある案件を「お気に入り登録」していくと、だんだん希望に沿った求人が届くようになります。
野村総研(NRI)やNTTデータの転職を相談すると同時に、近い年収や条件の提案をもらえるので、早めに登録しておきましょう。
- 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
- 野村総研やNTTデータ等を中心にコンサルキャリアの可能性を広げたい
- 自分のペースを大切にしつつ、色々と相談したい
dodaは紹介求人数が多く、サイトで自分で探すこともできます。
また連絡やサポートが丁寧で、営業っぽくしないので編集部メンバーも毎回使うメンバーが多いです。こういう方は、dodaに登録してみてください。
私達は転職活動の時に、複数の転職エージェントに登録します。複数に登録すると「比較と評価」ができるので、メイン1社・サブ2社で合計3社は登録しておきましょう。
2社登録すれば、それぞれの対応や紹介求人を比較して、よりよい求人に応募することができます。また、自分が動きやすいようにサポートしてくれるかどうかが分かります。
多くの人が1社だけ衝動的に転職活動をしていますが、「同じ会社でも転職エージェントによって年収やポジションが違った」なんてこともよくあり、本当は年収100万上げて転職できたのに・・・なんてことにもなりかねません。
よって、転職エージェントは3社以上に登録して、紹介求人が魅力的で対応が丁寧なエージェントさんと関係を作っていくことをやってみてくださいね。
まとめ
野村総合研究所の会社概要から平均年収や年齢の推移を御紹介しました。
また、職階別の年収を他社と比べたことで、皆さんが転職する際の参考になれば嬉しいです。
中期経営計画を含めて2022年に向けて産業IT分野(流通,製造,サービス,公共向け=ほぼ金融以外)での取組みを拡大しています。
同分野でのキャリア採用を強化している為、興味や経験がある方には適した環境でしょう。
・野村総合研究所の売上は5,012億(19年3月時点)
・セグメント別売上では金融ITが50%、産業ITが35%、コンサルティングが8%、IT基盤サービス(研究開発込)が7%
・中期経営計画では、DX戦略、グローバル戦略、人材・リソース戦略を掲げており、更なる成長目標を掲げています
・会社全体の平均年収,平均年齢,勤続年数は伸びています
・アクセンチュア(テクノロジー)やベイカレントと比べても年収は同等、もしくは多少高い水準
・副主任(主任,マネージャー前)で1千万を超える可能性がある
・昨年末時点でキャリア採用を積極的に強化
・特に産業IT分野の採用に注力
他にも野村総研に関しては以下の記事で御紹介しています。
是非、ご確認ください。
コロナの大流行後、転職エージェント各社はリモートでのカジュアルな面談に積極的に取り組んでおり、かなり話しやすくなっています。
*わざわざエージェントのオフィスに訪れなくて良いので気軽です
一度、最新の求人を見る為に、転職エージェントに登録して、情報交換をしてみましょう。自分の転職可能性や転職候補になる求人を見ておくことで、転職しなくても次のプロジェクトで積むべき経験などが見えてきます。