こんにちは。転職note編集部です。
新型コロナウイルスの流行後、航空業界は大きな打撃を受けています。
同業界で働いている客室乗務員(以下、CA)の方々は、将来に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
今回はCAとして働かれている方にお話を伺い、特に「1~3年目と経験が浅い私が転職できのかな?」と悩んでいる方に向けて、今後の航空業界の見通しと今から出来る準備を御紹介します。
こんな悩みにお答えします。
- いつまで自宅待機が続くか分からない
- ボーナスも出ないし、もともと低い年収が更にキツイ!
- 客室乗務員(CA)になれたけど、こんな早くに辞めていいのかな?
- 他の業界の求人てどうなってるの?
- 転職に向けて何したらいいのかな?
Akiko
はじめまして。Sayakaと言います。
これだけ先行きが見えなくて自宅待機が続くと不安も大きいですよね。
未熟者ですが、今回は私や私の同僚の経験をふまえて、特に経験が若い子達に向けたキャリア形成の準備を御紹介します。
編集部
よろしくお願いします!
私達からは経済レポートから航空業界の将来見通しを御紹介できればと思います。
「今辛い」のと「あと●ヵ月待てばいい」のだと不安感が全然違うと思うので、参考にしてもらいたいと思います。
Contents
いつ戻るの?航空業界の景気見通し

マッキンゼーレポート:景気回復見通し

出典:Mckinsey&Company COVID-19ブリーフィング・ノート
世界的なコンサルティング会社のマッキンゼーが出したレポートでは、航空業界の予測される世界的な再開時期は2021年Q1/Q2(2021年4-6月/7-9月になっています。
実際に現在も緩やかに経済の回復を狙いながら、リモート会議の活用による出張の減少やGoToキャンペーンから東京を除外するなど、国内だけでも利用が増えない状況です。海外との輸出入は、ほぼ止まっています。
そういう意味では、これよりも時間がかかる可能性は予想しておかないといけません。
シンクタンクの日本総合研究所:日本経済展望

出典:日本総合研究所 日本経済展望 2020年8月
日本のシンクタンクである日本総合研究所のレポート「日本経済展望」では、国際民間航空機関(ICAO)のデータをもとに、7月以降に持ち直しますが、9月でも前年の4分の1、12月になっても前年の4割程度の回復となっています。
同調査でも紹介されていますが、海外渡航の制限が世界的に続くなか、6月の訪日外客数は前年比▲99.9%減少となっています。
最近、やっと政府が入国制限の緩和に着手し始めましたが、当面はビジネス目的に限定されるため、厳しい状況が続くことが紹介されています。
航空業界ってどのぐらいやばいの?

出典:xenoBrain「新型コロナウイルスAI予測分析」
新型コロナウイルスによる業界毎の影響をAIで予測分析した(株)xenodata lab.の分析によると航空輸送業界は全63業界の中で9番目に影響を強く受ける業界と出ています。
特にANAホールディングス、日本空港ビルデング、日本航空が大きな影響が出るとされています。
影響を受ける業界では、観光・宿泊業界や外食業界、レジャー業界など、新型コロナウイルスの影響を強く受ける業界に近い影響を受けるとされています。
コロナ禍の転職は確かに厳しい
Akiko
レポートを見ると向こう数年は影響を受けるんですね。
たしかに観光・宿泊、レジャーと同じように厳しい業界であることはわかります。
そんな時に転職活動って現実的に可能なんですかね?
編集部
順番に説明しますが可能ですよ。
コロナ禍の特徴は、かなり厳しい影響を受けた業界と逆に恩恵を受けた業界があることです。
まず大事なのは、成長業界を見極めてどんな仕事があるのか?(自分がやりたい仕事があるか)を知ることだと思っています。
買い手市場っていうけど、どのぐらい厳しいの?

