こんにちは、転職note 編集部です。
海外事業にも本格的な拡大路線を打ち出し、SI・IT事業を中心に成長している富士通ですが、中期経営計画でも自社の更なる成長に向けて社員数の拡大を打ち出しています。
今回は今後も継続的な成長にむけてコンサルティングを中心に積極的に投資を続ける富士通の企業研究がはかどるように、企業理念から事業内容を紐解き、何がすごいのか?強みと弱みはなにか?を御紹介します。
富士通はPurposeに「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」を掲げ、Fujitsu Wayの大切にする価値観として「挑戦・信頼・共感」を標榜しています。
富士通は近年のデジタルコンサルティングニーズの拡大に伴い、コンサルティングのケイパビリティを2025年度までに10,000人規模まで採用とリスキリング等で拡充する積極的な組織拡大方針を打ち出しています。
現在のコンサルティング市場は、様々なITコンサルティングファームが増加し、他企業と比較して改めて日本富士通がどんな会社なのか?特徴・強み/弱みは何か?何がすごいのか?がわかりにくいという声もよく耳にします。
そこで今回は次のような疑問に答えていきたいと思います。
本記事で得られる情報・解決する悩み
- 富士通の特徴は?
- 富士通の企業理念・事業内容・組織図は?
- 富士通の強み/弱みは?
- 富士通ってどんな会社?何が凄いの?
- 富士通への転職を相談できる信頼できる転職エージェントはどこ?
本記事では、富士通の特徴・強み/弱みをもとに中途採用の転職に向けた対策方法をご紹介していきます。
今回は、実際に富士通で働いたことのある方へのインタビューを行い、転職note編集部を務める私達の実体験も交えてご紹介していきます。
富士通でのキャリアを目指す方の参考になる内容だと思うので、是非、最後まで読んでみてくださいね。
富士通への転職は専門的なサポートが必須
働き方やデジタル化の更なる推進等、クライアントの事業環境の変化に伴い、富士通が中途採用に求める採用候補の経験やスキルも変わってきています。
さらに、世の中にコンサルティングファームに関する情報が増えた一方で、実際とは異なったイメージも広がってしまっていると思います。
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富士通とは何の会社?富士通の企業研究
富士通の企業理念・事業内容と組織図
富士通は1935年に設立ですが、始まりは1923年までさかのぼります。
関東大震災によって焦土と化した東京・横浜では電信・電話設備も壊滅的でした。そこで「自動交換機方式」という欧米でも最新式の方法を導入することになりましたが、当時の電話は一度人の手を経る必要があり、加入数に合わせて人の負担が増えていきました。
そこで1923年に「富士電機製造株式会社(現在の富士電機株式会社)」が設立され、ステップバイステップ自動交換機という電話同士を自動でつなぐ交換機の国産化を果たしました。
同社の通信機部門が分離独立して1935年に設立されたのが「富士通信機製造株式会社」でした。通信という公共性の高いインフラの発展に貢献する企業として事業をスタートし、電話からコンピュータに発展し、ネットワークでつながり、現在はテクノロジーによる問題解決を担う会社として成長してきました。
こうした背景を踏まえつつ、富士通とはどんな会社なのか?その事業内容を御紹介していきますね。
富士通とは|会社概要
会社名称 | 富士通 株式会社 |
会社設立年月日 | 1935年6月 |
本社所在地 | 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター |
代表者 | 代表取締役社長CEO 時田 隆仁 |
従業員数 | 124,000人(グローバル) |
事業内容 | サービスソリューション ハードウェアソリューション ユビキタスソリューション デバイスソリューション |
売上高 | 3兆7,137億円 |
出典:富士通HP https://www.fujitsu.com/jp/about/facts/
富士通の歴史
