ソフトウェア開発

失敗しない転職!ERP業界研究-SAP・オラクルのシェア

こんにちは。転職ノート編集部です。
私達は、全員で20回以上の転職経験があり、様々な業界で働いた経験を持つコンサルタントを中心とした執筆チームです。

最近はIT系・総合系の各ファームでもSAP2027年問題に向けてSAPを始めとしたERP関連のビジネスに注力しています。

ERP業界は、今後も成長が見込まれる業界で採用にも積極的です。
また各社の給与水準は国内だとSIer、外資だとコンサルティング会社と同じ(30代で1,000万)水準の年収が提示されます。

また、成果次第でも大きく賞与が増える業界です。弊社にも多くの方がベンダーから転職されて活躍されています。

そんなERP業界への転職を考えている方に向けて、業界の動向とERP業界で働く魅力と年収情報を併せて纏めています。これから転職を考えている方の業界研究に役立てていただければと思います。

是非、最後までお読みいただき、皆さんのキャリア形成のお役に立てれば嬉しく思います。

Withコロナ時代にERP業界への転職を成功させる!

新型コロナの流行を受けて、DXによる効率化・新たな付加価値を創るニーズがより強くなりSAPや日本オラクルは業績を伸ばし、採用を強化しています。

最新の求人意向や年収などの各種条件は、外資系企業への転職を最も支援しているJACリクルートメントに相談しましょう。

求職者の担当者が企業から直接話を聞いてるので、求人意欲(未経験者はOK?など)や各種条件、非公開求人を数多く教えてくれます。

人気の求人から埋まってしまいますので、転職を考えている人は早めに登録して、自分にあった求人の有無と条件を確認しておきましょう!

業界概要

ERPソフトウェアとは

ERPソフトウェアとは、企業の受注・生産・販売という事業の流れや、会計・人事などの企業の業務機能を統合したソフトウェアをします。

社内データをリアルタイムで連携・一元管理し、状況の可視化、部門間の連携などにより迅速な経営判断を可能にします。

ERPライセンス市場規模とSaaS拡大の動向

参照:ITR Market View:ERP市場2020

ITR Market Viewのプレスリリースでは、国内ERP市場は2020年度で1,250億円となりました。

これはライセンス料ベースでの金額であり、SIerや導入・運用費用は別途加算されます。

国内ソフトウェアプロダクト市場が2018年に1.5兆円であることを考慮すると、ソフトウェア市場のごく一部になります。

主要ベンダーはSaaSの販売を強化しており、既存のパッケージ導入企業も徐々にSaaSに乗り換えています。

2022年度にはSaaS市場がパッケージを上回り、2023年ではSaaSが990億円まで成長、市場全体では1,580億円になることが見込まれています。

オンプレミス型とSaaS型の収益構造

ERPソフトウェアは、従来ユーザー企業のサーバー上に専用システムを構築するオンプレミス型での導入が主流でした。

近年は、開発企業(ベンダー)のサーバーに基本的なシステムをもち、ユーザー企業がインターネット経由でサービスを利用するクラウド型への移行が進んでいます。

クラウド型は、IaaS(イアース)/PaaS(パース)とSaaSに大別されます。

IaaS/PaaSは、オンプレミス型のインフラ部分をAWSやAxureなどでクラウド化し、その上にERPのアプリケーションを展開します。

SaaSはインフラからアプリケーションまでをインターネット経由で一括提供します。カスタマイズ余地は少ないものの、初期コストが低く短期間での導入が可能です。

プロダクトの形式(オンプレミス型・IaaS/PaaS型・SaaS型)によって収益モデルが異なります。

●オンプレミス型(導入時の費用が高額になる)
導入時にサーバーなどのハードウェア費用、ユーザー企業側での開発費用や導入サポート費用、ソフトウェアのライセンス費用など、が発生します。
運用時は、ライセンス保守やインフラ保守が発生します。