出典:厚生労働省 一般職業紹介状況(令和2年6月分)について
新型コロナウイルスの影響で、「転職市場が買い手市場になった」という話は聞いたことがあるかもしれませんが、最新の状況を御紹介します。
たしかに、有効求人倍率は下がっているのは事実(赤矢印)です。
しかし、有効求人数(=採用数)は前月から0.06ポイントの減少とほぼ下げ止まっています(濃い青の棒グラフ)。
また、有効求職者数は前月から5.4%増(黄矢印)となっており、一部の人達は転職活動を始めています。
新型コロナウイルスでは大きく打撃を受けた業界と逆に成長した業界が出ています。

出典:厚生労働省 一般職業紹介状況(令和2年6月分)
このグラフは有効求人倍率の昨年対比の推移です。
このグラフから各業界の求人状況が5月を底に戻ってきていることが分かります。
たしかに航空業界を含む運輸業、郵便業は引続き昨年対比-26.8%と低いですね。一方で、建設や医療、教育業界は戻ってきています。
全体で見るのではなく、個別で見たら回復・成長している企業もあります。
実は状況は好転してきていることは知っておきましょう。
伸びてる業界への転職を相談するなら女性の転職エージェント
航空業界の回復は全業界のなかでも遅くなります。
今の業界に不安があるなら、まずは転職エージェントに登録して自分の選択肢を確認しておきましょう。
転職するかは別にして、自分の選択肢と市場価値を知っておくと、自分が実現したい年収やキャリアを実現するのに必要な能力も分かります。
将来への準備を時間のある時にしておくことは、とても大切です。
Akiko
女性のための適職紹介『WomanWill』は、女性の転職に特化していて、業界大手のマイナビが運営するサイトです。
私も使わせてもらいましたが、結婚や出産など、ライフイベントにむけたキャリア相談にも載ってくれることに安心できました。
CAの転職で考えるべきポイント3つ

1年目で辞めていいの?

Akiko
私は正直、「いいですよ!」とは断言できないんですよね。
そもそもCAになるのに、凄い努力してきたつもりですし、研修も頑張ったので。
ただ、転職できるかどうか、将来に向けてどういう能力がいつまでに必要かは考えておかないといけないと思いました。
編集部
そうですよね。
もともと憧れや理想があって入った業界だと思いますし、簡単に辞められないと思います。
私達は業界の見通しや動向から皆さんに安心してもらうことと、将来に向けた準備をするお役に立てたら嬉しいです!
将来のことは考えておこう!お金と経験と健康

Akiko
ただ、覚えておいて欲しいのは、CAは長く働ける職業ではないことです。
まずお給料は低いですよね・・・
気圧による航空性中耳炎や不規則な生活でホルモンバランスを崩したり、様々な女性系の問題を抱えてしまう人も多いです。
また、一般的な企業の事務的な能力が付くわけではないので、歳をとるほど転職が厳しくなっていきます。
編集部
なるほど。
そういう意味でも、自分の将来のプランを持っておくことが大切なんですね。
自分の市場価値は知るべき

Akiko
将来の準備という意味で、自分の可能性(=市場価値)を知る為に転職エージェントとうまく付き合うことが大切だと思います。
編集部
今の転職エージェントは転職の時だけに使うサービスから中長期的にキャリア相談をすることができるようになっていますからね!
無料で相談できるのもありがたいですよね。
CAにおすすめの転職エージェント