先ほども簡単に御紹介しましたが、富士通は1935年に設立ですが、始まりは1923年までさかのぼります。
関東大震災によって焦土と化した東京・横浜では電信・電話設備も壊滅的でした。そこで「自動交換機方式」という欧米でも最新式の方法を導入することになりましたが、当時の電話は一度人の手を経る必要があり、加入数に合わせて人の負担が増えていきました。
そこで1923年に「富士電機製造株式会社(現在の富士電機株式会社)」が設立され、ステップバイステップ自動交換機という電話同士を自動でつなぐ交換機の国産化を果たしました。
同社の通信機部門が分離独立して1935年に設立されたのが「富士通信機製造株式会社」でした。
富士通信機製造株式会社は第二次世界大戦後、電話事業で急成長しました。社内では新しいビジネスへの進出の気運が高まり、池田敏雄を中心にコンピュータ(当時は「電算機」と呼ばれていた)の開発が始まりました。
1954年には、不安定だった真空管の代わりに信頼性の高い「リレー」を用いて、富士通初のコンピュータ「FACOM100」を開発し、富士通は新市場への参入を果たし、技術者たちは創造の喜びを感じました。
1959年に社長に就任した岡田完二郎氏は、コンピュータと通信を一体化するビジョンを持ち、それぞれを独立した事業部門として運営しました。
当時、通信部門が売上の80%を占めていたが、岡田氏は「コンピュータに社運を賭ける」と明言し、新しい経営方針を打ち出しました。通信部門は技術力を高め、収益を伸ばしました。
一方で、コンピュータ部門も成功を収め、1968年には第一銀行(現みずほ銀行)にオンライン預金システムを納入し、国内トップのコンピュータメーカーとなりました。さらに、半導体の独自開発も行い、国内外への販売実現を果たしました。
1970年代、各コンピュータメーカーが独自のマシンを作っていたが、IBM製のマシンが事実上の国際標準となっていました。富士通はこの状況で「国際標準で他社を上回る製品を作る」と決断し、日立製作所と提携して、IBM互換のアーキテクチャを共有しました。
さらに、IBMの360シリーズ設計者であるアムダール博士が設立した「アムダール社」に出資し、共同でIBM互換機を開発した結果、アムダール社ブランドの「Amdahal 470V/6」が1975年にNASAに採用されました。富士通はまた、IBM互換機にスムーズに乗り換えられる「FACOM Mシリーズ」を開発し、大成功を収めました。
1980年代にはIBMとWindowsがパソコン市場で主流となりましたが、富士通は当初、パソコンをホビーユース製品と見なし、開発に出遅れました。しかし、1993年にAT互換・国際標準機を発表し、1994年にはオールインワンの「FMVシリーズ」を売り出してビジネスを回復し、パーソナルユースの分野にも進出しました。
通信部門でも、1985年の通信自由化に対応して「COINS」企業情報通信ネットワークシステムを発表。海外展開も強化し、1988年にシンガポールで開始された商用ISDNサービスに富士通製の「FETEX-150」が採用され、世界各地で事業を拡大しました。
1990年代にはICT産業の構造変化が急速に進み、「ダウンサイジング」と「オープン化」がビジネスの主要なテーマとなりました。富士通は1992年に「PROPOSE」という総合サービス体系を発表し、サービスを有償でメニュー化しました。これは業界全体に影響を与え、富士通は通産大臣賞を受賞しました。
1999年には「Everything on the Internet」という新しい事業戦略を打ち出し、インターネットが日常生活とビジネスに大きな変革をもたらす方向性を示しました。
1990年代半ばから2000年代にかけて、Windows OSと高速インターネットの普及により、ICTが社会に急速に浸透しました。
2010年代には、スマートデバイスの発展で全ての「もの」がインターネットに接続されるようになり、大量のデータ分析が可能となりました。富士通は、データセンター、サーバー、モバイルネットワークなどで社会を支えており、2015年には東京2020オリンピック・パラリンピックのゴールドパートナーにも選ばれました。
創業以来、富士通は技術力で社会に貢献し、今後も新しいITの可能性を追求していくとしています。