開発や導入サポートをパートナー企業(アビームやアクセンチュアなど)が行うことが多いです。

SAPやOracleなどの外資系大手ベンダーは、ライセンス料およびライセンス保守費用が収益の中心となっています。

●SaaS型
アカウント発行のみでサービスの利用が可能となり、初期費用が低くおさえられます。

SAPやOracleなどの外資系大手ベンダーは、IDベースで課金される月額費用が収入の中心となります。

ERP企業は毎年安定的な収益を得られることに加え、ユーザー企業にも常に機能更新がなされるなどのメリットがあります。

市場環境

世界のERP市場規模と推移

参照:Enterprise-Resource-Planning (ERP) software market revenue in the World from 2016 to 2021

データ提供会社のStatistaによると、世界のERPソフトウェア市場の売上高は2016-21年の期間中、法人向けソフトウェアへのIT投資拡大を受け、CAGR3.9%で成長し、2021年には433億ドルに達する見通しです。

国内のERP市場動向

国内はERPが導入されるようになってから20年以上が経過し、大手企業は概ね導入済みとなった。

オンプレミス型の売上増加要因は、マイナンバー制度対応などのイベント特需が中心でした。

SaaS型では、これまでERPを導入できなかった中小規模の企業にも導入が見込まれるており、サブスクリプションでの継続的収入が見込まれています。

そのため、今後も継続的にERP市場は拡大すると予想されています。

競争環境

主要企業の売上高推移

日本オラクル、富士通マーケティング(富士通子会社)が堅調に業績を伸ばしていることが分かります。

日本国内の業績数値は不確かですが、SAPJapanも同様に業績を伸ばしています。

中堅企業向けパッケージを各社強化

主要企業は、大企業向けと中堅・中小企業向けに大きく分類されます。

大企業向けを中心とするのは、SAP、Oracle(日本オラクル)です。
中堅・中小企業向けを中心とするのは、富士通(子会社の富士通マーケティング経由で販売)、大塚商会、オービック、オービックビジネスコンサルタント(OBC)、ワークスアプリケーションズがあげられます。

近年は、SAPや日本オラクルなど従来大企業を主要顧客としてきた外資大手ベンダーも中堅・中小企業向けの製品・サービスを拡充しています。

日本オラクル

日本オラクルは、米Oracleの日本の販売代理店として営業しています。

実際の企業への導入はパートナー企業が行うことが多く、ライセンスの販売及び更新サポート、クラウドサービスの提供が売上の8割を占めます。

日本オラクルは独自開発を行わず、米Oracleから製品提供を受けています。

オービック・オービックビジネスコンサルタント

オービックビジネスコンサルタントは「コンピュータのオービック」というCMを聞いたことがある方も多いと思いますが、そのオービックの関連会社です。

●オービック
中堅企業向けを中心に展開し、年商100~1,000億規模の顧客が半数を占めているSIerです。

「OBIC7」シリーズを主力とし、同製品が売上の過半を占めます。
自社でプロダクト開発からカスタマイズ、運用まで行っています。

●オービックビジネスコンサルタント
オービックの関連会社で「奉行シリーズ」を中心とした会計・財務ソフトウェアおよびシステム開発をしています。

「奉行シリーズ」は、CMも多くうってますし、国内の中小企業向け業務パッケージとしてご存じの方も多いのではないでしょうか。

現時点では、スタンドアロン(コンピュータを他のコンピュータと接続せずに、単独で動作(稼動)させている状態)の数量が多いです。

ただ、20年3月期の決算でも掲げているとおり、今後はクラウドへの移行に注力していきます。

参照:オービックビジネスコンサルタント 2020年3月期決算 資料より

ERP業界への転職 魅力と転職の仕方

働き方はホワイトで営業は超高年収!?