キャリアのプロ!転職エージェントと相談する大切さ
新型コロナウイルスの流行後、航空業界に回復の兆しがさすのは2021年Q1/Q2頃と言われています。国際航空運送協会(IATA)によると、国際線の旅客需要が2019年の水準に戻るには2024年頃と予測しています。
一方で、業界や企業によっては業績が回復して成長している業界もあります。
大切なのは、全業界(航空や旅行など)での数値に振り回されず、個別に成長している業界を見つけること、自分の持てる選択肢を知ることです。
成長業界では求人を出していますので、転職エージェントに業界毎の求人状況を確認しましょう。
新型コロナの流行で顧客企業のニーズも変わり、求人で求める経験やスキルが変わっている場合があります。
最新の情報を入手するうえでも転職エージェントは役に立ちます。
昔は、転職をする時だけ転職エージェントに登録する方が多かったです。
最近は求人情報がよく変わるので中長期的に情報交換して、次のキャリアに向けた簡単な情報交換から応じてくれます。
求人数と転職支援実績No1:リクルートエージェント
リクルートエージェントは、言わずと知れた転職エージェントの最大手です。
リクルートの圧倒的な営業力で企業から多くの求人を獲得しています。
また、企業側から見ても紹介数が多い企業を雑には扱えないので、年収や入社日などの条件交渉も強く、皆さんが実現したいライフスタイルの実現に向けて交渉してくれます。
比較的に短期で転職を決めようとする傾向にはあるので、出来るだけ短期間に転職を決めたい方にオススメです。
- 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
- 他業界・他職種の求人を幅広くを知りたい
- 転職活動を引っ張ってもらい短期で転職先を決めたい
こういう方は、リクルートエージェントに登録しましょう。
転職サポートが手厚い:doda
1~2回目で職務経歴書や面接に自信が無い方には、dodaはオススメです。
類似経験が書かれた職務経歴書のフォーマットを送ってくれたり、個別相談や自己分析支援など、中長期的に転職活動を手厚くサポートしてくれます。
手続きのシステム化が進んでおり、マイページを持つと求人の提案が続々と来ます。興味ある案件を「お気に入り登録」していくと、だんだん希望に沿った求人が届くようになります。
私達の編集部にも転職時にリクルートとdodaを併用したメンバーが多いのですが、大手の中で最も丁寧なサポートをしてくれました。
当時、ほとんど新卒のような時に転職活動で、会社の仕事をしながらも時間のなかでやりくりして転職活動をしていることに親身になってくれ、精神面でもサポートをしてもらいました。
- 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
- 他業界・他職種の求人を幅広くを知りたい
- 自分のペースを大切にしつつ、色々と相談したい
こういう方は、dodaに登録しましょう。
女性向けの転職支援に強み:マイナビ女性の転職エージェント
女性のための適職紹介『WomanWill』は、株式会社 マイナビが運営している女性向けの転職エージェントです。
女性向けの求人に特化していることもあり、事務系の求人や未経験のキャアチェンジの求人を多数保有しています。女性特化ということもあって女性のキャリアアドバイザーが多数所属しています。
そのため、女性のライフイベントに沿ったキャリア支援や育休・産休といった相談がしやすいのも嬉しいですね。
- 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
- 自分のペースを大切にしつつ、色々と相談したい
- 女性目線でキャリアを考えた求人を知りたい
こういう方は、女性のための適職紹介『WomanWill』に登録しましょう。
私達も転職活動の時に、複数の転職エージェントに登録します。
複数に登録すると転職エージェントが手元にある求人だけ提案してきている(=他のエージェントと案件がかぶっている)かが分かります
他社と差がない、魅力がない、ということをキチンと伝えて転職エージェントにやる気を出してもらうことも転職活動で大切なポイントになります。
全部に全力投球する必要はありませんが、メイン1社・サブ2社ぐらいは登録しておきましょう。
まとめ
Akiko
CAを1年目で辞めたい、と思うのも今の状況ならわかります。
ただ、業界の見通しや自分の選択肢を知らずに動いて失敗したくもないじゃないですか。
編集部
そうですよね。私達も同じ思いです。
今できる情報収集をして、時間があるときに将来のキャリアイメージをもって準備しておくことが必要かなと思います。
特にCAさんって体調を崩しやすかったり、事務的な能力が付かないので潰しがきかないっていいますもんね。
Akiko
そうなんですよ。
逆に、時間のある今のうちに女性のための適職紹介『WomanWill』に登録して、情報収集しておくのは、とても重要だと思います。
編集部
今回は色々と教えていただきありがとうございました。
私達も多くのCAさんのキャリア形成のお役に立てたら嬉しく思います!