Fujitsu Way
富士通 株式会社の企業理念
富士通の企業理念はFujitsu Wayとして「パーパス」「大切にする価値観」「行動規範」の3つで構成されています。
Fujitsu Way とは、社会における富士通グループの存在意義(パーパス)、大切にすべき価値観、および日々の活動において社員一人ひとりがどのように行動すべきかの原理原則(行動規範)の3つから構成されています。

パーパスとは、社会における企業の存在意義を意味します。世界中の富士通社員が力を合わせて何のために日々の仕事をするのかを表す、Fujitsu Way の根幹です。
わたしたちのパーパスは、イノベーションによって社会に信頼をもたらし
世界をより持続可能にしていくことです。
また、大切にする価値観とは、「パーパス」を実現していくために、富士通社員一人ひとりがもつべき、『挑戦』『信頼』『共感』からなる具体的な行動の循環を示しています。
挑戦
- 志高くターゲットを設定し、スピード感をもって取組みます
- 多様性を受け入れ、斬新なアイデアを生み出します
- 好奇心を持ち、失敗や経験から学びます
- ヒューマンセントリックなイノベーションにより、より良いインパクトをもたらします
信頼
- 約束を守り、期待を超える成果を出します
- 倫理感と透明性を持って誠実に行動します
- 自律的に働き、共通のゴールに向けて協力します
- テクノロジーを活用し、信頼ある社会づくりに貢献します
共感
- お客様の成功と持続的な成長を追求します
- すべての人々に耳を傾け、地球のことを考えて行動します
- グローバルな課題を解決するために協働します
- 社員、お客様、パートナー、コミュニティ、株主に共通価値を創造します
なんの会社?
富士通の企業研究!事業内容とは
続いて、富士通がなんの会社かわかりやすいように事業内容を御紹介しますね。一昔前の富士通はハードウェアの販売や保守の売上が大きく、スキャナーやメインフレーム(大型汎用コンピューター)・スマートフォンのイメージが強い方も多いのではないでしょうか?
現在の富士通はもちろんハードウェアの販売・保守サービスも提供していますが、メイン事業はクラウドサービスやシステムインテグレーション等のソフトウェア事業にシフトしています。
実際に2023年に発表された中期経営計画では、デバイスソリューション事業をサービスソリューション事業とハードウェアソリューション事業に分割し、成長領域であるサービスソリューション事業への投資を高めることを発表しています。

各事業セグメントは次の通りです。
- サービスソリューション事業
Fujitsu Uvanceを中心とした、グローバル共通の価値提供サービスの創出・提供を行う「グローバルソリューション」、日本市場に向けたサービスビジネスの提供・実装 (Fujitsu Uvanceのインプリメンテーションも含む)を行う「リージョンズ(Japan)」、海外市場に向けたサービスビジネスの提供・実装 (Fujitsu Uvanceのインプリメンテーションも含む)を行う「リージョンズ(海外)」により構成されています。 - ハードウェアソリューション事業
ICTの基盤となる、サーバやストレージシステムなどのハードウェアの販売及び保守サービスを中心とするシステムプロダクトと携帯電話基地局や光伝送システムなどの通信インフラを提供するネットワークプロダクトにより構成されています。 - ユビキタスソリューション事業
パソコンなどの「クライアントコンピューティングデバイス」により構成されています。 - デバイスソリューション事業
半導体パッケージ、電池をはじめとする「電子部品」により構成されています。
この事業セグメントを前提に富士通の事業内容を理解しておくと、富士通が何の会社なのか?どこを目指して何に注力しているのか?が分かりやすいと思います。
1つ1つの細かいところではなく、全体を俯瞰したうえで、注力領域を理解すると富士通が何をしようとしているのか?が分かり、各事業に対する競合や市場が明確になるので他社との比較や競争優位性といった企業研究がはかどるでしょう。
富士通のキャリア相談
信頼できる転職エージェントはココ!