外資系大手のSAPや日本オラクルと、国内の中堅・中小企業向けのオービックでは、年収や働き方が異なるので、分けて御紹介します。

●SAP Japan・日本オラクル
*企業のクチコミを掲載しているLighthouseより

✓SAPジャパンの年収
 管理職前で約800~1,200万円が多く、
 管理職では1,200~1,500万円が多いです。
 営業はインセンティブ割合が3割ほど。

✓日本オラクルの年収
 管理職前で約800~1,200万円が多く、
 管理職では1,200~1,500万円が多くなります。
 営業はインセンティブ割合が4割でSAPより多い
 技術職は同割合が2割ほどになる。

●オービック・オービックビジネスコンサルタント(OBC)
*企業のクチコミを掲載しているLighthouseより

✓オービックの年収
 500~800万円が多いようです。
 年収水準は利益率が非常に高いライセンス料が収益源の
 SAPやオラクルよりもNTTデータなどのSIerに近いです

✓オービックビジネスコンサルタント(OBC)の年収
 400~500万円が最も多くなっています。
 基本給は競合に比べて高くないものの、
 住宅補助や開発手当などの福利厚生面が手厚くなっています
 *住宅補助は独身:2.5万円/月、既婚5万円/月

Withコロナ時代の転職は慎重な情報収集がカギ

転職エージェントと話していてもリーマンショック後に求人が戻るのは「3年はかかる」という話をよく聞きます。

いつも「3年の比較対象」はどこかが気になります。
有効求人倍率は19年8-9月をピークに落ちてきていますが、多くのエージェントの比較は「19年8-9月のピーク」に戻るまでの期間です。

ただ、転職は必ずしも最盛期にしないといけないわけではありません。

リーマンショック期を例に出すなら、平常に戻るのは1年あれば戻りました。(一部、震災の影響があった業界は、1.5年~2年程度かかりました)

よって、「3年待てますか?」という質問はあまり気にしないのが大事だと思います。

また新型コロナの流行も第2波・第3波と続く可能性もあり、慎重な判断が必要だと思います。

焦らずに転職エージェントと二人三脚で情報収集を進めるのが良いでしょう。今はどこも電話での簡易的な面談から始められます。

気軽に登録して、職務経歴書を書くなど、これまでのキャリアを棚卸して、次のキャリアに向けた準備をしていくことが大切です。

ERP業界へのキャリア支援実績が豊富な転職エージェントに相談することで自分では実現できないスピードで具体的な情報収集ができます。

よって、専門性がない・営業活動として捌きにくる転職エージェントには、以下の条件を明確に伝えましょう。

  • 目的を明確に伝える(情報収集・転職活動など)
  • 企業から直接聞いた生の求人情報を知りたいこと
  • 直近の転職成功者の経験やスキルを知りたい事

有効求人倍率など、一般論だけで話してくる人は要注意です。
*有効求人倍率はハローワークの求人数と応募数の割合です。ハローワークで紹介される警備員や建築現場作業員の求人倍率が、ERPの開発や営業などの求人動向として参考に足る情報とはいえないでしょう。

大切なのは企業から直接聞いている具体的な生の話です。

転職ノート
編集部

転職エージェントに営業として捌こうとしてくる人も多いのも実態です。
私達もよく出会いますが、面接日程調整の丸投げやどのエージェントでも見るような求人しか出してこないエージェントには「他社との差がないこと」「●●をしてほしい」と自分の意思を伝えています
皆さんも転職エージェントとはお互いに敬意を持てる誠実な関係が築けるといいですね。

外資系大手への転職支援ならJACリクルートメント

外資系大手への転職では、JACリクルートメントに登録するのが一番、具体的で最新の情報を入手できます。

JAC リクルートメントは、企業担当と求職者担当(私達に向き合う人)が同じなので、初回面談から企業の具体的な話を聞くことができます。

外資系大手の企業とは長年の信頼関係を築いており、過去の転職成功事例を多く知っているので、どういう点をアピールすればよいかをよく知っています。

  • 外資系ERPパッケージ企業の求人ニーズと背景を具体的に知りたい
  • 求人で想定されている社内での役割や立ち位置を知りたい
  • オラクルやSAPを中心にグローバルで活躍できる求人を幅広く知りたい