富士通をはじめ、多くのコンサルティング・SIへの転職では各企業の特徴や強み/弱みを把握して「自分が活躍できるか?」「得たい経験を積めるか?」を事前に考えておくことが大切です。
自分の経験やスキルが活かせる≒転職後の活躍につながり、評価や報酬・更なる経験やスキルの獲得にもつながっていきます。
富士通をはじめとした各企業の特徴や強み/弱みを知りたい方は、コンサルティング・IT業界に特化してキャリア支援をしているアクシスコンサルティングに相談してください。
アクシスコンサルティングは、富士通への転職支援実績が豊富で、役員・部門長や人事と常に情報交換しており、最新の情報を教えてくれます。
また過去に転職を支援した方も多いので、プロジェクト現場の課題や活躍する人の特徴にも精通しており、皆さんにあったポジションを提案してくれます。
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何がすごい?強みと弱み
富士通 株式会社の特徴

続いては富士通の強みと弱みをご紹介します。
NTTデータや日本IBMといったSI企業やITコンサルティングサービスを提供する会社は、会社の外からだと各企業の強み/弱みというのは分かりにくいと思います。どの企業も全インダストリー・全サービスラインを組織として持っていて、様々なソリューションを提供しており、違いは無いようにも見えますよね。
しかし、実際にSI企業やコンサルティングファームで働いてみると各企業の強み/弱みというのがよくわかります。
金融業界に強い、自動車業界に強い、ITと言っても事業部単位までで会社全体の戦略策定プロジェクトはやっていない企業等、様々です。
そこで今回は改めて富士通の強み/弱みとは何か?をご紹介していきますね!
富士通 株式会社の特徴
すごい強み
「富士通の強み」といえば、日本のみならずグローバルの様々な地域で製造・流通・金融・通信・電力・メディア・国や地方自治体・学校・病院など、あらゆる業種のクライアントに長きにわたってサービスを提供してきた実績とノウハウがあげられます。
これまではサーバーやメインフレーム(大型汎用コンピューター)・スマートフォンといったハードウェアでの安定した売り上げが売上の大きな部分を占めており、サーバー製品では国内トップ、世界的にも第9位のシェアを誇っていました。
今後は、こうしたハードウェアの販売・保守ではなく、様々なクライアントの課題解決をになってきた実績と知識・ノウハウをもとにソフトウェア事業に注力していく方針です。金融や国・地方自治体、病院等は一般的な民間企業と異なり、様々な法令対応や高いセキュリティ基準を担保する必要があり、他の企業が一朝一夕で参入できるわけではありません。
もちろん大手コンサルティングファームだけでなく、アクセンチュアといった起業も「戦略から実行までITの深い知見」をもち、高い技術力を持つコンサルティングファームがあるのは確かです。
全体で見れば確かにそうなのかもしれませんが、例えば富士通ほど、膨大な研究開発費をかけて先端技術を開発し、大規模なシステム開発を運用まで担える企業はほとんどありません。過去の実績、膨大な研究開発費、持っている特許、見据えている将来に対するビジョンも含めて競合に比べて1歩も2歩も先んじており、富士通が競合に勝てる強みになっています。
このようにIT領域と言っても対象テーマは非常に広いので、プロジェクト分野×工程(上流・下流など)×実績を転職前に確認しておくことが大切になります。
*可能であれば実績が多い”業界”を転職エージェントや選考の逆質問でファームに確認できると良いでしょう。
自分が今後、伸ばしていきたい業界の実績が多く、経験が積める可能性が高い企業・部署に転職することが大切だと思います。
富士通 株式会社の特徴
弱み
昨今のSI・コンサルティング業界は、様々なプレイヤーがいます。
野村総合研究所やアクセンチュアは昔から競合することも多かったと思いますが、最近ではベイカレントコンサルティングやITに力を入れているデロイトトーマツコンサルティングなども競合することが多いでしょう。
もちろんNTTデータや日本IBM等の昔からのシステムインテグレーション企業も業績は好調であり、各社がコンサルティング領域での成長にむけた投資を拡大しています。
そうしたSI企業や総合コンサルティングファームは、どの企業も全業界・全サービスに対してフルラインでサービス提供をしており、種類での差別化が非常に難しいのはどのファームも同じです。
その為、各企業・コンサルティングファームが似たような年齢・経験の人材を採用しようとしていますが、外資系企業や新興企業は積極的に年収水準を上げてオファーを出せます。
しかし、富士通の場合は、コンサルティング事業だけではない為、若い人材に転職市場の状況に合わせて高い金額のオファー(内定通知)を出せない状況が続いています。
組織的な安定は富士通では足らなく非常に大きな魅力である一方で、それが新たな人材の獲得競争において足かせになっているのも事実です。
SIやコンサルティング事業は、基本的に人月×単価=売上のビジネスモデルの為、人月(1人あたりの月間稼働時間)を増やさないと企業としての成長も見込めません。
特に優秀な人材を多く採用できることが重要な業態なので、競合に比べて年収水準が劣後して採用できない、採用しても他の企業に取られてしまう、という特徴は富士通の弱みの1つと言えるでしょう。
特に今後はNTTデータや日本IBM、NECといったSI企業がコンサルティング事業での成長を志向し、よりIT人材の採用競争が過激になることが予想され、年収の低さや人材の流動性の低さによる昇進時期の遅れは今後の企業成長の妨げになる可能性があります。
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富士通の仕事内容・特徴

さて、これまでは富士通の企業理念と事業内容、その強みと弱みをご紹介してきました。
第二次世界大戦前から培ってきた世界中の国・自治体・大企業との強固な信頼関係・豊富な実績、そしてそれを支える確かな技術力が富士通の強みであることはお伝え出来たと思います。
また業界を横断したプロジェクトをサービス開発から導入まで手掛けられるのも1民間企業では、なかなか取り組めない取組みだと思います。
こうした富士通の歴史や特徴をふまえて、どんな会社かを実際に働いている社員の方へのインタビューをもとに御紹介したいと思います。
オファリング事例1
富士通の仕事内容:新型コロナウイルス感染症対策プロジェクト
背景
新型コロナウイルスの感染拡大が始まった際、日本の自治体と保健所は感染拡大を防ぐために動き出しました。しかし、日本の地方自治体や保健所では紙とファックスを用いた従来の情報収集を行っているところが現在も多く、ファックスを用いた方法は非効率的で、スピードが求められる状況で問題となりました。
課題
自治体と保健所は、人力での情報収集と管理に限界があり、感染拡大の危機が迫っていました。特に、保健所の業務が過負荷になる可能性が日に日に高まり、本来やるべき業務も行えない状況が迫っていました。当時、そうしたニュースを見た方も多かったと思います。
解決策
富士通は「新型コロナウイルス感染症対策特別チーム」を発足させ、チャットボットを用いた健康観察情報の収集システムを開発しました。このシステムは「CHORDSHIP」をベースにしており、全国の自治体で導入されました。
結果
このシステムの導入により、感染拡大が効果的に防がれ、保健所の業務負担も軽減されました。特に、長崎のクルーズ船での緊急支援後、感染拡大を防ぐ成功例として高く評価されました。
このプロジェクトは、ITと協力によって急速に対応し、社会問題を解決する力を示したものであり、富士通の技術力と社会貢献に対する姿勢を象徴しています。
オファリング事例2
富士通の仕事内容:東京証券取引所 株式売買システム開発
背景
インターネットの普及により、株式売買の取引量が急増。これにより、株式売買システムへの負荷が増大し、多くの取引所でシステムトラブルが発生していました。特に、日本最大の市場である東京証券取引所(東証)もこの課題から逃れられなかった。
課題
株式の売買注文数が急増し、それに伴いシステムの負荷が増大。これにより、市場の信頼性と安全性が危ぶまれていました。
解決策