オラクルやSAPを中心にグローバルで活躍する機会を求める人は、JACリクルートメントへの相談が必須です。

オービックやOBCならリクルートエージェントやdoda

オービックやOBCへの転職では、リクルートエージェントやdodaなどの国内大手の転職エージェントです。

営業担当者数も多く、多くの案件数を持っています。
当然、過去の転職支援者実績など、とにかく「数が多い」のが特徴です。

その「数」を活かして転職がうまくいく人の傾向やコロナ禍での求人傾向、求められるスキルなど、転職市場の傾向を教えてくれます。

また、皆さんのキャリアイメージに合わせて「こういう案件もあります」と類似案件を提案してくれるので求人の幅を広げやすいです。

短期で転職先を決めたい場合はリクルートエージェント、中長期で面接対策やキャリアの棚卸を含めて相談したい方はdodaに登録しましょう。

  • 初めての転職で職務経歴書や面接準備を手厚く準備したい
  • 外資系だけでなく日系企業を含めて幅広く求人を知りたい
  • 転職活動を引っ張ってもらい短期で転職先を決めたい

こういう方は、リクルートエージェントに登録しましょう。

高年収スカウトをもらう:キャリア・カーバー

キャリア・カーバーは、リクルートが提供するハイクラス向けの転職エージェントからのスカウトサービスです。登録すると多くの転職エージェントから様々なスカウトオファー連絡が来るので、キャリア・カーバーを使うメリットは多いです。

キャリア・カーバーに登録している転職エージェントは、ハイキャリア向け専門の部署のエージェントです。

例えば、dodaに普通に登録した場合に担当になる人とは別に、ハイキャリア向けの担当者が付きます。この人達が担当になった場合のメリットは色々とあります。

  • 一人一人に丁寧なキャリアカウンセリングや求人紹介をしてくれる
  • 企業側のCEOやCOOクラスと直接話をしていて、より生の具体的な企業ニーズを教えてくれる
  • 通常のサイト登録とは別の高年収・好条件の非公開求人を紹介してくれる
  • 興味のある求人紹介をゆっくりと待てる

要は「高年収=エージェント側の収益が高い担当」は丁寧に対応して内定率を高める体制になっています。これはどこの転職エージェントも一緒です。

もちろんdodaやリクルートエージェントとの併用も可能です。
未経験の業界や職種は、dodaやリクルートエージェントに登録した方が広げやすいです。

何を求めるかですが、経験業界や職種で”様々な企業かつ年収が高い求人”を知りたい方は、キャリア・カーバーに登録しましょう。

<キャリア・カーバーで高年収スカウトをもらう>

私達も転職活動の時に、複数の転職エージェントに登録します。
複数に登録すると転職エージェントが手元にある求人だけ提案してきている(=他のエージェントと案件がかぶっている)かが分かります
他社と差がない、魅力がない、ということをキチンと伝えて転職エージェントにやる気を出してもらうことも転職活動で大切なポイントになります。
全部に全力投球する必要はありませんが、メイン1社・サブ2社ぐらいは登録しておきましょう。

まとめ

市場全体は世界全体・国内共に引き続き成長していく見込みです。
内訳は、これまでの導入初期費用を必要とするオンプレミス型からIaaSやSaaSなどの月額課金モデルに変わっていきます。

また、これまで大企業向けは外資系大手ベンダー、中堅・中小向けは国内ベンダーと棲み分けがされてきました。

しかし、SaaS型への移行に伴う初期費用の低減と共に外資大手ベンダーが中堅・中小企業向けのサービスを提供しだしたことにより、特に中堅・中小企業向けサービスはより一層、競争が激化していくことが予想されます。

業界内の転職も多いので、「国内中堅・中小ベンダー→外資系大手ベンダー」や「外資系大手ベンダー→外資系コンサルティング会社」などの転職もオススメです。

いずれも年収は多くの場合、アップするでしょう。
転職する際は、こちらの記事もあわせてチェックして準備してくださいね。

転職エージェントに相談することで最新の求人と背景を知ることができます。JAC リクルートメントやdodaに相談して、中長期的なキャリア形成をしていきましょう。