富士通は「arrowhead」という新しいシステムを導入。このシステムは、旧システムの3倍の処理速度(300マイクロ秒)を実現し、ノートラブルでの稼働が可能です。さらに、システムの全面リニューアルにより、処理速度だけでなく信頼性も向上。
結果
新しい「arrowhead」システムの導入後、大きなトラブルは一度も発生していない。東証の取引量は増加し続け、世界最高水準の速度と信頼性を兼ね備えたシステムとして認知されています。
このプロジェクトは、富士通が技術力を活かして市場の課題を解決し、さらには日本経済全体に貢献している好例です。
オファリング事例3
富士通の仕事内容:「はやぶさ2」の軌道決定システムの開発
背景
富士通は日本の宇宙機関JAXAと協力して、小惑星探査機「はやぶさ2」の軌道決定システムを開発しています。このプロジェクトは、前の「はやぶさ」ミッションの成功に続いて、より高度な目標を達成するために始まりました。
課題
「はやぶさ」ミッションでは、特定のクリティカルなイベント(例:イオンエンジンによる加減速、地球スイングバイ)で軌道決定精度の限界に達する問題がありました。
解決策
富士通は新しい軌道決定アルゴリズムを開発し、最先端の観測技術(DDOR)を用いて軌道を決定しました。これにより、軌道決定の精度が従来の10倍以上に向上しました。
結果
この高度な軌道決定技術は、はやぶさ2の成功に大いに貢献しています。特に、小惑星接近運用や地球への帰還ミッションなどでその精度が証明されています。この技術は今後、月や火星などの他の宇宙探査ミッションでも活用される見込みです。
このプロジェクトは、富士通が持つ宇宙開発における技術力を強調し、その進化を続ける意志を示しています。
富士通のキャリア相談
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FAQ|「富士通の強みと弱み」を知りたい方へ
富士通ならではの強みは何ですか?
富士通ならではの強みは、膨大な研究開発を通してうみだす独自技術から始まり、コンサルティングからシステム開発の組み合わせ、そして維持管理まで、システム全体の運用を一手に引き受けられる点です。さらに、ヨーロッパ、北アメリカ、アジア、オーストラリアといった世界各地に拠点を持っているため、国際的なビジネスにも日本品質のサービスで対応できます。
また国や地方自治体、金融・病院等の様々な業種のクライアントに対し、大小さまざまなプロジェクトを担った実績とノウハウがあり、必要な法令対応やセキュリティの担保ができる点は他社に比べた富士通の強みになっています。
富士通株式会社の強みは何ですか?
富士通は、お客様のビジネスやニーズにぴったり合ったITサービスを提供する経験が豊富です。さらに、さまざまな業界・業種のクライアントにITサービスを提供してきた実績があり、業界・企業に合わせた法令や規制などに対応することができます。お客様のビジネスの目標や問題点をしっかり理解し、一緒に新しいアイデアや解決策を生み出す能力が、富士通の強みです。
富士通の強い事業は何ですか?
富士通はハードウェアの販売・保守が強みでしたが、近年ではクラウドやAI等を活用したソフトウェアソリューション事業に注力しています。2030年までにコンサルタントを1万名規模まで拡大させる目標を掲げており、今後はITコンサルティング事業を富士通の主力事業にしようとしています。
富士通は日本一になったことがありますか?
富士通の新卒の難易度は?
東洋経済の最新版「入社が難しい有名企業」ランキング200社によると、富士通の就職難易度は142位/200位でした。
また、同じく東洋経済の学生2万5000人が選んだ「就職人気ランキング」によると、富士通の人気順位は112位/200位でした。
入社難易度ランキングや人気ランキングにもランクインしていることから、富士通の入社難易度は高いと言えます。
順位 | 企業名 | 難易度 |
---|---|---|
27位 | 野村総合研究所 | 62.6 |
50位 | NTTデータ | 61.5 |
103位 | 日立製作所 | 60.2 |
142位 | 富士通 | 59.3 |
148位 | オービック | 59.2 |
168位 | TIS | 58.9 |
172位 | NEC | 58.8 |
富士通 なんの会社?
富士通の事業内容と業績、部門構造や強み/弱み等をしっかりと理解することが必要です。富士通のサイトには事業内容として次の4つが紹介されています。
- サービスソリューション事業
Fujitsu Uvanceを中心とした、グローバル共通の価値提供サービスの創出・提供を行う「グローバルソリューション」、日本市場に向けたサービスビジネスの提供・実装 (Fujitsu Uvanceのインプリメンテーションも含む)を行う「リージョンズ(Japan)」、海外市場に向けたサービスビジネスの提供・実装 (Fujitsu Uvanceのインプリメンテーションも含む)を行う「リージョンズ(海外)」により構成されています。 - ハードウェアソリューション事業
ICTの基盤となる、サーバやストレージシステムなどのハードウェアの販売及び保守サービスを中心とするシステムプロダクトと携帯電話基地局や光伝送システムなどの通信インフラを提供するネットワークプロダクトにより構成されています。 - ユビキタスソリューション事業
パソコンなどの「クライアントコンピューティングデバイス」により構成されています。 - デバイスソリューション事業
半導体パッケージ、電池をはじめとする「電子部品」により構成されています。
富士通への転職ではコチラもチェック

富士通への転職を考えている方は、是非、コチラの記事も併せて読んでみてくださいね。
富士通への中途転職を相談!
信頼できる転職エージェント

新型コロナウイルスが流行してから、多くの企業が事業環境の変化をまのあたりにして、様々なDXや働き方改革、事業転換等、様々な改革が求められています。
そのため多くの事業会社で問題解決能力を持つ人材が必要とされていますし、そうした企業からプロジェクトを受注するコンサルティングファームやSI企業各社は採用を強化しています。
もし問題解決を担うキャリアを考えているのであれば、ここまで御紹介してきた通り「自分がキャリアで何を実現したいのか」「今の転職で何を実現すべきなのか」は、目先の転職だけでなく、転職後も頑張り続ける為に非常に大切です!
そこで将来、コンサルティングやSI企業でのキャリアを考えている方に向けて、キャリア支援(棚卸→ゴール設定→実現に向けたアクションプラン策定等)で評判の高い転職エージェント・転職サービスをご紹介しますね。

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私達もよく出会いますが、面接日程調整の丸投げやどのエージェントでも見るような求人しか出してこないエージェントには「他社との差がないこと」と「●●をしてほしい」と自分の意思を伝えています。
転職市場の動向で「有効求人倍率」など、一般論を話してくる転職エージェントは要注意です。
*有効求人倍率はハローワークの求人数と応募数の割合です。ハローワークで紹介される警備員や建築現場作業員の求人倍率が、コンサルタントに紹介される求人の動向として参考に足る情報とはいえないでしょう。
企業から直接聞いた具体的な話やキャリアアドバイザー本人の体験談、過去に支援した人の実績など、実態のある話なのか?本当に役に立つ話をしているか?はアドバイスを受ける方もきちんと確認しましょう。
皆さんも転職エージェントとはお互いに敬意を持てる誠実な関係が築けるといいですね。
コンサルティング・SI業界への転職実績No1
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- 富士通の特徴や強み/弱みをもっと具体的に知りたい
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実際にお話を伺いましたが「最初の面談で求人は紹介しない」「転職よりもキャリアのゴールが大事」「面接対策は何回でも」「転職後も一人立ちするまでサポート」と本当に手厚いサポートを実際にやっていることに驚きました。
(こんなにやってくれるエージェントさん他にいますか?)
様々な起業への転職を支援した実績も豊富なのと、実際に支援してくれるエージェントの方が元コンサルタントの方が多いので、企業内で求められるレベルや視点・視座の高さをよく理解されているので、業界未経験の方は会話を通して”何を準備しないといけないのか”がよくわかると思います。
決して「上から目線」ということはなく、転職を検討されている方の1人1人のキャリアにコミットしてくれるので、過去の意思決定の棚卸から、目指すべきゴール、今選ぶ選択肢とロジカルに言語化してくれます。(コーチングに近い部分も多いように思います)
また転職後もサポートして定着化・独り立ちまでをサポートしてくれるので、企業側からも高い評判を得ている転職エージェントです。
コンサルタントとしてプロフェッショナルのキャリアを考えている方は、必ず登録しておいた方がよいエージェントだと思います。
▼アサインエージェントへの相談がオススメの方
- まずは自分のキャリアのゴールを相談したい
- 富士通への転職に向けて十分な選考対策をしたい
- 多くの企業を受けてる余裕は無いので高い選考通過率で転職したい
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おすすめ度:★★★★☆(5点満点中 4点)
【公式サイト】https://www.bizreach.jp
ビズリーチの名前は多くの方が御存じだと思いますが、ダイレクトリクルーティングサイトだということは知っていましたか?
ビズリーチは企業やヘッドハンターと求職者を直接結ぶサイトです。
登録するとビズリーチから求人提案が来るのではなく、登録している企業やヘッドハンターから連絡があります。興味がある求人を紹介されたら、その企業やヘッドハンターと電話やオンラインで面談する流れです。
またコンサルティングファームや官公庁が求人を掲載しているので、自分で直接応募することが出来ます。(最近、Mckinseyの掲載を見つけて驚きましたw)企業は転職エージェントに支払う手数料よりも採用コストが低いビズリーチの活用に積極的になっており、戦略ファームや金融・不動産各社も求人掲載しています。(転職関連のサイトで掲載企業数が最も多いと言われています)
- IT・コンサルファームから直接話を聞いてみたい
- IT・コンサル業界への転職支援に強いヘッドハンターに出会いたい
- 富士通やBig4等、コンサルタントのキャリアを相談したい(転職は未定)
- 自分のキャリアでコンサルファームからスカウトが来るか試したい(市場価値を知りたい)
実際に応募するかは別にして、ビズリーチに登録して連絡がきた企業から話を聞いてみるのをオススメします。1次情報より確実な情報はないので、その機会を得る為にもビズリーチに登録しておいてください。
また、少数精鋭ながらコンサル業界に強いヘッドハンターとのパイプも重要です。転職は本当に転職エージェント・ヘッドハンター毎に紹介できる求人が違います。
業界に強い転職エージェント・ヘッドハンターとの縁は大切にしてくださいね。
富士通の企業研究!事業内容と企業理念
まとめ|何の会社?富士通の強みと弱み
富士通の企業理念であるFujitsuWayの御紹介から事業内容、特徴と強み/弱みを実際のプロジェクト事例や実際に働いている方の体験談を踏まえて御紹介してきました。
富士通は第二次世界大戦前の1936年から培ってきた実績や取引先との信頼関係にもとづく、豊富な実績とノウハウ、それを活かせるだ規模なリソースと技術力を持ち、これだけ多くのSI企業・コンサルティングファームが乱立するなかで着実な成長を遂げています。
その為、数多くの国・地方自治体・業界横断での取組み実績があり、今後も多くのプロジェクトを受注していくことができるでしょう。
コンサルティングファームやSI企業はどこも似ていて「何がすごい」のか、分かりにくいことも多いと思いますが、実際は業界や企業、SCMやCRM等のテーマ、上流・下流と得意領域が分かれています。
富士通もSIやITコンサルといっても多様で、世界中の国や地方自治体・各国を代表する企業との関係が強く、セキュリティを担保した大規模プロジェくトを納品できる企業は数少なく、担当できたコンサルタントはシステム・業務から担当者までよく知ってることができ、他の企業では経験できない貴重な実績を積むことができます。
ITを中心に国や社会という単位で仕事をしたい!フラットな職場でグローバルで活躍したい!という方には、非常に魅力的な企業であることがよくわかったと思います。
ただ、より具体的な企業やプロジェクト、社内異動等の可能性を知りたい方は、コンサル業界への転職支援実績が豊富な転職エージェントに相談してみてください。
私達も様々な方の体験談や私達がコンサルティング業界で働いた経験をもとに、情報を御紹介していきたいと思っています。
様々な情報ソースを使い、皆さんが目指すキャリアを実現される実現されることを願っています!頑張ってくださいね!!